flatterとflutter

flatter [ˈfla-tər]は「へつらう」、flutter [ˈflə-tər]は「ひらひら飛ぶ」です。
綴りの違いは、「へつらう」の方は左から3番目の文字が’a’、「ひらひら飛ぶ」の方は同じく左から3番目の文字が’u’です。

flatterとflutter

それでは覚え方です。
flatterの方にある’a’は、そのまま読むと’アなので、「アリバイ(aリバイ)」とします。flutterの’u’はそのまま読むとウなので、「うれしそう(uれしそう)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:リバイ崩そうと「へつらう」、れしそうに「ひらひら飛ぶ」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

flatterとflutter2

おまわりさん、この泥棒がどうしても罪を認めないので、思いあまって機嫌(きげん)をとって吐かせる作戦に出たようですね。
が、おまわりさんがこんなことをしては、絶対にいけないですよね。【><】

と、ここまで書いて気がついたのですが、(?_?)あれ? この覆面(ふくめん)をした泥棒、どこかで見たことがありますね。
そうです、あの泥棒ですね!(爆)

実はあの泥棒、いったんは罪を認めたのですが、取調べの後半に態度が一転。泣き落としから、知らぬ存ぜぬの一点張りとなりました。【><】
そして今度は、黙秘権(もくひけん)を行使するありさま。
おまわりさんが何を質問しても、だんまりを決め込むようになってしまいました。

そこで、手柄(てがら)を焦(あせ)ったためなのか、おまわりさんは、この泥棒の懐柔(かいじゅう)に走ったというわけなのです。
モミ手でへらへたした、ずいぶん弱そうな怪獣ですが…。(爆)

というより、この泥棒は現行犯逮捕なので、書類を作成して送検(そうけん)すれば終わりではないかと思うのですが…、(爆)
まあ、このおまわりさんには、爽健美茶(そうけんびちゃ)でも飲んで、今一度冷静になってもらいたいものです。【><】

一方、1匹のご機嫌(きげん)な蝶々が、春風の中をひらひらと飛んでいます。
この蝶は、友人の結婚式の帰りで、結婚式の様子を思い出しながら、その余韻(よいん)にどっぷりと浸(ひた)っているようです。

ところで、この友人というのは、町のある偉い人の息子さんなのですが、その父親はどんな職業なのか、皆さん分かりますか?
そうです、『町長さん』ですね。(笑)

また、蝶なので、全員が『蝶ネクタイ』をして結婚式に臨(のぞ)み、披露宴(ひろうえん)ではオペラ『蝶々夫人』の主題歌を合唱したことはいうまでもありません。(笑)

披露宴に出席したわりには、この蝶々、ちっとも”疲労”した様子はありませんが…。(爆)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

If you flatter him, he’ll do anything.
(彼をおだてれば、何でもしてくれるよ)
I hate people who flatter their superiors.
(私は、上司にへつらう[ごまをする]ような奴は大嫌いだ)
The bird fluttered their wings and soared high into the air.
その鳥は、パタパタと翼をはためかせると、大空に舞い上がった)
The cherry blossoms flutter down whenever the wind blows.
(風が吹くたびに、桜の花びらが、ひらひらと舞い降りていた)


cellとsell

cell [ˈsel]は「細胞」、sell [ˈsel]は「売る」です。
綴りの違いは、「細胞」の方は一番左の文字が’c’、「売る」の方は同じく一番左の文字が’s’です。

cellとsell

それでは覚え方です。
cellの’c’は、そのまま読むとシーなので、「CD(cディー)」とします。sellの’s’の方は、そのまま読とエスなので、こちらは「S字カーブ(s字カーブ)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:CDが「細胞」分裂、カーブを「売る」

cellとsell2

この新CDには自己増殖(ぞうしょく)機能があり、細胞分裂をして、自動的に増えていきます。
増えるタイミングは、あらかじめ30日ごとに設定されています。
これは、ちょうど傷つく頃に複製ができる計算になっているということです。
この頻度(ひんど)は、CDを購入したお店に持っていくと、いつでも変更が可能です。

ただ、傷がつくと、正しく複製されなくなってしまうので、取り扱いには注意しなければなりません。
傷がついたら、複製ができなくなってしまったとか、その反対に、増殖がとまらなくなって、最後には家を破壊したなどという話も伝わっています。【><】

一方、チカちゃんが、健康堂という、健康器具を取り扱うちょっと怪しげな路上販売店で、「S字カーブ補正用具」なるものを買っています。
くわえて、そこの店員さんがアルバイト中のワル男君というのも、その怪しさに拍車をかけています。(笑)
チカちゃんは、別段気にしていないようですが…、【><】

さて、確かに、姿勢を良くして、背中のS字カーブを常に保つよう心懸けることは、健康増進につながるとは思います。
が、これを体に埋め込むって…、一体どうやってやるのでしょうね。(謎)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Our bodies are made up of cells.
(私たちの体は、細胞から成り立っている)
The self-derived cell is a mucosa cell, a muscle cell, an adipose cell or a combination thereof.
(自己由来細胞は、粘膜細胞、筋肉細胞、脂肪細胞、またはこれらの組合せである)
Do you sell newspapers?
(新聞は売ってますか?)
Akira is selling his car for 100,000yen.
(明は、車を10万円で売ろうとしている)


larvaとlava

larva [ˈlär-və]は「幼虫(ようちゅう)」、lava [ˈlä-və]は「溶岩(ようがん)」です。
綴りの違いは、「幼虫」の方には’r’があり、「溶岩」の方にはありません。

larvaとlava

それでは覚え方です。
larvaの方にある’r’は、アルと読めるので、「アルカリ電池(rカリ電池)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、アリカリ電池があるかどうかの違いということで、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:幼中に「アルカリ電池あり」、溶岩に「アルカリ電池なし」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

larvaとlava2

この幼虫の母親は、いわゆるサイボーグで、背中にアルカリ電池が入っているようです。
が、良く見ると、胴体の太さとアルカリ電池の太さがほぼ同じです。
ということは、胴体の真ん中は、体をくねらせることができないということになります。

ということは、全身を使って体をくねらせることができないということで、これでは、木に登るのはおろか、落ち葉の上を歩くことさえ困難で、エサをとることも難儀(なんぎ)でしょう。

あっ! (゚o゚)サイボーグなのでした。(爆)

一方、溶岩というのは、長い間地中で、高温でどろどろに溶けていた物質が、火山の噴火で飛び出し、やがて冷めて固まったものです。
しかしながら、チッチは、溶岩の中にアルカリ電池が入っていると思っているようで、そのことを本人に直接質問しています。

何故、チッチはそう思ったのでしょうか?
地中で煮えたぎる熱いマグマのように、私もその疑問を融解(ゆうかい)したいものです。

あっ!(゚o゚)こういうときには、融解ではなく『氷解(ひょうかい)』という言葉を使うのでした。【><】

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It was a small, green larva of a white cabbage butterfly.
(それは、小形で緑色のモンシロチョウの幼虫だった)
The cooling lava continued to gutter toward lower ground.
(冷却された溶岩は、低地の方へ、筋(すじ)になって流れ続けた)


stabとstub

stab [ˈstab]は「刺す」、stub [ˈstəb]は「(鉛筆の)使い残り」です。
綴りの違いは、「刺す」の方は右から2番目の文字が’a’、「(鉛筆の)使い残り」の方は同じく右から2番目の文字がu’です。

stabとstub

それでは覚え方です。
stabの方は、頭の上に針を立てたa(A)君が、突然ジャンプして、t君の頭に突き刺さったところを想像しましょう。
stubの方は、ちびた鉛筆君が、キャップ代わりになってくれたu君のお蔭で、復活した姿を想像してください。

stabとstub2

a君、一体どうしちゃったんでしょうね。
一方、u君の方は献身的(けんしんてき)ですね。(^^)
ただのアルファベットに、献身的という言葉を使うのは、何かヘンですが…。(爆)

stabは、ナイフなどのとがったもので刺すという意味の単語ですが、実際に刺さなくても、そのようなすばやい動作をするときにも使えます。

stab the air
(空(くう)を突く)

一方のstubは、鉛筆の使い残りのほか、タバコの吸殻や、ろうそくの残りにも使えます。
stub outといえば、「タバコをもみ消す」という意味になります。
また、切符や入場券などを受け取ったしるしとして渡される「半券」の意味にも使うことができます。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The hoodlum stabbed his arm.
(その暴漢は、彼の腕を刺した)
She stabbed her finger the girl’s check.
(彼女は、少女のほっぺたをちょんと指で突いた)
The teacher raised his voice and stabbed the air with his pencil.
(先生は、声を張り上げ、鉛筆で空を突いた)
The army of ants was carrying a pencil stub.
(アリの大群れが、鉛筆の使い残りを運んでいた)
He stubbed out his cigarette .
(彼は、タバコの吸殻をもみ消した)
His hobby is collecting movie ticket stubs.
(彼の趣味は、映画の半券を集めることです)


adoreとadorn

adore [ə-ˈdor]は「敬愛する」、adorn [ə-ˈdorn]は「飾る」です。
綴りの違いは、「敬愛する」の方は一番右の文字が’e’、「飾る」の方は同じく2番右の文字が’n’です。
ここでは、’re’と’rn’の違いとします。

adoreとadorn

それでは覚え方です。
adoreの’re’は、そのまま読むとレなので、「霊(reい)」とします。adornの’rn’の方は、そのまま読むとルンなので、こちらは「ルンルン(rnルン)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:を「敬愛する」、ルンルン気分で「飾る」

adoreとadorn2

ある日の午前、定吉ジイさんがコンビニ弁当を買おうと玄関のドアを開けると、外はふわふわと雪が降っています。

「おっ、雪が降っとるわい」

定吉ジイさんは、傘立てからいつもの黒い傘(かさ)を取り出すと、開こうとしました。

するとそこへ、生前定吉ジイさんの親友だった柳ゆうれいさんが現われて、いいました。

「ジイさん、今日はそっちの白い傘をさして行った方がいいよ」
「え? わしはこの傘がけっこう気に入っとるんじゃが」
「悪いことはいわないから、今日は白い方にしときなよ」
「分かった。そうするわい」

定吉ジイさんは、良く分からないままに、柳さんの忠言(ちゅうげん)通り、白い傘をさして家を出ました。

やがて、目的地のコンビニが見えてきました。
すると突然、「ブーン」という音とともに、黒いかたまりが定吉ジイさんの方に突進してきました。

「うわっ、アブじゃ!」

定吉ジイさんは、地面に伏せようとしますが、金縛りにあったように、体がまったく動きません。

「襲われる!」

定吉ジイさんは、観念(かんねん)して目を閉じました。

が、アブの大群は、定吉ジイさんにはまったく目もくれずに素通りし、数メートル先を歩いていた葬式帰りと思われる黒い喪服(もふく)を着た3人組に襲いかかりました。

「うわー!」
「きゃー!」
「ぎゃー!」

裂帛(れっぱく)の声が上がり、その後は一瞬の静寂。
そしてやがて、定吉ジイさんの耳に、どこからか救急車のサイレンの音が聞こえてきました。

☆          ☆

「おお、そういうことだったのか!」

コンビニからの帰り道、定吉ジイさんは思い出したのです。アブは、黒い物に興奮するということを。
そして、この事件が起こることを柳ゆうれいさんは知っていて、ジイさんに白い傘をすすめたのだということを。

「柳さーん! ちょっと来てくれー!」

定吉ジイさんは、大声で叫びました。
すぐに、その声を聞きつけた柳さんがやってきます。

「柳さん、お蔭で助かったわい!」

定吉ジイさんはいいました。
そして、雪の上にひざまずくと…。
その後は、イラストの通りです。

しかし、定吉ジイさん、アブなかったですねぇ。(爆)

一方、チカちゃんが、自宅でSuper源さん著の『ダジャ単』で笑いながら英単語を覚えていると、外で「ドサッ!」と何か大きな物を置くような音がしました。

「何かしら?」

不審(ふしん)に思ったチカちゃんが、外に出てみると、玄関前の通りに、貧相(ひんそう)な雪だるまが置いてあります。

「あらあら、これじゃ寒そうね」

チカちゃんは、いいました。

「よし、この雪だるまに、飾りつけをしてあげよう!」

そして、家の中に戻ると、みかん、花びら、風船、こけし、そしてちょっと珍しいオムレツ型をしたお守りなどを持ってきて、雪だるまの装飾を始めました。

やがて、雪だるまをこてこてに飾り終わると、チカちゃんは満足して家の中に戻っていきました。

玄関のドアが閉まり、チカちゃんの姿が見えなくなると、雪だるまはいいました。

「あのう、この飾りつけ、はっきりいって迷惑なんですけど。しかも、オレ男だから、この赤いリボンはちょっと…」
チャンチャン!

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It is important to adore God and to respect one’s parents.
(神を敬愛し、父や母を敬うことは大切なことです)
We miss our adore grandmother.
(敬愛するおばあちゃんがいなくて寂しい)
She likes to adorn her room with flowers.
(彼女は、部屋を花で飾るのが好きだ)
Her paintings adorn the wall.
(彼女の描いた水彩画が、その壁を飾っている)


lustとrust

lust [ˈləst]は「性欲」、rust [ˈrəst]は「錆(さ)び」です。
綴りの違いは、「性欲」の方は1番左の文字が’l’、「錆び」の方は同じく1番左の文字がr’です。

lustとrust

それでは覚え方です。
lustの方は、性に目覚めたl君が、uさんをぎゅっと抱きしめているところを想像しましょう。
rustの方は、錆びた鉄の棒が、ボキッ!と折れたところだと想像してください。

lustとrust2

思春期になれば、性に目覚めるのは自然なことですが、l君の場合は、何かヘンな薬でも打っているのか、ハヒハヒいっていて異常ですね。(苦笑)
同時に、ものすごい力も出しているようで、uさん痛そうです。【><】

一方、鉄の棒が折れてしまいました。
早急(さっきゅう)に交換が必要ですね。
が、鉄が錆びるというのは、鉄が酸素と結びついて起こる「酸化現象」。
暴力との結びつきはないので、交換にあたり、痛みに新棒(辛抱)する必要はなさそうです。(笑)

今日は、印象が強烈だと思うので、例文はなしです。【><】

といいつつ、少しだけ…。(^^;

Iron starts to rust as soon as it comes into contact with the air.
(鉄は、空気に触れると、すぐに錆び始める)
The special filter is composed of a paper material into which a rust-preventing agent is impregnated.
(その特殊フィルターは、防錆剤(ぼうふざい)が含浸(がんしん)された紙素材で構成されている)


linkとrink

link [ˈliŋk]は「連結」、rink [ˈriŋk]は「スケート場」です。
綴りの違いは、「連結」の方は1番左の文字が’l’、「スケート場」の方は同じく1番左の文字がr’です。

linkとrink

それでは覚え方です。
linkの方は、たくさんのl(L)’が連結しているところを想像しましょう。
rinkの方は、’r’型のしっかりした柱が、スケート場を支えているところを想像してください。

linkとrink2

『L』が、たくさん連結されていますね。
実は、これは上端の一部で、この下にも多くのLがつながっています。
ちょうど、ブラインドやすだれのような感じで、その長さは無限ともいえるほどです。
一番下は、地獄まで達していて、ときどき業火(ごうか)に焼かれた罪人が上端まで登ってきます。
というのは上端(冗談)です。(爆)

一方、r型のしっかりした柱に支えられたスケート場の上で、チュー吉が楽しそうにスケートをしています。
このスケート場は、小動物専用に作られたもので、ネズミのほか、ハムスターやフェレットなどもすべることができます。
アリ男君、チュー吉の上達ぶりに感心していますね。

ところで、チュー吉がまだスケートを始めたばかりの頃に、一度勢い余って鉄柵(てつさく)を壊し、場外に飛び出したことがあります。
チュー吉は、スケートをはいたまま、風にあおられて、忍者の手裏剣(しゅりけん)の如(ごと)くくるくると回転し、何と、その後見事に下の道路に「スタン!」と着地したのです。
それをみたアリ男君はいいました。「スゲー!」と(スケート)。【><】

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The necklace was a link with her past.
(その首飾りは、彼女の過去の経歴とつながっていた)
Click on the link below for details.
(詳細は、下のリンクをクリックしてください)
While skating at the ice rink he fell on his rear.
(彼は、アイススケートをしていて、しりもちをついた)
After the ceremony, Asada said, “The rink is great. Now I’m more eager to perform well at the World Championships next month.”
(セレモニーの後、浅田選手は「このリンクはすばらしい。これで,来月の世界選手権で良い演技をしたいという思いが強くなった」と語った)


tallyとtelly

tally [ˈta-lē]は「勘定(かんじょう)」、telly [ˈtel·ly]は「テレビ」です。
綴りの違いは、「勘定」の方は、左から2番目の文字が’a’で、「テレビ」の方は同じく左から2番目の文字が’e’です。

tallyとtelly

それでは覚え方です。
今日は、この2つの英単語とその意味を、まるごとダジャレで覚えてしまう方法をご紹介します。
単語まるごと、それも同時に2つなんて覚えるのが大変じゃないの? そう思う方もいらっしゃるかも知れません。でも大丈夫、そこは私の作るダジャレ、すぐに覚えられますよ。
それでは行きます。

暗記句:足りない「勘定」、理のうまい「テレビ」

tallyとtelly2

ある日、ワル男君がパー君を学校の近くにある喫茶店に誘いました。
実は、パー君はその日、チカちゃんとデートの約束があったのですが、パー君がその日最後の授業を終えて帰り支度をしていると、

「パー、ちょっといいかい」

と、ワル男君が声をかけてきたのです。

パー君が、

「うん、いいけど、何?」

と答えると、ワル男君は、

「おお、良かった! それじゃ、ちょっと喫茶店につき合ってくれ」

と、パー君の腕を取り、強引に教室から連れ出そうとしました。

パー君は、

「ちょっと待ってよ! 今日はこれから予定があるんだ。明日じゃダメ?」

と抵抗しますが、いつものように強引なワル男君は、

「パー、お前今、『いい』っていったよな? 男なら、一度いったことは撤回(てっかい)するなよ!」

と、返してきます。パー君は、

「『いい』っていったのは、今時間が少しあるっていう意味で…」

と説明を試みますが、ワル男君は、

「男に二言(にごん)はなしだぜ、パー。コーヒーをおごるからさ、ねえ頼むよ」

と、パー君をむりやり喫茶店に連れてきたのです。

で、結局ワル男君の話というのは、次の英語のテストでカンニングをさせて欲しいというもので、パー君は、しぶしぶ了承することになります。
おまけに、話が終わって、勘定を払う段になると、ワル男君は…。

あとは、イラストの通りです。
つまるところ、ワル男君は最初から、パー君におごる気はまったくなかったのですね。【><】

ちなみに皆さん、この喫茶店の正式名称は何だと思いますか?
答えは、「あなたの街の喫茶店 『タリーズ』」です。
こう書くと、ぴんときた方もいらっしゃるかも知れません。
そうです。勘定が足りーず(タリーズ)なのです。(笑)

一方、このテレビ君は、料理が好きで、和食から洋食まで、1000種類以上の料理をつくることができます。
何でも、自分の画面に映し出された料理番組は、すべて記憶しているということで、これはもう、そこらへんの料理人顔負けのレパートリーです。

そんなテレビ君は、今日は何かインド風のピラフをつくっているようです。
部屋に広がるいい匂いに誘われて、チュー吉が壁の穴から出てきましたね。
私も是非一度、テレビ君の手料理をたべてみたいものです。(^^)

そうそう、テレビといえば、イタリアのローマに、コインを投げ入れると願いが叶(かな)うという、「テレビの泉」というのがありましたね。
あっ!(゚o゚)違いました。
それは、「トレビの泉」でした。【><】

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He gave me the tally sheet.
(彼は、勘定書をよこした)
Please turn off the telly.
(テレビを消してください)


sackとsuck

sack [ˈsak]は「袋」、suck [ˈsəkl]は「吸う」です。
綴りの違いは、「袋」の方は左から2番目の文字が’a’、「吸う」の方は同じく左から2番目の文字が’u’です。

sackとsuck

それでは覚え方です。
sackの’a(A)’は、ゴミ袋の掛けられたスタンドだと想像しましょう。
suckの方は、熱せられて吸引力をもった、不思議な容器だと想像してください。

sackとsuck2

あまり見かけない、ちょっとオシャレな形のスタンドです。
また、このゴミ袋も、表記が『護美袋』となっていて、オシャレですね。
こんなゴミ袋が部屋の一隅に置かれていたら、掃除の嫌いな人も好きになりそうです。

一方の容器は、底の部分が丸くなっていて、厚さが9.1mm、直径が91mmあります。
もともとは、どこにでもあるような単なるアルミ製の容器でした。
が、とある研究所で、バナーで熱せられたことで、掃除機のような吸引力をもつに至りました。

その原理は、現代の科学をもってしても、未だ解明されていません。
が、熱せられることで容器内部の空気が膨張(ぼうちょう)し、追い出された分の新しい空気が急速に吸い込まれることで、吸引力を生じているのではないかと科学者たちは推測(すいそく)しています。
いやはや、不思議な容器です。

また、このアルミ製の容器の寸法ですが、厚さと直径がいずれも吸引(91)とゴロ合わせが可能です。
そして、実はこれが、この容器の吸引力の秘密のひとつではないかとみる向きもあります(「ダジャレ大学」の設立者、Super源さん談)。
世の中には、数字のもつパワーというのもアルミ(有るみ)たいですから…。【><】

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He humped the sack of grain into the barn.
(彼は、穀物袋を背中にかついで、納屋の中に運んだ)
The parcel bulked in the sack.
(小包は、袋の中でかさ張った)
Taremiso was made as follows: miso is boiled down with water, and then put into a sack made of cloth and hung down.
(そのたれみそは、みそに水を加えて煮詰め、布袋に入れて吊るし垂らして作っていたものである)
The baby is sucking breasts.
(その赤ん坊は、おっぱいを吸っている)
She has begun to suck her thumb recently.
(最近、彼女は指しゃぶりをするようになって来ました)
I will suck up the garbage with a vacuum cleaner.
(私は、ゴミを掃除機で吸い取る)


bowelとvowel

bowel [ˈba(-ə)l]は「腸(ちょう)」、vowel [ˈva(-ə)l]は「母音(ぼいん)」です。
母音とは、日本語では「ア、イ、ウ、エ、オ」のことですね。
綴りの違いは、「腸」の方は1番左の文字が’b’、「母音」の方は同じく1番左の文字が’v’です。

bowelとvowel

それでは覚え方です。
bowelの’b’は、人が横を向いた姿とします。下の部分の膨(ふく)らみは、お腹の部分です。
そして、その中に、長い腸が収まっているところを想像しましょう。
vowelの方は、我らがトラえもん(=寅年生まれのヒゲのないネコ)が、発声練習をしているところだと想像してください。

bowelとvowel2

b君、驚いていますね。それはそうでしょう、気づいたら胃が飛び出しているのですから…。【><】
また、このイラストでは、腸がずいぶん短く描かれていますが、それは作者都合ということでご了承ください。(笑)

一方のトラえもんは、音楽が好きで、ギターも弾きます。
来週、近くの公民館で、友達のクリンちゃんとコンサートを開くことになっていて、今はボイストレーニング中なのです。
このあとは、ギターの練習があります。
クリンちゃんというのは、トラえもんの左側に描かれた栗ですね。左手に持っているのは縦笛(recorder)です。

また、それぞれの担当楽器は、

トラえもん:ボーカル、ギター、ベースギター
クリン:ボーカル、縦笛、フルート、クラリネット

となっています。

あと一人、ドラムス担当が欲しいところです。
このバンドは、予算があまりないので、できればどこかのドラムすこ(どら息子)をスカウトしたいところです。
とりあえず、ドラムは少しできればいいです。【><】

コンサート、成功するといいですね。(^^)

ちなみに、bowelは、’s’をつけて、bowelsと複数形にして使うことが多いです。
bowel movementといえば「排便、便通」、bowel trainingといえば「(犬やネコなどの)排便のしつけ」という意味になります。
また、vowelは語源的にはvocal(声)の仲間で、その証拠にどちらも’vo’で始まります。
このことも、頭の隅っこに入れておくと良いでしょう。

また、ちょっと難しい話になりますが、腸を意味する単語には、もうひとつintestine [in-ˈte-stən] というのがあります。

いい機会なので、ここでこの2つの単語の違いを書いておきたいと思います。

実は、bowelはもともと”内臓全体”を意味する単語で、そこから「腸」という意味が出てきました。
intestineの方は、いわば正真正銘の「腸」です。

なので、余力がある方は、

bowel 腸、内臓
intestine

 

と覚えておくと良いでしょう。(^^)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Bowel is the longest internal organ in human body.
(腸は、人間の体の中で最も長い臓器である)
The bowel has two parts, the small bowel and the large bowel.
(腸は、小腸と大腸の2つの部分からなる)
The colitis is inflammatory bowel disease or ulcerative colitis.
(大腸炎が炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎である)
In Japanese, there are 5 vowels: a i u e o.
(日本語には、アイウエオの5つの母音がある)
Diphthongs are complexions of vowels.
(二重母音は、母音の形勢である)
There’s a tendency for unstressed vowels to disappear.
(弱母音は、消失する傾向がある)