principalとprinciple

principal [ˈprin(t)-s(ə-)pəl]は「校長」、principle [ˈprin(t)-s(ə-)pəl]は「主義、原理」です。
綴りの違いは、校長の方は右から3文字が’pal’で、主義、原理の方は同じく右から3文字が’ple’です。

principalとprinciple

それでは覚え方です。まず、校長の方の’pal’は、そのまま読むとパルと読めるので、「パルメザン(palメザン)」とします。次に、主義、原理の’ple’の方は、そのまま読むとプレなので、「スプレー(スpleー」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:パルメザン 「校長」頭に スプレーす「主義」

今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

ついに校長室に呼ばれたワル男-まな板の上の鯉状態?

ワル男:(ドキドキしながら、校長室に向かっている)「校長室に呼び出されるなんて、生まれて初めてだぜ。しかし、校長先生がオレに直接話なんて、一体何だろう?」
ワル男の心の声:「この間、廊下でパーを追いかけ回したことで怒られるんじゃないか?」
ワル男:「いや、あの日は確か校長は休みだったはずだ」
ワル男の心の声:「それじゃ、きのう昼飯を食べてすぐにフケたことじゃないか?」
ワル男:「いや、その件は、今朝担任に気分が悪かったので帰りましたと事後報告しておいたから大丈夫なはずだ」
ワル男の心の声:「それじゃ、先週ヨシ男をボコボコにしたことじゃないか?」
ワル男:「ウッ!それかも。あの後、ヨシ男はチカとブス子に両側から支えられて保健室に運ばれていたからなあ。おっと、校長室の前に着いたぞ」

ワル男:(校長室のドアをコンコンとノックする)「校長先生! ワル男です!」
校長:(部屋の中で、プシュー、プシューと2度音がしたあと)「おお、ワル男かね、入りたまえ」
ワル男:「はい、失礼いたします!」(ワル男、校長室のドアノブに手をかけ、ドアを押し開ける。部屋の中は、真っ暗で何も見えない)
校長:(ガタンと音がしたあと)「暗いから、気をつけて入りたまえ」
ワル男:「はい、でも…」
校長:「ドアの内側の左側の壁に、電灯のスイッチがあるから、それを全部上げなさい」
ワル男:「はい」(ワル男、カチッ、カチッと計4つのスイッチをONにする。一瞬で部屋の中が明るくなる)
校長:「こちらを見なさい」

ワル男:(部屋の奥に置かれた机の向こう側に、ドア側に顔を向けてすわっている校長。その顔を見て思わず叫ぶ)「こ、校長先生、ど、どうしたんですか、その頭!」
校長:「実はなワル男、私には、頭にスプレーするものはパルメザンチーズが良いという、いわば『パルメザン主義』ともいうべきものがあってな。今までは自宅にいる時だけこの頭で過ごしてたんだが、これからは、ここ学校でもこのヘアースタイルでいようかなと思ったんだ。
その前に、ちょっぴりワルでツッパッてはいるが、センスの良い君に見てもらいたいと思ってな、今日は、こうして君を呼んだわけだ。
で、どうだいこの頭は?」
ワル男:「ええっ、こ、校長先生! そ、その頭をオレに見せるためだけに、今日はここに呼んだんですか?」
校長:(平然として)「そうだよ」
ワル男:(怒られるのではないと知り、それまで極度に緊張していた心がゆるみ、加えてこの前代未聞の事態に脳が混乱し、気が遠くなってバタリと倒れる)「…」
校長:(椅子から立ち上がると、ワル男に駆け寄り、体を揺さぶる)「おい、ワル男、ワル男、大丈夫か! おーい、誰か来てくれ~!」(校長の叫び声が、校舎中にこだまする)
(終わり)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He is the principal of the high school.
(彼は、その高校の校長です)
Waruo felt nervous when he was summoned before the principal.
(ワル男は、校長室へ呼ばれて緊張した)
When he entered the principal’s room, Waruo saw the principal’s whole hair was covered with grated Parmesan cheese.
(校長室に入ったとき、ワル男は校長先生の頭がパルメザンチーズで覆われているのを見た)
He, as a matter of principle, is opposed to military intervention in Syria.
(彼は、主義として、シリアでの軍事介入に反対している)
Darwin demonstrated the principles of evolution [e-və-ˈlü-shən].
(ダーウィンは、進化の原理を論証した)
Archimedes’ Principle explains why steel ships float.
(アルキメデスの原理で、何故鉄の船が浮かぶのかが説明できる)


weatherとwhether

weather [ˈwe-thər]は「天気」、whether [ˈwe-thər]は「~かどうか」です。
綴りの違いは、天気の方は左から2番目からの2文字が’ea’で、~かどうかの方は同じく左から2番目からの2文字が’he’です。

weatherとwhether

それでは覚え方です。
まず、天気の方の’ea’は、そのまま読むと家と読めるので、「家(ea)を出て諸国を漫遊(まんゆう)した水戸光圀(みと みつくに=水戸黄門)」とします。次に、~かどうかの’he’の方は、そのまま読むとヘなので、「ヘ(屁)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:光圀 「天気」をして クサい「かどうか」

今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

諸国漫遊中の水戸黄門ご一行の、ある日の会話です。

助さん:「格さん、空にだいぶ雲がかかってきましたね」
格さん:「そうですね。次の宿場町(しゅくばまち)まであと2日ほどかかると思うのですが、それまで天気がもつかどうか心配です」
八兵衛:「そう言えば助さん、この間ネットサーフィンしている時に知ったのですが、晴れの日は、食堂のカツ丼の売り上げがアップするそうですよ」
助さん:「おお! そうなんだ。さすがは八兵衛、食べ物のことなら何でも知っておるな」
格さん:「ちょっと待てよ、助さん。ということは…、八兵衛の胃袋で明日の天気が予測できるかも知れないぞ」
助さん:「そうだな。おい、八兵衛! 今日はカツ丼を食べたい気分か?」
八兵衛:「うーん、食べたいような、食べたくないような…」
助さん:「何だよ、頼りないな、まったく。それではまた、ご隠居に占っていただくことにしようか。ご隠居!」
黄門さま:(くるりと振り向いて)「何だね、助さん」
助さん:「また、例の方法で明日の天気を占っていただきたいのですが」
黄門さま:「よかろう。格さん、こちらへ来なさい」
格さん:「うへっ、また私ですか?」
黄門さま:「そうじゃ、格さんとが一番相性がいいようじゃからの。それでは、眼を閉じて」
格さん:「はい」
黄門さま:(後ろ向きになり、格さんの顔面に一発屁をかます)「ブッ!」
格さん:「うっ! ク、クッサ~~い!!」
黄門さま:「今日のわしの屁、そんなにクサいか? それじゃ、明日は晴れじゃ」
助さん:「格さん、明日は晴れるようで、ひと安心だな。ご隠居の天気予報は、百発百中だからな。
八兵衛:「『百発』って、今日ご隠居のした屁の数ですか?
さすがは『肛門』さまだ」
助さん:「こら、八兵衛! 言葉が過ぎるぞ!」
八兵衛:(シュンとなって下を向く)すみません」
黄門さま:「はっはっは! 良い良い。それでは皆、あそこの峠の茶屋で、一休みしましょうか」
助さん、格さん、八兵衛:「はい!」

ちなみに、ifにもwhether同様、「~かどうか」という意味があります。
ほとんどの場合、相互に置き換えが可能ですが、whetherしか使えない場合というのがあります。
それは、文頭に来る場合です。

Whether these controls reduce violent crime is a moot point.
(これらの規制が、暴力事件を減らせるかどうかは、論争の余地がある)

また、whetherの次にto不定詞が来る場合にも、ifには置き換えできません。

Let’s consider whether to change our plan.
(計画を変えるべきかどうか、考えてみましょう)

他にもいくつかルールはありますが、これらはwhetherとifを使い分けるための重要なポイントとなります。
テストなどで、ifとwhetherの使い分けで迷ったときなど、以上のことを思い出してみると良いでしょう。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I hope the weather will be fine tomorrow.
(明日、晴れるといいなあ)
According to the weather forecast, tomorrow will be snowy.
(天気予報によれば、あすは雪だ)
I don’t care whether [if] she leaves or stay.
(彼女が行ってしまおうが残ろうが、私は平気だ)
I can’t decide whether to go to hospital.
(私は、病院に行くかどうか迷う)


fractionとfriction

fraction [‘frak-shən]は「分数」、friction [‘frik-shən]は「摩擦」です。
綴りの違いは、「分数」の方は、左から3文字目が’a’で、「摩擦」の方は、同じく左から3文字目が’i’です。

fractionとfriction

それでは覚え方です。
まず、分数の方の’a’は、そのまま読むとアなので「アヤしい(aヤしい)」とします。次に、摩擦の方の’i’は、同様に読むとイなので、「イヤな(iヤな)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ヤしい「分数」と、ヤな「摩擦」

fractionとfriction2

今日は、上のようなイラストをつけてみました。

怪しい分数がやってきたために、摩擦が起こっています。
無事、解決するといいですね。【><】

それではここで、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

3/4 and 1/2 are fractions.
(4分の3や2分の1は分数です)
What fraction of a foot is 3 inches?
(1フィートの何分のいくつが3インチですか?)
Oil in a car engine reduces friction.
(車のエンジン中のオイルは、摩擦を軽減する)
Check your rope frequently, as friction against the rock can wear it down.
(ロープは頻繁(ひんぱん)にチェックしなさい。岩との摩擦(まさつ)ですり減ることがあるから)

このイラストで、fractionとfrictionの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


draughtとdrought

draught [dräft]は「草稿(そうこう)」、drought [ˈdraut]は「干ばつ」です。
綴りの違いは、草稿の方は左から3番目が’a’で、干ばつの方は同じく左から3番目が’o’です。

draughtとdrought

それでは覚え方です。まず、草稿の方の’a’は、エイと読めるので「英語(a語)」とします。次に、干ばつの’o’の方は、そのまま読むとオなので、「お題(o題)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:語の「草稿」、題は「干ばつ」

今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

卒業を間近に控えた2人の大学生の会話です。

A子:「ねえ、英語で提出する卒業論文のテーマ、決まった?」
B子:「それが、なかなか決まらなくて…」
A子:「あたしの方は決まったわよ。これから草稿を書くの」
B子:「テーマ、何にしたの?」
A子:「干ばつ。少し前も、アフリカがこれで大変だったじゃない」
B子:「カンバツ? ああ、西洋人のきれいな髪の毛の色のことね」
A子:「それは金髪」
B子:「あはは、あたしってバカね。カンバツって、試合や試験などをして、誰が一番優秀かを決めることよね」
A子:「それは選抜」
B子:「あっ、ごめん、そうじゃなかった。カンバツって、危ない目にあって、もう少しで命を落とすことだったわね」
A子:「それは危機一髪。それよりもB子」
B子:「何?」
A子:「あなた、卒業の方、大丈夫?」
チャンチャン。

“draught”はイギリスでの綴りで、アメリカでの綴りは”draft”となります。
イギリス英語(英語)とアメリカ英語(米語)で、綴りが違うのです。
どちらで出てきても、分かるようにしておきましょう。

ちなみに、このdraughtのように、英語と米語で綴りの違う英単語はけっこうあります。
たとえば、以下の単語です。

イギリス英語 アメリカ英語
colour color
favourite favorite
flavour flavor
harbour harbor
honour honor
humour humor
labour labor
neighbour neighbor

 

他にもまだたくさんありますが、たいていはこのように、見れば推測のつく範囲の違いなので、さほど心配する必要はありません。
機会があれば、調べてみると良いでしょう。

そもそも、何故このようなことが生じたのか、また、具体的にどんな単語があるのかは、以下のサイトが参考になると思います。

イギリス英語とアメリカ英語のスペルの違いについて | master langage
http://masterlanguage.net/writing/1360.html

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

She is making a draft(=draught) of her essay.
(彼女は、論文を書いている)
I made a draft(=draught) of his speech.
(私は、彼の演説の草稿を作った)
The grass has withered because of the drought.
(旱ばつのために、草が枯れた)
The water was stopped owing to the drought.
(旱魃が原因で、断水になった)


pairとpear

pair [‘per]は「カップル」、pear [‘per]は「西洋梨」です。
綴りの違いは、「カップル」の方は、真ん中の部分が’ai’で、「西洋梨」の方は、同じく真ん中の部分が’ea’です。

pairとpear

それでは覚え方です。
まず、カップルの方の’ai’は、そのまま読むとアイなので「愛」とします。次に、西洋梨の方の’ea’は、同様に読むとイーエーなので、「家」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ある「カップル」、なし「梨」

pairとpear2

今日は、頑張ってイラストもつけてみました。
さてこのフレーズ、最初はちょっと読みにくいかも知れません(特に「なし梨」の箇所)。が、つっかえずに言えるようになるまで、何度も繰り返し読んでみてください。
きっと、妙に記憶に残ることに気づかれることでしょう。

しかしこのカップル、ほんとうに幸せそうですね。対照的に、梨さんの方はほんとうに悲しそうです。

pairは、「ペア」と、既に日本語にもなっている単語ですね。
意味は、「1対」「一組の男女、カップル、夫婦」「同じ札2枚」です。
a pair of nylonsといえば「ナイロンの靴下1足」、a pair of compassesといえば「コンパス一挺」、clip on a pair of earringsといえば「イヤリングをつける」という意味になります。

pairと似たような意味をもつ英単語に、「couple」があります。
pairとcoupleの違いは、pair は「類似または同種のもので2つそろっているもの」、coupleは「同種のもので2つそろっているもの」に使います。

a pair of jeans
(ジーンズ1着)
a couple of players
(二人一組の競技者)

一方のpearは、「西洋梨」です。
a pear-treeといえば「梨の木」、a pearといえば「梨の実」、a fruit tree called a pear treeといえば
「梨という植物(果樹)」という意味になります。

西洋梨は、私たちがふだん見慣れている梨とは、少し形が違います。
私たちがふだん目にする梨は、丸いリンゴのような形をしていますが、西洋梨の方は、上のイラストで描かれているように、真ん中の部分がくぼんだ、ちょうど瓢箪(ひょうたん)のような形をしています。
八百屋や、スーパーなどで売られているので、見たり食べたりしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

それと、缶詰ですね。梨の缶詰といえば、普通は西洋梨が入っています。
この西洋梨は、「洋なし」ともいい、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアをはじめとして、世界中で広く食用として栽培されている果物です。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I want a pair of scissors.
(はさみが欲しい)
I will buy you a pair of shoes.
(靴を買ってあげよう)
They are a well-matched pair―made for each other.
(似合った夫婦だ)
The pear trees are in full bearing.
(梨は、(実が)なり盛りだ)
I plan on going pear picking.
(私は、梨狩りに行く予定です)


adaptとadopt

adapt [ə-‘dapt]は「適応する」、adopt [ə-‘dapt]は「採用する」です。
綴りの違いは、適応するの方は真ん中の部分が’a’で、採用するの方は同じく真ん中の部分が’o’です。

adaptとadopt

それでは覚え方です。
まず、適応するの方の’a’は、そのまま読むとアなので「あっ」とします。次に、採用するの’o’の方は、そのまま読むとオなので、「オカマ(oカマ)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:あっという間に「適応する」オカマを「採用する」

今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。
とあるブティックの面接官と、就職活動中の大学生の会話です。

面接官:「あなたは、何故私どものブティックを選んだのですか?」
応募者:「はい、ボクは昔から女性の洋服や、装飾品に興味がありまして」
面接官:「でも、あなたは男性ですよね。私どものお店に来るお客様や、スタッフのほとんどは女性ですが、うまくやっていける自信はありますか?」
応募者:「あのー、ぶっちゃけた話、あたしオカマなの。だから、もしここで採用してくださったら、あっという間にこのお店に適応して、バッチリうまくやっていける自信があるわ!」
(一瞬の間)
面接官:「気に入りました。あなたを採用します!」

adoptは、正確には、「(意見や方針などを)採用する」です。
上の話のように、「人を雇う、採用する」という場合には、hireを用います。

・adopt (意見や方針などを)採用する
・hire (賃金を払って)〈人を〉雇う、採用する

「通訳を雇う」といいたいときには、「hire an interpreter」、「ガイドを雇う」ならば「hire a guide」です。

adoptは、人に対して用いることもできます。
がその場合には、「養子にする」という意味となります。

「adopt an orphan」といえば、「みなし児を養子にする」、「adopt the child as one’s heir」といえば、「その子供を跡取りにする」という意味となります。

英米人と話をする際、こちらがadoptを”人を採用する”という意味で使うと、話がトンチンカンになりますのでご注意ください。【><】

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He easily adapted to living abroad.
(彼は、すぐに海外での暮らしに適応した)
Children adapt quickly to a new environment.
(子供は、すぐに新しい環境に順応する)
He knows how to adapt himself to circumstances.
(彼は、融通の利く男だ)
The firm adopted a new technology.
(その会社は、新しい技術を採用した)
He was adopted into our family.
(彼は、私たちの家族に養子として引き取られた)
They adopted the child as their heir.
(彼らは、その子供を跡取りにした)


meatとmeet

meat [‘mEt]は「肉」、meet [ヒ・Et]は「会う」です。
綴りの違いは、肉の方は真ん中の部分が’ea’で、会うの方は同じく真ん中の部分が’ee’です。

meatとmeet

それでは覚え方です。
まず、肉の方の’ea’は、そのまま読むとイーエーなので「家」とします。次に、会うの’ee’の方は、そのまま読むとイーイーとなりますが、ここは「いい! いい!(Good! Good!)」と解釈し、「ほんとにいい」と読むことにします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:で牛「肉」食べないわ、ほんとにいい人に「会う」までは

今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

あたしはベテランOL。
でも、最近ちょっと焦(あせ)ってるの。友達が、一人また一人と結婚していくから…。
そこへもってきて、あたしは生まれつき大の肉好き!
特に、牛肉に目がないの。
ここまで書けば、分かるでしょ? 体重は毎年増え続け、とてもここには書けないくらい。

でもあたし思うの、一番いけないのは、きっと毎日毎日カロリーの高い牛肉ばっかり食べてることだと。
だから、今日からあたし、牛肉はきっぱりやめ、豚肉にするわ。
だって、豚肉の方がカロリーが低いもの。
そして、ほんとにいい人に会うまでは、スリムな体型を維持するわ、ってまずはスリムな体にならなきゃね。
あたし、頑張るわ!

(@_@)ウーン 牛肉を豚肉に変えても、摂取カロリーはそんなに変わらないと私は思うのですが…。(爆)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

This meat is tough.
(この肉は硬い)
Which one do you think is healthier – meat or vegetable?
(肉と野菜とでは、どちらが健康に良いと思いますか?)
I won’t eat beef until I meet a good guy.
(いい人に会うまで、牛肉は食べないわ)
I’m looking forward to meeting you.
(お会いするのが楽しみです)


glassとgrass

glass [‘glas]は「ガラス(製品)」、grass [‘gras]は「草」です。
綴りの違いは、「ガラス(製品)」の方は左から2番目が’l’、「草」の方は同じく左から2番目が’r’です。

glassとgrass

それでは覚え方です。
glassの’l’を、学校の理科室にある、薬品をかき混ぜたりするときに使うガラス棒だと想像しましょう。grassの’r’の方は、草原で草が風にそよいでいる姿だと想像してください。

glassとgrass2

ずいぶん長いガラス棒ですね。(笑)
一方、鳥のチッチが、風にそよぐgrassの上を気持ちよさそうに飛んでいますね。(^^)

glassといえば、私たちが普段水を飲むときに使う透明なコップもglassです。
これもガラス製品ですね。

コップ1杯の水ならば、「a glass of water」です。

「コップ」というのはkopと綴り、オランダ語です。

また、frosted glassといえば「すりガラス」、hardened [strengthened] glassといえば「強化ガラス」、a plate of glassといえば「板ガラス1枚」という意味になります。

一方のgrassは、至るところに生えている草全般を指す単語ですが、牧草やゴルフ場などの芝生を指すこともあります。

blades of grassは「草の葉」、green grassは「青々とした草」、artificial grass といえば「人工芝」という意味になります。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Give a glass of water.
(水を1杯ください)
Glass is transparent.
(ガラスは透明です)
Glass breaks easily.
(ガラスは割れやすい)
He is mowing the grass.
(彼は、草を刈っている)
Cows eat grass.
(牛は、牧草を食べる)
Keep off grass.
(芝生に立ち入るな)


baldとbold

bald [ˈbold]は「ハゲた」、bold [bōld]は「大胆(だいたん)な」です。
綴りの違いは、「ハゲた」の方は左から2番目の文字が’a’で、「大胆な」の方は同じく左から2番目の文字が’o’です。
ここでは、’al’と’ol’の違いとします。

baldとbold

また、発音の違いは、あえてカタカナで書くと、baldの方は「ボールド」、boldの方は「ボウルド」といった感じになります。
発音記号の’o’は、口を大きめにあけて「オー」、’ō’の方は、口をあまりあけずに「オウ」と発音します。

それでは覚え方です。
ハゲたの方の’al’は、そのまま読むとアルなので「或る」とし、大胆なの’ol’の方はそのまま読むとオルなので「オルガン(olガン)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:或る「ハゲた」昼下がり、オルガンで「大胆な」替え歌

或る日の昼下がり、○×中学校で、音楽の時間に、突然先生が「ピポーッ!」という訳の分からない奇声を発すると、オルガンを弾きながら以下のような歌を歌い始めました。
どこかで聞いたような曲だと思ってよく聞くと、どうも「ドナドナ」の替え歌のようです。

ハゲハゲ
♪あるハゲた昼下がり 月へと続く道
飛ぶ車ゴトゴトかぐや姫載せてゆく
可愛い姫が 月へ帰るよ
悲しそうな顔で見ているよ
ハゲ・ハゲ・ハゲ・ハーゲ 姫を載せて
ピカ・ピカ・ピカ・ピーカ 飛ぶ車光る♪

メロディーはドナドナですが、内容はかぐや姫になっているようですね。

もしドナドナをご存知ない方がいらっしゃいましたら、こちらのサイトをどうぞ。
この曲の誕生から背景まで、興味深い考察(こうさつ)がなされています。

さて、話を元に戻します。
この先生は、実は先週頭を打ってから頭がちょっと変になってしまったようで、時々このように発作的な奇行(きこう)をするようになったということです。

が、頭を打ったことで、記憶喪失(きおくそうしつ)になったとか、凶暴(きょうぼう)になったというようなことはなく、これまで通り、優しくて頼りになる先生なので、生徒の間では、『師匠(ししょう)』と呼ばれ、相変わらず人気があります。

時々、授業に支障(ししょう)がでますが…。チャンチャン♪

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Akira is going bald on top.
(明は、頭のてっぺんがハゲてきている)
He combed his hair and tried to hide his bald patch.
(彼は、髪を櫛(くし)でとかして、ハゲた部分を隠そうとした)
Don’t worry too much, or you’ll go bald.
(あまり心配すると、ハゲるよ)
How bold he is!
(なんて大胆な奴だ!)
It’s bold of you to dispute her proposal.
(彼女の提案に異議を唱えるとは、君も大胆だ)
The project was a bold one,
(その計画は、大胆なものだった)


tributeとtribunal

tribute [‘tri-(ˌ)byüt]は「賛辞」、tribunal [trī-ˈbyü-nəl]は「裁き、法廷」です。
綴りの違いは、賛辞の方は’te’で終わり、裁き、法廷の方は’nal’で終わることです。

tributeとtribunal

それでは覚え方です。賛辞の方の’te’は、そのまま読むとテなので「手」とし、裁きの’nal’の方はそのまま読むとナルなので「なるほど(naruほど)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:を叩き「賛辞」を送る なるほど大岡 越前「裁き」

これは、江戸時代の奉行、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)の名裁きがネタとなっています。そうです、あの「三方一両損」ですね。
もしご存知ない方がいらっしゃいましたら、こちらのサイトをどうぞ。
分かりやすく説明されています。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Many of Ken’s friends gathered to pay tribute to him.
(ケンの多くの友達が集まって、彼に賛辞を送った)
The arbitral tribunal found that this measure was “tantamount to expropriation”.
(仲裁廷は、これらの措置が「収用に相当する」と判断した)