sackとsuck

sack [ˈsak]は「袋」、suck [ˈsəkl]は「吸う」です。
綴りの違いは、「袋」の方は左から2番目の文字が’a’、「吸う」の方は同じく左から2番目の文字が’u’です。

sackとsuck

それでは覚え方です。
sackの’a(A)’は、ゴミ袋の掛けられたスタンドだと想像しましょう。
suckの方は、熱せられて吸引力をもった、不思議な容器だと想像してください。

sackとsuck2

あまり見かけない、ちょっとオシャレな形のスタンドです。
また、このゴミ袋も、表記が『護美袋』となっていて、オシャレですね。
こんなゴミ袋が部屋の一隅に置かれていたら、掃除の嫌いな人も好きになりそうです。

一方の容器は、底の部分が丸くなっていて、厚さが9.1mm、直径が91mmあります。
もともとは、どこにでもあるような単なるアルミ製の容器でした。
が、とある研究所で、バナーで熱せられたことで、掃除機のような吸引力をもつに至りました。

その原理は、現代の科学をもってしても、未だ解明されていません。
が、熱せられることで容器内部の空気が膨張(ぼうちょう)し、追い出された分の新しい空気が急速に吸い込まれることで、吸引力を生じているのではないかと科学者たちは推測(すいそく)しています。
いやはや、不思議な容器です。

また、このアルミ製の容器の寸法ですが、厚さと直径がいずれも吸引(91)とゴロ合わせが可能です。
そして、実はこれが、この容器の吸引力の秘密のひとつではないかとみる向きもあります(「ダジャレ大学」の設立者、Super源さん談)。
世の中には、数字のもつパワーというのもアルミ(有るみ)たいですから…。【><】

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He humped the sack of grain into the barn.
(彼は、穀物袋を背中にかついで、納屋の中に運んだ)
The parcel bulked in the sack.
(小包は、袋の中でかさ張った)
Taremiso was made as follows: miso is boiled down with water, and then put into a sack made of cloth and hung down.
(そのたれみそは、みそに水を加えて煮詰め、布袋に入れて吊るし垂らして作っていたものである)
The baby is sucking breasts.
(その赤ん坊は、おっぱいを吸っている)
She has begun to suck her thumb recently.
(最近、彼女は指しゃぶりをするようになって来ました)
I will suck up the garbage with a vacuum cleaner.
(私は、ゴミを掃除機で吸い取る)


bowelとvowel

bowel [ˈba(-ə)l]は「腸(ちょう)」、vowel [ˈva(-ə)l]は「母音(ぼいん)」です。
母音とは、日本語では「ア、イ、ウ、エ、オ」のことですね。
綴りの違いは、「腸」の方は1番左の文字が’b’、「母音」の方は同じく1番左の文字が’v’です。

bowelとvowel

それでは覚え方です。
bowelの’b’は、人が横を向いた姿とします。下の部分の膨(ふく)らみは、お腹の部分です。
そして、その中に、長い腸が収まっているところを想像しましょう。
vowelの方は、我らがトラえもん(=寅年生まれのヒゲのないネコ)が、発声練習をしているところだと想像してください。

bowelとvowel2

b君、驚いていますね。それはそうでしょう、気づいたら胃が飛び出しているのですから…。【><】
また、このイラストでは、腸がずいぶん短く描かれていますが、それは作者都合ということでご了承ください。(笑)

一方のトラえもんは、音楽が好きで、ギターも弾きます。
来週、近くの公民館で、友達のクリンちゃんとコンサートを開くことになっていて、今はボイストレーニング中なのです。
このあとは、ギターの練習があります。
クリンちゃんというのは、トラえもんの左側に描かれた栗ですね。左手に持っているのは縦笛(recorder)です。

また、それぞれの担当楽器は、

トラえもん:ボーカル、ギター、ベースギター
クリン:ボーカル、縦笛、フルート、クラリネット

となっています。

あと一人、ドラムス担当が欲しいところです。
このバンドは、予算があまりないので、できればどこかのドラムすこ(どら息子)をスカウトしたいところです。
とりあえず、ドラムは少しできればいいです。【><】

コンサート、成功するといいですね。(^^)

ちなみに、bowelは、’s’をつけて、bowelsと複数形にして使うことが多いです。
bowel movementといえば「排便、便通」、bowel trainingといえば「(犬やネコなどの)排便のしつけ」という意味になります。
また、vowelは語源的にはvocal(声)の仲間で、その証拠にどちらも’vo’で始まります。
このことも、頭の隅っこに入れておくと良いでしょう。

また、ちょっと難しい話になりますが、腸を意味する単語には、もうひとつintestine [in-ˈte-stən] というのがあります。

いい機会なので、ここでこの2つの単語の違いを書いておきたいと思います。

実は、bowelはもともと”内臓全体”を意味する単語で、そこから「腸」という意味が出てきました。
intestineの方は、いわば正真正銘の「腸」です。

なので、余力がある方は、

bowel 腸、内臓
intestine

 

と覚えておくと良いでしょう。(^^)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Bowel is the longest internal organ in human body.
(腸は、人間の体の中で最も長い臓器である)
The bowel has two parts, the small bowel and the large bowel.
(腸は、小腸と大腸の2つの部分からなる)
The colitis is inflammatory bowel disease or ulcerative colitis.
(大腸炎が炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎である)
In Japanese, there are 5 vowels: a i u e o.
(日本語には、アイウエオの5つの母音がある)
Diphthongs are complexions of vowels.
(二重母音は、母音の形勢である)
There’s a tendency for unstressed vowels to disappear.
(弱母音は、消失する傾向がある)


crashとclash

crash [ˈkrash]は「(大きな音を立てて)衝突する」、clash [ˈklash]は「(武力・意見などが)衝突する」です。
綴りの違いは、「(大きな音を立てて)衝突する」の方は左から2番目の文字が’r’、「(武力・意見などが)衝突する」の方は同じく左から2番目の文字が’l’です。

crashとclash

この2つは、英単語として紛らわしいばかりでなく、日本語に訳してもなお紛らわしいという、まさに厄介者の単語たちです。
でも大丈夫、しっかり覚えられますのでご安心ください。
今日、ここへ来られたあなたは幸運です。

さて、それでは早速覚え方です。
crashは、r君のピノキオのように長い自慢の鼻に、制御不能(せいぎょふのう)となったUFOが、「どーん!」と大きな音を立てて衝突したところだと想像しましょう。
clashの方は、兵隊さんが長い槍(やり)を持って、戦場で鬨(とき)の声を上げているところだと想像してください。

crashとclush2

r君、鼻が痛そうですね。どう見てもつぶれてしまっています。【><】
実は、アルファベットのrの右側が曲がっているのは、このときの事故が原因だったりします。(笑)
一方の兵隊さんの方は、今どき槍を持っています。
戦争もハイテク化している昨今(さっこん)、槍を持って戦地に赴(おもむ)くというのは、一体いつの時代の話なのでしょうね。(苦笑)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

A truck crashed into the station building.
(1台のトラックが、駅ビルに衝突した)
He affirmed that he saw the crash.
(彼は、その衝突を見たと断言した)
The tree came down with a loud crash.
(大きな音がして、木が倒れた)
They had a violent clash of opinion.
(彼らの意見は、正面衝突した)
Principles often clash with interests.
(主義と利益は、しばしば衝突する)
The central government blamed local separatists for the clash.
(中央政府は、その衝突を地元の分離派のせいにした)


rainとrein

rain [ˈrān]は「雨」、rein [ˈrān]は「手綱(たづな)」です。
綴りの違いは、「雨」の方は左から2番目の文字が’a’、「手綱」の方は同じく左から2番目の文字が’e’です。

rainとrein

それでは覚え方です。
rainの’a’は、そのまま読むとアなので、「赤い(aかい)」とします。reinの’e’の方は、そのまま読むとエなので、こちらは「永久(eい久)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:い「雨」、久に「手綱」

rainとrein2

晴れた夏空に突然、雷雲(らいうん)が生じたと思ったら、雷鳴(らいめい)とともに赤い雨が降ってきました。
何となく胸騒(むなさわ)ぎを感じた定吉ジイさんが、窓から顔を出してみると、何と、赤い雨が降っているではありませんか!
が、不思議なことに、道路は赤く染まっていません。
手を伸ばしてみても、手の平に叩きつけるのは、いつもの雨と変わりありません。

「変じゃのう」

定吉ジイさんは、首をひねるばかりでした。

どうも、この雨は「涙雨(なみだあめ)」のようです。
涙雨は、悲しみの涙が化して降るといわれています。

一方、ワル男君が、母親に手綱をつけられています。
実は、ワル男君は、今日学校で、同級生のパー君を放課後体育館の裏に呼び出すと、近くの木に両手を高く上げた状態で縛(しば)りつけ、脇(わき)の下をこちょこちょくすぐったのです。

「ひゃーっ、やめてよ!」

パー君は、縛られているために、声を上げる以外、何も抵抗できません。
やがて、パー君の絶叫(ぜっきょう)を聞きつけた他の生徒が、ひとりまたひとりと集まってきて、その場はたちまち大騒ぎとなり、しまいには学年主任の先生までやってきました。

そして、学年主任の先生から、ワル男君の自宅に電話があり、母親は息子のことで校長室で厳重注意(げんじゅうちゅうい)を受けたあと、こうしてワル男君に手綱をつけて、学校から引き取ってきたところなのです。【><】

どういう風の吹き回しか、ワル男君の他愛(たあい)ないイタズラが大騒ぎになってしまいました。
が、世の中には、このように元をたどれば小さな出来事が、大事になってしまうことって、時々あります。

しかし、ワル男君の母親は、ワル男君の首につけた手綱を永久に外(はず)さないといっていますし…。
いやはや、今日はパー君とワル男君2人にとって、さんざんな日となってしまったようです。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It looks like rain.
(雨が降りそうだ)
The rain calms down.
(雨が弱まる)
The rain stopped.
(雨がやんだ)
He reined up his horse.
(彼は、手綱を引いて馬を止めた)
They reined in in front of the post office.
(彼らは、郵便局の前で手綱をひいて馬をとめた)
The Governor of the Bank of Japan may have kept too tight a rein on the Japanese economy.
(日銀総裁は、日本経済の手綱を引き締めすぎたのかもしれない)

上の暗記句とイラストで、rainとreinの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


lockとrock

lock [ˈläk]は「錠(じょう)」、rock [ˈrak]は「岩」です。
綴りの違いは、「錠」の方は1番左の文字が’l’、「岩」の方は同じく1番左の文字が’r’です。

lockとrock

それでは覚え方です。
lockの’l’は、そのまま読むとエルなので、「l型(L型)」とします。rockの’r’の方は、そのまま読むとアールなので、こちらは「歩く(rく)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:L型の「錠」、く「岩」

lockとrock2

このL型の錠は、泥棒よけに開発された新型で、当然開閉に必要な鍵もL型になっています。
普通の鍵は、両面にギザギザがついていますが、この鍵にはそれがなく、ツルツルです。
この錠を開発したメーカーによれば、この錠と差し込む鍵にはそれぞれICチップとマイコンが埋め込まれており、この2つの組み合わせでしか開かない仕組みが施(ほどこ)されているとのことです。
アリ男君、初めて目にするこの奇妙な形の鍵に当惑していますね。

が、この鍵、どこかおかしいですね。
皆さん、気づきましたか?
どこもおかしくないと思われる方は、この鍵を錠に差すところを想像してみてください。
アリ男君の当惑は、実はこのことなのです。

一方の岩君の方は、ハミングしながら歩いています。
とても楽しそうですね。
岩君の趣味は音楽で、一日中、音楽を聴くか、歌っているか、楽器を演奏しているかのいずれかです。
楽器は、何でもこなしますが、特にピアノとギターが得意です。
まさに『音楽人生』という感じですね。

岩君は、どんな音楽が好きなのでしょうか?
それはもちろん、ハード・ロック(hard rock)です。

ちなみに、交渉などが行き詰まったときに、「デッドロックに乗り上げた」という言い方を耳にすることがあります。
が、これは英語の「行き詰まり」を意味する「deadlock」の「lock」と「rock」を混同したもので、誤りです。
lockは岩ではないので、「乗り上げる」ことはできません。

なので、もしもこの表現をどうしても使いたければ、「デッドロックに陥(おちい)る」「デッドロックに直面する」などとするのが望ましいです。
が、あえてカタカナ語を使うよりは、日本語で、「行き詰まる」「暗礁(あんしょう)に乗り上げる」「こう着状態になる」などとしたほうが良いでしょう。

上のイラストで、lockとrockの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


eclipseとellipse

eclipse[i-ˈklips]は「食(しょく)」、ellipse [i-ˈlips,は「楕円(だえん)」です。
綴りの違いは、「食」の方は左から2番目の文字が’c’、「楕円」の方は同じく左から2番目の文字が’l’です。

eclipseとellipse

それでは覚え方です。
eclipseの’c’ですが、このアルファベットは、右側が欠けた形をしています。これをそのまま、食で「欠けた」太陽だと想像しましょう。
ellipseの’l’は、ルと読めるので、こちらは「レモン(lエモン)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:欠けた「食」、モンは「楕円」

eclipseとellipse2

eclipseは、正確には、単に「食(しょく)」を表わす単語なので、これだけでは日食のことなのか月食のことなのか分かりません。
どちらかはっきりさせたい場合には、それぞれ以下のようにします。

日食:solar eclipse
月食:lunar eclipse

レモン君、日食や月食と違って欠けがないものだから、「ボクは完璧さ!」とイバッていますね。
太陽も月も、普段はまんまるで、欠けている時間は短いものなので、イバるほどのことでもないと思うのですが。(笑)

ちなみに、『完璧』の「璧」ですが、「壁(かべ)」ではなくて「璧(へき)」です。
「璧」というのは、傷やひびなどのない、完全な玉の意味で、そこから「完璧」という語が生まれました。
なので、「壁」では意味をなしません。

また、このことが分かると、”ほぼ完璧”という用法は誤りであることが分かります。
何しろ、傷ひとつないのが「完璧」なのですから、「ほぼ」をつけてしまうと、矛盾(むじゅん)が生じます。
もしも間違えて覚えていた方がいらっしゃいましたら、この機会に正しく覚え直しておきましょう。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

A solar eclipse is a rare appearance.
(日食は、まれにしか起こらない)
Total Lunar Eclipse Seen Across Japan.
(皆既(かいき)月食が、全国で観測される)
A partial lunar eclipse could be seen from all parts of Japan on the night of June 26.
(6月26日の夜、部分月食が全国各地で見られた)
Light from the light source enters into an ellipse mirror.
(その光源からの光は、楕円鏡に入射する)
Non-polygon includes circle, ellipse or oval.
(非多角形には、円形、楕円形または長円形が含まれる)
A prolate spheroid is generated by revolving an ellipse about its major axis.
(長球は、主軸を楕円に回転させることによって発生する)

上の暗記句とイラストで、eclipseとellipseの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


masterとmuster

master [ˈmas-tər]は「名人」、muster [ˈməs-tər]は「奮(ふる)い起こす」です。
綴りの違いは、「名人」の方は左から2番目の文字が’a’、「奮い起こす」の方は同じく左から2番目の文字が’u’です。

masterとmuster

それでは覚え方です。
masterの’a’は、エイと読めるので、「英習字(a習字)」とします。musterの’u’の方は、ユーと読めるので、こちらは「勇気(u気)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:習字の「名人」、気を「奮い起こす」

masterとmuster2

この度、定吉ジイさんの書いた英習字が、ダジャレ町で開催された英習字大会で「最優秀賞」に選ばれました。
が、定吉ジイさんの横には、2人の幽霊がいます。
これは一体、どういうことなのでしょうか?

実は、この字を書いたのは、定吉ジイさんではなく、その隣りにいる生前ジイさんの親友だった、柳ゆうれいさんなのです。
柳ゆうれいさんが、定吉ジイさんに憑依(ひょうい=体に乗り移ること)して、書いたものなのです。

そしてさらに、その字を書いたのは、柳ゆうれいさんではありません。
柳ゆうれいさんに憑依した、生前英習字の名人だった人なのです。

こうなると、この賞は一体誰にあげたら良いのか、分からなくなりますね。【><】

一方、パー君の方は、勇気を奮い起こしてチカちゃんに愛の告白をしています。
パー君は高校1年生、チカちゃんは中学2年生です。
2人はこれまで、仲の良い友達同士だったのですが、今日はパー君、一大決心をして、チカちゃんに自分の想(おも)いを打ち明けたのです。
アリ男君も応援していますね。

そして、その結果は、…。

うまく行ったようです。\(^o^)/

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He is a master of fencing.
(彼は、剣道の名人だ)
She is a master of ‘tanka’.
(彼女は、和歌の名人だ)
Goemon was a master thief.
(五右衛門は、大泥棒だった)
I have to muster up my courage!
(勇気を出さなくっちゃ!)
Muster the courage to do something.
(何かする勇気を奮い起こしてください)
She managed to muster a feeble [ˈfē-bəl] smile.
(彼女は、何とか微笑を作ってみせた)

上の暗記句とイラストで、masterとmusterの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


lowとrow

low [ˈlō]は「低い」、row[ˈrō]は「(船・ボートを)こぐ」です。
綴りの違いは、「低い」の方は1番左の文字が’l’、「(船・ボートを)こぐ」の方は同じく1番左の文字が’r’です。

lowとrow

それでは覚え方です。
lowは、l君がo君とw君を板で「グッ!」と、低い所に押さえつけているところだと想像しましょう。
rowの方は、r君が慣れた手つきで、颯爽(さっそう)とボートをこいでいるところだと想像してください。

lowとrow2

l君、体が大きいですね。
それもそのはず、Lサイズですから。(笑)
o君とw君が2人がかりで板を押し返そうとしても、まったく歯が立ちません。
2人にできることは、舌を出すことと、歯をくいしばることくらいです。

一方のr君は、秋の気配を感じさせる涼風(すずかぜ)の中を、1人悠々(ゆうゆう)とボートをこいでいます。
r君、口笛など吹いていて、とても楽しそうですね。(^^)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

My voice is low.
(私の声は、低いです)
My blood pressure is low.
(私の血圧は、低いです)
He speaks in a low voice.
(彼は、低い声で話す)
I row boats.
(私は、小船を漕ぐ)
I row a slow stroke.
(私は、ゆっくりと漕ぐ)
He is able to row a boat.
(彼は、舟を漕ぐことができる)

上のイラストで、lowとrowの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


floatとflout

float[ˈflōt]は「浮かぶ」、flout [ˈflat]は「(法律などを)破る」です。
綴りの違いは、「浮かぶ」の方は右から2番目の文字が’a’、「(法律などを)破る」の方は同じく右から2文字の文字が’u’です。

floatとflout

それでは覚え方です。
floatの’a’は、アと読めるので、「垢(aか)」とします。floutの’u’の方は、ウと読めるので、こちらは「憂さばらし(uさ晴らし)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:が「浮かぶ」、さばらしに「破る」金庫

floatとflout2

タコちゃんが、風呂に入っています。
このタコは、生まれてからずっと、家族と一緒に海に棲(す)んでいたのですが、縁があって、3ヶ月ほど前にトラえもんの家にやってきました。
トラえもんの家には、既にチュー吉もいましたが、3人は初対面で意気投合(いきとうごう)し、無二の親友となりました。

が、あるとき、タコちゃんは、自分がここへ来てから1度も風呂に入っていないことに気づきました。
というより、今までは海の中にいたので、わざわざ体を洗う必要はなかったわけですね。

そこで、「よし、今日は風呂へ入ろう!」と、一念発起(いちねんほっき)したタコちゃんは、ぬるめのお風呂を沸かすと、ゆっくりとお湯につかりました。

すると、出るわ、出るわ、体からボロボロと垢(あか)が! 浴槽(よくそう)は、たちまちのうちに浮かんだ垢で真っ黒になってしまいました。

一方、おまわりさんが、交番で泥棒を取り調べています。
この泥棒は、深夜に勤務中の会社に忍び込み、金庫を破って建物を出たところを、パトロール中のおまわりさんに見つかり、ここへ連れてこられたのです。
頭からすっぽりと布をかぶり、重そうな布袋を下げた人間が、深夜に建物から出てきたら、怪(あや)しくないわけがありません。逃げようとする泥棒に手錠をかけると、おまわりさんは交番に連行し、取調べをはじめたのです。

取調べが終わったとき、おまわりさんは、この泥棒に対して、怒りの気持ちの中に同情する気持ちもあることに気づいて当惑しました。
金庫破りをした理由が、『憂さばらし』というのはいただけませんが、この泥棒が、少ない給料で奥さんと3人の子供を食べさせなくてはいけないため、切羽(せっぱ)つまって反抗に及んだことを知ったからです。

もちろん、罪(つみ)は罪なのですが…。

しかし、この泥棒、良く見ると、左腕がありません。
また、覆面(ふくめん)をしたまま取調べを受けていますね。(笑)

それではここで、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Will this material sink or float?
(この物質は沈むでしょうか? それとも浮くでしょうか?)
The children flouted the rules.
(子供たちは、規則を破った)

上の暗記句とイラストで、floatとfloutの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


quiverとquaver

quiver [ˈkwi-vər]は「(小刻みに)震える」、quaver [ˈkwā-vər]は「(声が)震える」です。
綴りの違いは、「(小刻みに)震える」の方は左から3番目の文字が’i’、「(声が)震える」の方は同じく左から3番目の文字が’a’です。

quiverとquaver

それでは覚え方です。
quiverの’i’は、電動歯ブラシだと想像しましょう。iの下の長い棒が歯ブラシ本体、上の点はブラシの部分です。
quaverの’a(A)’の方は、「あ~~!」とハモるコーラス団員だと想像してください。

quiverとquaver2

電動歯ブラシ君、まさに微動という感じで、全身を小刻みに震わせていますね。
この歯ブラシを使えば、毛先に何もつけずに、ただ歯に当てるだけで歯垢(しこう)がすべて落ち、輝く白い歯になりそうです。(笑)
100円の値札がついていますが、侮(あなど)れません。【><】

一方のコーラス団員の方は、「あ~!」と声を震わせて、きれいにハモっていますね。
ただ、この団員、頭がだいぶハゲていて、髪の毛が1本しかありません。【><】
是非皆さんで、コーラス団員としての技量(ぎりょう)だけでなく、髪の毛も成長するようにハゲ(励)ましてあげてください。(笑)

上のイラストで、quiverとquaverの違いをしっかり覚えてしまいましょう。