flameとframe

flame [f’lAm]は「炎」、frame [f’rAm]は「枠、枠組み」です。
綴りの違いは、「炎」の方は左から2番目の文字が’l’、「枠、枠組み」の方は同じく左から2番目の文字が’r’です。

flameとframe

それでは覚え方です。
flameの’l’は、炎の揺れるろうそくだと想像しましょう。frameの’r’の方は、賞状などを入れる額縁(がくぶち)の角であると想像してください。

flameとframe2

ちなみに、a clear flameは「あかあかと燃える炎」、a flicker flameは暖炉(だんろ)などで「ちょろちょろと燃える炎」、the tip of a flameは「炎の先端」の意味です。
burst into flamesといえば、「パッと燃え上がる」「火の手が上がる」「爆発炎上(ばくはつえんじょう)する」という意味になります。

また、a picture frameは油絵などを入れる「絵の額縁」、a window frameは「窓枠」、the frame of an umbrellaといえば「傘の骨」の意味となります。

frameはまた、建物、船、自動車などの機械の「骨組み」や、人間や動物の「体格、骨格」の意味でも使われます。

the frame of a planeといえば「飛行機の構造」、the frame of gymnasium [gym・na・si・um] といえば「体育館の構造」、a man of frameといえば「がっしりとした体格」という意味になります。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The bursting flame damaged the house.
(突然の出火で、その家は損害を受けた)
The flame wavered and then died.
(炎がちらちらして、それから消えた)
The bus burst into flames while ferrying children home from school.
(そのバスは、子供たちを学校から家に送り届ける途中、爆発炎上した)
He fitted the picture into the frame.
(彼は、その額縁に絵をはめ込んだ)
He painted the window frames yellow.
(彼は、窓枠を黄色く塗った)
He has a compact frame.
(彼は、締まった体格だ)


altarとalter

altar [‘Ol-tər]は「祭壇」、alter[‘Ol-tər]は「変える」です。
綴りの違いは、祭壇の方は’a’、変えるの方は’e’です。
ここでは、子音も含めて「ta(タ)」と「te(テ)」の違いとします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:俺ちの「祭壇」、折れ「変える」

「変える」という意味の単語には、他に、もはや日本語となっている、おなじみのchangeがありますね。
changeとalterは、どのように違うのでしょうか?

changeとalterの違いは、一言でいえば、『変える部分の割合』です。
人・物を「変える」というとき、通常はchangeを用いますが、alterを使うと、全部ではなくて、「部分的に変える」ことを強調できます。

たとえば、change my pantsといえば、「ズボンを履(は)きかえる」という意味ですが、alter my pantsといえば、「ズボンの一部の寸法を変える=仕立て直す」という意味になります。

changeもalterも、日本語に訳すとどちらも『変える』となりますが、このように、文脈によっては意味がまったく変わってしまいますので、注意が必要です。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The Pope stood before the altar.
(法王は、祭壇の前に立った)
He knelt before the altar.
(彼は、祭壇の前にひざまずいた)
The priest placed the monstrance [ˈmän(t)-strən(t)s] on the altar.
(司祭は、聖体顕示台(せいたいけんじだい)を祭壇に置いた)
I’ve changed my pants.
(私は、ズボンを履きかえた)
I’ve altered my pants.
(私は、ズボンを仕立て直した)
How long does it take to alter it?
(直すのに、どのくらい時間がかかりますか?)