crash [ˈkrash]は「(大きな音を立てて)衝突する」、clash [ˈklash]は「(武力・意見などが)衝突する」です。
綴りの違いは、「(大きな音を立てて)衝突する」の方は左から2番目の文字が’r’、「(武力・意見などが)衝突する」の方は同じく左から2番目の文字が’l’です。
この2つは、英単語として紛らわしいばかりでなく、日本語に訳してもなお紛らわしいという、まさに厄介者の単語たちです。
でも大丈夫、しっかり覚えられますのでご安心ください。
今日、ここへ来られたあなたは幸運です。
さて、それでは早速覚え方です。
crashは、r君のピノキオのように長い自慢の鼻に、制御不能(せいぎょふのう)となったUFOが、「どーん!」と大きな音を立てて衝突したところだと想像しましょう。
clashの方は、兵隊さんが長い槍(やり)を持って、戦場で鬨(とき)の声を上げているところだと想像してください。
r君、鼻が痛そうですね。どう見てもつぶれてしまっています。【><】
実は、アルファベットのrの右側が曲がっているのは、このときの事故が原因だったりします。(笑)
一方の兵隊さんの方は、今どき槍を持っています。
戦争もハイテク化している昨今(さっこん)、槍を持って戦地に赴(おもむ)くというのは、一体いつの時代の話なのでしょうね。(苦笑)
最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
A truck crashed into the station building.
(1台のトラックが、駅ビルに衝突した)
He affirmed that he saw the crash.
(彼は、その衝突を見たと断言した)
The tree came down with a loud crash.
(大きな音がして、木が倒れた)
They had a violent clash of opinion.
(彼らの意見は、正面衝突した)
Principles often clash with interests.
(主義と利益は、しばしば衝突する)
The central government blamed local separatists for the clash.
(中央政府は、その衝突を地元の分離派のせいにした)