pray [ˈprā]は「祈る」、prey [ˈprā]は「獲物(えもの)」です。
綴りの違いは、「祈る」の方は右から2番目の文字が’a’、「獲物」の方は同じく右から2番目の文字が’e’です。
が、ここでは’ay’と’ey’の違いとします。
それでは覚え方です。
prayの方にある’ay’は、アイと読めるので、「哀悼(aiとう)」とします。哀悼(あいとう)とは、亡くなった方を悲しみいたむことですね。
preyの’ey’はエイと読めるので、「永久(eiきゅう)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。
暗記句:哀悼し、「祈る」; 永久にとれない「獲物」
これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。
鉛筆君が、突然死んでしまいました。
何でも、体中の芯が溶(と)けるという原因不明の奇病(きびょう)にかかってしまったのです。
医者はいろいろ手を尽くしましたが、結局鉛筆君を助けることはできませんでした。
トラえもんとチュー吉は、鉛筆君と大の仲良しで、3人はよく一緒に遊んだものでした。
そして、今日は鉛筆君のお通夜(つや)の日。
2人は今、お線香(せんこう)をあげにやってきたところです。
トラえもんは、棺(ひつぎ)の向こう側にいる鉛筆君のご両親に一礼したあと、お線香をあげ、鉛筆君の冥福(めいふく)を祈りました。
が、チュー吉の方は、ここへ来てからただただ泣いているばかりです。
よほど、仲の良い友達を失った悲しみが深いのでしょうね。
それにしても、あの元気だった鉛筆君が亡くなってしまうなんて…。
2人は、今もなお、半芯半疑(半信半疑)の状態です。【><】
一方、馬君が、文字通り目と鼻の先にあるニンジンをとろうと、全速力で走っています。
が、どんなに速く走っても、その『獲物』はいっこうにとれません。
それもそのはず、そのニンジンは釣竿(つりざお)のエサをつける部分にぶら下げられており、その釣竿は、馬君の背中に乗ったキューリのキュー太が握(にぎ)っているのですから…。【><】
馬君も、頭のいいとされる哺乳類(ほにゅうるい)の動物なのですから、はやくそのことに気づくべきなのですが、いかんせん頭の中はニンジンをとることだけでいっぱいになってしまっています。
というより、考えてみたら、馬君は草食動物です。
そのニンジンは諦(あきら)めて、背中に乗っているキューリを食べればよいと私は思うのですが…。(笑)
がきっと、今この状態でそれをいっても、馬君には「馬耳東風(ばじとうふう)」でしょうね。(爆)
最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
I pray his soul in peace.
(ご冥福をお祈りします)
He expressed his sympathy to a friend who has lost his brother and prayed to God.
(彼は、兄を亡くした友達に哀悼の意を表し、神に彼を助けてくれるよう祈った)
The lion ate its prey under a tree.
(ライオンは、木の下で獲物を食べた)
The horse ran as fast as possible, but he couldn’t get the prey.
(その馬は、全力で走りましたが、獲物をとることはできませんでした)