eclipse[i-ˈklips]は「食(しょく)」、ellipse [i-ˈlips,は「楕円(だえん)」です。
綴りの違いは、「食」の方は左から2番目の文字が’c’、「楕円」の方は同じく左から2番目の文字が’l’です。
それでは覚え方です。
eclipseの’c’ですが、このアルファベットは、右側が欠けた形をしています。これをそのまま、食で「欠けた」太陽だと想像しましょう。
ellipseの’l’は、ルと読めるので、こちらは「レモン(lエモン)」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。
暗記句:欠けた「食」、レモンは「楕円」
eclipseは、正確には、単に「食(しょく)」を表わす単語なので、これだけでは日食のことなのか月食のことなのか分かりません。
どちらかはっきりさせたい場合には、それぞれ以下のようにします。
日食:solar eclipse
月食:lunar eclipse
レモン君、日食や月食と違って欠けがないものだから、「ボクは完璧さ!」とイバッていますね。
太陽も月も、普段はまんまるで、欠けている時間は短いものなので、イバるほどのことでもないと思うのですが。(笑)
ちなみに、『完璧』の「璧」ですが、「壁(かべ)」ではなくて「璧(へき)」です。
「璧」というのは、傷やひびなどのない、完全な玉の意味で、そこから「完璧」という語が生まれました。
なので、「壁」では意味をなしません。
また、このことが分かると、”ほぼ完璧”という用法は誤りであることが分かります。
何しろ、傷ひとつないのが「完璧」なのですから、「ほぼ」をつけてしまうと、矛盾(むじゅん)が生じます。
もしも間違えて覚えていた方がいらっしゃいましたら、この機会に正しく覚え直しておきましょう。
最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。
A solar eclipse is a rare appearance.
(日食は、まれにしか起こらない)
Total Lunar Eclipse Seen Across Japan.
(皆既(かいき)月食が、全国で観測される)
A partial lunar eclipse could be seen from all parts of Japan on the night of June 26.
(6月26日の夜、部分月食が全国各地で見られた)
Light from the light source enters into an ellipse mirror.
(その光源からの光は、楕円鏡に入射する)
Non-polygon includes circle, ellipse or oval.
(非多角形には、円形、楕円形または長円形が含まれる)
A prolate spheroid is generated by revolving an ellipse about its major axis.
(長球は、主軸を楕円に回転させることによって発生する)
上の暗記句とイラストで、eclipseとellipseの違いをしっかり覚えてしまいましょう。