collectとcorrect

collect [kə-ˈlekt]は「集める」、correct [kə-ˈrekt]は「正しい」です。
綴りの違いは、「集める」の方は左から3文字目と4番目の文字が’ll’、「正しい」の方は同じく左から3文字目と4番目の文字が’rr’です。

collectとcorrect

それでは覚え方です。
collectの’ll’を、そのまま読むとエルエルなので、「得る得る(LL)」とします。correctの’rr’の方は、そのまま読むとあーるあーるなので、こちらは正しい知識を提供してくれるテレビ番組、「あるある大事典(RR大事典)※」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:得る得る「集める」!『 あるある』で「正しい」知識

collectとcorrect2

パー君、あるある大事典を観て、正しい知識を得ようと頑張っていますね。
が、知識は手持ちの籠(かご)にではなく、自分の頭の中に入れなければ意味がないと私は思うのですが…(爆)。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

She is collecting antique teapots..
(彼女は、年代物の急須(きゅうす)を集めている)
A federal jury convicted a man for killing his wife by pushing her off a cliff in order to collect $3 million in life insurance.
(連邦陪審(れんぽうばいしん)は、保険金300万ドルの生命保険を自分の妻に掛けて、崖(がけ)から突き落として殺害した男に、有罪判決を下した)
Correct errors, if any.
( 誤りがあれば正せ)
These medicines are used for correcting chemical imbalances in the brain.
これらの薬は、脳内の化学的不均衡(かがくてきふきんこう)を正すために使われる)

 

※「あるある大事典(発掘!あるある大事典)」は、1996年(平成8年)10月27日から2007年(平成19年)1月14日まで、関西テレビを制作局として、フジテレビ系列で毎週日曜日21:00 – 21:54に放送されていたテレビ番組です。
この番組では、「健康・からだ・レジャー・脳と心・美容・食・暮らし」などをテーマに、生活情報が提供されていました。


hearとhere

hear[ˈhir]は「聞こえる」、here [ˈhir]は「ここで」です。
綴りの違いは、「聞こえる」の方は3番目と4番目の文字が’ar’、「ここで」の方は同じく左から3番目と4番目の文字が’re’ですが、ここでは’ear’と’’ereの違いとします。

hearとhere

さて、ここで下線を引いた部分を良く見てみましょう。
まず、’hear’ですが、何と、「聞こえる」という意味の単語の綴りの中に、’ear(耳)’が入っていますね!
他方の’here’の方は、綴りの中に’ere’という単語が入っています。
こちらも、実際に存在する単語で、意味は「~より前に、~する前に(=before)」です。
が、ここでは綴りの通りに「エレ」と読んで、「エレキギター(ereキギター)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:があるから「聞こえる」、エレキギターを「ここで」弾く

hearとhere2

食パン君、チュー吉に聴力を問われて当惑していますね。
食パンには確かに『耳』がありますが、これは台風の『目』と同じで、実際に見たり聴いたりできるものではありませんね。(笑)
一方のパー君は、突然ワル男君に墓地に呼び出され、しかも深夜なのにエレキーギターを弾いてくれと頼まれています。
何でも、今日が数年前に亡くなったエレキーギターが大好きだったいとこの命日で、彼の供養のためにというのですが、あまりに突然の出来事に、こちらの方も当惑していますね。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Do you hear?
(聞こえますか)
I want you to hear it.
(あなたに聞かせたい)
I was relieved to hear it.
(それを聞いて安心した)
It’s dark here.
(ここは暗い)
Over here!
(ここです!)
Here it is!
(あった!)

上の暗記句とこのイラストで、hearとhereの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


clutchとcrutch

clutch [ˈkləch]は「しっかり握る」、crutch [ˈkrəch]は「松葉杖(まつばづえ)」です。
綴りの違いは、「しっかり握る」の方は左から2文字目が’l’、「松葉杖」の方は同じく左から2文字目が’r’です。

clutchとcrutch

それでは覚え方です。
clutchの’l’を、長い棒だと想像しましょう。crutchの’r’の方は、松葉杖の横木の部分だと想像してください。

clutchとcrutch2

clutchの方は、c君とu君が、長い棒をしっかりと握っていますね。
他方のcrutchの方は、c君、u君、そして他のみんなも、どうやら松葉杖が珍しいようで、一体何だろうと、じっと見ていますね。

ところで、松葉杖というのは、考えてみれば奇妙な言葉ですね。
怪我をしたときや骨折したときなどにお世話になるアイテムですが、どこにも”それらしい漢字”が入っていません。
たとえば、『歩行杖』とかなっていれば、非常に分かりやすいのですが…。
実は、松葉杖は、松葉のように二股(ふたまた)に分かれているところから、このように呼ばれるようになったのです。

ちなみに、『股』を英語でいうと、crouch [ˈkräch]です。
あれあれ? 皆さん、気づきましたか?
そうなのです。松葉杖の意味のcrutchの’u’を’o’に変えると、股になるのです。
余力のある方は、松葉杖つながりということで、こちらも一緒に覚えてしまいましょう。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The child clutched her mother’s hand firmly.
(その子供は、母親の手をしっかりつかんだ)
I have become so desperate that I would clutch even at straws.
(今はもう、藁にもすがりたい気持ちです)
He hobbled, grunting, on his crutch.
(彼はぶつぶついいながら、松葉杖をつき、足をひきずっていた)
He stood where he was, resting lightly on his crutch, watching his friend.
(彼はじっとその場に立ちつくし、軽く松葉杖にもたれながら、友人を見つめていた)


bleachとbreach

bleach [ˈblēch]は「漂白剤(ひょうはくざい)」、breach [ˈbrēch]は「侵害(しんがい)」です。
綴りの違いは、「漂白剤」の方は、左から2文字目が’l’で、「長いす」の方は、同じく左から2文字目が’r’です。

bleachとbreach

それでは覚え方です。まず、漂白剤の方の’l’は、商品の大きさを表わす「Lサイズ」とします。次に、侵害の方の’r’は、「歩く(rく)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:Lサイズの「漂白剤」、くだけで「侵害」者

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

bleachとbreach2

この漂白剤君、サイズが大きいので、当然脚も長く、その歩幅は数mにもなります。
そのため、外を歩くときには、よくよく注意しないと、このように他人の土地に入り込むことになってしまいます。
これは、本当に困ったことですね!【><】

bleachは、「漂白剤」のほか、「漂白する」「脱色する」という意味で、動詞としても使われます。
一方のbreachには、「侵害」の他、「違反、不履行(ふりこう)」といった意味もあります。
新聞などでときおり見かける「背任行為」は、「breach of trust」です。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

A complete bleach usually requires several applications.
(完全な漂白剤は、通常何回かの塗布を必要とする)
Did you bleach your hair?
(あなたは、髪を脱色したのですか?)
Is revealing my email address a breach of privacy?
(メールアドレスをさらすのは、プライバシーの侵害にあたりますか?)
He was indicted on a charge of aggravated breach of trust causing huge losses to his company.
(彼は、特別背任罪を犯し、会社に巨額の損害を与えた罪で起訴された)


英語表現 No.241 「それ後でもいい? 今じゃなくても大丈夫?」

今日の表現は、誰かに何かを頼まれたんだけど手が離せなくて、今じゃなくていいかを聞きたい時使える表現です。

Can it wait?
それ後でもいい? / 今じゃなくても大丈夫?

このitは、頼まれた事。
ここでいうwait は、待つという意味よりは、後回しにできるといったニュアンスがあります。


A: Could you look over this report?
B: Um,  I'm a little tied up right now.  Can it wait?
A: Sure.

A: この報告書に目を通してもらえる?
B: えっと、今ちょっと手が離せないんだけど、それ後でもいい?
A: もちろん。

自分から先に、「これ急ぎませんから。」
と言いたい時は、
It can wait.
と言えばOK!

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英語表現 No.240「結局は、結局のところ」

今日の表現は、
いろいろあったけど、結局のところ〇〇じゃない?の、「結局のところ」にあたる表現です。

at the end of the day   = 結局は、結局のところ

もちろん、「一日の終わりに」という意味でも使えます。
辞書には、
Something that you say before you give the most important fact of a situation.
いろいろあったり、試したり話したりしたけど、結局これだよねっていうニュアンスです。

例えば、

A: Have you had lunch yet?
B: No.  I'm thinking of skipping it.
A: What?  You're not hungry?
B: I am, but I'm on a diet.  I want to lose 3 kilos.
A: Skipping meals is not good, though.
B: I know, but I'm kind of desperate.
A: Well, at the end of the day, your health is your responsibility.


A: ランチもう食べた?
B: まだだけど抜いちゃおうかなと思って。
A: え~?お腹へってないの?
B: すいてるけど、ダイエット中なの。3キロ減らしたいんだ。
A: でも食事抜くのってよくないよ。
B: わかってるけど、私必死なの。
A: まあ結局のところ健康は自分の責任だからね。

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英語表現 No.239 「じゃあこうしようよ!」

何かについて相談している時、いいアイディアを思いついて提案する際に使える表現です。これを言ってから、実際の提案を話すと、唐突な感じがしなくてすみます。

I'll tell you what.
じゃあこうしようよ!


例えば、

A: You know, we have to get to the airport at 7:30 tomorrow morning.  I don't think we have time to have breakfast at the hotel.
B: OK.  I'll tell you what.  Let's eat something at the airport.  I'm sure we have plenty of time there.
A: ねえ、明日の朝7時半に空港についてなきゃいけないから、ホテルで朝ご飯食べる時間ないわね。
B: そっか。じゃあこうしよう!空港で食べようよ。時間は十分あると思うよ。

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英語表現 No.238 「裏目に出る」

状況を好転させようとして計画した事が、それをする事で返ってもっと悪い状況になってしまう事ってありますよね。
例えば、親に内緒で友人宅で夜通しパーティーをしようと思っていて、いとこにアリバイ工作を頼んだら、ウソがへたでバレてしまい、「パーティーに無断で行こうとしていた」プラス「いとこにウソをつかせた」事も加わって事態は最悪など笑。
これは、

  backfire

という動詞を使います。
もともとこの単語は、内炎機関が逆火をおこすという意味です。


A; So, how'd it go?    Your mom bought it?
B: No.  My plan totally backfired.  Mom is furious and I'm in deep trouble.
A: で、どうだった? ママ信じた?
B: ううん。完全に裏目に出ちゃった。ママはマジ切れだし、もう最悪!

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英語表現 No.238「そういう人」

「わたしってこういう人です」というその人の本質の部分を言いたい時、どの時制を使ってどういう風に言えばいいですか?と聞かれる事があります。

確かに文法書を開いても、「現在の習慣」とかなんとかいろいろ説明されていますが、いまいちわかりにくい。

じゃあどういう風に理解すればいいか。
私は、こう思います。

何かを言ったあと、(そういう人です)(そういうものです)
と言える時は、現在形。


例えば、
「私テレビみないの。」
これは、今日みないとか明日みないとかではなく、
「テレビをみない(そういう人)」というその人の本質的なところを言っているので、

I don't watch TV.
(私はテレビをみない、そういう人です)

それに対して、
今ただ一時的にそうしているだけの時は進行形。

I'm not watching TV. (私はテレビをみていない)


だから、自己紹介する時、現在形結構出てきますよね。
I often go to the gym in Roppongi. (私よく六本木のジムに行くのよ(そういう人なの))
I drink coffee every morning. (私は毎朝コーヒー飲むの。(そういう人)

例えば、誰かにどんなお仕事をされているのかを聞く時、

What do you do? と聞くのはなぜか?
よく、「あなたは何をしますか?」でなんで仕事を聞く事になるんですか?
と聞かれます。
なぜかというと、
「あなたは何をする(そういう人なんですか)?」
という意味なので、お仕事を聞いている事になるのです。

これを踏まえて、
自分の事を語る時、
例えば、

私は料理はしません。(=料理はしない人です。)
私はお酒は飲みません。(=お酒は飲まない人です。)
は、

I don't cook.
I don't drink.
と言えばいいし、人に聞く時も、

あなた料理する人?
Do you cook?

のように聞けばOKです。

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coachとcouch

coach [ˈkōch]は「コーチ、指導員」、couch [ˈkau̇ch]は「長いす」です。
綴りの違いは、「コーチ」の方は、真ん中の部分が’a’で、「長いす」の方は、同じく真ん中の部分が’u’です。

alleyとally

それでは覚え方です。まず、コーチの方にある’a’を、そのまま読むとアなので、「アリ(aリ)」とします。次に、長いすの’u’の方は、同じくそのまま読むとウなので、「宇宙(uちゅう」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:リの「コーチ」と宙の「長椅子」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

alleyとally

パー君は、半年ほど前にダンスの得意なアリ男君の開いた、『蟻明(ありあけ)ダンス教室』でダンスを習い始めたのですが、スジがよくないのか、或いは運動神経に問題があるのか、なかなか上達せず、コーチともども苦戦しているようです。
実は、3ヶ月後に、蟻明市でダンス大会があり、パー君はそこへの参加を強く希望しているため、コーチが気合を入れて、パー君のためにスペシャルコースを組んでトレーニングを続けているのですが、このぶんだと、パー君の参加はかなり難しそうです。

一方、100万年前に「君以外の、誰にもできない仕事だ!」などと先輩たちにおだてられ、その気になって光速ロケットで地球を脱出し、木星近くの宇宙空間に設置された椅子君の前には、未だ誰も現われず、彼は自らの存在意義が分からなくなってしまったようです。
実は、さっきもいす君はこうつぶやいていました。
「100万年経っても誰も座りに来ないなんて、まったくシャレにもならないよ!」

どちらも、悩み多き人生のようですね。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

That man is my coach.
(あの男の人は、僕のコーチなんだ)
The coach steered his team to victory.
(コーチは、チームを勝利に導いた)
The coach keyed up the team for the game.
(コーチは、その試合を控えて、チームの気分を盛り上げた)
We nuzzled on the couch.
(私たちは、長いすの上で寄り添った)
Akira stretched out on the couch.
(明は、長いすに長々と寝そべっていた)
The room was furnished with a desk, telephone and couch.
(その部屋には、机と電話機と長いすが備えつけられていた)