sawとsewとsow

saw [ˈso]は「のこぎり」、sew [ˈso]は「縫(ぬ)う」、sow [ˈso]は「種をまく」です。
綴りの違いは、「のこぎり」はまん中の文字が’a’、「縫う」は’e’、「種をまく」は’o’です。

sawとsewとsow

それでは覚え方です。
sawは、2匹のアリが、A型をしたのこぎりで、ギーコ!ギーコ!と丸太を切っているところとします。
sewは、e君が人が履(は)いている靴下をe型に縫っているところ、そしてsowは、O君が花壇(かだん)に種をまいているところとします。

sawとsewとsow2

丸太を切っているのは、向かって左側がこのサイトに時おり登場するアリ男君、同じく向かって右側がアリ男君の友達のアレ男君です。
大事な名前なので、彼らの顔と名前をしっかり覚えておきましょう。
テストに出るよ(ウソです)。

アリが丸太を切るなんてアリ(有り)得るのかと思いますが、(爆) 見ていると、大量の切り子を吐き出しながら、アレよアレよという間に、のこぎりが丸太に食い込んでいきます。おお!(゚o゚)
というより、アりさんたち、体よりもはるかに大きくて重そうなこの変わった形ののこぎりを、何の苦もなく使っていますね。
実は、アリって力持ちなんです。
アリは、プロレスの選手のように全身が筋肉の塊で、体重を勘案(かんあん)すれば、カブトムシよりも力持ちなのです。

一方、e君が、靴下のほころびを直しています。
e君は、針仕事が得意で、このように、人が履(は)いている状態でもしっかりと修繕(しゅうぜん)することができます。
が、今日はちょっと手元が狂って、足も一緒に縫ってしまったようです。【><】

他方、O君は園芸(えんげい)が趣味で、今日は花壇に花の種をまいています。
「早く芽をだあせ~」と、歌うようにまいていますね。
O君のこの気持ちが通じて、早く芽が出て、花壇いっぱいに素敵な花を咲かせてくれるといいですね。(^^)
えっ、この花の名前ですか? 袋には「花の種」としか書かれていませんが、種を見ると、Oきな(大きな)花を咲かせるひまわりのようです。(^^)

さて、sawには「のこぎり」のほかにもうひとつ意味があります。
いくばくかの人生の真実が含まれていると考えられている短い言葉、すなわち「ことわざ」です。
それと、動詞”see”の過去形も同じく”saw”なので、混乱しないようにしましょう。
そのためには、こんな文章をつくって暗記しておくと良いでしょう。

Nokko saw the saw there.
(のっこは、そこでのこぎりを見た)

のっこというと、何か外国人の名前のようですが、日本では「信子(のぶこ)」「典子(のりこ)」などのあだ名ですね。
上の文章を、すらすらといえるようになるまで、何度も繰り返し読んでみてくださいね。(^^)

sewは、「縫う」「縫いつける」という意味の単語です。
「ドレスを縫う」といいたければ「sew a dress」、「ブラウスにボタンをつける」といいたければ「sew a button on a blouse」、「2枚の布を縫い合わせる」といいたければ「sew two pieces together」です。

sowは、「種をまく」という意味ですが、日本語と同じように、「災(わざわ)いの種をまく、誘発(ゆうはつ)する」といった意味でも使うことができます。
sow the hatredといえば、「憎しみの種をまく」、sow discordといえば、「不和の原因をつくる」、sow the seeds of doubtといえば、「疑いの種をまく」という意味になります。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Ants are cutting through the wood with a saw.
(アリたちは、のこぎりで木を切っている)
His bankruptcy reminded me the old saw about being careful what you wish for.
(彼の破産は、物事は慎重に考えなさいという古いことわざを思い出させた)
She sewed a cute dress on a machine.
(彼女は、かわいいドレスをミシンで縫った)
She sewed up the hole in his pants.
(彼女は、彼のズボンの穴を修繕した)
I sowed lettuce in the garden.
(私は、レタスの種をまいた)
As a man sows, so shall he reap.
(まいた種は刈り取らなければならない;因果応報、自業自得)

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