Nowhere is this 比較級 than ~.

「意味」~ほど,このことが...なところはない。~より,これが...なところは他にはない。これが一番...なのは~だ。

※今日の英語,これはけっこうよく見かけるパターンではあるのですが,this is 比較級 がis this 比較級 と倒置になっているので,一見すると分かりにくいかもしれません.

この英語表現でよくある比較級は,以下の例文のmore evidentやmore apparent, more important, truer, clearerといったところです.

「英会話例文」
Nowhere is this more evident than in New York City.「ニューヨーク市ほど,このことが明白な場所はない。」

A little bird told me.

「意味」風の便りに聞きました。小耳にはさみました。

※今日の英語,「小鳥が私に言った」が文字通りの意味ですが,上記の意味で使います.

A little bird whispered to me.も同様の意味で使いますが,使用頻度はA little bird told me.の方がだんぜん高いです.

以下の例文のように,聞いた話をthat節で続ける場合があります.thatはしばしば省略されます.

「英会話例文」
A little bird told me (that) he got a new job. 「彼が新しい仕事に就いたという話を小耳にはさみました。」

I can’t get my bearings.; I can’t find my bearings.; I lose my bearings.

「意味」自分がどこにいるのか分からない。自分のすべきことが分からない。

※今日の英語,bearingには機械部品の軸受の意味がありますが,このフレーズでは方向,方角,相対的位置の意味です.

I can't get my bearings.や I can't find my bearings.,I lose my bearings.は,歩いていて自分がどこにいるのかや方角が分からなくなる場合に使う他,新しい状況で自分のすべきことが分からない,といった場合にも使います.

「英会話例文1」
I lost my bearings when I lost my friend.「私は友達を失ったとき、自分のすべきことが分からなくなった。」

I’m off to …

「意味」...に出かけます。...に行ってきます。

※今日の英語,「今いる場所から離れて,ある所へ向かう」,という意味で使います.例文をいくつか挙げておきますが,和訳はその時の状況によって違ってきます.

また,to ...の無い,I'm off.だけの場合もありますが,この場合も,状況によって,「行ってきます」という訳になったり,「さようなら」,「それでは失礼します」といった訳になったりします.

「英会話例文1」
I'm off to work.「仕事に出かけます」 ※「仕事を休みます」ではありません.

「英会話例文2」
I'm off to lunch.「昼食に行ってきます」

「英会話例文3」
I'm off to bed. 「もう寝ます」 ※今いる場所から離れて,寝室に移動する,という意味です.

Truth is stranger than fiction.; Fact is stranger than fiction.

「意味」事実は小説よりも奇なり。

※今日の英語,現実の出来事が小説のような創作物より奇妙なことがある,という意味です.1800年代のLord Byronの詩「Don Juan」の一節に由来します.

「英会話例文」
Truth is stranger than fiction, but it is because Fiction is obliged to stick to the possibilities; Truth isn’t. 「事実は小説よりも奇なり。なぜなら、フィクションは起こりうることに余儀なく固執しているのに対して、真実はそうではないからだ。」

※例文はMark Twainの言葉です.be obliged to ~は「余儀なく~する」,「~する義務がある」,「~しなければならない」といった意味です.

It’ll be worth it.

「意味」それだけの価値はあるでしょう.それをする価値はあるでしょう。

※今日の英語,itが2つ入っていて変な感じがするかもしれないのですが,主語のIt(それ)は,その価値がある(それだけの価値がある)といった意味合いです.

Itがこれからしようとすることを指す場合は,「それをやってみる価値はある」といった意味になります.

「英会話例文」
We know it's hard, but it'll be worth it. 「それが厳しいのは分かっているけど,やってみる価値はあるでしょう。」

There must be a catch.

「意味」何か問題があるにちがいない。何か裏があるはずだ。

※今日に英語,話が良すぎる場合に,きっと何か隠れた問題点や欠点があるはずだ,と思ったときに使うフレーズです.

このフレーズのcatchは名詞で,隠れた問題点や欠点,落とし穴の意味です.

「英会話例文」
It sounds too good to be true. There must be a catch.「それは話がうま過ぎるように聞こえます。何か問題があるにちがいない。」

※too good to be trueは「話がうま過ぎる」、「話ができ過ぎている」といった意味です.

How could you say that?

「意味」どうしてそんなことを言うんだ。そんなことがよく言えるな。

※今日の英語、相手の発言をとがめる場合に使います。

「英語例文」
A: You are a liar. 「A: 君は嘘つきだ。」
B: How could you say that?「B:どうしてそんなことを言うんだよ。」

a dime a dozen

「意味」安っぽいもの。ありふれたもの。どこにでもいるような人。価値のない人。

※今日の英語、1ダース(a dozen)を10セント硬貨(dime)で買えるぐらい安っぽいありふれた物,という意味ですが,人に対しても使います.

「英語例文」
This is a dime a dozen and can be found anywhere. 「これは安っぽいもので,どこでも見つけることができる。」

It’s a whole new ballgame.; It’s a whole new ball game.

「意味」それは(今までと違う)全く新しい状況だ。それは全く別の話だ。

※今日の英語、ballgameは二つの単語に分けてball gameと書くこともありますが,野球などの「球技」のことで,口語では「状況」や「事態」の意味でも使います.

whole new ballgameは「全く新しい状況」です.newをdifferentに置き換えたwhole different ballgame「これまでと全く異なる状況」もよく使いますが,newの場合の方が使用頻度は高いです.

「英語例文」
It's a whole new ballgame. We have to change our strategy entirely. 「それは今までと違う全く新しい状況だ。戦略を完全に変える必要がある。」