pairとpear

pair [‘per]は「カップル」、pear [‘per]は「西洋梨」です。
綴りの違いは、「カップル」の方は、真ん中の部分が’ai’で、「西洋梨」の方は、同じく真ん中の部分が’ea’です。

pairとpear

それでは覚え方です。
まず、カップルの方の’ai’は、そのまま読むとアイなので「愛」とします。次に、西洋梨の方の’ea’は、同様に読むとイーエーなので、「家」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ある「カップル」、なし「梨」

pairとpear2

今日は、頑張ってイラストもつけてみました。
さてこのフレーズ、最初はちょっと読みにくいかも知れません(特に「なし梨」の箇所)。が、つっかえずに言えるようになるまで、何度も繰り返し読んでみてください。
きっと、妙に記憶に残ることに気づかれることでしょう。

しかしこのカップル、ほんとうに幸せそうですね。対照的に、梨さんの方はほんとうに悲しそうです。

pairは、「ペア」と、既に日本語にもなっている単語ですね。
意味は、「1対」「一組の男女、カップル、夫婦」「同じ札2枚」です。
a pair of nylonsといえば「ナイロンの靴下1足」、a pair of compassesといえば「コンパス一挺」、clip on a pair of earringsといえば「イヤリングをつける」という意味になります。

pairと似たような意味をもつ英単語に、「couple」があります。
pairとcoupleの違いは、pair は「類似または同種のもので2つそろっているもの」、coupleは「同種のもので2つそろっているもの」に使います。

a pair of jeans
(ジーンズ1着)
a couple of players
(二人一組の競技者)

一方のpearは、「西洋梨」です。
a pear-treeといえば「梨の木」、a pearといえば「梨の実」、a fruit tree called a pear treeといえば
「梨という植物(果樹)」という意味になります。

西洋梨は、私たちがふだん見慣れている梨とは、少し形が違います。
私たちがふだん目にする梨は、丸いリンゴのような形をしていますが、西洋梨の方は、上のイラストで描かれているように、真ん中の部分がくぼんだ、ちょうど瓢箪(ひょうたん)のような形をしています。
八百屋や、スーパーなどで売られているので、見たり食べたりしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

それと、缶詰ですね。梨の缶詰といえば、普通は西洋梨が入っています。
この西洋梨は、「洋なし」ともいい、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアをはじめとして、世界中で広く食用として栽培されている果物です。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I want a pair of scissors.
(はさみが欲しい)
I will buy you a pair of shoes.
(靴を買ってあげよう)
They are a well-matched pair―made for each other.
(似合った夫婦だ)
The pear trees are in full bearing.
(梨は、(実が)なり盛りだ)
I plan on going pear picking.
(私は、梨狩りに行く予定です)

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