altarとalter

altar [‘Ol-tər]は「祭壇」、alter[‘Ol-tər]は「変える」です。
綴りの違いは、祭壇の方は’a’、変えるの方は’e’です。
ここでは、子音も含めて「ta(タ)」と「te(テ)」の違いとします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:俺ちの「祭壇」、折れ「変える」

「変える」という意味の単語には、他に、もはや日本語となっている、おなじみのchangeがありますね。
changeとalterは、どのように違うのでしょうか?

changeとalterの違いは、一言でいえば、『変える部分の割合』です。
人・物を「変える」というとき、通常はchangeを用いますが、alterを使うと、全部ではなくて、「部分的に変える」ことを強調できます。

たとえば、change my pantsといえば、「ズボンを履(は)きかえる」という意味ですが、alter my pantsといえば、「ズボンの一部の寸法を変える=仕立て直す」という意味になります。

changeもalterも、日本語に訳すとどちらも『変える』となりますが、このように、文脈によっては意味がまったく変わってしまいますので、注意が必要です。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The Pope stood before the altar.
(法王は、祭壇の前に立った)
He knelt before the altar.
(彼は、祭壇の前にひざまずいた)
The priest placed the monstrance [ˈmän(t)-strən(t)s] on the altar.
(司祭は、聖体顕示台(せいたいけんじだい)を祭壇に置いた)
I’ve changed my pants.
(私は、ズボンを履きかえた)
I’ve altered my pants.
(私は、ズボンを仕立て直した)
How long does it take to alter it?
(直すのに、どのくらい時間がかかりますか?)

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