ロバート・ワイアットは60年代後半から、ジャズ・ロック、サイケのソフト・マシーン、アート・ロックなミュージック色が強いと思いますがPOPなボーカルでもあり。
ジミヘン、ピンク・フロイドと交流、シド・バレットのソロ1st『The Madcap Laughs:帽子が笑う…不気味に』にドラマーで参加。
フリージャズに比べれば、POPな曲で聴きやすいでしょうが、ロック前衛化のミュージシャンの雰囲気も…それにはわけあって…
72年転落事故でドラムが無理になり、ボーカル・シンガーソングライターとして、アルバムを出します。74年『Rock Bottom』 プロデューサーはピンク・フロイドのニック・メイスン。
70年代前半、ソフトマシーンを脱退後頃から、サイケ系ミュージシャンへのアルバムに伴奏参加で、小生の師匠(勝手に言ってますが・笑)ブライアン・イーノの78年『アンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ』も演ってます。
しかしUKRockでは、珍しいの主義主張が政治色強し、このアルバム『Nothing Can Stop Us 』も。
ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズは生い立ちからくるモノを、アルバムのコンセプト観に強烈に表現しますが、あくまでも、音楽・ロックも本位にしてと小生は思います。
それが、ロバート・ワイアットはもっと直球、このアルバムのようにカバー曲の選曲シングル集になると、かなり意図的な主義主張ですので、音を楽しむ前に、とっつきにくいかも。
自由、公民、社会主義、革命のイメージするカバー曲を、朴訥なボーカルと素朴なメロ・伴奏にのせることは才人の証と思いますが。
それでも小生の好きなサイケ・アートロック系に、バッキンボーカル・伴奏なりで、けっこうアルバムに参加してますので、これも刷り込まれているブリティッシュロックと自覚でした。
と云うことでおまけは重い曲ですがビリー・ホリデイのカバーで
Robert Wyatt -Strange fruit
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