76との事ですが録音はベルリン76年、初リリースがCDで97年作品でしたね。忘れていたけど。
今回UPのアルバムジャケはリリシュー盤で曲数も増えてる。
メンバーがイーノにハルモニア(ノイ!のミヒャエル・ローター、クラスターのディーター・メビウス、ハンス=ヨアヒム・ローデリウス)とジョイント。
この時期の電子音楽は我が国にも冨田勲氏がいましたが、ドイツもクラスター、クラフトワーク、タンジェリンドリーム等、シンセ音楽が盛んでした。60年末から起動だったようです。
ドイツ系シンセ音楽を詳しく聴くようになったのは、79年上京して大学演劇で、音響でアンビエントを使うようになってから。
ブライアン・イーノはロキシーミュージックから、70年代中頃から、アンビエントに興味を持ちますが、その頃は電子音楽なPOPロック?しか判らないが正直なところ、ELPはいましたがあくまでもプログレ、ブライアン・イーノは異質だった。
イーノのソロでのアバンギャルドなジャケと調子外れようなボーカルと不協和音のようでも寂寥感ありメロには魅せられました。演劇で使用する頃は、リスペクトなミュージシャンになりました。
このアルバムは、コンポーザーと伴奏者としてブライアン・イーノがデイヴィッド・ボウイのベルリン三部作の『ロウ』前にコラボ録音、密なアートな技量のパワーが凄い!
その前がソロ4作品74年『ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ』『テイキング・タイガー・マウンテン』75年『アナザー・グリーン・ワールド』『ディスクリート・ミュージック 』とキングクリムゾンのロバート・フリップとのフリップ&イーノの73年『ノー・プッシーフッティング』 と75年『イヴニング・スター 』と凄まじい、ここらへんは、ほんと聴きました、一日中何回も。ほんと凄いため息でる(笑)
で、アルバム『Tracks and Traces:トラックス・アンド・トレイシズ』はおくゆかしいアンビエントで初期環境音楽かなと思わせて、POP感もありテクニカルよりは素直な浮遊感、もう完成形と思える出来。
イーノは同行同業ベクトルの位置合わせて、オリジナルを誰よりも交流で養った始りのアルバムと思うです。
そして70年代後半プロデュースはディーヴォ、トーキング・ヘッズ、ロバート・フリップ、デヴィッド・ボウイ、ウルトラヴォックス、etc凄すぎる。
と云うことでおまけも同アルバムから
Harmonia & Eno '76 -Atmosphere
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