2025年06月一覧

はっぴいえんど ‐ 抱きしめたい

はっぴいえんど の「抱きしめたい」で、アルバムは1971年『風街ろまん』ですね。

日本語ロックの代表的存在である彼らと出会ったきっかけは、洋楽に興味を持ち始めた70年代。ロックの原点に惹かれて英米の音楽を聴きあさりしていた時期でもありましたが、76年高1になった頃、なかなか手に入らない、そして見つけるのも難しいURC(アンダーグラウンド・レコードクラブ)が発表した『風街ろまん』を偶然にも友から借りて聴くことができた。

今振り返ると、本当に幸運だったと思います。同時期に、カルメン・マキ&OZの75年1st『カルメン・マキ&OZ』にも出会い、この頃から洋楽だけではなく日本のロックにも注目し始めました。

音楽のスタイルどうこうという話よりも、母国語で響く詩、つまりネイティブなロックには独特の意味がある。当時、ロックは「カッコイイ」が一番、そこに詩が持つパワーが強く刺さっきた。

特に、はっぴいえんど には、70年代前半にしてこの詩があるのですから、やはり圧倒的。「抱きしめたい」の詩は松本隆が手掛け、才が光ってる。始めから孤高の才能を感じる。言葉は素朴でも、迫力が伝わり、久しぶりに聴くと力強さに打たれる。


 


風街ろまん (通常盤) - はっぴいえんど


 



父の死から、1か月経て、まだまだ相続なり手続きや式がありますが、ここ1年程介護中心だった為、控えていた映画館に、行き始めました。観たい映画ばっかりなんですが、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』が好きなもので
先ず

評価は高いのですね、田中泯の演技、目線は畏怖、映画ではなかなか気づけないが踊りができる方は目でも演技できるのですね…原作は読んでいない、歌舞伎が題材ですが東宝なんですね

少年時代の二人が良 異性愛者ですが、映画は男優(あえて今、なんに忖度してるのかわからないが、女優も男優も同じにする俳優と書きません)で観ているとつくづく実感。主演2人も美形。

でしたが、今更ですが、94年『覇王別記』を思い出す、もう30年前なんですね。これも少年期京劇俳優養成所が素晴らしかった、もちろんこの時のレスリー・チャンの演技は神がかりでしたが。

次は

IMAXで一番良いポジションで鑑賞ですが、お客様がすくないショボーン  …現役時代は映画興行・宣伝が仕事だったので、心が痛い。トム・クルーズ命かけてるの判ります。大スクリーンの映画館で観るよう創られている。IMAX効果で映画に没頭できました。スクリーンの中に入り、傍らで覗いてトムを観ている気分になれます。これも、映画は男優で観ていると実感。
評価はまあまあのようですが、私の読むネット記事では、評が手厳しい悲しい

久しぶりに没頭できました。映画も音楽も良いものですね、私の人生には絶対条件です。

今後はライブも行けたらと思ってます。






















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Bananarama – Love In The First Degree

バナナラマの「Love In The First Degree(第一級恋愛罪)」、87年リリースのアルバム『WOW!(ワウ)』ですね。

「第一級恋愛罪」という邦題があったとは、全然覚えていませんでした。さすが80年代のPOPは侮れません!(笑) 久しぶりに気軽に楽しめるダンスミュージックを聴いていますが、歌詞や内容は意外と奥深くて驚かされます。

ところで、バナナラマの大ヒット曲「Cruel Summer(クルーエル・サマー)」を,私はほぼ35年間、ずっと「クールサマー」だと思い込んでいました。でも、タイトルを直訳すると「残酷な夏」ちょうど今の6月を象徴しているみたいですね。まだ夏が来る前なのに既に猛暑でバテ気味。毎日が本当に過酷です。

さらに、父が亡くなり、様々な新たな出来事がスタート。知らなかったことばかりで、司法書士さんの仕事がどういうものなのか、この年齢になってようやく理解しました。炎天下の中、相談や手続きのため事務所へ足を運んだり、初めて歩く街にも行ったり…この暑さでは頑張るのもなかなか厳しいものです。


 


Wow


 


かつて熱烈に愛していたUKロックやポップですが、80年代に入ると次第に影を落とし、その影響は自分自身の趣味にも顕著に現れるようになりました。ニューヨーク発の音楽やジャズへの興味が強まったことや。

大好きだったディスコミュージックやダンスミュージックが「ユーロビート」と称されるようになりはじめたころには、テクノポップから派生した音楽ジャンルが一つの領域として独立しだした印象。それは、似通って聴こえるようになり、とりわけリズムがどれも単調に感じてしまうことが…

丁度その時期に当たるのが、バナナラマの1987年のアルバム『WOW!(ワウ)』 その頃はディスコから離れ、クラブに通うようになり、主に新宿が遊び場に、たまに六本木にも足を伸ばしたりしていましたが、当時は踊るというより、気の合った友人たちと集まってたむろしていた。

今さらですがあらためて『WOW!(ワウ)』を耳にすると、その完成度の高さに驚かされます。当時はどうしても好きにはなれず、BGMのような槍玉にあげた程度の音楽として片付けていましたが…

実際のところ、当時のサウンドを見事に凝縮したアルバムだったのだと今になって気がつきました(少々遅い発見ではありますが、笑)

このアルバムはオリジナルメンバーのカレン・ウッドワード、サラ・ダリン、シヴォーン・ファーイによるメンバー構成としても最後の作品。

現在、カレン・ウッドワードとサラ・ダリンは健在で活動を続けており、オリジナルメンバーとしても短期間の復活も。2023年にもアルバムをリリース、今では年齢相応の上品さが漂う、落ち着いたユーロビートと思う(笑)

と云うことでおまけは同アルバムから、これもヒット曲ですね

Bananarama - I Heard A Rumour






















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Sly & the Family Stone – If You Want Me To Stay

スライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ・ストーンがお亡くなりになりました。
70年代は、10代・ロック少年だったけど、その頃スティーヴィー・ワンダーはえらく人気あったけど、聴いたのは、スライの方かも…

ハードロック、プログレに夢中になっても…このけだるさとリズムは、不思議感でファンクがロックと同じかもと思えた。ファンクでもサイケであるスライ&ザ・ファミリー・ストーンの独自な音色、今でも素晴らしい!

好きな曲はたくさんあるけど、一番は 「If You Want Me To Stay:一緒にいたいなら」かな~


ブログを始めて15年目、改めて思うのは、スライを聴いていたことが、20世紀ロック・POPカルチャーを体感していた証だということ。

最盛期は短かったものの、ドラッグ禍やマネジメントの不運により、寡作で厳しい時期があったけど、天才ミュージシャンだった。

感謝!

これも大好きな曲で

Sly & The Family Stone - Family Affair



























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Billy Joel – Vienna

ビリー・ジョエルの「ウィーン:Vienna」で、アルバムは78年『The Stranger:ストレンジャー』ですね。

 大ヒットアルバムで、シングルでも「ストレンジャー」が日本でも大々的にヒットしましたが、本国米国では「素顔のままで:Just the Way You Are」「ムーヴィン・アウト:Movin' Out (Anthony's Song)」「若死にするのは善人だけ:Only the Good Die Young」「シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン:She's Always a Woman」が人気で、主題曲「ストレンジャー」はシングルとしてはリリースされず、日本だけで人気があったことはブログしてから、知りました。

ロック好きでも洋楽好きなら、この曲は覚えがあると思う、CMソングで翌年78年にヒット、この曲は街中のいたるところで流れていた記憶がありますよね。
ビリー・ジョエルも、日本公演の時は、この曲はやらなければならないと言っていた。


 


ストレンジャー - ビリー・ジョエル


 


アルバムは捨て曲がなく、キャッチーな曲、メロディも至福で、70年代を代表するポップアルバムだと思う。心情的には基本的にメロディを追うタイプなので、初期の1st・1974年『ピアノ・マン』も大好きですが、『The Stranger:ストレンジャー』が思い出深いです。

そのバックボーンがあって…

5年ほど前から、私が還暦を越えた頃、父の健康状態が悪化し看護が必要となり、東京と茨城を行き来して介護をしていました。ケアマネージャーの助言でデイサービスを利用したり、ここ1年は病院と介護施設を行ったり来たりする状態でしたが、先週、父が亡くなりました。最期は施設が看取りました。
 翌日、施設との約束どおり葬儀屋の同伴で引き取り、その後は葬儀屋さんの手配で初七日まで式を終えることができました。何も分からないまま、言われるがままに進めていきました。

父の思い出にふけりながら葬儀ができましたが、遺言どおり、厳格に家族だけ。
その後、親戚への電話連絡は辛く、相手方が絶句しているのが分かり…父が望んだことを繰り返す日々です、今。

時の移ろいは仕方のないことですが、もう少し私が父の兄弟や本家に気配りをし、少しでも交流を持っていればと後悔しています。それを見越しての父の遺言だったのかなと、最後の最後まで面倒をかける息子だったようです。
長男でありながら、田舎が嫌で東京で好きな仕事に就き、勝手気ままに生きてきましたが、父は何も文句を言わず、まあ、子供の頃から怒らない人でした。その代わり、母は気性が激しく、典型的なかかあ天下。母は40年前に亡くなっているので、今頃二人で何を話しているのかと………
「来るのが遅い」と母が怒っている気がする(笑)

その父の死から、息継ぎなしになるような一週間、浮かぶメロディーは「ストレンジャー」ではなく「ウィーン:Vienna」でした。若気の至りや焦りとは違う、長く生きていくことを補う詩と感じる。

47年前の曲でも普遍的かつ不変的で、ビリー・ジョエルの才は売れるアルバムでも発揮された…やっと息継ぎできた日に浮かんだ曲がこれだった。

と云うことでおなけは同アルバムから、これもヒット曲で

Billy Joel - Just The Way You Are

























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