当時、ウェストコースト・ロックのジャンルではイーグルスよりもドゥービー・ブラザーズがお気に入り。フォークロックやカントリーのテイストは聴かず嫌い。なぜかドゥービーの音楽には心惹かれた。
1973年の前々作『キャプテン・アンド・ミー』のジャケットは秀逸で、アメリカ70年代の魅力的なアートワークの中でも特に洗練されていると。アルバムジャケでは名盤・名作品を多数生んだイギリスのヒプノシスに劣らない独特の存在感を放っている、と思うほど。
ヒプノシスはあの時期、他と比べ物にならないほど多作なことから、アメリカからもたまにはこうした素晴らしいアートが生まれたのかも。
『Stampede』の時代には、まだジェフ・バクスターいた。その後、トム・ジョンストンが脱退し、代わりとしてマイケル・マクドナルドが加入。
このタイミングでドゥービー・ブラザーズのサウンドはロック寄りからソフトロックへと、大きく変わった。1976年の『ドゥービー・ストリート』辺りから、イーグルスが大人気、多くのロック友でも、評価が急上昇した。

ソフトロックとAORの境界線は今でもはっきりとは理解していませんが、マイケル・マクドナルドのは両方を語る上で外せないと思う。小生、彼が加入してからのドゥービーの音楽にはどこか馴染めず、以前の方が好みでした。
そんなドゥービー・ブラザーズが、この6月に新アルバム『Walk This Road』をリリース。メンバー構成はトム・ジョンストン、パトリック・シモンズ、マイケル・マクドナルド、そしてジョン・マクフィーと、初期から中期、さらには後期まで網羅したベスト選出ような陣容。支える伴奏メンバーも素晴らしい才能の顔ぶれ。
これだけのメンバー構成なら感服でしたが、まさに一粒で三度おいしい!といった感じと思いきや?
新作の感想…どこか穏やかな仕上がり。人生経験を重ねた年齢層のための音楽(笑)
ちなみに23年日本公演にも行きましたのでUKRockファンですが、ちびっとファンかもの自覚はあります(笑)
小生も60代なので軽々しいことは言えませんが、「もっとロックして」と。マイケル・マクドナルドが強すぎて、彼の表現力・世界が持っていってしまうのかな…と
作品タイトルが『Walk This Road』この道を行く 言ってますので、小生の感想なっんて、余計なお世話(笑)
というわけでおまけはそんな新作から、トム・ジョンストンが手がけた曲を
The Doobie Brothers - Call Me
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