The Mighty Lemon Drops- Inside Out

マイティ・レモン・ドロップスの「Inside Out:インサイドアウト」で、アルバムは88年『World Without End:終わりなき世界』ですね。

80年代、多様化しすぎで陳腐化と思っていたUKロック(持論です)(笑)
でも、80年代にはシンプルなバンド、マイティ・レモン・ドロップスがありました!
70年代末に、今では一発屋もどきの「マイ・シャローナ」のザ・ナックもシンプルなロックで、こちらは大ヒットでしたが、マイティ・レモン・ドロップスはそれほど注目を集めませんでした。

 ネットラジオで流れてきたのをきっかけに久しぶりにアルバムごと『終わりなき世界』を聴いてみると、素晴らしい作品だと改めて感じました。60年代・70年代のロックが好きだった者へ、80年代にリファレンスした歪みの少ない音のシンプルロックを届けていたことに気がつきました。ノイジーな音色が好きだったので、当時は評価していなかったかもしれませんが、相変わらず何十年前のアルバムの優秀さを今になってやっと気がつくという、鈍い感性の持ち主です(笑)


 


World Without End


 


アルバムジャケット、ファッションもいかにもロックンロール。このバンド、今ではネオサイケ、ポストパンクと言われるようです。当時はそんな言葉は使わなかったです、私。

エコー&ザ・バニーメンの次席のバンドのような評価だったようですが、全く覚えていない。
マイティ・レモン・ドロップスはリバプールのバンドで、70年代末から80年代にかけて、ビートルズの故郷からもロックが生まれていましたが、メジャーにはなれず、そうしたバンドがいくつもあったと思います。その流れのバンドだったと思う。

英国は土地が広くない国ですが、ロンドン、リバプール、マンチェスターなど各地からロックが派生します。

マイティ・レモン・ドロップスはギターロックでPOPロックですが、インディーズ時代はニューウェイヴ的なスタイル、それを清廉化してシンプルなロックに徹したのが『World Without End:終わりなき世界』かなと。93年には解散し、インディーズとメジャー時代のアルバムが5枚ありますが、これにハマっています。音が誠実なんですね。たまにはノイジーが少なく、歪みが少ないギターも良いかな~と。

ということで、おまけとして同じアルバムから好きな曲で日本の歌謡曲っぽい感じがあり、出所が日本なのか英国なのか面白い

The Mighty Lemon Drops - Fall Down (Like A Rain)





























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