2025年10月一覧

Queen – The Prophets Song

クイーンの「The Prophet’s Song(預言者の唄)」が収録されているのは、1975年の名盤『A Night at the Opera(オペラ座の夜)』ですね。

ブリティッシュ・ロックファンなら誰もが知る“ド定番”のこのアルバム。当時(75〜76年)私は中→高の頃でしたが、男子の多くはハードロックならレッド・ツェッペリンやディープ・パープルに夢中。

一方、クイーンはTVでも“女の子人気のあるバンド”という印象が強く、『オペラ座の夜』を聴くと変調の嵐。「これはこれでスゴいけど…なんだこれ!?」というのが正直な初印象(笑)

70年代は音楽の多様化が進み、ビートルズの後を継ぐバンドたちが個性を競って、雑誌でも“音楽的バラエティ”を評価する論調が多く、フレディ・マーキュリーの3オクターブ(今では4オクターブとも!)の声も話題。オペラ歌手が6種類で選手、当時から彼の声は別格の評価を受けていたのを覚えています。

とはいえ、私は中学時代からクイーンを聴いていましたが、初期3作──『戦慄の王女』(’73)、『クイーンII』(’74)、『シアー・ハート・アタック』(’74)──は男の子好みのハードロック。ちょうど激しい音楽に憧れはじめた時期で、『オペラ座の夜』の“ハードだけど変調の多い”世界にはついていけなかったのが本音。苦手とまでは言いませんが、どうも絶賛できないまま時が過ぎ。


 


オペラ座の夜(SHM-CD) - クイーン


 


ところが今回、『Becoming Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン:ビカミング)』をきっかけに、当時高1の頃にハードロックに夢中で聴いていたアルバムたちを聴き直してみたんですが、Zepやパープルと一緒に『オペラ座の夜』をかけてみたら──あら不思議。

クイーンの音楽的多面性に、あらためて感動してしまいました。

1曲目「Death on Two Legs」はかなり癖があります。英語がわからないまま聴くと違和感や不安感が残るのも当然で、実際これは“他人への批判ソング”、でも、3曲目「You’re My Best Friend」で帳尻を合わせる構成がまた絶妙(笑)。

そしてB面1曲目「The Prophet’s Song」(メイ作)が、B面4曲目「Bohemian Rhapsody」(マーキュリー作)と対になっている。どちらも変調の嵐で、バランスをとりながらアルバム全体をまとめている。まさに流石クイーン!

で、50年経った今になって、ようやく『オペラ座の夜』の本質に、ちらっと近づいた、と判った気分になる、感性が超スローな小生であります(笑)

と云うことでおまけも同アルバムから、たぶん初UPですね15年目ですが19億回再生とは凄い

Queen – Bohemian Rhapsody


























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Ace Frehley – Into the Night

エース・フレーリーの「 Into the Night:イントゥ・ザ・ナイト」で、アルバムは87年『Frehley's Comet:フレイリーズ・コメット』ですね。


 エースがお亡くなりになった事を、音楽・ロック系の多くのお気に入りブログから、知りました。同世代(と思ってます)の方の共感が伝わる想いに、エース・フレーリーって人気あったんだと、なんか安堵。


『Frehley's Comet:フレイリーズ・コメット』は、エースのソロアルバムでなくて、フレーリーズ・コメットと名乗っていたバンドのアルバムなんですね。80年代のソロアルバムはそのまま70年代ハードロックの流れのような曲で、少しPOP化で、聴きやすいロックで、ソロ・アルバムの覚えでした。

私にとってはKISSのエース・フレーリー、キッスは70年代が一番夢中になったのですが、ロック友が、ほぼUKRockファンなかで、キッスに気がついた目覚めたは仲間内では己が初・発だったのでキッスへの想いもひとしお。ハードロックでもギターロックでもあるキッスは、さらに熱くさせました。そのリードギターリストですから、エース・フレーリーにも注目、ギターから花火上がるし。
まあ大好きな「デトロイト・ロック・シティ」のギターソロがエズリンが弾いていたと知った時はショック、えーーーびっくりでしたが。


 


Frehley's Comet


 


2018年から23年のキッスのライブ終わり「KISS: End of the Road」での、最終NY公演で、エース・フレーリーが登場させるような、プロモ見かけたけど、大人の事情、まあ、友情もそこまで回復、あるの?と思いましたが、案の定、現状のキッスメンバーの公演でした。

10代に夢中になったハードロック、キッス、時はやっぱり流れます。
生きとし生きるものには、終わりがありますが、やっぱり寂しいものですね。

エース・フレーリー、ありがとう!


と云うことでおまけはキッスの時代の曲と柔いボーカルとギターの勢いのアンバランスさ
懐かしい!!

Kiss-Shock me

































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The Whoはアー・オールライトでも、俺は…

忙しいふりして、野球ドジャースも観たい、映画も観たいたくさんの作品、今日、時間ができて、お昼に、The Whoのドキュメンタリー映画・79年『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』を観てきました。

感激と言うより、ほっと安堵、厳しく言えばノルマをはたした、ブリティッシュロックファンとしてかな~

9月末にZEPの『Becoming Led Zeppelin:レッド・ツェッペリン ビカミング』は素直に感激、音と映像の酔いしれた、IMAX上映、今風の映像音響仕様、ドキュメントと言いながら監督、メンバーの意向がある→ドキュメン・ストーリー。これに観客・ファンは、温故知新なり・10代にフィードバックする…絶妙な映像体験になる思う。

 『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』は79年作で日本未公開だった。後にDVD・ブルーレイがあったと思うが。79年は上京していて予備校通いの浪人、受験追い込みなのに観た79年11月公開『Quadrophenia:さらば青春の光』 これに12月公開『マッドマックス』に洗脳され、運よく入れた翌年からの大学なんですが、勉強なっんてしないで映画三昧、時々演劇と登山。運よく友の手助けで卒業ができ、運よく映画会社に入社できた。

その起点がフーのアルバム73年『四重人格』を元ネタ・モチーフにした79年『Quadrophenia:さらば青春の光』でしたが、当時はフーのイメージと映画が違和感もあり複雑な思いもありでしたが、それでも少ない当時のUKRockの映画、そして主人公のモッズのイメージ、ニュー・ウェイヴのザ・ジャムと重なり、かっよさに痺れたワケで、これも【ロックはカッコイイ】の芯になった10代の最後の歳。


 時は流れ45年後は、79年当時『さらば青春の光』2本立ての予定だったがお蔵入りした『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』を映画館で観る。
今はインターネットがある、映像はYouTubeがある、動くロックスター・バンドの映像は目新しモノではなくなった。音源も録音物から配信から、多く選択できる、昔のような渇望感のない時代に観る『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』

『Becoming Led Zeppelin:レッド・ツェッペリン ビカミング』が今に残す、ハードロックの始まりと思うが…

『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』は当時79年に観たかった、あの音楽への渇望感とブリティッシュロックの革新性が旬の状況に!!


 21世紀、自分が主に聴く60年代・70年代のロックがクラシック・ロックのジャンルと知った時に衝撃、ロックって新しいモノでないと印、道理で音楽の細分化のジャンル表記になるワケだと納得したわけでないが、認知。

旬の音楽だったものが、ノスタルジックの『The Kids Are Alright:キッズ・アー・オールライト』かな、講釈語る己にも、へきへき感がある…はあーーー歳は取ってるのですね(苦笑)

観客は30人ぐらいで、たぶん私は一番下と思っていたら、上映直前、若い方が2人入ってきて、少し希望…

シニア料金1,300円 パンフ(ペラペラ頁 内容もファンの方なら知ってるって)900円 
合計2,200円

『Becoming Led Zeppelin:レッド・ツェッペリン ビカミング』はIMAX特別料金でシニア設定なし3,000円 その価値あると思う、観たい人は観ての価格設定は、今の時代風。


個人的には、
ザ・フーは“見る”より“感じる”バンド、破壊と衝動、若気の至りと後悔、まるごと抱きしめるエネルギー音楽が、映像映画は、なぜか“記録”になっちゃうんだと、これこそロックのジレンマ…かな。

このブログは
【騙されるな! ロックを聴いていれば全てお見通し】
「Won't Get Fooled Again」  原災はROCKの凄さを信じて、もう騙されない!

2011年5月から始めましたが、原発事故報道のあまりのいい加減さに、突然頭のなかで鳴ったのは邦題はフー「無法の世界」となってますが、騙されるなと聴こえた「Won't Get Fooled Again」から、感化されブログを始めた。

ロックは真であり、己の芯ですが、映画公開なり昔の未発表曲リリースなりは、ノスタルジック、昔は良かった調なのか………次に繋ぐサブカル、文化になって欲しいと思いたい!


と云うことで、屁理屈語りの自戒として、ロックがまだ理屈じゃなかった時代の祈りとして

The Who – Baba O’Riley




































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