The Alan Parsons Project:アラン・パーソンズ・プロジェクトの
「(The System Of) Doctor Tarr and Professor Fether:タール博士とフェザー教授の療法」は、
1976年デビューアルバム『Tales of Mystery and Imagination:怪奇と幻想の物語』ですね。
ビートルズやピンク・フロイドのレコーディング・エンジニアとして知られるアラン・パーソンズが、エドガー・アラン・ポーの幻想文学を題材に構築したコンセプト・アルバム
その中でも本曲は、文学性とポップ性が見事に融合した楽曲として、
今なお語り継がれていた だって!
高校生になった1976年、ロックに夢中、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンにどっぷりハマって、ハードロック、そしてプログレの名盤な後追いで聴きたいとそれにアメリカンロックも聴きたいと。
70年代、激動のブリティッシュロックシーンに、プログレぽい連中が、急にポップとクラシック融合か!?
――正直、判らん、でも才あるような? それが、アラン・パーソンズ・プロジェクト:APPでした。
むちゃくちゃ人気があったようでなく、ELOもいたし。日本では、万民受けはセカンド77年『アイ・ロボット』 からだったと思う。それも、ビートルズやピンク・フロイドのようなコンセプト感満載!
リリース年:1976年
収録アルバム:Tales of Mystery and Imagination
最高順位:37位(Billboard Hot 100)
作詞作曲:Eric Woolfson, Alan Parsons
プロデュース:Alan Parsons
ボーカル:John Miles
ビートルズとピンク・フロイドを録った男
ビートルズの『Abbey Road』でアシスタント・エンジニアやってた時が19歳だ。
19歳で「Here Comes The Sun」や「Maxwell's Silver Hammer」のセッションで
アシスタントを務めて、あの横断歩道の撮影にも立ち会ってると言われてる。
知らんけど(笑)
ピンク・フロイドの『狂気(The Dark Side of the Moon)』。
心拍音、現金レジスターの音、笑い声――全部パーソンズと言われ、
クワドラフォニック(4チャンネル)サウンドの実験、音圧バランスや空間設計において、
当時としては画期的な手法を用いた男だと言われてる。
知らんけど(笑)
『Wish You Were Here』でもエンジニアとして参加し、
「Shine On You Crazy Diamond」での重層的な音作り。
いつのまに音響の魔術師と呼ばれた男が、
自分のプロジェクトを始めた。
狂気の物語を、なぜかロックで歌う?
それがデビューアルバム『怪奇と幻想の物語(Tales of Mystery and Imagination)』。
エドガー・アラン・ポーの怪奇小説のコンセプト・アルバム。
「タール博士とフェザー教授の療法」の原作は、ポーによる同名短編小説。
精神病院で患者が反乱を起こして、医師になりすまして施設を支配するっていうブラックな話。
ダークで重苦しい曲をところがAPPは真逆、軽快なロック・ナンバーに仕上げ。
まあクラシックと融合で、ELPより、エンジニアらしく、クラシック強気の曲もある。
品の良い、ロックオペラ、ザ・フーより才はあっかも、当時は気がつかん、だってプログレ!?が正直なところ。
ボーカルはジョン・マイルズ、ソロで「Music」って曲でヒットになった。
プログレ系がなぜPOPに向かったのか?
正直言って、当時は違和感があった。
ハードロック少年からは「ポップになるんだよ?」って思った。80年代のジェネシス前兆と思えば、今は納得感になるけど。
スタジオ技術の進化。シンセサイザーやマルチトラック録音が一般化して、
複雑な音を整理してポップに仕上げることができるようになった。アビイロードより進化の最先端にいたエンジニアだから、
誰よりもそれができた。
そして商業的現実。ラジオで流れなきゃ売れない。チャートに入らなきゃ意味がない。APPは最初からスタジオ・プロジェクトで、ライブバンドじゃなかった。だからこそ、ラジオ向けサウンドを追求したと思う。
ボストンが登場
同じ時期、アメリカではボストンが出てきた。
トム・ショルツが自宅スタジオで作り上げたあのサウンド――ハードロックの迫力とギターの歪みを残しながら、
完璧なハーモニーと録音クオリティでPOP化した。『More Than a Feeling』ロックしてる。
ボストンはハードロックのエネルギーとロックンロールの直情性は残し、スタジオで磨き上げたと思う。
一方、APPは違った。知性とスタジオワークを武器にして、クールに割り切った。ロック魂というより、理論的。
そこがどちらも時代の産物だけど、ロックへの向き合い方が全然違うが、同じ頃で出てくるところが、70年代ロック、多様性とロックの進化? 好みの別れるところだと思うけど。
先駆的サウンド「The Raven」
アルバムの冒頭を飾る「The Raven」では、ボコーダーを使った実験的なボーカル処理が入ってる。
かなり先鋭的。APPは固定バンドじゃなく、"スタジオ・プロジェクト"という形。
この制作体制が、後の「Eye in the Sky」みたいなヒット曲を生み出していく。
知的なコンセプト(文学、SF、哲学)を扱いながらも、音楽としてはAOR的な滑らかさがあり、70年代後半から80年代にかけて、プログレとポップの"ちょうどいい距離感"を保った存在だったかな~
と云うことでおまけは同アルバムから1987Remixで
The Alan Parsons Project - The Raven




