いつ初めて聴いたのか、もうすっかり忘れている。たぶん1980年代、「For Your Love」が少し流行っていた頃、ラジオでかかっていた時期 かな??
東京の日々と輸入盤の匂い
その頃、東京に出てきたばかり。大学演劇部の先輩に輸入盤の大家がいて、彼の部屋には憧れのレコードがずらりと並んでいた。ところが、その先輩がどうにも苦手でして、強引で、威圧的な物言いをし、典型的なトラブルメーカー。しかもビートルズを馬鹿にしていた。もっとも、そのおかげで“ビートルズ以外”のレコードをたくさん聴くことができた。今思えば、嫌いな人や物でも、結果的に自分の幅を広げてくれることがあるかも? 還暦を過ぎてから、やっと判った(笑)
三大ギタリストとヤードバーズの記憶
昔は“伝説”のように語られた三大ギタリスト、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ。(まあ、レコード会社のプロモーション意向もあったと思いますが、良心的な仕掛けだったと今では思っています(笑))
80年代前半までは、彼らの名前にはまだ神話的な威光があり、その流れでヤードバーズも改めて聴くようになったわけで。
あの頃は、レイドバックしてあまり弾かないクラプトンに「もう本気出さないのかな?」と心配したり、ジミー・ペイジの動向もよく分からず、ザ・ファームを聴いて、「何、これ?」と思ったり(笑)一方で、ベック先生はフュージョン路線に夢中。
そんなことを思い出しながら、久しぶりに『For Your Love』を聴いたら、当時夢中になった“三大ギタリスト”の記憶が、よみがえり、ほんと、すり込まれてます(笑)

ブリティッシュ・ロック黎明期の息吹
ロックンロール、ロカビリーの流れを汲みながらも、ブルースを基調に、サイケの香りを漂わせたブリティッシュ・ロック。ヤードバーズは、その中核を担ったバンドだと思う。
ビートルズ、ストーンズ、フー、キンクス、アニマルズ、マンフレッド・マン、ホリーズ、他にバンドがたくさんいた。互いに競い合いながら、新しい音と曲風を創り出していた時代だったと思う。
「I Wish You Would」とクラプトン
「I Wish You Would」は、シカゴ・ブルースのカバーで、ギターはエリック・クラプトンで、ヤードバーズのデビュー・シングルだったようで、一方、このアルバムの大ヒット曲「For Your Love」は、クラプトン本人が気に入らず、これを機に脱退とWikiに書いてありました、知らんかった。(編集盤らしい結末)
その後、ジェフ・ベックが加入し、わずか1年ほどでジミー・ペイジへ。ギタリスト交代劇もブリティッシュロックの基!! これもヤードバーズならではの伝説ですね。
ということでおまけはクラプトンは嫌いでも小生は好きな曲で(笑)
The Yardbirds - For Your Love
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