ビートルズ「A Day In The Life」
――すべては『サージェント・ペパーズ』から始まった
「A Day In The Life:ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、アルバムは67年『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band:サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』ですね。
今さら言うまでもない名盤だが、
近年の**Rolling Stone誌「オールタイム・ベストアルバム500」では、
かつて1位だったこのアルバムが、2020年版で24位**まで順位を下げた。
名盤であることに疑いはない。
だが、正直に言えば――この下げ、ポリコレの影響じゃないの?
と、思わなくもない。アートや芸術には、時代評価とは別に、絶対値がある。
これは持論だ。
ちなみにそのランキング上位を見ると、
1位 Marvin Gaye『What’s Going On』2位 The Beach Boys『Pet Sounds』
3位 Joni Mitchell『Blue』4位 Stevie Wonder『Songs in the Key of Life』
5位 The Beatles『Abbey Road』6位 Nirvana『Nevermind』
7位 Fleetwood Mac『Rumours』8位 Prince and the Revolution『Purple Rain』
9位 Bob Dylan『Blood on the Tracks』10位 Lauryn Hill『The Miseducation of Lauryn Hill』
……まあ、普通に全部聴いている(笑)。
正直に言えば、『Pet Sounds』は今でもそこまで好きじゃない。それでも2024年のSpotifyではトップ再生した。
『Rumours』に至っては、いまでも自宅のネットワーク・ステレオを仕上げていくためのリファレンス音源。
小生的な感覚で言えば、1位はホワイト・アルバム、2位にクラプトン絡み、3位『Abbey Road』
『サージェント・ペパーズ』は体感的に10位以内。
でも言わせてほしい。
『サージェント・ペパーズ』を24位にした責任者、出てこい。
延髄斬りからノーザンライトボム、かましてやる(笑)
それでも――【再編集2026】ビートルズ編は、
**完全に個人的な「メモリー・アルバム」**として始めたい。
その起点が、『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』
親の仕事の都合で、1973〜75年の前半、中学校を学年ごとに3校転校した。
今思えば、これが自分の「孤独」や「ソロ」に強く惹かれる性格の原点かもしれない。
10歳の時にビートルズの「Let It Be」を聴き、中1〜中2(1973〜74年)頃から
本格的に洋楽・ロックを聴き始めた。
だがその頃、ビートルズはすでに解散していた。
リアルタイムで知っていたのは、カーペンターズ、スージー・クアトロ、
ローリング・ストーンズ、そしてグラムロックのT・レックスやデヴィッド・ボウイ。
愛川欽也さんと今野雄二さんのTV番組『リブ・ヤング!』の影響は大きかった。
スレイド、スウィート、そしてクイーン……
70年代前半のUKロックは、正直、永遠にブログが書けそう(笑)
初めて買ったLP(昔はこう言った)は、少し浮気して
ローリング・ストーンズ『Goats Head Soup』(1973)
理由は単純で、「悲しみのアンジー」が好きだったから。
だが正直に言えば、それ以外の曲は、当時ほとんど分からなかった。
いまでは「Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」が大好き。
人の好みというのは分からない。(また横道にそれた・笑)
当時のビートルズ体験は、
「Yesterday」「Help!」「Let It Be」「Hey Jude」など、シングル中心だった。
LPレコードは高価で、お小遣いでは簡単に買えない。頼りはFMラジオだった。
中2の時、ようやくラジカセ(モノラル)を買ってもらい、
ラジオやテレビ放送を録音して、カセットテープのライブラリーを作り始めた。
だが、アルバム全体を通して聴く体験には、なかなか辿り着けなかった。
転校先の中2の学校で、秀才の友人ができた。
彼は洋楽好きで、『サージェント・ペパーズ』のLPを持っていた。
彼の家でそれを聴いたとき、ラジオで聴いていたロックンロールや
メロディアスなバラードとはまるで違う音楽に、言葉を失った。
曲と曲の間が途切れず、音楽が一つの“流れ”として続いていく。
「Lucy in the Sky with Diamonds」で心を奪われ、アルバム終盤、
「Sgt. Pepper’s Reprise」のロックギターに痺れていたところに――
「A Day In The Life」が始まる。
二人のボーカルが交差し、「ハーハー」という不思議な声。
当時の英語力では「A Day In The Life=人生の一日」くらいしか分からない。
豪華なライナーノーツの歌詞を、英語教師だった友人のお父さんが訳してくれた。
最初はニコニコ読んでいたのに、後半になるにつれ、急に真剣な顔になったのを覚えている。
結局、詳しい意味は分からないままだった。
――昨日の夕飯を何を食べたか忘れているのに、
この記憶「大人が真に黙り込んだ空気」だけは、なぜか消えない。
メロディがいい、リズムがいい、そういう次元ではなかった。
こんな音楽が、この世にあったのか。
まだ聴いていない曲、知らないアルバムをとにかく聴きたい。
ここで、自分の中の「音楽の扉」が本気で開いたのだと思う。
その後すぐ、ビートルズ映画『Let It Be』や『Magical Mystery Tour』を
上映会で観る機会にも恵まれた。
新しい音を求めること、未知の音楽に出会うこと――
それ自体が、ロックだった。そして、その後に知っていくUKロックは、
すべてが革新的で、すべてが新しかった。
これが、
マイ・ブリティッシュ・インヴェイジョン。
起点は、
『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』。
そして原点は、
間違いなく――「A Day In The Life」
※この記事は、ブログ15年目を前に行っている
〈再編集2026〉勝手なプロジェクトの一編です。
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