ホークウィンド『Levitation』|ジンジャー・ベイカーと過ごした1980年

ホークウィンドの「Levitation」で、アルバムは1980年同主題『Levitation:宇宙遊泳 - レヴィテイション』ですね。

1980年。世界はAC/DCの黒い衝撃に塗りつぶされ、アイアン・メイデンが疾走を開始した年だった。

 

日本でも「ニューウェイヴ」か「NWOBHM」か、音楽シーンは二項対立の様相があったかもですが、断然、小生は迷わずニューウェイヴだった。

 

誰がこの「宇宙船」の音に耳を傾けただろうか。いないと思う(笑)。

でも、なんで知っていたのだろう。今思い返しても不思議。

 

そんな時代に存在していたのが、ホークウィンド。かつてレミーを輩出し、

ただひたすら売れない線を潔く貫いてきた彼らが、

突如として手に入れたジンジャー・ベイカーという重戦車。

 

この組み合わせが生み出したのがホークウィンド『Levitation』だった。

 

【アルバム情報】

  • タイトル: Levitation(宇宙遊泳 - レヴィテイション)
  • リリース年: 1980年(初版:英 / 日本盤:ブロンズ・レコード)
  • 最高順位: 全英21位
  • 作詞作曲: Dave Brock(Levitation)

布陣:

  • Dave Brock (G/Vo)
  • Ginger Baker (Drums)
  • Huw Lloyd-Langton (G)
  • Harvey Bainbridge (B)
  • Tim Blake (Key)
 
ホークウィンド Levitation アルバムジャケット
 

『Levitation』の音作り:ドタドタという名の衝撃

宇宙遊泳ではなく、ジンジャー・ベイカーによる、

地面を叩き潰すような「ドタドタ」としたヘヴィ・ドラミング。

 

好きでもあり嫌いでもあるキング・クリムゾンの『RED』が

「計算され尽くしたヘヴィ・フュージョン」なら、

この『Levitation』はセンスがありながらも、

当時としてはデジタル・シンセサイザーでありながら、

泥臭く、硬質でも異質、聴く側にも資質を求めるロック。

 

まあ『RED』も同じだけど、全然違うアプローチ。

特に「Shot Down in the Night」。ベイカーの手数の多い、

しかしジャズの体躯を持ったドラミングは、

後のメタルドラマーたちの隠れた教科書と言われているそうだが、

当時はこんなモノを聴くやつはおらんかった(笑)。

 

いや、いたけど、そこは主戦場ニューウェイヴから離れた場所だったと思う。

 

この売れない線を潔く行く姿こそ、ロックでもあるかな、と今は思う。

それでも、メンバーは幾多の変遷を経て、現役、60年代のサイケのサバイバル、

ピンクフロイドより、延命力、ロックへのこだわりは使命と…たぶん、そうと思う。

 

ということでおまけは定番、レミー在籍時の「呪力」はずーーっと外せない。

 

Lemmy Kilmister & Hawkwind - Silver Machine 1972 Live

 

 

 

 

 

 

4500頁、15年の熱量を、今の視点で削り出す。
 【再編集2026】プロジェクト始動。

 

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