埼玉県中3年男子撲殺は虐待死か? なぜ日本の教育は救わない
こんな酷い親から逃げられない子供達を私達の社会はどうして救えないのでしょう
近所の人達も学校側も認識していても何も出来ないなんて私には信じ難いのですが…
どうして誰も助けなかったのでしょうか
小学校、中学校や教育委員会の対応は保身にしか思えないですね
家庭に問題のある子供達は面倒みませんってことでしょうか
それが日本の教育なんでしょう
以下、3つの記事を引用致します
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引用①
【中3死亡…母が通報「意識もうろう」 顔にあざ、体けが 明け方の自宅で何が 8人きょうだいの長男15歳】
埼玉新聞より全文を引用します
自宅付近を調べる県警の捜査員ら=19日午後3時ごろ、白岡市
埼玉県白岡市彦兵衛の住宅で15日、この家に住む中学3年の男子生徒(15)が意識不明の状態で倒れているのを母親(38)が発見、病院に搬送されたが18日に死亡した。男子生徒の顔にはあざがあり、19日に遺体を司法解剖したところ、死因は急性硬膜下血腫と判明した。県警は何らかの暴行によって死亡した傷害致死事件の疑いがあるとみて捜査している。
査1課によると、15日午前4時50分ごろ、男子生徒の母親から「息子の部屋をのぞいたら、息子の意識がもうろうとしている」と119番があった。
救急隊員が駆け付けると、男子生徒は1階リビングの布団の上で横たわり、顔にあざがあった。母親が救急隊に「数日前にけがをして帰宅した」と説明したことから、消防が県警に通報した。男子生徒は顔のあざのほかに、体にもけがの痕があり、搬送時に意識はなく、18日午後2時すぎに搬送先の病院で死亡した。
男子生徒は8人きょうだいの長男で、母親との9人家族。これまでに、県警へ男子生徒や家族に関する相談歴はあったものの、本件に関係するものはなかったという。
県警は19日、傷害致死事件の疑いがあるとして、捜査1課、少年捜査課、久喜署による合同捜査を開始。男子生徒が死亡した詳しい経緯を調べる。
引用を終わります
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引用②
【埼玉・白岡15歳少年暴行死】たい焼き1個を「3人で分けて食べるんだ」 同級生、近隣住民が明かす極貧生活と母親が受けていたDV
1/26(水) 11:32配信
デイリー新潮より引用します
3、4時間目に登校していた理由
1月15日、15歳の中学生・加藤颯太くんが埼玉県白岡市の自宅で意識不明の状態で見つかり、その後死亡した事件。颯太くんは8人きょうだいの大家族で、母親とその内縁の夫と同居していた。同級生、近隣住民に取材すると、家族が送っていた極貧生活が見えてくるのだ。
同級生によると、
「颯太は小3くらいの頃から“小さい弟妹の面倒をみなきゃいけないから”ということで学校にあまり来なくなってしまいました。その前も学校には3~4時間目に来ることが多かった。理由を聞くと、“お父さんに給食食べてこいって言われてるから”と……」
同級生の保護者も、
「小学1年、2年の頃からあまり学校に来てなくて、登校した時は給食をたくさん食べさせてあげる、親が食べさせてあげてない、と担任は言っていました」
そう話し、近隣住民もこう振り返る。
「ある時、あの家の小学3年生くらいの男の子がたい焼き1個を大事そうに手で抱えていて、その後ろを弟だったか妹だったかが歩いていた。声をかけたら、“3人で分けて食べるんだ”と言っていてかわいそうにと思ったことがありました」
顔に青あざを作って病院に出勤
颯太くんの母親は、元々は埼玉県蓮田市内の病院で看護師として働いていたという。
「以前、彼女が顔に青あざを作って病院に出勤したことがあったそうです。DVを働いたのは今の内縁夫なのか前夫なのか当時の交際相手なのかは分かりませんが、患者さんの前に出せないほどのひどいあざだったそうです。その後、男から病院にものすごい数の電話がかかってくるといった騒動になり、彼女は病院を辞めたと聞いています」(別の近隣住民)
1月27日発売の「週刊新潮」では、生活保護や子育て支援の手当で生計を立てていたという一家の生活について詳報する。
引用を終わります
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引用③
卒業アルバムに載っていたのは名前だけ・・・埼玉・白岡市中
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4456009.htmlより全文を引用します
卒業アルバムに載っていたのは名前だけ・・・埼玉・白岡市中3死亡 “ヤングケアラー”の実態
25日 23時30分
現場に何度も足を運ぶうち少年の声なき声が聞こえてきました。埼玉県白岡市で、暴行を受け亡くなったとみられる中学3年の少年。学校にほとんど行かずに幼いきょうだいの世話をするいわゆる「ヤングケアラー」だったことがわかりました。周囲が異様な環境に気付きながら、なぜ、少年を救うことができなかったのでしょうか。
今月15日の早朝、埼玉県白岡市の住宅でこの家に住む女性から119番通報が入った。
「部屋をのぞいたら息子の意識がもうろうとしている」
救急隊が駆けつけたところ、この家に住む中学3年の少年が意識不明の状態で倒れていて、その後、死亡した。死因は急性硬膜下血腫。脳に強い衝撃が加えられていた。少年の顔にはあざがあり、上半身には複数の骨折のあとが見つかった。
近所では大家族として知られていた少年の一家。38歳の母親とその交際相手、そして、小学校低学年以下の子どもを含む7人のきょうだいとともに暮らしていた。
少年に何が起きたのか。自宅周辺で取材を重ねたが、少年のことを直接知る人はほとんどいない。
近所の人
「亡くなった子がどの子かわからない」
「(Q.〔事件〕どう思った)こんな大きな子がいたんだって」
少年の名前も年齢も知らないという一方で、住民たちが口を揃えて証言したことがある。それは・・・
近所の人
「学校は行っていないって聞いている」
「人の話だと学校も行っていないみたいな感じ」
「学校に通っていない」ということ。少年は小学校高学年の頃から学校にはほとんど通っていなかったという。
小・中学校の同級生の親
「(登校は)この4、5年で2~3回。最初の頃は心配して声をかけたりしていたみたいだが、ここ何年かは来ないのが当たり前というか。(Q.卒業アルバムには)写っていなかったと思います」
卒業アルバムに載っていたのは名前だけ。写真は載っていなかったという。一体なぜ?取材を進めていくと、少年の異様ともいえる生活環境が浮かびあがってきた。
近所の人
「下の子たち面倒見て遊んでいた。一生懸命やっていたから」
「いつも子ども同士で仲良く遊んでね。上の子が下の子の面倒見るなと思って、感心していたんだけど」
「赤ちゃんの世話をしているから、学校へは行けないよ、上の2人は。あの2人が育てているようなもの。穴のあいたジャンパー、膝も穴があいたズボンはいて、ズボンも短い。(Q.それが中学3年の?)亡くなったという男の子」
住民たちの口から語られるのは、学校に行かず幼いきょうだいの世話をする少年の姿だった。
病気や障害のある家族の介護や幼いきょうだいの世話、家事など、本来大人が担うようなケアを行っている18歳未満の子どもは「ヤングケアラー」といわれている。
近隣住民の1人は、少年の様子をこう振り返った。
近所の人
「町内会には入っていなかったけど、(少年が)バザーに来たことがあった。下のきょうだいたちに『こんなのどう?』って、おもちゃや古着をあててあげてね。ああいうのを『ヤングケアラー』っていうんだろうなって思っていた」
去年初めて行われた国の調査では、「中学生の17人に1人」がヤングケアラーにあたる可能性があることがわかった。これは1クラスに2人程度いることを示している。
こうした子どもたちの支援にあたっているNPOが24日に開いたウェブセミナーでは。
NPOカタリバの職員
「ヤングケアラーと自覚している子どもの存在は約2%であるということからも、そもそも自分自身ケアをしているという自覚はなく、お手伝いの一環であったり」
ヤングケアラーの問題は、本人が自覚を持ちにくい点にあるという。参加した大学4年生の女性は、小学校高学年のときから精神疾患がある母親のケアにあたってきたが。
元ヤングケアラーの大学生
「小中(学校)の時はあまり自分が不幸だとか、ケアをしてるみたいな感じは全然なくて」
高校生になって負担を感じるようになった女性。そのとき、高校の先生が話しかけてくれたことで悩みを打ち明けることが出来たという。
元ヤングケアラーの大学生
「高校の先生が『自分の人生は自分のもの』って、すごく励ましてくれた。家の話を沢山聞いてくれたのが一番大きくて」
小川彩佳キャスター
「今回の事件では少年が学校に行っていなかった。(自身が)もし学校からのサポートを得られていなかったら、どう違っていたと感じますか」
元ヤングケアラーの大学生
「学校に行けていなかったら、相談はできなくて抱え込んでいたのかも」
せめて学校に通えていたら、少年を助けることができたのか。近所の人によると、学校関係者とみられる人物が少年の自宅に訪ねてきたこともあったというが。
近所の住民
「(きょうだいの)面倒見ているから、学校に行けないというのも聞いていたし、学校から家庭に行くとコロナで行かれないって(答えていたみたい)。面倒見ているからとは言えないでしょ。先生なのか教育委員会なのかわからないけど、そう言われたら何も言えなくなる」
周辺住民の中には、行政側に相談していたという人もいた。
近所の住民
「(少年が)足ひきずって歩いてたから、どうにかしてほしいねって市役所に相談に行った」
「虐待とかももしかしたらあるのかと頭によぎったので、児童相談所にも相談していたので、もうちょっと対処できたのでは」
中学校と白岡市は取材に対し
「個人のプライバシーに関することなので答えられません」
周囲の多くの人たちが「異様な環境」に気付く中で命を落とした少年。子どもたちの支援を行うNPOの職員は少年のようなケースに何ができるのか、社会全体で考えていく必要があると話す。
NPOカタリバの職員
「本当に私もニュースをみて難しいケースだと感じていました。(場合によっては)介入するような措置が必要になってくると感じていて、私たちがその場にいたら何ができていたのか、引き続き問い続けていきたいし、どういう機関と連携していくかも考えていかないといけない」
引用を終わります