ブリティッシュ・ロックありきで10代を過ごして、79年上京して、レコードマニアやライブハウスに出入するとビートルズの流れでない、ロック→NY音楽、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがありました。
特にデザイナーの方、クリエティブな方は「ビートルズなんて聴いているの?」的なニアンス。
ブリティッシュ・ロック命の小生は、ショツク、ビックリ青天の霹靂。
センスあるメロ、ブリティッシュ・ロックの流れでないロックがあった事、ロックはUKばかりでない、ロックとアートの融合がNYシーンで60年代から行われていたことを知るわけで、NYへの憧れが芽生えます。
90年・93年とNYを彷徨して、ライブハウス巡り、レコード屋巡り、映画巡り、街と文化を少しだけ満喫できました。
NYは、このアルバムがもつようなPOPな暗さとごった煮感がシンクロしていた。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、POPロック系のNY音楽のベースとなるバンドと思いますが、当時は売れなかったようで、センスありでジレンマがあったと。
出だしの67年『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』はプロデューサーのアンディ・ウォーホルの強権もありで、サブカルチャーの金字塔なんでしょうが、無理やりボーカルのニコでそれでも売れないわけで。
後にバンドは独自路線ですが、ルー・リードとのUKウェールズ人のジョン・ケイルが不和で離脱。
で、このアルバム『Loaded :ローデッド』後にはルー・リードが離脱、レーベル替えでミキシングに問題ありと、その前にドラック禍と偏執狂的性格とも言われますが。
小生はロック的にアーティストに品性は求めないし、結果アルバム、音楽が良ければと良いと思うのですが。
このアルバムにはお蔵入りの初期を含めての曲の新作化で旧来よりPOPなカンジと評価されるようですが、そもそもヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、アバンギャルドなPOPと思っていましたが(笑)
後に多くのミュージシャンに影響を与えたとの評価には、納得のアルバムですね。
と云うことでおまけはカバーサイト集で同曲発見(世界には奇特な方います。だから面白い)で一発で気にいった曲でトロントのインディーズのようです。
Bry Webb, Casey Mecija - Oh! Sweet Nuthin'
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