Uriah Heep「The Wizard」が教えてくれた“心の旅”
Uriah Heep の「The Wizard」を聴くと、いつも “ブリティッシュ・ロック少年”だった頃の自分に戻っていきます。 ハードロックの激しさとは少し違う、童話のような柔らかさ。 そして、聴くたびに世界の見え方が少し変わって見える―― そんな不思議な力が、この曲にはあります。
ユーライア・ヒープの「The Wizard:魔法使い」で、アルバムは『Demons and Wizards:悪魔と魔法使い』(1972)

10代が求めていたのは、ただの「強い音」ではありませんでした。 現実をそっとずらしてくれるような音。 その象徴が「The Wizard」だった気がする。 優しいアコースティックギターが鳴ると、 どこか遠い丘へ連れていかれるような感覚があった。
曲に登場する“魔法使い”は、ファンタジーの人物というより 「音楽そのもの」の姿。 迷ったとき、必要なのは現実を変える力ではなく、 世界の見方を少し変えてくれる魔法。 あの頃は、その魔法にすがるように、この曲を繰り返し聴いていた。
He was the wizard of a thousand kings. 魔法使いより、仙人かも! 聴く者への賛歌。
たった一行のフレーズが、どれだけ救いに。 何者でもなかった10代を、肯定してくれるような響きがあった。
振り返れば、Uriah Heep の音楽は派手さよりも、 “心の旅”をくれるロックだったと思う。 特に初期ボーカル:デイヴィッド・バイロン、オルガン:ケン・ヘンズレーの時代!
The Wizard はその入口であり、 最初に感じた “旅” の音楽。
大人になってから聴くと、この曲はまた違う表情を見せる。 仕事のこと、家族のこと、思い通りにならない現実の中で、 ふと The Wizard を聴くと、 まるで昔の自分が現在の自分に手を差し伸べてくるように優しく響く。
今、父の遺産相続手続きで、委託した業者と悪戦苦闘、【つまらん、非常につまらん】時間の無駄に翻弄されて、大人っていつも、悩み難題がでるのだと、落ち込みに、癒しの音楽が『Demons and Wizards:悪魔と魔法使い』なっている。
ロックは、少年時代の想いから始まり、今になっても現実に寄り添ってくれる。 「The Wizard 」は、その橋渡しをしてくれた大切な曲なっていた。
何故、ユーライア・ヒープを好きになったかはリブログしておきます。
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