2021年05月一覧

マドンナ 「Beautiful Stranger」

マドンナ(Madonna)がシングル「Beautiful Stranger」をストリーミング解禁しました
1999年に映画『オースティン・パワーズ:デラックス』のテーマソングとして書き下ろされた楽曲です



Beautiful Stranger - EP

1. Beautiful Stranger (Calderone Club Mix)

2. Beautiful Stranger (Calderone Dub Mix)

3. Beautiful Stranger (Calderone Mix)

4. Beautiful Stranger (New Club Edit)

5. Beautiful Stranger (William Orbit Radio Edit)

5曲, 29分
リリース日:May 21, 2021


■ マドンナ・ルイーズ・チッコーネ
(英語: Madonna Louise Ciccone、1958年8月16日 - )
アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優
世界で最も成功を収めた女性音楽家であり、史上最も売れたアーティストの一人
一般的に「クイーン・オブ・ポップ」と称される

職業
シンガーソングライター
女優
実業家
音楽家
ダンサー
映画監督
文筆家
実業家

担当楽器
ボーカル
ギター

活動期間 1979年 ~

1980年代前半にニューヨークの盛り場からデビューを果たし、ミュージック・ビデオという新たな表現方法を存分に取り入れた革新的なダンス音楽と、過激で性的な写象で国内外で爆発的な人気を獲得した。その後は時代に合わせて自身のスタイルを次々と変化させてゆき、現在に至るまでポップ・ミュージック界の重鎮として存在感を示している。
後年の活動は音楽に留まらず、音楽出版会社の設立や、映画や舞台への出演、児童書の執筆や映画監督なども行っている。

作品の売上枚数は2億7000万から3億枚以上とされ、『ギネス・ワールド・レコーズ』において「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」そして「史上最も成功した女性アーティスト」として認定されている。
米国タイム誌の「過去1世紀で最も影響力を持つ25人の女性」に選出。

VH1「音楽界で最も偉大な女性アーティスト」で第1位
ローリング・ストーン誌「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で第36位
ビルボード誌「チャート史上最も成功したトップ100のアーティスト」で第2位を獲得

2008年、ロックの殿堂入り
2010年12月、経済誌フォーブス誌が「エンターテインメント業界で最も稼いだ人物」を発表し、5,800万ドル (日本円で約47億5,600万円) を稼いで15位にランクインしている。

資料は、Wikipediaより引用しています
ご視聴ありがとうございました

Chic – Sometimes You Win

シックの「Sometimes You Win:愛の勝利」で、アルバムは78年『C'est Chic :エレガンス・シック』ですね。昔は邦題が別世界(笑)

先日、ロバート・ワイアットの「At Last I Am Free:僕は自由」をUPしましたが、実はシックの曲で、アルバム78年「C'est Chic:エレガンス・シック』 の曲。

オリジナルがグンバツに良い、ギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズ 、そもそもジャズ系でした。

ひとりディスコ状態で、通しで1st77年「Chic:ダンス・ダンス・ダンス』 2nd78年『C'est Chic :エレガンス・シック』3rd79年『Risqué :危険な関係』聴きましたが、素晴らしい。

80年代はプロデューサー、スタジオミュージシャンでもありましたが、関わったミュージシャンは、ナイルとバーナードで、ダイアナ・ロス、マドンナ、ブロンディ、デヴィッド・ボウイ、デュラン・デュラン、ミック・ジャガー他etc

80年代サウンドを担った方々ですが、これが本位の70年代デビューのシックで大活躍がスタート。


 


エレガント・シック


 


79年上京、ディスコに通いも、基本UKとニュー・ウェイヴがかかる新宿のツバキハウスとニューヨーク・ニューヨークが好きでした。

友に誘われ六本木など行くとソウル系、その頃はアース・ウィンド・アンド・ファイアーが驚異的な人気、盛り上がりましたが、シックも定番。

ダンスミュージック、踊る音楽ですので、友から貰うカセットのディスコ選曲集はながら聴き、メインにならずでした。好きなミュージシャンのプロデューサーがナイル・ロジャースになってから、注目。

この『C'est Chic :エレガンス・シック』は静かディスコでコンセプトアルバムのようなバラエティー、センスありのリズム・ファンク感、音色もワンパターンでない、甘ったるくないストリング。ナイル・ロジャースのカッティングとバーナード・エドワーズのファンクベース、最高、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズは才ありですね。

小生にとって、ファンク系はスライを敬愛、大リスペクトと思ってますが、70年後半にナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズは洗練されたリズム、ファンクで80年代POPロックを流れを創造したとの思いになりました。

その証のアルバムが『C'est Chic :エレガンス・シック』と思いです。


96年日本武道館公演後にバーナード・エドワーズが客死、悲しい出来事でした。

と云うことでおまけは79年『Risqué :危険な関係』から大ヒット曲で

Chic - Good Times  RIP


























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レディー・ガガ 『クロマティカ』

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私は、頑張り屋さんのレディー・ガガが大好きです(*^^*)
今日は、ガガの昨年のヒットアルバムをご紹介いたします

レディー・ガガは、『クロマティカ』の意味についてこう語る―
「『クロマティカ』のシンボルの中央部には音を表す数学記号の正弦波が描かれていて、全ての音はこの正弦波から生み出されているわけなのだけれども、私にとって、“音”というのは私の人生においてこれまで癒しをもたらすものであり、そしてこのアルバムを作ることで再び癒しを得られたの。この体験が『クロマティカ』のコンセプトについて物語っているわ。『クロマティカ』は“癒し”と“勇気”についての作品なのだけど、人が“愛”について語る時って、誰かを愛するための目一杯の勇気が必要だという事実を頭に入れておくことはとても大切なことだと思うの。だから、癒し・勇気・愛、についての作品ね」




「これまであらゆる経験をしてきたけど、もうそれについて痛みを感じる必要はない。それも私の一部だと受け入れて、前に進んでいけばいいんだから」…レディー・ガガ

収録曲
1. Chromatica I 00:00
2. Alice 01:00
3. Stupid Love 03:53
4. Rain On Me (with Ariana Grande) 07:05
5. Free Woman 10:05
6. Fun Tonight 13:10
7. Chromatica II 16:01
8. 911 16:42
9. Plastic Doll 19:28
10. Sour Candy (with BLACKPINK) 22:56
11. Enigma 25:25
12. Replay 28:15
13. Chromatica III 31:05
14. Sine From Above (with Elton John) 31:30
15. 1000 Doves 35:33
16 Babylon 39:05

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆

【ガガさん、自殺願望を告白 19歳でレイプ被害、PTSDに】
5/22(土) 10:40配信 共同通信より引用いたします


【ロサンゼルス共同】米人気歌手レディー・ガガさん(35)は、動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」の番組で、19歳の時に音楽プロデューサーにレイプされ妊娠した過去を打ち明け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみ自殺を考えていたと告白した。米メディアが21日、伝えた。

 ガガさんは「心が完全に壊れ」て、たびたび自傷行為に及んだと説明。「どこへ行っても黒い雲が追い掛けてきて、おまえに価値はない、死に値すると言われているような感覚」にさいなまれたと振り返った。

 ガガさんは2014年にラジオ番組でレイプ被害を公表した。



ご視聴ありがとうございました
多くの困難を乗り越えてゆく彼女を見ていて、いつも励まされます
これからも応援したいアーティストです

スラッシュ&チェスター・ベニントン 未発表コラボ曲「Crazy」の1:01

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ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のスラッシュ(Slash)と、リンキン・パーク(Linkin Park)のチェスター・ベニントン(Chester Bennington)の未発表コラボレーション曲「Crazy」の一部が公開されています。

この曲はもともと、スラッシュ初のソロ・アルバム『Slash』(2010年)用に制作されたものですが、最終的にはモーターヘッドのレミー・キルミスターがヴォーカルを務める「Doctor Alibi」というタイトルでアルバムに収録されました。

この「Crazy」の音源を公開したのは、アルバム『Slash』の制作に参加した音楽プロデューサーのビッグ・クリス・フローレス。彼は2019年頃、この楽曲を仕上げるためにスタジオに戻り、ドラムを再プログラミングし、ベースを弾いています。

この曲は、チェスターの妻タリンダ・ベニントンが立ち上げたメンタルヘルス啓発団体「320 Changes Direction」のために、そう遠くない将来にリリースされると言われています。


amassより引用しています
ご視聴ありがとうございました


スラッシュ&チェスター・ベニントン 未発表コラボ曲「Crazy」が一部公開

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ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のスラッシュ(Slash)と、リンキン・パーク(Linkin Park)のチェスター・ベニントン(Chester Bennington)の未発表コラボレーション曲「Crazy」の一部が公開されています。

この曲はもともと、スラッシュ初のソロ・アルバム『Slash』(2010年)用に制作されたものですが、最終的にはモーターヘッドのレミー・キルミスターがヴォーカルを務める「Doctor Alibi」というタイトルでアルバムに収録されました。

この「Crazy」の音源を公開したのは、アルバム『Slash』の制作に参加した音楽プロデューサーのビッグ・クリス・フローレス。彼は2019年頃、この楽曲を仕上げるためにスタジオに戻り、ドラムを再プログラミングし、ベースを弾いています。

この曲は、チェスターの妻タリンダ・ベニントンが立ち上げたメンタルヘルス啓発団体「320 Changes Direction」のために、そう遠くない将来にリリースされると言われています。


amassより引用しています
ご視聴ありがとうございました


Robert Wyatt – At Last I Am Free

ロバート・ワイアットの「At Last I Am Free:僕は自由」で、アルバムはコンピレ・シングル集のような82年『Nothing Can Stop Us 』ですね。

ロバート・ワイアットは60年代後半から、ジャズ・ロック、サイケのソフト・マシーン、アート・ロックなミュージック色が強いと思いますがPOPなボーカルでもあり。

ジミヘン、ピンク・フロイドと交流、シド・バレットのソロ1st『The Madcap Laughs:帽子が笑う…不気味に』にドラマーで参加。

フリージャズに比べれば、POPな曲で聴きやすいでしょうが、ロック前衛化のミュージシャンの雰囲気も…それにはわけあって…

72年転落事故でドラムが無理になり、ボーカル・シンガーソングライターとして、アルバムを出します。74年『Rock Bottom』 プロデューサーはピンク・フロイドのニック・メイスン。

70年代前半、ソフトマシーンを脱退後頃から、サイケ系ミュージシャンへのアルバムに伴奏参加で、小生の師匠(勝手に言ってますが・笑)ブライアン・イーノの78年『アンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ』も演ってます。


 


Nothing Can Stop Us


 


しかしUKRockでは、珍しいの主義主張が政治色強し、このアルバム『Nothing Can Stop Us 』も。

ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズは生い立ちからくるモノを、アルバムのコンセプト観に強烈に表現しますが、あくまでも、音楽・ロックも本位にしてと小生は思います。

それが、ロバート・ワイアットはもっと直球、このアルバムのようにカバー曲の選曲シングル集になると、かなり意図的な主義主張ですので、音を楽しむ前に、とっつきにくいかも。

自由、公民、社会主義、革命のイメージするカバー曲を、朴訥なボーカルと素朴なメロ・伴奏にのせることは才人の証と思いますが。

それでも小生の好きなサイケ・アートロック系に、バッキンボーカル・伴奏なりで、けっこうアルバムに参加してますので、これも刷り込まれているブリティッシュロックと自覚でした。

と云うことでおまけは重い曲ですがビリー・ホリデイのカバーで

Robert Wyatt -Strange fruit


























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グリーン・デイ 新曲「Pollyanna」

グリーン・デイ(Green Day)が新曲「Pollyanna」をデジタル/ストリーミングでリリースしました

リリックビデオも公開されています

グリーン・デイらしいポップな楽曲です(*^^*)




ご視聴ありがとうございました



茨城一家4人殺傷、犯人の異常行動を見過ごした両親はモンスターを放置していた


あまりにも残虐な事件でやるせない気持ちです
事件の被害者のご家族に、謹んでお悔やみ申し上げます

この事件がどの様に裁かれるのか気になるところです


【茨城一家4人殺傷、犯人の異常行動を見過ごした両親 ナイフ71本を買い与え、モンスターを放置】

5/18(火) 5:59配信 デイリー新潮より引用いたします


 茨城県境町の一家4人殺傷事件で、殺人容疑で茨城県警に逮捕された岡庭由征(おかにわよしゆき)(26)。岡庭容疑者は16歳のときに“通り魔”事件を起こしているが、このときの供述調書には、歪んだ「性的サディズム」と異常行動を放置し続けた両親の無責任が記されている。

――A子さんを刺した包丁は持ちかえりましたか? 

「それはそうです」

――しまう前にその包丁に何かしたりしましたか? 

「血ついてるから見ていた」

――どこで見たんですか? 

「自分の部屋で」

――見る以外のこともしましたか? 

「舐めたりというか」

――包丁についている血を舐めたということ? 

「少しは」

――どうやって舐めたんですか? 

「舌で」

――手にとって舐めたのか、包丁の刃を舐めたのか? 

「刃です」

――血を見たり、血のついた刃を舐めたりしてどんな気持ちになりましたか? 

「興奮したというか、何か刺した時を思い出したみたいな」

――興奮というのは性的な興奮をしたということ? 

「そうです」

――性的に興奮して、自慰行為、そういうことをしましたか? 

「そうです」

 ***

 これは、岡庭容疑者の供述調書、すなわち、法廷での彼の陳述を記録したものである。岡庭容疑者が16歳の時に面識のない女子中学生と女子小学生を刺す事件を起こしていたが、その公判で彼はかくも異様な証言をしていたのだ。

 岡庭容疑者が凶行に及んだのは2011年11月18日午後5時40分頃。埼玉県三郷市で下校途中の中学3年の女子生徒(当時14歳)に自転車で背後から近づき、いきなり顎のあたりを包丁で刺した。さらにその約2週間後の12月1日、今度は千葉県松戸市で小学2年の女児(当時8歳)の脇腹を繰小刀で刺した。そして、12月5日に殺人未遂などの容疑で逮捕され、「歩いていた人を殺そうと思っていた」と供述した岡庭容疑者。殺そうと思っていた理由は、冒頭の陳述からも分かる通り、性的快感を得るためだったわけだ。

 無論、逮捕時16歳だったことから少年法に護られ、実名や顔写真はどこにも報じられず。それ故、当時は岡庭由征ではなく、岡庭吾義土(あぎと)という名だったことは、周知されるに至らなかった。この連続通り魔事件で起訴された岡庭容疑者は、刑事裁判を経た上で医療少年院に送致され、社会に戻った。そのどこかの段階で吾義土という名を捨て、由征になったのであろう。しかし、名が変わっても中身は何も変わっていなかった。社会に戻ってそれほど時をおかずに茨城県で無辜の夫婦の命を奪った疑いで逮捕されたことが、そのことを証明している。そして、医療少年院で施されたであろう「矯正教育」や「治療」が失敗に終わったことも――。

祖母に溺愛され…
 安易に社会に放ってはいけなかった怪物は、いかにして形作られたのか。それが分かる資料が手元にある。

 すでに触れた通り、岡庭容疑者は刑事裁判においては刑罰を下されるのではなく、「保護処分」との結果となった。実はその後、通り魔事件の被害者の女子中学生と両親が、岡庭容疑者と両親に対して約2700万円の損害賠償を求める民事裁判を起こしていたのだ。提訴は14年で、翌15年には岡庭容疑者と両親に約1900万円の支払いを命じる判決が下されたのだが、手元にあるのはその裁判資料の閲覧記録。訴状や判決文だけではなく、民事裁判に証拠として提出された刑事裁判の際の資料も含まれており、冒頭の供述調書はその一つである。それらをひもといていくと岡庭容疑者の残虐性が浮き彫りになるが、驚かされるのは“ある人物”との類似性。1997年に起こった神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aと似通った点が多く見られるのだ。

 酒鬼薔薇は相手に苦痛を与えることによって性的に興奮する性的サディズムを抱えていたが、冒頭の陳述からも分かる通り、岡庭容疑者が同様の性的嗜好を持っていたのは明らかである。また、近所の野良猫を捕まえては殺し、中学に上がる頃には「人間を壊してみたい」との思いに囚われるようになったとされる酒鬼薔薇。

 一方の岡庭容疑者は、

〈幼少期から昆虫を殺すなどしていたが、標的となる生物が昆虫からカエルや鳥へとエスカレートしていった。(中略)小学生のときから、猫に対し、石を投げる、空気銃で撃つなどの加害行為に及んでいたが、平成21年頃から、猫を殺そうと思うようになり、金槌で殴るなどして約5匹の猫を殺した〉(民事裁判の判決文より)

〈平成22年10月上旬頃、小型動物捕獲用ケージを用いて猫を捕獲し、ケージの外から、その喉付近を杭等で複数回突き刺した上、衰弱した猫をケージに入れたまま生き埋めにして殺害した〉(同)

 三郷市で女子中学生を刺す約2週間前には、通っていた私立高校に猫の首とナイフを持っていき、それが理由で最終的には高校を自主退学せざるを得なくなった岡庭容疑者。家族の前でもその異常性の片鱗を何度も見せていたが、両親が深刻に捉えることはなかった。それどころか父親は、岡庭容疑者から求められるまま彼がネットでナイフを購入する際に名義を貸していた。その無責任ぶりには絶句せざるを得ないのだ。

 そんな両親の目に岡庭容疑者はどう映っていたのか。民事裁判に提出された二人の供述調書から見ていこう。

 それによると、岡庭容疑者の両親は93年に見合い結婚。翌年に岡庭容疑者が生まれ、その3年後に次男をもうけた。

〈「吾義土」という名前は、妻の兄が命名した名前になります。妻の兄からは、アニメのキャラクターにあやかり、また、画数も41画ととても縁起のいい数字だったので、この名前にしたと聞かされています〉(父親の供述調書より)

〈吾義土は、私の両親にとって初孫ということで、祖父母からとてもかわいがられており、祖父母によくわがままを聞き入れてもらっていました〉(同)

 母親の供述調書にはこうある。

〈とりわけ義母は、吾義土のことをとにかく可愛がっており、吾義土のわがままをなんでも聞き入れ、吾義土を甘やかしていました。私は、母親として、やはり子供を甘やかされていい気分はしませんでしたが、嫁という立場上、義母に強く言うことはできませんでした。主人も、吾義土のことを義理の両親に任せていたようで、特に何も言ってくれませんでした。そのせいか、吾義土は、母親の私が言うのもなんですが、とてもわがままに育ってしまったと思います〉

 酒鬼薔薇が「おばあちゃん子」だったことは知られている。小学5年の時に祖母と死別したことが彼の人格形成に大きな影響を与えたとの見方もあった。岡庭容疑者もまた、祖母に溺愛されて育ったわけである。

 岡庭容疑者の自宅敷地内には母屋と離れがあり、岡庭一家は離れで、祖父母は母屋で暮らしていた。岡庭容疑者は、

〈学校にいる時間以外のほとんどを母屋で過ごすほど〉(判決文より)

 祖父母ベッタリの日々を送っていたが、そんな生活が変化するのは中学1年の頃。両親と祖父母の間でいさかいが生じた際、

〈祖母から「来るな。」などと言われ、目の前で母屋の玄関の鍵を閉められたことから、ショックを受けた〉(同)

 それ以降はほとんど毎日、家族4人揃って夕食をとるようになったという。

異常行動を見過ごす両親
〈中学3年生の頃、吾義土に将来何をやりたいのか聞いたことがあったのですが、その時吾義土は、「ネオニートになりたい」などと言っていました。吾義土の言うネオニートというのは、どうやら自宅でパソコンを使って株取引で儲ける人たちを意味していた〉(母親の供述調書)

 高校に入ってからは、何かの拍子に「俺は神だ」と言い出したこともあった。

 そんな岡庭容疑者が父親から与えられたデスクトップ型のパソコンでインターネットを閲覧するようになったのは小学5年の時である。アダルトサイトや暴力系サイトの閲覧制限やパスワードの設定などの措置は一切講じられていなかった。

〈吾義土は、人が殺されるようなスプラッター系のホラー映画を自宅の居間のテレビや自室のパソコンで見ていた〉(判決文より)

 しかし、両親がそれを注意することはなく、

〈中学3年生の頃からインターネットで女性の死体や女性が残虐な行為をされている動画や映画を見て性的な興奮を感じるようになり、高校生になる頃には、自分で実際に女性に対して残虐な行為をしたいと思うようになった。(中略)高校1年生の頃から、凶器類を携帯して殺す女性を物色するようになっていた〉(同)

 前述した通り、それらの凶器を購入する手助けをしていたのは父親である。

〈中学3年生の終わりか、高校1年生の初め頃、インターネットのオンラインショップでナイフを売っているところを見つけ、それにとても興味を示すようになりました。(中略)私が吾義土に「なんで欲しいの」などと尋ねると、吾義土は、「かっこいいからコレクションしたい」などと言っていました。私は、自分に収集癖がなく、コレクターの気持ちはわかりませんでしたが、世間では刃物のコレクターもいるというし、好きな人は好きなんだろうなくらいにしか考えませんでした〉(父親の供述調書)

 どうやら常識というものを持ち合わせていない様子の父親は、「外に持ち出さない」などといったことを約束させた上で、ナイフ購入を許してしまう。そして岡庭容疑者は、最終的には父親の助けを得ずに購入したものも含めると、71本もの刃物を所有するに至るのだ。

〈私は、吾義土が前に集めていたカードがみるみる増えていったのを覚えていたので、趣味でやる以上、いろんな刃物が欲しくなっていくのは自然な流れだし、家の中で保管する分には、それはそれで仕方がないと思ってあきらめてしまいました。このように私も主人も、吾義土の刃物のコレクションについては、家の中だけのことと考えており、あまり深刻に受け止めていませんでした〉(母親の供述調書)

 母親も相当に「抜けた」人物であることは間違いなかろう。先に触れた通り、岡庭容疑者は連続通り魔事件を起こす前、高校に猫の首を持っていくという異常行動を起こしていた。岡庭容疑者の両親がそれすらも見過ごしてしまったのは、必然だったのかもしれない。

 母親はこう述べている。

〈生活指導の先生がはじめに吾義土に猫の首が本物かどうか問いただしたのですが、何度聞いても、吾義土は、おもちゃの首だと言い張っていました。(中略)担任の先生から、吾義土の身体検査をしていいかどうか聞かれ、私は、まさか吾義土が刃物を持ち歩いているとは思っていなかったので、その場で身体検査を了承しました。ですが、実際に吾義土の身体検査をしてみると、吾義土のズボンの後ろポケットから2本のナイフが見つかりました〉

〈吾義土はナイフが見つかって観念したのか、学校に持ち込んだ猫の首が本物であることを認め、自分の庭で斧を使って猫の首を切り落としたと話しました。私は、猫の首を切り落とすなんて気持ち悪いと思い、とてもショックを受けました〉(同)

 しかし、母親も父親も猫の首を切り落とした理由すら本人に聞かないまま、問題を放置。そして岡庭容疑者はついに、猫ではなく少女に刃物を向けたのだった。

無責任な裁判官
 刑事裁判にかけられた、当時18歳の岡庭容疑者に判決が下されたのは2013年3月。

 現状のままでは再犯の可能性は高いと言わざるを得ない、としながらも、「保護処分に付するのが相当」としたその判決では、両親が適切な養育を行ってこなかったことにも触れた上で、次のように結論付けている。

〈そのような経緯により、被告人は、残虐な行動によって性的欲求の充足を含む快楽を得ようとする歪んだ思考や価値観が形成、深化され、本件一連の犯行に及んだのであって、生まれつきの広汎性発達障害や生育環境が動機に直結している。そうすると、そのような事情は被告人の責めに帰することのできないものであるから、被告人が犯行時16歳であったことも併せ考えれば、動機の悪質性を被告人に不利に考慮するのは相当でない〉

 医療少年院送致を決めた家裁の決定要旨では、5年間程度の処遇を勧告し、

〈(23歳で)なお精神に著しい故障がある場合には、26歳を超えない期間において医療少年院での収容を継続することが検討されるべきである〉

 とした。

 ちなみに、茨城県で夫婦を殺害したとされる時点での岡庭容疑者の年齢は24歳である。

 犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務局長で弁護士の高橋正人氏が言う。

「普通に社会生活を送り、まっとうに生きている発達障害の人もたくさんおられます。犯行の動機や処分の内容を、発達障害であることを主な理由にして判断することはあまりに拙速過ぎます。この判決を下した裁判官は無責任ではないでしょうか。裁判官の身分は憲法で保障されていて、どんな判決を下しても給料は減額されないのですから、しっかりと常識を踏まえた判決を下して欲しいです」

 自身の長男も16歳の少年に殺(あや)められた「少年犯罪被害当事者の会」の武るり子代表は、

「現在、少年法の改正について議論されてはいますが、加害者が少年の場合、なるべく保護処分に持ち込もうとする傾向は依然として強いです。少年には将来があるから、という理由で、どんな少年もいっしょくたにされている現実がある。しかし、論点となるべきは“何をやったか”であって年齢ではありません」

 として、こう語る。

「家裁で保護処分を言い渡されるのと、刑事裁判を受けて刑事罰を加えられるのでは、本人の心に与える衝撃という意味でも、大きな違いがあります。広汎性発達障害だったとしても、刑事罰を受ければ自分がやったことの重大さを認識できるはずです」

 岡庭容疑者が送られた医療少年院の対応についても、

「そこでいったいどんな矯正教育を施したのだろうか、と問いかけたいです」

 と、武代表。

「現状の医療少年院での教育は不十分です。少年院には、加害少年を刺激しないために、事件に触れさせることをできるだけ避けてきた歴史があり、今でこそ多少の贖罪教育はあれ、そういった風潮は未だに残っている。医療少年院に限らず、日本の矯正施設全般で十分な矯正教育が行われているとは言えない。新しい被害者を生まないためにも少年法の改正だけでなく、矯正教育の見直しも必要です」

 残念ながら第二の酒鬼薔薇は野に放たれ、2人が殺された。現状のままでは、第三、第四の酒鬼薔薇によって悪夢が繰り返されよう。

「週刊新潮」2021年5月20日号 掲載

虹をつかもう  

緊急事態宣言下は、不要不急の外出・移動の自粛ですが。
4月は濃厚接触者でしたので1か月半ぶりの帰省、父の介護と通院。医療関係は自粛要請の対象外だそうですが、付き添いは??? 

医者に「一人で生活させていたの?」と詰問。無言で通し、4月状況など言えない。ほんと、面倒な時代になりました。帰省中は家でもマスク、距離をとり。
なんでこんな事になるのとやるせなさ。武漢肺炎がいつの間にか新型コロナの呼び方ですが、そもそも責任の所在は?

で、東京の戻り、家につくと虹だ!!
ダブルレインボー、副虹と言うようで吉兆のようで、ラッキーと思うことに。
そして、皆さまにも、良き事があるようにと願いました。





 


レインボー・オン・ステージ


 


ど定番ですが、70年代ロックキッズには、超マストなアルバム。レインボーの77年『レインボー・オン・ステージ』から「Catch the Rainbow:虹をつかもう」です。
吉兆へのスタートになるような詩は良きですね。

78年日本公演札幌では悲劇もありましたが、ハードロック好きなら皆聴いた。
まあ、この当時、リッチーはゴッドでした。
今は…男は女で変わる典型かな(笑)少し復活ですがもう歳だ・自分も高校生がジジイに、ですが(笑)































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