ニーナ・シモンの「I Loves You, Porgy」で、アルバムは1959年のデビュー作『Little Girl Blue』ですね。
このアルバムは、ジャケット表記から『Jazz as Played in an Exclusive Side Street Club』の名でも知られていますね。
録音は1957年、発売は1959年。彼女の核が、最初からすでに光っていた。
この後直ぐに、レコード会社を移り、『The Amazing Nina Simone』や『Nina Simone at Town Hall』といった初期の名盤を続けて世に出した。 最初からただ者ではなかった、ということ。
まあ、ジャズが本当に好きになったのは大人になってからで、この『Little Girl Blue』も映画やサントラなどで耳にするうち、少しずつ覚えていった作品。
UPの為あらためて調べて、なるほどと思ったのが、ニーナ・シモンが2018年にロックの殿堂入りしていること。
その年の顔ぶれは、ボン・ジョヴィ、カーズ、ダイアー・ストレイツ、ムーディー・ブルース、そしてニーナ・シモン。前の4組の方が守備範囲、その並びに彼女がいることに、最初は少し不思議さもありましたが、ジャンルを越えて刺さる声という意味では、当然。
ニーナ・シモンは、まさに唯我独尊。 こんなアーティスト・シンガーは、結局ニーナ・シモンしかいない。黒人霊歌のような深みをたたえ、ピアノにはクラシックの気品、 この人だけの気高さがある。
■ アルバムリリース情報
- アルバムタイトル: Little Girl Blue
(別題:Jazz as Played in an Exclusive Side Street Club) - 初版(US)発売年: 1959年
(録音は1957年、Bethlehem Records) - 位置づけ: ニーナ・シモンのデビュー・アルバム。当時、クラシック・ピアニストを志しながらも人種差別の壁に突き当たっていた彼女が、生活のためにクラブで弾き語りをしていた頃のレパートリーを凝縮。彼女のアイデンティティである「クラシック音楽とジャズの融合」20世紀の名盤ですね。みんな言ってる。
■ I Loves You, Porgy について
この「I Loves You, Porgy」は、ジョージ・ガーシュウィンのオペラ『ポーギーとベス』の劇中歌ですね。 本当に多くの歌手が取り上げてきたスタンダード、ニーナ・シモンはやはり違う。
彼女の歌には、ジャズ・シンガーの技巧を超えた、語りや祈り。ジャズでありながら、どこかソウルやロックにも通じて聴こえる。 ロックの殿堂入りにも、一理あると思わせる所以。
■ 祈りと絶望を響かせる声
ニーナの声は、低く沈みながらも、ふと震えるように高みに触れ、歌い方には感情をむき出しにしすぎない気品。
黒人霊歌の深みと、クラシックのピアノの端正さ。 両方を一人で抱えているところが、ニーナ・シモンの唯一無二。
ピアノ・スタイルには、バッハへの敬愛、単なる伴奏では終わらない。 歌とピアノが対等に立っているところも、シモンならでわ。
■ 時代と評価
この曲は1959年にビルボード・ポップ・チャート18位、R&Bチャート2位を記録し、ニーナ・シモンにとって初期の代表曲。その成功に対して、彼女自身には十分な印税が入らなかったとも言われていますね。
ニーナ・シモンというと、公民権運動とともに語られることが多い。 それは重要なのですが、その前にまず、これだけの歌で人を惹きつけたからこそ、彼女の言葉も広く届いたのだと思う。 思想だけではなく、まず音楽そのものが圧倒的だった。
後年80年代、「My Baby Just Cares for Me」がCMのBGMで再び知られることになり、小生はそちらからニーナ・シモンを認知、多くの同世代の皆さまも同じと思う。
ということでおまけもは後年、広く親しまれることになったこの曲で
Nina Simone ‐My Baby Just Cares for Me
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