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ロジャーウォーターズの黙示録‐The Bravery of Being Out of Range

3月11日ですね。

一言居士の偏屈王にして稀代のメロディ&コンセプト・メイカーのロジャー・ウォーターズで、曲は「The Bravery of Being Out of Range勇気ある撤退)」で、アルバムは1992年『Amused to Death(死滅遊戯)』ですね。

 

ギターの中心を担ったのはジェフ・ベック。依頼したウォーターズですが、レコーディングは緊張感ありありだったようで。

 

テーマは冷戦終結後、湾岸戦争を経て変容していく世界を、テレビ画面越しに冷徹かつシニカルに捉えたもの。いかにもウォーターズらしい、重厚なコンセプト。今になれば、録音時の負荷は意味あると思う。


 

このバージョンはコロナ禍時でYoutube家内ライブでした。


■ アルバム情報

Amused to Death(死滅遊戯)

  • 初版(US/UK):1992年リリース
  • 日本盤:1992年(ソニー・ミュージックレコーズ)
  • ソロ3作目。共同プロデューサーはパトリック・レナード
  • 当時は話題だったQSoundによる音響設計も印象的。
    音の配置そのものが作品世界を作っていた、そんなアルバム。

    ピンク・フロイドの『狂気』や『ザ・ウォール』の精神的続編と評されることもあるが、
    ソロ最高傑作かどうかは、分かれるかも。
    ただ、ウォーターズという人の執念と知性と偏屈さが、もっとも濃く出た一枚。

    当時最先端のQSound技術による、驚異的な立体音響設計が話題になったようだが、これしっかり忘れている。

ロジャー・ウォーターズ Amused to Death アルバムアート

 

死滅遊戯(スタンダード・ヴァージョン) - ロジャー・ウォーターズ

 

 

ピンク・フロイドの『狂気』や『ザ・ウォール』の精神的続編とも評されるこの作品。

ウォーターズのソロ・キャリアにおける最高傑作かどうかは好みが分かれるが、

20世紀最後の予言書」と呼ばれるに事に異議なしかも。

 

そして30年以上が経った今、この曲が見事なまでに現実に当てはまっているのが、正直、怖い。

平穏な時代など、ない。 ——そう考えた方が、むしろ自明か。


【このブログ、反原発で始まったブログです。時々、私見があります】


2011年5月、ブログをスタートして15年が経った。あっという間だったような…

コロナ禍がようやく落ち着いて一息ついたと思ったら、世界はまるで大戦前夜のような空気を漂わせている。

 

中東とウクライナ。かつてならとっくに世界大戦の引き金になっていた規模の衝突が、今この瞬間も続いている。

安息の地など、有史以来存在しなかった——そう考える方が、あるいは正確。

 

ことさら日本においては、有史以来、世界有数の自然災害と天変地異が繰り返されてきた島国。

自然の脅威は、人類の文明や英知を超えていく。

 

平穏無事はほんとうに尊いものだと、改めて思う。


 

東日本大震災で犠牲になられた方々に、深く哀悼を申し上げます。 被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

 

 


あの震災で、実家は瓦が落ちた。2年ほど修理もできなかった。

その家も昨年、父が逝き、施設入居の時期を含めると2年近く空き家の状態が続いている。今は相続手続きの最中で、もう10か月——それでもまだ完了しない。

 

60代も半ばを過ぎて、まだ働いている。健康第一、それが今のスタンス。映画宣伝の現場にいた頃のような、研ぎ澄まされた緊張感の中での薄い眠りはなくなった。今は6時間、しっかり眠れるようになった。もっとも、このところ病院に足を運ぶことが増えたのが、悩み。

 


ブログ名を 【騙されるな!ロックを聴いていれば全てお見通し】 から 【騙されるな、ロックを聴いていれば、だいたい人生は見えてくるかも】 に変えた。

少しばかりジジイ化したかな、とも思う。ただ、読んでくださっている方々は、情報リテラシーにおいても、物事の分析においても、小生よりずっと冷静。そういう意味では、この題名はちょうど良いと思っている。

 


読んでくださっている皆様のご健康とご多幸を願っています。

自然災害が、少しでも抑えられますように。

 

 

世界平和? ——アメリカが……ねえ。

中国・ロシア・イランの肩を持つ気はさらさらない。ただ、諸悪の根源はどこにあるのか——

米国と国際金融資本、と見る目は変わらない。

 

日本に何ができるのか。あるいは、何もできないのか。

それでも、問い続けることはやめない。

 

 

 

 

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 【再編集2026】プロジェクト始動。

 

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David Gilmour-Between Two Points ギルモアが娘と紡いだ祈り

デヴィッド・ギルモアの「Between Two Points 」で、アルバムは最新作と言っても2024年『Luck and Strange(邂逅)』ですね。

 

 24年発表時に直ぐ配信で聴いたけど、ピーンと響かない……大御所の新譜は、評価と言うか、なんかノスタルジックな感傷に左右されているようで、微妙な心持ち。 奇しくも一昨日3月6日はギルモアの誕生日で、80歳。これだけでめでたい。

 

大したものだと思うけど…

『狂気』以来の出来とかのコピーにはドン引きで、正直なところ。

 

プログレファンであるが、「謹聴」を強要されるとのトラウマが小生には、愛憎含む音楽。ロックって、何…それがパンクなり、レゲエなりへの源泉だから、流れとしてのプログレの意義は評価しているし、そりゃ、70代ロックはピンク・フロイド無しに語れない。

 

ただ、個人的にカリスマには崇めないが、心にしみ込んでいる。ピンク・フロイドの『狂気』以来の最高傑作とコピーが出回る。それを決めるのはファンじゃねえと50年間聴いてきた者は思うわけで……………熱くなった(笑)

 

それくらい、こちらもピンク・フロイドとデヴィッド・ギルモアと偏屈者ロジャー・ウォーターズには、思いがある。気張ってブログ書いてしまう自分がいる。

 

 9年ぶりの新作で彼が選んだのは、1990年代のUKインディー・シーンに埋もれていた「Between Two Points」のカバー。ギルモアが、娘ロマニー・ギルモアの歌声と共に、融合させた曲。

 

家族の絆が、いまのギルモアの音楽を形づくっているんだけど、娘がいくつなのか気になった。

2002年生、24歳この時22歳。ええええええ、ギルモアは56歳の時の子供、やるなあ。 

 

当家、2人成人して、誰も寄り付かんようになり寂しくって、奥方に「ウチももう一人、いたらよかったね」と言ったら「帝王切開で3人は無理、殺す気!」とノーザンライトボムかけられた(笑)

 

アルバム自体が、奥さんポリー・サムソン(ロジャー・ウォーターズとは犬猿の仲)作詞、息子2人も参加。

で、家内工業じゃん。好き嫌いは別にして、これを『狂気』以来の出来とか言えるわけ、又戻った(笑)

メンバー 

David Gilmour - Guitars, Bass, Backing Vocals 

Romany Gilmour - Lead Vocals, Harp 

Guy Pratt - Bass

 Greg Phillinganes - Keyboards 

Steve Gadd - Drums 

Adam Betts - Percussion 

Rob Gentry - Keyboards 

 

アルバムリリース情報 

アルバムタイトル: Luck and Strange(邂逅) 

初版(UK/US)発売年: 2024年 日本盤発売年: 2024年(ソニーミュージック) 

位置づけ: 前作『飛翔』から9年ぶり、通算5作目となるスタジオ・アルバム。

共同プロデューサーにチャーリー・アンドリュー(アルト・ジェイ等)を迎え、

本作はポリー・サムソン作詞を軸に、ロマニー・ギルモアの歌とハープ、ガイ・プラット、スティーヴ・ガッド、アダム・ベッツらの参加に加え、タイトル曲には2007年のリチャード・ライトとの Barn Jam 音源も使われている。

ギルモア自身が「『狂気』以来の最高傑作」と自負する、キャリア後期の集大成的作品……だそうで。 

デヴィッド・ギルモア『Luck and Strange』アルバムカバー

 

邂逅 (CD) - デヴィッド・ギルモア

 

■ アルバム評価  『Luck and Strange』は全英チャート1位、全米チャート10位を記録

瞬間風速で1位になっているから、やはりファンはいるのですね。でも、70年代のピンク・フロイドや70年代・80年代時のギルモアのソロと比較すると配信データは、厳しいとコメントもあった。

 

この「Between Two Points」は先行シングルとして配信され、往年のピンク・フロイド・ファンだけでなく、若い世代のリスナーへ「最も美しいカバーの一つ」として宣伝。娘さん、お父さんギルモアと似てる。

 

いろいろ言ったけれど、静謐なポップとして好きなミュージシャンへの敷居高め——それが私の癖。

 

主題曲「Luck and Strange」には亡きピンク・フロイドのリチャード・ライトとの素音源は亡くなる1年前のギルモアの自宅でのジャムの音源から、引いてきたようです。デラックス盤に入ってます。

 

ギルモア誕生日 おめでとう! いろいろな思いの喜怒哀楽アルバムでした。

 

と云うことで、おまけはリチャード・ライトとのPVありました。

 

David Gilmour & Richard Wright-Luck and Strange (Original Barn Jam) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Sam CookeーLittle Red Rooster

ソウル・ミュージックの神様サム・クックの「Little Red Rooster」で、アルバムは63年『Night Beat(ナイト・ビート)』ですね。

ソウルはまだ得意ジャンルではありませんが、これから本気で聴いてみたい音楽です。

 

音楽配信の便利、ビリー・プレストンを流していました。ビートルズやストーンズから、自然と入っていく。

ビリー・プレストン、ソロ前デビューアルバム前、サムクックのアルバムでファンキーなオルガン演奏、ロックしている。泥臭いデルタ・ブルースが、ファンクで負けずのクックの美声で、魔法のような曲になっている。

 

私はアーティストにはオリジナルであることにこだわりますが、ソウルの方々はカバー多し、歌唱力・音楽力が抜き出ているから、如何に、そのミュージシャンらしくが、光明のひとつ、と思う。

 

オリジナルはウィリー・ディクソンが書き、ハウリン・ウルフが歌ったシカゴ・ブルースの代表曲。これも価値ありですが、これをサム・クックが歌い、若きとビリープレストン16歳が演ると、精錬、別の生命を持つ音になる。

メンバー

 Sam Cooke - Vocals 

Billy Preston - Organ 

Clifton White - Guitar 

Rene Hall - Guitar 

Barney Kessel - Guitar 

Cliff Hils - Bass 

Hal Blaine - Drums

 


サム・クック Night Beat アルバムジャケット

アルバムリリース情報 

アルバムタイトル: Night Beat(ナイト・ビート)

 初版(US)発売年: 1963年 日本盤発売年: 1963年

位置づけ: サム・クックの全キャリアの中で最も「純粋なブルース/ソウル」にフォーカスした傑作。

ポップなヒットチャートを意識しても、少人数の編成で歌唱力が冴える。

Sam Cooke's Night Beat

「Little Red Rooster」は、サム・クックの音楽的ルーツへの深い敬愛を感じさせると思う。

凄みのアルバム、演奏がシンプルでも、歌が上手いから、聴ける。

この手の音楽もすんなりと体に入りようになった。歳を重ねると音楽のジャンルが広がりますね。

 

当時、サムは、ヒット曲を連発するポップスターとしての顔を持つ一方、プロダクションを立ち上げるなど、黒人アーティストの権利と音楽的自律を探っていて、アメリカの公民権運動と時代の流れの活動だったのですね。

 

だからこそ「真実の歌声」と感じる。

 

ほんと変な国、アメリカ。自由・平等・博愛と言いながら、60年前まで、歴然として差別があった。建前と本音とよく日本が揶揄されるが、建前以前に差別ありきの国。

 

■ 若きビリー・プレストン(当時17歳)

「第5のビートルズ」ことビリー・プレストンのオルガンが、切り裂くようにファンキーなオルガン、ビートルズの配信映画『ザ・ビートルズ: Get Back』 (2021)でも、ノリノリでしたが、この「Little Red Rooster」でも、スパルタンに響きます。

サムのボーカルと会話するように絡み合う音色は、17歳でさすが。

 

6年後にジョージ・ハリソンに誘われての『レット・イット・ビー』は、17歳でサム・クックと録音を楽しんだビリー・プレストン23歳の軌跡では、当然、必然だった。

 

ハウリン・ウルフが叫びなら、サムは「静謐」 語りかけるようなブルースという形で、これが「サム・クックのソウル」と言われる姿勢・型と思う、ソウル初心者ですが!

 

皆さんはどんなソウルが好きですか、初心者なんで、お勧めがあったら、教えてください。

 

と云うことでおまけは、なんだかんだと言ってもロックファン、同カバーで英国でヒットさせたのが、若きローリング・ストーンズ。1964年、彼らはこの曲で英国1位を取る。やっぱり初期も凄い!

 

The Rolling Stones‐Little Red Rooster

 

 

 

 

 

 

 

 

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『ポール・マッカートニー:マン・オン・ザ・ラン』を観る

 体調が悪く、ここ1週間仕事休み、腹痛で背中痛で、かかりつけ医と持病(心肺と消化器内科)の大学病院で、検査となったが、結局様子見。

 

奥方に言わせると、絶叫しながら罵倒しながら、AIをPCでやりすぎから、くる姿勢悪さで、疼痛だと、医者の見立てより正確かも(笑)

 

だってAIバカなんだもん、何故、世間が持ち上げるか判らん。音楽情報は壊滅的ダメ、まあ50年前のアルバムの事を覚えている人間の方が、可笑しいけど(笑)

 

原因はネットの記事の誤植と、なんも考えない後追い音楽ライターもどきのコピペ記事が、正版で出回っている。そして海外レーベルは間違い表記がある。

 

特に伴奏メンバー、ほんと悩ましい。レコードやCDのライナーノーツを出さなくてはいけなし、手間かかるし、配信へほぼ音源振り切っている私は、Wiki、ミュージシャンサイト、ファンサイト、最後のよりどころDiscogsで、最終判断。

 

なんで、AIできないのと思っていたら、インターネットアクセスは権限・広告等いろいろな阻害要因も知った。全てオールライトのAIは今のところ無い。そもそもチャット欄の注意書きに間違えると表示。 画像生成では、無い漢字、文字潰れがあり、文字入れは、まだ時間かかると思う。やり方もあるが、AI8割、テキスト挿入デザインソフト2割が速いとのことだが、慣れるまで時間はかかる。

 

で、当家、ボンビーであるが、アマゾンプレミアム、ネットフィリックス(入っていてよかったWBC)ディズニープラス、Huluと4種入ってるらしい、それに音楽配信がスポティファイ、コバズ、roon,とバカ家族であるが。

 

50年前の記憶を持つ男として(笑)

映画情報: 『ポール・マッカートニー:マン・オン・ザ・ラン』がアマゾンプレミアムで配信が始まっていると発見!

奥方が映像系でほぼ韓流の為に加入の状況で独占使用権ありで、誰も踏み込めない。

奥方は出勤で、いない。なんか中学生の頃、隠れて11PMを見る気分で(笑)

ポール・マッカートニー『マン・オン・ザ・ラン』映画ポスター

感想は映画は見てなんぼなんで(笑)

私が、内容を語るの野暮ですが、ちびっと総体的な感想、

70年代の記憶との違いは、そんなになかった。綺麗な映像で、当時の思いと憧れとそしてガッカリを思い出した。

 

マン・オン・ザ・ラン:オリジナル・サウンドトラック (SHM-CD)

 

ポール・マッカートニーと子供たち、牧歌的風景

 

大スターのポール・マッカートニーでも、ウィングスのメンバーとは、ウィングス10年。そしてビートルズ10年、バンドの盛衰のリミットは10年かもしれない。

ストーンズやU2が異常だ!

 

 

と云うことでおまけは、大好きな曲で

 

Paul McCartney & Wings - Listen To What The Man Said

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Tom Petty ―It’s Good to Be King

トム・ペティの「It's Good to Be King:イッツ・グッド・トゥ・ビー・キング」で、アルバムは1994年『Wildflowers』ですね。

 

トム・ペティがお亡くなりになって、9年ほど経ちますが、死因が鎮痛剤の過剰摂取で、その鎮痛剤がフェンタニルも含まれると報告もあったのニュースも目にした時は、アメリカは国の宝さえ守ることができないのかと、さらにアメリカ嫌いに拍車がかかった。アメリカ文化にどっぷりハマった者でさえそう思うのだから、「世界の平和を守る」なんて、笑止。

 

メンバー

Tom Petty — Lead Vocals, Guitars, Piano
Mike Campbell — Guitars
Benmont Tench — Piano, Hammond Organ
Howie Epstein — Bass, Backing Vocals
Steve Ferrone — Drums
Michael Kamen — Orchestral Arrangement

 

アルバムタイトル:Wildflowers(ワイルドフラワーズ)
初版(US)発売年:1994年
日本盤発売年:1994年(ワーナーミュージック・ジャパン)
位置づけ:通算2枚目のソロ・アルバム。名匠リック・ルービンをプロデューサーに迎え、装飾を削ぎ落とした「生」の響きを追求。ポップもありながら、ルーツ・ロックに根ざしたサウンド。
最高傑作との声もあり。リンゴ・スターのゲスト参加は11番目の曲です。

トム・ペティ Wildflowers アルバムジャケット

 

Wildflowers

 

このアルバムは、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズからのソロで2作目。1作目の89年『フル・ムーン・フィーヴァー』も名盤と思うが。

 

70年代の76年1st『アメリカン・ガール』から、アメリカン・ハードロック以外では、一番好きだったかもしれない、トム・ペティ。ロックに憂いのあるメロディに、バラエティー感は聴いて飽きない。

このアルバム『Wildflowers』では、アメリカン・ロックの至宝トム・ペティが、内省的かつアート的に90年代のロックへと到達した時期だったと思う。

 

この「It's Good to Be King:イッツ・グッド・トゥ・ビー・キング」は、当時40代半ばに差し掛かったトム・ペティが、自由への渇望を、淡々と、しかしドラマチックに歌う。

プロデューサーのリック・ルービンの所作なのか、トムの声を最も美しく、エコーやエフェクトなし。耳元で囁くようなボーカルは、孤独も感じるトム・ペティならでは、かも。

 

マイケル・ケイメンによる壮大なオーケストラもあり、ストリングスもあり、サイケデリックもあり、ロックの枠を超えたバラエティーなアルバム。これが自然な品のあるコンセプト・アルバムではないか…と思う。久しぶりに聴いて大感動!

 

 

ということで、おまけは同アルバムから表題曲で

 

Tom Petty ― Wildflowers

 

 

 

 

 

 

 

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Daryl Hall & John Oates-Family Man

ダリル・ホール&ジョン・オーツの「Family Man(ファミリー・マン)」は、1982年リリースのアルバム『H2O』の収録曲ですね。ディスコとソウルが交差した黄金時代の一枚になると思う。でも…

 

70年代後半から80年代にわたる、米国を代表するデュオ、ダリル・ホール&ジョン・オーツ。アルバム名は「Hall & Oates(H&O)」と化学式の水「H₂O」を掛け合わせたネーミング。当時はアルバムジャケットがいまいちと思っていたのはよく覚えている(笑)

 

80年代に入るとディスコミュージック、ダンスミュージックを意識したホール&オーツ。

小生の極小のデートの思い出では、女の子と同伴で行けたディスコでは、このアルバムの「Maneater(マンイーター)」は強力で、よくかかっていた。女の子は「食べられなかった」けれど(笑)。他にも「Kiss on My List」「Private Eyes」「Out of Touch」も懐かしい。

 

70年代のブルーアンドソウルは今も心地よいのですが、80年代のダンスとポップの融合した曲風が流行りだし、ガチガチのソウル出のダンスミュージックより、シックなどよりも、ホール&オーツのほうが親しみやすかった。

 

リリース年:1982年
収録アルバム:H2O(H2O)
初版(US)発売年:1982年 / 日本盤:1982年(RVC/RCA)
位置づけ:通算11枚目のスタジオ・アルバム。前作『Private Eyes』の成功を引き継ぎ、セルフ・プロデュースによって完成した黄金時代の代表作。

ホール&オーツ H2O アルバムジャケット

 

 

H2o

 

 

「Family Man」という曲

「Family Man」は、英国プログレの巨匠マイク・オールドフィールドが1982年に発表した楽曲を、わずか数ヶ月という異例の速さでカバーした一曲。個人的には、ホール&オーツ版のほうが好みだ。

 

R&Bやソウルのルーツを保ちつつ、ニュー・ウェイヴへの感度も示したスタイルが最もよく表れているのが、このアルバムではこの曲かもしれない。

誘惑に抗う男の葛藤を描いた歌詞と思うが、ダリルの才気あるボーカルが彼は単なる「ポップ・スター」ではなく、ソウル・シンガーであることを証明している。

『H2O』について

でも、今聴くとファンの方、ごめんなさいね。批判でなく、分析ね。40年以上前のアルバムなのに(笑)、あれだけ好きだった作品にも、違和感に気づく。

 

70年代のディスコが「バンドによるグルーヴ」だったのに対し、「プログラミングによるダンス化」が始まった頃と思う。シンセが突き刺し、中音域が落ちて、スカスカしたサウンドで、FMラジオやカーステレオで派手に鳴るよう設計されていたと思う。音楽が機器や聴く側に合わせる必要のある曲風でもあったかな、と思った。

 

これが顕著に表れるのが次作1984年の『Big Bam Boom(ビッグ・バム・ブーム)』だと思う。当時はカッコいいと疑いなく思っていたが。

 

なぜかスマホに勝手に入る音楽ニュースでホール&オーツの裁判沙汰と曖昧な解散表明を見て、上りにしては寂しいと思う気持ちも加味して、久しぶりに好きだったアルバムに、ちと厳しい目を向けたかもしれないが…

 

 

ということで、おまけは同アルバムから、ブルーアンドソウルの曲あります。

 

Daryl Hall & John Oates-Open All Night

 

 

 

 

 

 

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Ten Years After‐50,000 Miles Beneath My Brain

テン・イヤーズ・アフターの「50,000 Miles Beneath My Brain(恋は激しく)」で、アルバムは1970年『Cricklewood Green(クリクルウッド・グリーン)』ですね。

 

速弾き、ブリティッシュ・ブルース・ロック界のスピード・キング、アルヴィン・リー。今となっては「速い」とは思わないけれど(笑)、このグルービー感はテン・イヤーズ・アフターならではのもの。

 

久しぶりに聴いたら、十代の頃の感激がよみがえった。速弾きバンドが時流のサイケデリックを取り込んだ、彼らならではのアプローチ。70年代後半、後追いで聴きましたが、クリームの次に好きだったバンドだ。

 

1969年のウッドストック・フェスティバルでのパフォーマンスで世界的に名を轟かせ、70年代に入ってからは絶頂期。本作はブルースロックをベースにしながら、ファニーでバラエティ豊かな表情も見せる。伸び伸びとした心地よさの中に、ギターロックでありながら、サイケデリックな深化もある、不思議な時代ならではのアルバム。


メンバー

  • Alvin Lee – Lead Guitar, Vocals
  • Leo Lyons – Bass
  • Ric Lee – Drums
  • Chick Churchill – Keyboards

 

アルバムリリース情報

アルバムタイトル: Cricklewood Green(クリクルウッド・グリーン)

  UK初版発売: 1970年 日本盤発売: 1970年(キングレコード / Deram)

通算4枚目のスタジオ・アルバム。前作『Ssssh』の成功を受け継ぎながら、スタジオ録音のギミックやサイケデリックな残響をさらに取り入れ、全英チャート4位・全米チャート14位を記録。音楽的バランスが取れた、絶頂期の傑作。


Ten Years After Cricklewood Green アルバムジャケット

 

Cricklewood Green

収録曲

  1. Sugar the Road
  2. Working on the Road
  3. 50,000 Miles Beneath My Brain
  4. Year 2000 Blues
  5. Me and My Baby
  6. Love Like a Man
  7. As the Sun Still Burns Away

(全曲 Alvin Lee 作)


アルヴィン・リーの「速さ」の裏にある歌心

この「50,000 Miles Beneath My Brain」は、アルヴィン・リーのソングライティングがブルースの枠組みを超え、ファンタジー的・内省的な世界へと踏み込んだ一曲。ウッドストックでの「I'm Going Home」の衝撃で「世界一速いギタリスト」の称号を背負った彼だが、このアルバムではプロデューサーを置かず自前でサウンドをプロデュース。テン・イヤーズ・アフターの音世界をより深く、多彩に拡張していると。

 

この曲のソロは単なる速弾きではなく、メロディアスなフレーズが光る。レオ・ライオンズの激しく動き回るベースライン、不動の4人が生み出す一体感——ライバルが多かったブリティッシュ・ロックシーンだからこそ、こうしたアルバムが生まれたのだと。

 

ライブの定番曲として愛され続けた、米ビルボードでアルバムが14位、この手の音楽で、アメリカに届けた。

 

十代の頃は「速い=かっこいい」と信じていたが、今は少し違う、でも、あの頃の衝動は本物と。


と云うことで同アルバムから、これも好きな曲で2回目かも

 

Ten Years After ─ Love Like a Man

 

 

 

 

 

 

 

 

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The Waterboys-Long Strange Golden Road|マイク変わらん!

ザ・ウォーターボーイズの「Long Strange Golden Road」で、アルバムは2015年『Modern Blues(モダン・ブルース)』ですね。

 

小生には珍しい21世紀アルバムですが、マイク・スコットのザ・ウォーターボーイズですから。

90年代後半、40歳前ぐらいから、気になったアルバムがお気に入りになるまで、小生の心にはタイムラグがあるようで。

2015年発売はオンタイムに気がつきましたが、腑に落ちると言うか、聴けるまでに時間がかかると言うか——

その時の心情・状況によって、新譜や聴き逃しアルバムが、聴けるまでの間が必要。

2015年は心筋梗塞を発病し、生き残るための必死、余裕がなかったのかも。

 

お気に入りの多くが何故ブリティッシュロックなのか。メロディを追ううちに、ブリティッシュ、アイリッシュ、スコットランドのトラッド音楽が生理的に合うと。

憂いあり、寂しさの中に優しいメロディを感じ、ほっとする安堵。

 

マイク・スコット——魂の放浪者が21世紀でも変わらない。

80年代初期からアイリッシュメロディに目覚めたロックが、ちと激しくロックにも、アコギにも、80年代っぽくもあるけれど、優しさがある。そして小生は、今も聴ける。


演奏メンバー 

Mike Scott — Vocals, Guitar, Piano

Steve Wickham — Electric Fiddle 

Ralph Salmins — Drums 

Niall McLean — Bass 

Brother Paul Brown — Hammond Organ, Piano

Zach Ernst — Electric Guitar


 

 

アルバムリリース情報

アルバムタイトル: Modern Blues(モダン・ブルース)

初版(UK)発売年: 2015年 

日本盤発売年: 2015年(Hostess Entertainment)

  位置づけ: 通算11枚目のスタジオ・アルバム。ナッシュビルで録音され、伝説的なセッション・ミュージシャンたちとともに「タフでグルーヴィーなロック」を再定義した作品。マイク・スコットが再びエレキギターを手にし、バンドとしてのダイナミズムを極限まで高めた。


ザ・ウォーターボーイズ Modern Blues アルバムカバー

 

Modern Blues (Bonus Track)

 

 

スコットランドのザ・ウォーターボーイズ——ニューウェーブを経ての80年代サウンド、アイリッシュ・フォークを経て、21世紀のロックもエネルギッシュでメロなメロウな叙事詩として刻まれます。

 

この「Long Strange Golden Road」は、アルバムの最後を飾る10分を超える曲。

 

アルバムはタイトル通り「ブルース」を宿しつつ、

85年『This Is the Sea』とのシンクロを感じ、幸せになりました。


 

と云うことでおまけは同アルバムより 

 

The Waterboys-November Tale

 

 

 

 

 

 

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