プリティ・シングスは60年代前半の結成。 ストーンズの前身バンドの流れから、ディック・テイラーが抜けて始めたバンドで、その4作目が68年の『S. F. Sorrow』
このアルバムは主人公 Sebastian F. Sorrow の一生を描く、いわゆるロック・オペラ/劇的コンセプト作品。1曲目「S.F. Sorrow Is Born」は誕生、アコギにロックンロール、そこにサイケが混ざり、60年代後半特有の英国ロックのきらめきがしっかり出ていると思う。残念ながら大ヒットにはならなかった。このあたりは、フーのほうが見せ方が上手かった。
「I Wish You Would」とクラプトン 「I Wish You Would」は、シカゴ・ブルースのカバーで、ギターはエリック・クラプトンで、ヤードバーズのデビュー・シングルだったようで、一方、このアルバムの大ヒット曲「For Your Love」は、クラプトン本人が気に入らず、これを機に脱退とWikiに書いてありました、知らんかった。(編集盤らしい結末)