ビートルズ『アビイ・ロード』B面の秘密― 50年後に完成した「三日月の地球儀」【再編集2026】

なぜ、あのB面は未来へ向かって回転していたのか。

 

■ 人類最後のアルバムを選ぶなら

もし「人類が最後に残すアルバム」を一枚選べと言われたら、
私は『ホワイト・アルバム』か『アビイ・ロード』で迷う。
……が、押すのは『ホワイト・アルバム』だ。

それでも、「時間・音楽の魔法」を最も強く感じるのは、
間違いなく『アビイ・ロード』のB面メドレーだ。

あのB面には、確かに**「音楽の魔力」**がある。

Rolling Stone誌「オールタイム・ベストアルバム500(2020)」で
『アビイ・ロード』は5位。
『サージェント・ペパーズ』(24位)を大きく上回った。

それでも、ビートルズが1位でないことには正直腹が立つ(笑)。
未だにビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』が2位なのも、
どうにも納得がいかない。

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■ 中学の美術室で描いた「三日月の地球儀」

転校したばかりの中学3年。
美術の授業で、私は奇妙な絵を描いた。

半分だけ欠けた地球儀。
やがてそれは、三日月のような形へと変化していった。

 

理由は分からなかった。
ただ、耳と心を支配していたのは
『アビイ・ロード』のB面だった。

「半月の地球儀」というイメージを、
美術の先生は強く評価してくれた。
転校生だった私は、そこで初めて注目された。

 

音楽好きの自覚はあったが、
図工も技術家庭科も苦手。
母には「ぶき不器用」と言われ続けていた。

音楽には、インスピレーションを
別の表現へと変換する力がある――
そんな気分になった。

もっとも、後に絵の才能も楽器の才能もないと分かる。
母の見立ては、やはり正しかった(笑)。

 

1975年中3、アビイ・ロードのレコードを裏返した瞬間、

「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ビコーズ」からの

「You Never Give Me Your Money」から最後まで、

こんな曲があったのかと。『サージェント~』の

「ア・デイ・イン・ザライフ』とは違う、フィーナーレのような高揚感。

――――――――――――――――

■ B面メドレーという「運動体」

You Never Give Me Your Money  
Sun King  
Mean Mr. Mustard  
Polythene Pam  
She Came In Through The Bathroom Window  
Golden Slumbers  
Carry That Weight  
The End

ビートルズ アビイ・ロード B面 メドレー

後に知った。
ジョンとポールが持ち寄った、未完成の断片だったことを。

普通ならボツになるような素材を、
ジョージ・マーティンが編集でつなぎ合わせた。

完成された彫刻ではない。
未完のまま、動き続ける音楽だった。

 

――――――――――――――――

■ 25年後、東京ドームで完成したB面

1990年3月東京ドーム。日本初ソロ・ポール・マッカートニー公演に

アンコールで、遭遇する。不意打ちだった、

昔はネットなく何の曲が演奏されるか、知らない状況。

 

でも、聴く方が立て込んでいた。

1990年2月ローリング・ストーンズ初公演でいたく感動、

これぞロックと堪能、友人のコネを使いアリーナ正面14列目も効いた。

ビートルズファンと自覚しながら、

最初かったロックアルバムはストーンズの73年『山羊の頭のスープ』。

 

翌月のポール・マッカートニーの公演はコネはきかなく、

球場座席、100mぐらい離れていた。

それでも、1975年・1980年の中止をこえて、

生のポール・マッカートニーを観れた事に、

感激で号泣のままで、アンコール不意打ち、

 

Golden Slumbers から You Never Give Me Your Money リフレイン 

Carry That Weight The Endで、

よみよみがえりの「三日月の地球儀」をイメージ。

 

あのB面は、
未来で完成することを、どこかで知っていたかのようだった。

――――――――――――――――

■ 欠けているからこそ、回る

中学時代に描いた三日月の地球儀は、

東京ドームで自分の中で完成した。

私にとっては『アビイ・ロード』のB面は、

未来に向けて作られていたモノかもしれない。

 

過去の記憶はすべて断片だ。
だが、つなげて回し続ければ、構造になる。

『アビイ・ロード』B面のように。

ビートルズも又、
「世の中、偶然はなく、すべて必然だ」
そう教えてくれた気がしている。

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編集後記

再編集2026という作業に、AIを導入したが、簡略化どころか悪戦苦闘(笑)全然楽にならん。 

今までは、誤字脱字極力注意してるつもりで(笑)直書きが、編集行為になり時間が倍になる。

さらに考え込む。編集には作為が作用するから、心直球の直書きにこだわってきたのに。

人間だもの!

 

ただ、導入動画を作る時、現物の絵は無く、記憶だけを頼りに書いたら、30分で4案が出てきた。その中から選ぶだけ。

 

50年前に頭の中にあったイメージが、ついに現物・完成形になった。

 

 宣伝の仕事をしていた者には、驚異的。デザインワーク、映像制作の部下が常にいる状態。

20年前を思えば、タダ同然の費用で瞬時に完成する。これ、良いのか悪いのか? 

まあ、クリエイトするのは人間だから、ゼロイチは人間。

 

でも、まもなく自律型AIができると思う。その時、人はまだ自前でブログ書くのか? 

 

とりあえず『ビートルズの後期5部作【再編集2026】』完結。

後にビートルズ前期や「レット・イット・ビー」もやりたい。

再編集して気づきがあり、ビートルズを後追いで聴き始めた頃、

クイーンはオンタイムで聴いていた。

 

次回【再編集2026】は、クイーンを書きたいと思ってます。

 

 

 

ロックはここから始まった!

 

 

 

 

 

 

4500頁、15年の熱量を、今の視点で削り出す。
 【再編集2026】プロジェクト始動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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