01.Wolves At The Door 02.Presto Vivace in C# minor 03.Relentless Fury 04.(Si Vis Pacem) Parabellum 05.Eternal Bliss 06.Toccata 07.God Particle 08.Magic Bullet 09.(Fight)The Good Fight 10.Sea Of Tranquility
ジャケットや帯に英字で「Rock and Roll Love Letter」と記されているため、北米市場向けに編集された同じく1976年のコンピレーション・アルバム『ロックン・ロール・ラブレター (Rock n' Roll Love Letter)』と混同されることがありますが、内容は大きく異なっており、全く別のアルバムです。
取り上げられた楽曲は、 『エジンバラの騎士 (Rollin')』(1974年)から4曲(A3、A6、B1、B5) 『噂のベイ・シティ・ローラーズ (Once Upon a Star)』(1975年)から3曲(A5、B2、B4、B7) 『青春のアイドル (Wouldn't You Like It?)』(1975年)から2曲(A2、A4) 『青春に捧げるメロディー (Dedication)』(1976年)から2曲(A1、A7) アルバム未収録シングル曲2曲(B2、B6)
ジャケット写真は、イアン・ミッチェル在籍時のものです。
トラックリスト A面 1. ロックン・ロール・ラブレター "Rock and Roll Love Letter" (Tim Moore)
2. 恋をちょっぴり "Give a Little Love" (Phil Wainman, Johnny Goodison)
3. ベイ・シティ・ローラーズのテーマ "Shang-a-Lang" (Bill Martin, Phil Coulter)
4. ダンスはゴキゲン "I Only Wanna Dance With You" (Eric Faulkner, Stuart Wood)
その後も彼は、自らが率いる新世代のベイ・シティ・ローラーズと世界をツアーし続けており、2018年には来日公演も行いました。また音楽産業の裏方として、自ら設立した The Music Kitchen を通した音楽プロデューサーとしての活動もしています。2020年現在では、彼自身と3人のメンバーから成る Rollers というバンドでギターを演奏しています。
■ パット・マッグリン (Patrick James McGlynn、1958年3月31日 - ) スコットランドのエディンバラ出身の元ベイ・シティ・ローラーズのメンバーで、おもにリズムギターを担当。ベイ・シティ・ローラーズ脱退後には、自らのバンド、パット・マッグリンとスコッティーズ(Pat McGlynn's Scotties)でもヒットを出しました。
1977年5月にベイ・シティ・ローラーズを離れたマッグリンは、自分のバンドであるパット・マッグリンとスコッティーズ (Pat McGlynn's Scotties) を率いて活動。同年秋には英語原題ではセルフタイトルのデビュー・アルバム『パット・デビュー! あの娘はアイドル (Pat McGlynn's Scotties)』を出し、シングル「あの娘はアイドル (She'd Rather Be With Me)」をイギリスと日本でヒットさせ、大規模な来日公演も成功させています。
その現場を特級サウンドで真空パックしたライヴアルバムが復刻です。 本作に収められているのは「1982年9月4日:日本武道館」。 この年の再結成・来日公演は1日限り。その代わり(?)この1日に夕方・夜の2公演が行われました。本作は、その2公演を特級サウンドのオーディエンス・アルバムとサウンドボード・アルバムで捉えきった2枚組です。 この録音は、かつて『REUNION 1982: SATURDAY NIGHT CONCERT』として発掘され、大絶賛を博したもの。今回は、録音家本人から譲られたオリジナル・カセットからダイレクトにCD化しなおした極上品です。
それでは、2公演をそれぞれご紹介していきましょう。 【夕方の部:フル・オーディエンス録音】 まず登場するのは、夕方公演。コンサート全編を素晴らしいサウンドでフル収録したオーディエンス・アルバムです。そのサウンドは、それはそれは見事。リアルな空気感は「まるでサウンドボード」とはちょっと違いますが、真っ直ぐに届く演奏/歌声の芯の太さはライン録音にも匹敵する。 その上で、その芯を彩る“鳴り”の美しさは、間違いなくオーディエンス録音。その空気感が透明に透き通っており、細やかなディテールまでハッキリ伝わるのです。 ベース・サウンドにややビビリはあるものの、逞しく飛び込む歌声が距離感もほとんどなしに飛び込みつつ、その会場音響が頭の後ろに広がるような感覚。 詳しい録音ポジションは失われてしまったものの、PAの間近で録音されたのでしょう。もちろん、録音家本人から譲られたマスター・カセットだけに鮮度は究極的です。 そんな輝くクリア・サウンドで描かれるのは、BAY CITY ROLLERSだけではない。実は、日本武道館の現場に集った観客たちの息吹もキラキラとしているのです。こう書くと話し声や絶叫にまみれた録音をイメージされるかも知れませんが、そういうタイプではありません。もちろん、猛烈な黄色い嬌声が沸き立つのですが、間近な声は一切なく、まるでムードを盛り上げるSEのように曲と同化し、几帳面な手拍子はエッジも鋭くリズム隊と一体化している。 BAY CITY ROLLERSの5人を全力で歓待する気持ちが溢れ出し「盛り上げて喜んでほしい!」というムードが八角形の空間に充ち満ちている……そんなライヴアルバムなのです。 その嬌声の黄色いことと言ったら……。5人が登場するやキャアッキャア、曲間でもキィィィヤァアァ。その立体感だけでメンバーがどこに立ち、どう動いているのか目に浮かんできます。 「I Only Want To Be With You」のサビでレスリーがマイクを向けるのですが、「I only want to be with キャアッ!」になってしまう(笑)。しかし、そんな声が微笑ましくてもウザくないのは、遠いからでしょう。恐らく現場には推しメンバーの名を叫んでいる女の子が大量にいるはずですが、その名前が聴き取れるほど近くない。総体としての“うねり”になっているのです。そして、その“うねり”がやけに感動的。 「Bye Bye Baby」後の声援の海、「Don't Let the Music Die」で歌詞の1語1語までキッチリと歌いきる洋楽女子たち……。お約束の「S-A-T-U-R-D-A-Y night!」もすんごいことになってます。
【夜の部:60分の放送サウンドボード】 そんな“夕方の部”は、ディスク2の4曲目まで。ディスク2の残りには“夜の部”の放送音源が収録されています。番組用に60分枠に合わせて編集されており、途中にインタビューも入るラジオ音源です。 本編である“夕方の部”も素晴らしく“80年代のリアル”を伝えてくれましたが、こちらも凄い。サウンドボードだからこその超ダイレクト感が鮮烈で、コーラスの一語一語まで誰の声かハッキリと分かります。 そして、こちらでも現場の洋楽女子が大活躍。放送ですから如何様にもミックスできるわけですが、なんとオーディエンス録音の“夕方の部”よりもデカく入れている(笑)。普通、ラジオ放送は曲間だけ歓声をミックスし、それ以外はほとんど消してしまうのが常識。ところが、この場組では演奏中でもお構いなしに悲鳴が絶え間なく、全編真っ黄色。しかも、この歓声が疑似ではなく、完全に本物。キャアキャアの中にメロディを歌う声が紛れており、各曲のサビに達するや女子声がレスリーと同じくらいに強烈なのです。もちろん、曲間でもレスリーが「コンニチワッ」と言えば、「こんにちわぁ!」、「Hallow!!」と言えば「はろー!」と、ひらがなで返す絶叫。ここまで大胆に歓声を重視したミックス、よほど日本の大歓待が嬉しかったのか……。日本武道館の洋楽女子たちは、間違いなく「6人目のメンバー扱い」になっているのです。 “日本とBAY CITY ROLLERS”と言えば、公式盤『LIVE IN JAPAN』『ROLLERWORLD』にも刻まれた蜜月の仲。しかし、前者にはロングミュアー兄弟が不在で、後者にはアランがいませんでした。それに対し、本作は“あの5人”が全員勢揃い。上記2枚を揃えても聴けない「When Will You Be Mine」「The Pie」「My Lisa」「Back On The Street」もたっぷり聴かせてくれるのです。 “あの5人”だからこそ、日本だからこその熱狂。その2公演を特級オーディエンスと放送サウンドボードで真空パックした1本。 Live at Budokan, Tokyo, Japan 4th September 1982 Afternoon & Evening Show TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Afternoon Show Disc 1(73:13) 1. Land Of Hope And Glory 2. Remember (Sha La La La) 3. Shang-a-Lang 4. Wouldn't You Like It 5. The Way I Feel Tonight 6. Rock 'n Roll Honeymoon 7. Rock 'N Roller 8. When Will You Be Mine 9. The Pie 10. Don't Stop The Music 11. My Lisa 12. Give a Little Love 13. Shanghai'd In Love 14. Love Fever 15. Back On The Street 16. You Made Me Believe In Magic 17. Rebel Rebel 18. Rock 'n' Roll Love Letter 19. It's A Game 20. Money Honey
Disc 2(77:29) 1. I Only Want to Be With You 2. Bye Bye Baby 3. Don't Let the Music Die 4. Saturday Night Evening Show (Broadcast)
Evening Show 5. Land Of Hope And Glory 6. Remember (Sha La La La) 7. Shang-a-Lang 8. Rock 'N Roller 9. The Way I Feel Tonight 10. Interviews 11. Wouldn't You Like It / Interviews 12. Rock 'n Roll Honeymoon 13. Love Fever 14. Give a Little Love 15. You Made Me Believe In Magic Session (Studio) 16. You Made Me Believe In Magic 17. Rock 'n' Roll Love Letter 18. It's A Game 19. Money Honey 20. I Only Want to Be With You 21. Bye Bye Baby 22. Don't Let the Music Die 23. Saturday Night
Les McKeown - Vocal Eric Faulkner - Guitar Stuart "Woody" Wood – Guitar Alan Longmuir - Bass Derek Longmuir - Drums
01 Everybody Sins 02 Babalon 03 No One to Know 04 Stay True to Your Heart 05 Goddess Partying 06 I'm in Heaven 07 Remember Your Oath 08 My Tower 09 And Then We Blew Apart
10 I Made It (Bonus Track) 11 Not Anymore (Bonus Track) 12 Everybody Sins (Radio Edit - Bonus Track)
『ロックン・ロール・ラブレター』(Rock N'Roll Love Letter) は、1976年はじめに、アリスタ・レコードから北アメリカ市場だけにリリースされました。
収録された11曲のうち、2曲はベイ・シティ・ローラーズが1975年にイギリスでリリースした『噂のベイ・シティ・ローラーズ』(Once Upon a Star) から、7曲は『青春のアイドル』(Wouldn't You Like It?)から採られ、残り2曲は新たに録音されたシングル曲でした。レコードのジャケット写真は、『青春のアイドル』と同じものでした。
リリース 1976年3月 録音 1975年
プロデュース フィル・ワインマン コリン・フレッチャー (Colin Fretcher)
トラックリスト 1. マネー・ハニー "Money Honey" (Eric Faulkner, Stuart Wood)
2. いとしのジュネ "La Belle Jeane" (Faulkner, Wood)
3. ロックン・ロール・ラブレター "Rock and Roll Love Letter" (Tim Moore)
4. アイム・ア・フール "Maybe I'm a Fool to Love You" (Faulkner, Wood)
5. 二人でいつまでも "Wouldn't You Like It" (Faulkner, Wood)
6. ダンスはゴキゲン "I Only Wanna Dance With You" (Faulkner, Wood)
7. 恋のシャンハイ "Shanghai'd in Love" (Faulkner, Wood)
8. レッツ・ゴー・ミュージック "Don't Stop the Music" (Faulkner, Wood)
9. ディスコ ・ キッド "The Disco Kid" (Faulkner, Wood)
10. イーグルズ・フライ "Eagles Fly" (Faulkner, Wood)
11. 若さでロックン・ロール "Too Young to Rock & Roll" (Faulkner, Wood)
このアルバムは、「Rock And Roll Love Letter」を除いて、オリジナル曲10曲を収録しています。
スタジオ・アルバム 『エジンバラの騎士』 - Rollin' (1974年) 『噂のベイ・シティ・ローラーズ』 - Once Upon A Star (1975年) 『青春のアイドル』 - Wouldn't You Like It? (1975年) 『青春に捧げるメロディー』 - Dedication (1976年) 『恋のゲーム』 - It's a Game (1977年) 『風のストレンジャー(英語版)』 - Strangers in the Wind (1978年)
『エレベーター(英語版)』 - Elevator (1979年) 『ザ・ヒーロー(英語版)』 - Voxx (1980年) 『リコシェ(英語版)』 - Ricochet (1981年) 『ブレイクアウト』 - Breakout '85 (1985年) A Christmas Shang-A-Lang (2015年) ※Bay City Rollers Reunion名義
ライブ・アルバム 『ライヴ・イン・ジャパン』 - Live in Japan (1985年) 『武道館ライヴ 1977』 - Rollerworld : Live at the Budokan 1977 (2001年)
おもなコンピレーション・アルバム 北米向け 『ベイ・シティ・ローラーズ』 - Bay City Rollers (1975年) 『ロックン・ロール・ラブレター』 - Rock N'Roll Love Letter (1976年) 『Greatest Hits (1977)』 - Greatest Hits (1977年) The Definitive Collection (2000年)
・「二人だけのデート」 - "I only want to be with you" ダスティ・スプリングフィールドのカバー TBS系「はなまるマーケット」のオープニングトークテーマ曲として番組開始〜2004年3月、2014年1月〜最終回まで用いられた なお、2004年4月〜2013年12月はTommy february6のカバーしたものが使用されていた
・「ロックン・ロール・ラブレター」 - "Rock and Roll Love Letter" ティム・ムーアのカバー