レーナード・スキナードの「Simple Man(シンプル・マン)」で、アルバムは73年『(Pronounced 'Lĕh-'nérd 'Skin-'nérd)(レーナード・スキナード)』ですね。
50回忌に聴くレーナード・スキナードになります、日本的に言うと。
1977年10月20日。
5作目『Street Survivors』を出して、わずか3日後。
ツアー移動の飛行機チャーター機が燃料切れで、ミシシッピの森に落ちた。
ロニー・ヴァン・ザント、
スティーヴとキャシーのゲインズ姉弟ら6人が亡くなった。
ロニーは29歳。絶頂へ向かう途中で、バンドは止まった。
■このファーストが凄い。
デビュー作なのに、音が生々しくて妥協がない。
ブルースもカントリーもハード・ロックも、
混ぜたというより、最初から一つの音。
「Tuesday's Gone」の哀愁、「Gimme Three Steps」の軽快さ、
そして最後の「Free Bird」。
8曲で、捨て曲なし。サザン・ロックで括られがちだが、
ギター・ロックとして文句なしに強い。
UKロック好きの私でも、このトリプル・ギターはすっと入ってくる。
A面の締めが「Simple Man」。
ロニーの祖母と、ゲイリー・ロッシントンの母。
亡くした家族の思い出を二人で語り合い、1時間ほどで書いた曲だそうです。
プロデューサーはアル・クーパー、聴きやすさは納得だが、
バンドとは仲が悪かったらしく、この曲の収録にも乗り気でなかった。
それでも、バンドは手放さなかった。
母が息子に語る。
焦るな。金や名声を追うな。自分の心に従え。
ありふれた忠告なのに、この歳になると、耳が痛い。
反抗するだけがロックではない。
大切なものを見失わないのも、ロック。
【リリース情報】
曲名:Simple Man
アルバム:(Pronounced 'Lĕh-'nérd 'Skin-'nérd)
リリース年:1973年8月
位置づけ:デビュー・アルバム。当時はシングル・カットなし。
で、私ですが、70年代はFENで耳にした程度。
80年代、全日本プロレスに来ていたファビュラス・フリーバーズの入場曲で、
「フリー・バード」に気づいたくらい。
ちゃんと聴いたのは2011年、ブログを始めてから。ブログ仲間からのお勧め盤、
77年の初来日を観た方のお話、復活レーナード・スキナードのメンバーと
交流のある方のコメント。
その方の紹介で、復活スキナードにメールでファンレターを送ったこともある。
ユーライア・ヒープも紹介していただいた。
で、今もブログ更新を拝見できるのは、お一人だけ。
律儀な、年上の方々ばかりだったので、
やむにやまれぬ事情があるのだと思っている。
時の流れに寂しさをカンジます。
87年、ロニーの弟ジョニーを迎えて再結成。
「Simple Man」はロニーに捧げられた。
事故を生き延びたゲイリーは、最後のオリジナル・メンバーとして、
2023年3月に亡くなるまでスキナードを守り続けた。
その追悼のステージでも、「Simple Man」が演奏されている。
オリジナル・メンバーは、もういない。
ロニーが73年に歌った「Simple Man」は、50回忌の今日、聴かれています。
私はこう聴きました。
皆さまは、この曲をどう聴きましたか。
と云うことでおまけは同じファーストから、20日火曜日 別れの歌を。
Lynyrd Skynyrd - Tuesday's Gone
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