The Cure - A Fragile Thing|21世紀新曲感想

ザ・キュアーの「A Fragile Thing」で、2024年、アルバム『Songs Of A Lost World(ソングス・オブ・ア・ロスト・ワールド)』からの曲ですね。

16年ぶりのアルバムのようです。

 

2年前のアルバム、お気に入りブログでも、取り上げていましたが、

私の方が、腑に落ちるまで、消化できるまで、時間がかかる。
最新は本、映画、音楽も、瞬時に咀嚼できないようで…

 

16年間の時間は、普通のバンドなら、再結成や懐メロ・ツアーで

終わっても不思議ではないが、
ロバート・スミスは、ザ・キュアーのまま、

今しか作れない音を持って帰ってきた。

 

このアルバムで、80年代前半、なんか、私の方が、昔を思い出す。
ニューウェーブ頃、東京生活も大学生活も順風満帆と行かず、
不安は日々で、それを倍増するような、キュアーの曲風。

 

このブログでも、キュアーは何度か上げているが、
暗い印象は変わらないのに、POPにもなれる。
その情緒不安定感が合っていた。

 

でも、懐メロではない。2024年の新曲。

静かなピアノで始まり、やがて太いベース、重いドラム、

霞のように広がるギターが重なっていく。

明るいとも暗いとも云い切れない。美しいのに、どこか落ち着かない。

まさしくザ・キュアーで、曲名を訳せば「壊れやすいもの」。

 

【アルバムリリース情報】
アルバム:Songs Of A Lost World
発売年:2024年11月1日(世界同時)
位置づけ:通算14作目のスタジオ・アルバム。前作『4:13 Dream』(2008年)以来16年ぶり。アルバムからの2枚目の先行シングルとして2024年10月9日配信。プロデュース/ミックスはロバート・スミス&ポール・コーケット。全英アルバムチャート1位(『Wish』1992年以来32年ぶり)。全米でも4位。

ザ・キュアー アルバム Songs Of A Lost World ジャケット

 

Songs Of A Lost World - The Cure

 

ロバート・スミス自身は、この曲について、

両立できない複数の要求のあいだで選択を迫られ、

正しい選択をしたはずなのに、後には後悔が残る、と説明。

人生では、どちらも選べない場合がある。そればっか!

 

仕事か、自由か、安定か。

自分らしく生きることか、誰かと一緒に生きることか。

 

どちらを選んでも、時間が解決してくれるとは限らない。

若い頃なら、まだやり直せると自分に納得させていたが…
今は、時間は有限だとは、これはハッキリした。

 

「A Fragile Thing」は人として運命の重さを知った人の歌に聴こえ。

ロバート・スミスの声も、昔と同じではない。

 

その少し震えるような声、かすれる声には、過ぎ去った年月が滲む。

若さを再現するのではなく、
年相応のロバート・スミスが歌うから、響く…と思う。

 

16年ぶりのアルバムは、イギリスで32年ぶりの1位。

ザ・キュアーが、今の音で、聴き手の心を動かした、たいしたものだと思った。

私の中では、売れたけど、キュアーは、

決して明るい前向きなバンドでなかった。

 

今も…かも。

 

私はこう聴きました。
皆さまは、この曲をどう聴きましたか。
 

と云うことでおまけも同アルバムからで

 

The Cure-Drone:Nodrone

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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