Jリーグの判断に注目!2020年特別ルールの延長は?

2020年のJリーグ、何かとイレギュラーな一年でした。
新型コロナ感染症の影響で中断し、再開後も感染拡大防止のために、様々な特例措置が取られてきました。
今年のJリーグ、試合を開催するに際しての、大きなレギュレーション変更は、下の三つかな。

VARがなかった

審判員への新型コロナ感染症の感染拡大防止対策として、VAR(Video Assistant Referee:ビデオアシスタントレフリー)の導入は、途中から見送られていました。

2020年に限った話ではないのですが、疑惑の判定があったり、なんとも微妙な判定があったり、試合が終わっても、「もし、あのプレーの判定が違ったら...」のモヤモヤが残ってしまいます。
それを解消するためにも、VARは必要だと思います。

2021・2022シーズンのビデオアシスタントレフェリー導入試合について【Jリーグ】
来年と再来年のJ1リーグ及びルヴァンカップについては、VARを導入することが、Jリーグの理事会で決議されています。

でもコレって、J2リーグとJ3リーグは対象外なんですよネ。

マスクをしながら、換気された部屋で、密にならないように...感染対策を取りながらの導入は不可能ではないと思います。

交代選手数は5人まで

FIFAの特別ルールをJリーグにも適用して、
2020年リーグは選手交代は5人まで、但し、交代回数はハーフタイムを除いて各チーム3回まで。
というルールが適用されました。

今年はとにかく日程が過密でした。
水曜日か土曜日の試合の次が、土曜日か日曜日。この5連戦が終わったと思ったら、次の週末から再びの5連戦、なんて日程、さすがに選手も疲労するでしょう。
来シーズンのJリーグが、例年のようなスケジュールで運用できるかどうかわかりません。

今の報道から得られる情報ですと、日本で新型コロナのワクチン接種が始まるのは来年の前半が目標とのこと。
何せ注射なので、国内の臨床試験(治験)や審査の手続きを経る必要がありますし、政府が迅速に動いて、かつ臨床が順調に進んだとしても、接種開始は早くて2021年3月頃でしょうか。
Jリーグの開幕は2月末ですので、そのタイミングでは、接種は始まっていないと想像するのが妥当でしょうね。

選手の感染が確認されると、その濃厚接触者も隔離されるなどの影響がありますので、戦力確保という意味で、5人交代は是非とも継続していただきたいですね。

また、コロナ対策とは違う意味で、試合の流れを変えることができるという、スポーツの醍醐味という意味でも、是非ともこのルールは続けて欲しいです。

2020シーズンで、一度に3人交代とか4人交代というのも見受けられました。
さすがに5人を一度に交代というのは、Jリーグではなかったと記憶していますが。

フィールドプレーヤーはGKを除く10人ですので、そのうちの3人・4人交代したら、そりゃもう別チームですよね。
硬直した試合を打破するためとか、劣勢の状態から挽回するためとか、流れを変えるだけの効果は十分にあります。
選手交代枠が増えたら、選手層の厚い、資金力のあるチームに有利に働くのかな、なんて当初は想像していたのですが、2020シーズンを振り返ると、そんな訳でもないように感じました。

ヨーロッパの各国リーグでは、既に開幕した20~21年シーズンも5人交代枠ルールを継続していますし、4大リーグでもプレミアリーグ以外は5人交代枠を採用しています。

Jリーグ 来季も交代枠「5」継続へ、ほとんどのクラブが希望
おっと、こんなニュースがありました。

Jリーグが来季も試合中の交代枠を5人とすることで最終調整していることが28日までに分かった。複数のJクラブ関係者によると、すでに各クラブにアンケートを実施。ほとんどのクラブが「5」の継続を希望しており、従来の交代枠「3」に戻す意見はごく一部だったという。

なんですって。
さーて、2021年のJリーグはどうなりますでしょうか?

季節に関係なく飲水タイム

もともと、Jリーグ(というかサッカー界全般)には、前半・後半の真ん中くらいの時間帯に、暑さ対策・水分補給としての飲水タイムが設けられていました。

WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)という、暑熱環境下の労働の目安としてISO等で国際的に規格化されている指標があるのですが、これに基づいて、運動時にもWBGTを採用した熱中症防止の指針が発表されています。

細かい計算式や定義は省略しますが、この計算されたWBGTの数値が一定以上であれば、そもそも試合を開催しない・延期する、試合途中に飲水タイムを設ける、という指針があります。

2020シーズンのJリーグ、新型コロナによる中断明けに関しては、「原則として WBGT に関わらず飲水タイムを設ける」というレギュレーションが適用されていました。
ですので、冬場のナイターであっても、飲水タイムがあった訳です。

これも5人交代枠と同様で、選手の疲労を考えると必要です。
そして飲水タイムも、試合運びに大きな影響を与えたと思います。

2020シーズンで一時は首位に立ったギラヴァンツ北九州、連勝時には飲水タイム後に得点という試合がいくつか見られました。
短時間ではありますが、選手全員が集まり、そこに監督やコーチも加わって、戦術の確認であるとか、相手選手情報の共有ができるようになり、飲水タイム前後で試合の雰囲気がガラッと変わるなんてのを、ギラヴァンツ北九州・ジュビロ磐田に限らず、いくつか見ることができました。

飲水タイムに関しても、安全・安心な運用という意味と、スポーツの醍醐味を味わうという両方の意味で、飲水タイムも継続して欲しいと思います。

来シーズンのJリーグ、開幕までの動向にも注目です。

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