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【グラフトンで観戦】新潟は7本で2点、磐田は15本で1点|新潟 2-1 磐田

アウェイ、デンカビッグスワンスタジアムに乗り込んでのアルビレックス新潟戦。
久しぶりの対戦なので遠征しようと考えていたのですが、断念しました。

シルバーウィークに、ライブが重なった

まず、シルバーウィークです。そこに新潟市内でライブが重なって、宿が高騰。

調べれば調べるほど「これは無理だ」という値段になっていきました。悔しいけれど、今回は見送りです。

ただ、家でひとり画面に向かうのも寂しい。そう思っていたところに、ちょうどいいイベントを見つけました。

かわりに、五反田へ

東京・五反田の英国風パブ「THE GRAFTON」で、この試合の観戦+生解説イベントが行われるというのです。

オーサキ監督イベント看板

オーサキ監督イベント看板

ゲストはオーサキ監督。東京外国語大学サッカー部の監督を務めていて、ジュビロ磐田の試合を毎節、戦術の面から分析している方です。

行ってきました。

オーサキ監督イベント会場の様子

オーサキ監督イベント会場の様子

目の前での解説、とても参考になりましたし、何より面白かったです。

ひとりで見ていたら「なんで今そこ?」で終わっていた場面に、その場で理由がつく。試合の見え方が変わる体験でした。

立ち上がり15分は、完全にジュビロの時間だった

2026年9月19日(土)19時、デンカビッグスワンスタジアム。明治安田J2リーグ第7節です。曇り、気温25.7℃、湿度84%、無風。主審は吉田哲朗さん。

磐田は4-2-3-1。GK牲川歩見、最終ラインは川﨑一輝・山﨑浩介・ダニーロ・松原后。ボランチに小原基樹とユーリ ララ。前に乾貴士、藤原健介、イアゴ・テレスを並べ、1トップにジョアン ヴィクトル。

立ち上がりは、完全に磐田の時間でした。

4分イアゴ・テレス、6分ダニーロのヘディング、8分藤原健介、10分乾貴士、13分ジョアン ヴィクトル。最初の13分で5本です。

オーサキ監督は「最初の17分間」と言っていましたが、体感としてもまさにそのくらい。珍しく、と言っては失礼ですが、セカンドボールも磐田が拾えていました。

J.League公式の戦評も「15分までに5本のシュートを放つ」と書いています。見ていた印象と、記録がぴたりと合っていました。

前半、磐田12本・新潟1本。そして0-1

今になって思えば、この時間帯に先制点を奪えなかったのが、すべてだったのだと思います。

そして30分。新潟のこの日はじめてのシュートが、そのままゴールになりました。

加藤徹也のクロスを磐田がクリア、そのこぼれ球を大西悠介が拾ってワンタッチで送り、マテウス モラエスがダイレクトで左足。0-1です。

前半の数字が、この45分を残酷なくらい正確に表しています。

前半終了時点 磐田 新潟
シュート 12 1
枠内シュート 2 1
ゴール期待値(xG) 1.16 0.06
パス成功率 84% 65%
コーナーキック 4 0
得点 0 1

※ゴール期待値(xG)は、そのシュートがどれくらいの確率でゴールになるかを位置や状況から数値化したもの。1.16対0.06というのは「平均的には磐田が1点は取れていた内容で、新潟はほぼ何も起きていない」という意味になります。

12本打って0点、1本打って1点。数字だけ見ると、何かの冗談みたいです。

ハーフタイムに、3枚替え

後半開始から、秋葉監督は一気に3枚を代えました。

  • 小原基樹 → 川合徳孟
  • ジョアン ヴィクトル → 太田龍之介
  • 松原后 → 吉村瑠晟

甲府戦で決勝ゴールを決めた川合徳孟を入れて、前線も左サイドも入れ替える。「取りに行く」という意思がはっきり見える交代でした。

新潟の後半2本目が、2点目になった

ところが、です。

49分にイウリ カスティーリョのシュートを牲川歩見がセーブ。これが新潟の後半1本目。

そして60分。早川史哉のサイドチェンジから、加藤徹也を経由して白井永地が左からクロス。イウリ カスティーリョがヘディングで合わせて0-2。

新潟の後半2本目のシュートが、そのまま2点目になりました。

この試合の新潟のシュートは、90分を通して7本。そのうち2本がゴールです。

88分、佐藤大樹。磐田でのリーグ戦初ゴール

67分にイアゴ・テレスに代えて佐藤大樹、乾貴士に代えて小池直矢。

そして88分。藤原健介からボールを受けた小池直矢が左サイドからクロスを上げ、佐藤大樹がファーサイドでヘディング。1点を返しました。

佐藤大樹は今年6月にブラウブリッツ秋田から加入したばかり。これが磐田でのリーグ戦初ゴールです。

ただ、時すでに遅し。2-1のまま、試合終了でした。

秋葉監督「たった一度の攻撃で失点してしまった」

試合後の秋葉忠宏監督のコメントが、見ていた私の気持ちとほとんど同じでした。

「率直にもったいないゲームだったと思っています。あれだけの内容を見せながらも勝点1も持ち帰れなかったのは、本当にもったいないですし、痛かったです」

「特に前半にビッグチャンスを生かせず、たった一度の攻撃で失点してしまったのが非常にもったいなかったです。点を取れないのであれば、我慢して取らせないことももっと必要でした」

決めるべきところで決めないと、決められてしまう。そして、決められないなら決められないなりの守り方がある。そういうことなのだと思います。

「ビッグスワンの魔力」

後半についても、監督は正直に話しています。

「後半は自分たちでイライラしてしまい、前半のように冷静にプレーできれば問題なくひっくり返せたと思っています。それなのに、ビッグスワンの魔力みたいなものや空気感、判定も含めて、セルフコントロールができず、慌ててしまいました」

「こういったビッグマッチでの経験や、90分間のメンタルコントロールをまだまだ積む必要があると感じた試合でもありました」

この日の入場者数は20,708人。警告は前半45分にイアゴ・テレス、68分に小池直矢、そして試合終了後に乾貴士。数字にも、その「慌て」は出ていました。

相手の監督は、新潟OBで秋葉監督の後輩

この試合、もうひとつ書いておきたいことがあります。

新潟の船越優蔵監督は、秋葉監督と2002年から2004年まで新潟でチームメイトだった方です。2013〜14年には群馬で、秋葉監督のもとコーチも務めています。

その船越監督が、試合後にこう話していました。

「ゲーム自体は、はっきり言って磐田さんとの差があるなと。内容のところではまだまだ満足できません」

「本当に素晴らしいチームだったと思いますし、次はコテンパンにやられるのかなという恐怖心すら感じています」

「秋葉監督と僕の勝負ではなく、チーム同士の勝負なので。でも、負けたくなかったですし、本当に素晴らしい人間で、素晴らしい指導者です。僕はいつもあの人の背中を追いかけていて、まだまったく追いつけていないですし、追い越そうと頑張っています」

勝った側の監督が、ここまで言う。負けたのは悔しいけれど、この言葉は素直に嬉しかったです。

数字で見る、この90分

項目 磐田 新潟
シュート 15 7
枠内シュート 3 4
ボール支配率 61% 39%
パス本数(成功率) 579(77.4%) 280(61.1%)
コーナーキック 6 0
得点 1 2

コーナーキックは6対0。パスの本数は倍以上。それでも1-2です。

※シュート数には2系統あり、主審記録ベースの公式記録では磐田12本・新潟5本となっています。船越監督も会見で「シュート数こそ5対12で」と話していました。上の表はトラッキングデータによる数値です。

9位、勝点10。次はホームで八戸

これで7試合を終えて3勝1分3敗、勝点10で9位。得失点差はゼロに戻りました。

一方の新潟は5勝0分2敗の勝点15で、今季初の単独首位。ただし得失点差はマイナス1です。船越監督は「この時期の首位は全く意味がない」と言っていました。

対新潟は通算15勝12分7敗。直近5試合は3勝2分と負けていなかったので、久しぶりの対戦で止まった形になります。

次は9月26日(土)17時、ホームのヤマハスタジアムでヴァンラーレ八戸戦です。

12本打って0点だった前半を、ホームでひっくり返してほしい。

ハイライト

J.League公式チャンネルにハイライトが上がっています。

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第7節
日時 2026年9月19日(土)19:00 キックオフ
会場 デンカビッグスワンスタジアム
スコア アルビレックス新潟 2-1 ジュビロ磐田(前半1-0/後半1-1)
得点(新) 30分 マテウス モラエス(アシスト:大西悠介)/60分 イウリ カスティーリョ(アシスト:白井永地)
得点(磐) 88分 佐藤大樹(アシスト:小池直矢)
入場者数 20,708人
天候 曇/25.7℃/湿度84%/無風
主審 吉田哲朗
警告 45分 イアゴ・テレス(磐)/59分 マテウス モラエス(新)/64分 船越優蔵監督(新)/68分 小池直矢(磐)/試合終了後 乾貴士(磐) 退場なし

※監督コメントおよび試合データは、J.League公式の試合ページ(戦評・ライブテキスト・スタッツ)、新潟日報、スポーツナビから引用・参照しています。

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【観戦記】甲府キラー、爆誕。19歳・川合徳孟が2年連続の決勝ミドル|甲府 0-1 磐田

去年と、同じでした。
同じスタジアム、同じ0-0、同じペナルティエリア手前。そして同じ背番号33の右足。
こんなことが、本当にあるんですね。

甲府駅に、フラッグが出ていた

珍しく、配偶者が「行きたい」と仰せになられました。

というわけで、いざ遠征。向かうのはJITリサイクルインクスタジアム、明治安田J2リーグ第6節、ヴァンフォーレ甲府戦です。

甲府駅に着いて、まず目に入ったのがこれでした。

01_甲府駅の歓迎フラッグ|甲府 vs. 磐田

01_甲府駅の歓迎フラッグ|甲府 vs. 磐田


「ジュビロ磐田 サポーターの皆様 甲府へようこそ」。ヴァンフォーレのエンブレムと、ジュビロのロゴが並んでいます。

甲府は、本当にアウェイに優しいチームだと思います。遠征してきた側が、駅に降りた瞬間に歓迎されている。この一枚を撮るために、少し立ち止まってしまいました。

雨は、キックオフ前に止んでくれた

心配していたのは天気でした。ポンチョも一応、鞄に入れてきています。

ところがキックオフのころには、雨はほぼ止んでいました。結局この日、ポンチョの出番はなし。よかった~。

公式記録は曇り、気温25.5℃、湿度84%。9月の甲府にしては、過ごしやすい夜でした。

02_バックスタンドからの眺め|甲府 vs. 磐田

02_バックスタンドからの眺め|甲府 vs. 磐田


この日はバックスタンドから、夫婦ふたりでの観戦です。

相手の監督は、2022年に磐田を率いた人

この試合、気になっていたことがもうひとつありました。

甲府の監督は、渋谷洋樹さん。

2022年に磐田のトップチームヘッドコーチを務め、その年の8月からはシーズン途中で監督に就任した方です。12月まで、磐田を率いていました。

こちらのことを、いちばんよく知っている人がベンチにいる。非常に怖い存在です。

※渋谷監督は甲府での在籍も長く、2010〜2014年にトップチームコーチ、2020〜2022年にヘッドコーチを務めています。2025年12月に甲府の監督に就任しました。

前半、東ジョンが立ちはだかった

出だしは磐田が甲府陣内に攻め込む展開でした。

12分、15分と太田龍之介。22分にイアゴ・テレス。相手ゴール前まで、何度も運べています。

ただ、そのたびに甲府のGK東ジョンが立ちはだかりました。入りそうで、入らない。

03_先発メンバーとジュビロサポーター|甲府 vs. 磐田

03_先発メンバーとジュビロサポーター|甲府 vs. 磐田


この展開、嫌な予感がするんです。取れるときに取っておかないと、カウンターを食らって失点。サッカーあるある、というやつです。

前半のシュートは磐田8本、甲府5本。コーナーキックにいたっては磐田7本、甲府1本。押しているのは間違いなく磐田でした。

それでも、0-0で折り返します。

あとで知ったことですが、東ジョンはこの試合についてこう話していました。

「太田龍之介選手の特徴は分かっていた。遠い位置からでも打ってくるので早めに準備をしていた」

読まれていたんですね。

「0-0のハーフタイムが、実は一番危ない」

私が前半に感じていた「嫌な予感」。あれは、ベンチでも同じだったようです。

秋葉忠宏監督が、ハーフタイムに選手へ伝えたことを明かしています。

「実は、こういう我々がペースを握っているように見えるゲームでも、甲府さんは粘り強く、辛抱強く守りながら、どこかでひと刺しする力を持っています。だから『これは甲府さんのペースでもある』と、はっきり伝えました」

「いい状態で点を取れず、0-0で迎えるハーフタイムが実は一番危ないと、選手たちにも釘を刺しました」

バックスタンドで「嫌だな」と思っていたことを、プロは言葉にして、対策にしていました。当たり前かもしれませんが、こういうのを読むと少し嬉しくなります。

飲水タイムが明けた、その1分後

後半は、両チームともにギアを上げそうで上げきれない、もどかしい展開でした。

時間だけが過ぎていきます。ゴールの匂いが、あまりしない。

61分、小原基樹に代えて川合徳孟。73分には乾貴士に代えて佐藤大樹、イアゴ・テレスに代えて為田大貴。秋葉監督が立て続けにカードを切ります。

そして72分、飲水タイム。

プレーが再開されて、その1分後でした。

川合徳孟。2年連続、同じスタジアムで

74分。

投入からわずか1分の為田大貴からボールが渡ります。受けたのは川合徳孟。ペナルティエリアの手前でした。

右足を振り抜いた瞬間の、低い弾道。ボールはGKの手前で一度バウンドして、伸ばした手も届かずゴールの中へ吸い込まれていきました。

バックスタンドから見ていて、声が出ました。

J.League公式の戦評は、このシュートをこう書いています。

「攻守の切り替えが激しい時間帯に川合 徳孟へボールが入ると、右足のアウトにかけたようなシュートがファーに決まって、磐田がついに均衡を崩した」

見出しはそのまま、「均衡を崩した川合徳孟の“ミドル”」。

そして、ここからが本題です。

私たちは去年も、このスタジアムで同じものを見ています。2025年10月4日、J2第32節のヴァンフォーレ甲府戦。

あの日も0-0のまま試合が進み、前半44分、川合徳孟がペナルティエリア手前から右足を振り抜いて、ゴール右上に突き刺しました。スコアは甲府0-1磐田。決勝点でした。

つまり、こういうことです。

試合 時間 シュート 結果
2025/10/4 J2第32節 44分 PA手前から右足 甲府 0-1 磐田
2026/9/12 J2第6節 74分 PA手前から右足 甲府 0-1 磐田

場所も、形も、結果も、まったく同じ。どちらもJITリサイクルインクスタジアムで、どちらもペナルティエリア手前からの右足、どちらも決勝点、どちらも1-0の勝利です。

しかも川合徳孟は、リーグ戦の通算得点が3。そのうち2点が、甲府から奪ったものです。

「甲府キラー」と呼んでも、怒られないと思います。

本人も、そう感じていたようです。試合後、「昨年の甲府戦でもゴールを決めました。いいイメージはありましたか」と聞かれて、こう答えています。

「昨年のいいイメージはありましたし、それが今日のゴールにもつながったと思います。しっかりと決め切ることができて良かったです」

ゴールの場面については、こうです。

「最初からゴールは意識していましたし、積極的にシュートを打とうという気持ちで試合に入りました。自分の得意な形だったので、シュートを打とうと決めて、あのようなゴールにつながって良かったです」

「シュートコースもしっかりと見えていましたし、練習でも意識してやっていたので、それを試合で出すことができて良かったです」

「自分の得意な形」。2年続けて同じ場所から同じ形で決めた選手が言うと、説得力が違います。偶然ではなく、狙って打っていた。

去年の彼は18歳でした。今年は19歳。そして今季から、磐田の副主将を務めています。

勝負の神様は、誰に微笑んだのか

試合前、私は「神様が味方をするのはどっちだろう」と思いながらスタジアムに入りました。

その答えらしきものが、秋葉監督のコメントの中にありました。

この日、決勝点をアシストしたのは為田大貴。前節の富山戦ではベンチ外だった選手です。なぜベンチに入れたのかと聞かれて、監督はこんな話をしています。

「前回の富山戦の2日前、1日前のトレーニングで、スプリントのときに『ここまで走ろう』と言っていた中で、少し抜いてしまっている選手が多かったんです。その中でも、タメや貴士、イアゴ、ダニーロという4人は最後まできっちりとやっていました」

「タメは常にどんなときも、メンバー外になろうと、ウォーミングアップだろうと、100%で本気でやってくれます。そういう選手に最後は勝負の神様が微笑んでくれると思いますし、勝負はほんの些細なことで決まると思っています」

「彼が頑張ってくれたところから、(川合)徳孟が持ち込んでのシュートでしたから、彼を選んで良かったと思っています。普段のトレーニングが本当に大事なんだと改めて実感できる、僕にとってもいい教訓になったゲームでした」

神様は、水曜日の練習を見ていたわけです。

73分に入って、74分にアシスト。ピッチにいた時間は、得点までわずか1分でした。

ようやく、今季初のクリーンシート

そのまま逃げ切って、試合終了。甲府0-1磐田。

「試合は、ようやく今季初のクリーンシートにできました。守備面では最後、理屈ではなく、『何が何でも守るんだ』『何が何でも点を取らせない』というメンタリティー、執念、執着を出してくれました」

今季初の完封。ここまで5試合で失点7、どこかで必ず1点は取られていたチームが、この日はゼロで終えました。薄氷の勝利ではありましたが、この「ゼロ」は大きいと思います。

GK牲川歩見も、この日は5本のセーブを記録しています。両ゴールキーパーが5本ずつ止めた試合でした。

その牲川のコメントが、また良かったんです。この日、彼には八田直樹選手と同じチャントが送られていました。

「先輩と同じチャントを歌っていただけたのは嬉しかったですし、こうやって結果を残すことで認められていくと思っていました。個人的には少し遅くなってしまったとは思いますけど、サポーターの皆様にクリーンシートを届けられて良かったと思っています」

「シンプルに嬉しいです。ゼロにできたことは、一つのきっかけとして大きいと思います。ただ、これを続けていくことが僕たちの次の課題になってくると思うので、そこにまたチャレンジしていくことを意識したいです」

この日の最終ラインには、山﨑浩介が初先発で入っていました。そのことについても、牲川はこう話しています。

「コミュニケーションの部分は日本語でやり取りができたので、すごく伝えやすかったですし、声をかけるところは意識していました」

初先発の選手を後ろから支えながらの、今季初完封。ゴールキーパーの仕事だなあ、と思います。

太田龍之介の、古巣戦

もうひとつ、この試合には見どころがありました。

1トップに入った太田龍之介にとって、甲府は古巣なんです。

前半の決定機は、ほとんど彼のところから生まれていました。12分のヘディング、15分のシュート。そのどちらも、東ジョンに止められています。

「本当にガス欠になるまでは、相手にとって一番危険な存在でした。彼の背後への抜け出し、キープ力、そしてフィニッシュ。(中略)ただ、古巣戦はどうしても力が入るところもありますし、最後のフィニッシュだけ少し力が入ってしまったのかなと思います」

力が入ってしまう。分かる気がします。

数字で見る、この90分

「どちらに転んでもおかしくなかった」というのが、見ていた私の実感でした。ただ、数字を見ると少し違う顔が出てきます。

項目 甲府 磐田
シュート 10 13
枠内シュート 5 6
ボール支配率 40% 60%
パス成功率 74% 80.7%
コーナーキック 2 11
ゴール期待値(xG) 1.11 1.47

コーナーキックが11対2。支配率も60%対40%。押し込んでいたのは、間違いなく磐田でした。

※ゴール期待値(xG)は、そのシュートがどれくらいの確率でゴールになるかを、位置や状況から数値化したもの。合計が1.47なら「平均的には1.5点入る内容だった」という意味になります。

ちなみに、川合徳孟の決勝点そのもののxGは0.03ほど。100回打って3回しか入らない、そういうシュートでした。

秋葉監督も、そこは正直に言っています。

「あとは、スタッツ通りにもっと点は取れると思います。前半から得点を取れていれば、このような苦しいゲームにはならなかったと思います。いつも言っていますけど、3点、4点、5点と取って、ゼロで勝つというフットボールを展開したいと思っています」

渋谷監督の言葉も引いておきます。

「前半に失点していれば得点差が開いた試合になっていたかもしれない」

相手の監督にそう言わせたということは、内容として悪くはなかったのだと思います。それでも1点しか取れなかったところに、課題が残ります。

1,000人を超えるサポーターが、甲府にいた

この日の入場者数は9,289人。そのうち、磐田から来ていたサポーターについて、秋葉監督がこう話しています。

「まずは甲府まで、1,000人以上の我々を愛し、共に戦ってくれるファン・サポーターの方々が来てくれたこと。本当に感謝しています。何なら5,000人くらい来てくれたんじゃないかと思うほど、ホームかと錯覚するような大きな声で、最後の最後まで我々を鼓舞してくれました。だからこそ、あのような劇的なゴールにつながったと思います」

バックスタンドから聞いていても、本当にそうでした。ゴール裏の声が、ずっと途切れない。

その中の1,000人のうちの2人が、私たち夫婦だったということになります。

8位、勝点10。次は新潟

試合結果|甲府 0-1 磐田

試合結果|甲府 0-1 磐田


これで6試合を終えて3勝1分2敗、勝点10で8位。得点8、失点7で得失点差はプラス1になりました。

甲府は2勝1分3敗の勝点7で13位です。

対甲府は、これで5連勝。通算でも17勝10分2敗と、大きく勝ち越している相手になりました。

※順位は9月12日時点のもので、第6節には未消化の試合が残っています。

次は9月19日(土)19時、アウェイでアルビレックス新潟戦。デンカビッグスワンスタジアムです。

川合徳孟は、次に向けてこう話していました。

「今季初のクリーンシートでしたし、点を取られないことは勝つために大事なことです。まずはそこを続けながら、内容にもこだわって、前半から90分を通してアグレッシブに守備をしていきたいです」

「もっと点を取れたシーンもあったと思うので、そういう場面を逃さず決め切れば、毎試合勝てると思います」

去年も、今年も。同じスタジアムで、同じ背番号33に救われました。

また来年も、ここに来ようと思います。

ハイライト

クラブ公式チャンネルに、DAZNのハイライトが上がっています。あの一撃は、ぜひ映像で。

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第6節
日時 2026年9月12日(土)19:00 キックオフ
会場 JITリサイクルインクスタジアム
スコア ヴァンフォーレ甲府 0-1 ジュビロ磐田(前半0-0/後半0-1)
得点 74分 川合徳孟(磐) アシスト:為田大貴
入場者数 9,289人
天候 曇/25.5℃/湿度84%
主審 山岡良介
警告 65分 イアゴ・テレス(磐)/90+5分 スタチオーリ ミケーレ(甲) 退場なし

※監督・選手のコメントは、ジュビロ磐田公式サイトの試合結果ページおよびJ.League公式の試合後会見録・インタビューから引用しています。

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【DAZN観戦】17本打って、枠内3本。雨のヤマハで止まった連勝|磐田 0-1 富山

見ていて、ずっともどかしかったんです。
ボールは持てている。相手陣内まで運べている。それなのに、最後の一本が出てこない。
試合が終わってスタッツを見て、その正体が分かりました。
シュートは、17本打っていたんです。打てていなかったわけじゃなかった。
枠に飛んだのが、3本でした。

雨のヤマハ。風は、東北東から

2026年9月6日、明治安田J2リーグ第5節。ホーム・ヤマハスタジアムにカターレ富山を迎えました。

徳島戦、栃木シティ戦とリーグ2連勝。9月2日のルヴァンカップ・相模原戦も3-0で勝って、公式戦3連勝。チームの調子は間違いなく上向いている——そう思って画面の前に座りました。

ただ、天気が心配でした。
公式記録は雨、気温23.7℃、湿度79%。ヤマハスタジアムは水はけがいいことで知られていますが、この日は雨だけでなく、風もありました。

気になったので、気象庁のアメダス磐田観測所(スタジアムから約2km)の記録を調べてみました。

時刻 雨(1時間) 風速(10分平均) 風向
19:00 6.0mm 6.4 m/s 東北東
19:20 6.5mm 8.1 m/s 東北東
20:00 4.5mm 7.1 m/s 東北東
20:50 3.0mm 7.5 m/s 東北東

正直に書くと、「激しい雨」というほどではありませんでした。1時間3〜6.5mmは、気象庁の分類では「やや強い雨」の手前です。
ただ風は、ずっと7〜8メートル。東北東から吹き続けていました。傘がさしにくいくらいの風です。しかも90分間、向きが変わらない。

ロングボールもクロスも、思ったところに落ちない。そういう夜だったと思います。
入場者数は9,958人。今季ここまでのヤマハの平均が13,031人なので、雨がなければもっと入っていたはずです。それでも1万人近くが来ていたことのほうが、私にはすごいことに思えます。

22分、小川慶治朗

立ち上がりは、悪くありませんでした。
前半2分、藤原健介のクロスにジョアン・ヴィクトルが右足で合わせています。ブロックされましたが、いきなり相手ゴール前まで運べていた。

ところが前半22分でした。
古川真人のパスから、小川慶治朗がペナルティエリア中央で右足。ゴール右下に、決められました。
0-1。
リズムは悪くなかっただけに、これは効きました。見ているこちらのショックも大きかったです。

ただ、そこから磐田は押し返しています。前半30分時点の直近15分のボール支配率は、磐田65%対富山35%。データの上では、ちゃんと反撃していました。
それでも前半のうちには届かず、0-1で折り返します。

17本打って、枠内3本

後半も、同じ感覚が続きました。ボールは持てる。でもゴールの匂いがしない。
私はずっと「シュートが打てていない」と思って見ていました。フラストレーションが溜まっていくのが、自分でも分かるくらいに。

でも、終わってみたら違ったんです。

項目 磐田 富山
シュート 17 13
枠内シュート 3 7

打ってはいたんです。17本も。富山より4本多い。
問題は、そのうち枠に飛んだのが3本しかなかったこと。逆に富山は13本中7本が枠内でした。

つまり「打てなかった」のではなく、「打ったけれど、枠を捉えられなかった」。私がもどかしかったのは、そこだったんだと思います。
もうひとつ、この試合を象徴する数字があります。スポーツナビが掲載しているゴール期待値(xG)です。

※ゴール期待値:そのシュートがどれくらいの確率でゴールになるかを、位置や状況から数値化したもの。合計が2.0なら「平均的には2点入る内容だった」という意味になります。

項目 磐田 富山
ゴール期待値(xG) 2.35 0.84

数字の上では、磐田は2点分以上のチャンスを作っていたことになります。それで0点。富山は0.84の内容で1点。
内容で負けていたわけではない。でも、勝負には負けた。サッカーのいちばん厳しいところが、そのまま出た試合でした。

後半46分には、桑原航太のシュートがゴールの枠を叩いています。あと数センチでした。
※xGはスポーツナビ(データスタジアム)の掲載値です。Jリーグ公式サイトやクラブ公式には掲載がないため、参考値として扱ってください。

オフサイド7回。半歩、早かった

もうひとつ、見ていて気づかなかった数字があります。
磐田のオフサイドが、7回。富山は0回でした。

前半だけで3回、すべてジョアン・ヴィクトルです。後半は吉村瑠晟が1回、太田龍之介が2回、そしてアディショナルタイムにもう1回。
「最後の一本が出てこない」と感じていた場面のいくつかは、実は出ていたんですね。ただ、走り出しが半歩早かった。
裏を返せば、それだけ抜け出そうとしていたということでもあります。7回オフサイドを取られるチームは、7回以上は裏を狙っている。

※Jリーグ公式サイトのスタッツ表では、オフサイド数が磐田0/富山7と表示されています。ただし試合速報を1回ずつ確認したところ、7回すべて磐田の選手に対する判定でした。この記事では速報にもとづいて「磐田7/富山0」としています。

イエロー9枚の90分

この試合、警告が合計9枚出ました。激しい試合だったのは、間違いありません。

時間 チーム 選手
33分 富山 谷本駿介
42分 磐田 藤原健介
45+2分 磐田 吉村瑠晟
45+2分 富山 古川真人
53分 富山 カン ミヌ
60分 磐田 ダニーロ
64分 富山 深澤壯太
69分 富山 キム テウォン
83分 富山 平尾駿輝(GK)

内訳は磐田3枚、富山6枚。意外にも、富山のほうが倍でした。
しかも富山の6枚のうち4枚が、リードしてからの53分以降に集中しています。83分にはGKの平尾駿輝にも出ました。

1点を守り切ろうとする側の必死さが、そのまま枚数になった。そう読むこともできると思います。
退場はありませんでした。

磐田 0-1 富山|スタッツで見ると

項目 磐田 富山
シュート 17 13
枠内シュート 3 7
ボール支配率 54% 46%
パス成功率 79% 76%
コーナーキック 9 5
フリーキック 14 13
オフサイド 7 0
警告 3 6

支配率54対46、CK 9対5、パス成功率でも上回っています。数字だけ並べれば、磐田が押していた試合です。
それでも0-1。

後半20分時点では、枠内シュートが磐田2本に対して富山6本という時間帯もありました。押していても、危なかったのは磐田のほうだった瞬間がある。0-1というスコア以上に、薄氷だったのかもしれません。

富山との相性、実は悪くない

富山は苦手な相手、という印象を持っていました。でも調べてみたら、少し違いました。

日付 対戦 結果
2014/5/18 富山(A) 磐田 1-0 ○
2014/8/17 富山(H) 磐田 3-2 ○
2025/3/9 富山(A) 磐田 1-3 ●
2025/8/23 富山(H) 磐田 2-0 ○
2026/9/6 富山(H) 磐田 0-1 ●

リーグ戦の通算は磐田の3勝2敗。勝ち越しています。

ただし直近3試合では富山の2勝1敗。2025年3月には富山のホームで1-3と敗れています。「相性が悪い」というより「最近やられている」というのが正確なところでした。
そしてこの日、ヤマハスタジアムでは初めて富山に負けました。

連勝は止まった。次は甲府

節 対戦 結果
第1節(H) 秋田 1-1
第2節(国立) 横浜FC 1-3
第3節(H) 徳島 2-1
第4節(A) 栃木シティ 3-1
第5節(H) 富山 0-1

2勝1分2敗、勝点7で11位。得点7、失点7、得失点差0。きれいに五分の位置です。

リーグ2連勝とルヴァン勝利を合わせた公式戦3連勝は、ここで止まりました。

リーグ戦、次節は9月12日(土)19時、アウェイでヴァンフォーレ甲府戦。JITリサイクルインクスタジアムです。
管理人、馳せ参じます!

17本打って3本しか枠に飛ばなかった夜のあとで、次にどれだけ枠を捉えられるか。
内容は悪くなかった。あとは、決めるだけです。

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第5節
日時 2026年9月6日(日)19:03キックオフ
会場 ヤマハスタジアム(磐田)
スコア ジュビロ磐田 0-1 カターレ富山(前半 0-1/後半 0-0)
得点 22分 小川慶治朗(富山/アシスト:古川真人)
入場者数 9,958人
天候 雨 気温23.7℃ 湿度79%
主審 田中玲匡
磐田先発 GK牲川歩見/DFダニーロ・桑原航太・吉村瑠晟/MF金子大毅・小原基樹・ユーリ ララ・乾貴士・イアゴ テレス・藤原健介/FWジョアン ヴィクトル
磐田交代 57分 ジョアン ヴィクトル→太田龍之介/65分 藤原健介→井上潮音/65分 小原基樹→川﨑一輝/73分 イアゴ テレス→野澤零温/73分 金子大毅→渡邉りょう
警告 磐田3枚(藤原42分・吉村45+2分・ダニーロ60分)/富山6枚
順位 磐田 11位(勝点7/2勝1分2敗) 富山 6位(勝点9/3勝2敗)
次戦 9月12日(土)19:00 J2第6節 vs ヴァンフォーレ甲府(アウェイ・JITリサイクルインクスタジアム)

雨の中、1万人近くが最後まで見届けた夜でした。

次は甲府。切り替えていきましょう。

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【観戦記】開始5分で2-0!ゴールは奪える時間帯に奪うべし|栃木C 1-3 磐田 

行って参りました、栃木。
正直に言うと、ちょっと遠いです。関西からだと、なかなかの距離。それでも行くことにしたのは——行かないで後悔したくなかったから。それだけです。
結果は栃木シティ 1-3 ジュビロ磐田。
やった~! 遠征した甲斐がありました。
……ただ、手放しで喜べる内容だったかというと、そこはまた別の話でして。

鈍行で3時間、両毛線に揺られて

我が家の最寄りは新川崎。そしてCITY FOOTBALL STATIONの最寄り駅は、両毛線の岩舟です。

今回は「のんびりホリデーSuicaパス」を使って、鈍行だけで向かうことにしました。新川崎から岩舟まで、実に3時間以上。小山駅で両毛線に乗り換えます。
ちなみに岩舟駅はフリーエリア内なので、今回の行程は往復すべてこの1枚でまかなえました。大人2,850円。CFSへの遠征を考えている首都圏在住のジュビロサポの方は、覚えておくと便利かもしれません。

【おトクなきっぷ】「のんびりホリデーSuicaパス」を使って甲府遠征してみました
↑切符に関して、こちらの記事もお読みいただければ幸いです。

小山駅で乗り換え。ここから両毛線で岩舟へ

両毛線|栃木C vs. 磐田

両毛線|栃木C vs. 磐田


オレンジと緑の帯をまとった車両。行先表示には「両毛線」の文字。

この電車を見た瞬間、「遠くまで来たなあ」という実感が、じわりと湧いてきました。新幹線でびゅんと行ってしまうのとは、やっぱり違うんですよね。車窓を眺めながら、だんだんとアウェイの空気に入っていく感じ。これはこれで、遠征の醍醐味だと思います。

心配していた雨は、思ったほどでもなく

この日いちばん気がかりだったのは、天気でした。

予報では雨。アウェイ遠征で雨となると、気持ちの重さが違います。ところが実際に着いてみると、思ったほど強くない。ぱらぱらと降る程度で、後半には止んでいました。

気温20.7℃。8月末とは思えない涼しさで、むしろ観戦しやすいくらいでした。

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田


CITY FOOTBALL STATIONは、栃木シティの新しいホーム。今季からJ2に上がってきたクラブの、きれいで見やすいスタジアムでした。遠かったけれど、来てよかったと思える場所です。

キックオフ前のCITY FOOTBALL STATION。まだ小雨が残っていました

バックスタンドから|声が、聞こえる

この日はバックスタンドからの観戦でした。

これが、とても良かった。フィールドが近いんです。

試合の様子|栃木C vs. 磐田

試合の様子|栃木C vs. 磐田


どのくらい近いかというと、選手の声も、審判の声も、しっかり聞こえてくるくらい。コーチングの声、要求の声、笛の前後のやりとり。テレビ中継では絶対に届かないものが、ここにはありました。

生観戦の良さって、結局こういうところなんだと思います。

コイントスの「異変」

そして、キックオフ前に小さな出来事がありました。

コイントスのあと、いつもと攻撃する陣地が逆になったんです。
サッカーではよくあることですし、そのときは「へえ」くらいの感覚でした。ただ——今にして思えば、あれは「今日は何かが起きるぞ」という予兆だったのかもしれません。

そして本当に、何かが起きるまでに2分もかかりませんでした。

開始2分。そして5分。

前半2分。
ゴールを決めたのはイアゴ・テレス。徳島戦で加入後初ゴールを決めたばかりのブラジル人が、いきなりネットを揺らしました。

スタンドは沸きました。沸いたのですが——正直、私の心境は半々でした。
「今日は行ける」と「まだ、わからない」。
だってこれまでのジュビロは、先制してもすぐ追いつかれる展開が何度もありましたから。開幕の秋田戦だって、開始18秒の先制点を守り切れずに1-1。徳島戦も、先に取って43分に追いつかれています。
喜びきれない自分がいました。

ところが、前半5分。
またイアゴ・テレス。この日2点目、5分で2-0です。
さすがに「いつもとは違う」と思いました。思いましたが、それでもまだ落ち着けなかった。2-0のあとの1点がどちらに入るかで、試合の流れは大きく変わりますから。ここで返されたら、逆に苦しくなる。

サポーターというのは、勝手なものです(笑)

43分、3点目

前半43分。
今度はジョアン・ヴィクトル。3-0。
ここでようやく、スタンドの空気が変わりました。「さすがに今日は行けそう」——そんな、ふっと肩の力が抜けるような空気感です。

3点リードでハーフタイム。
御の字です。ハーフタイムのアウェイ側スタンドは、明るかった。

しっかり修正してきた栃木シティ

しかし、後半は違いました。
栃木シティが、明らかに修正してきたんです。

後半12分(57分)、セットプレーの流れからキャプテンの奥井諒に決められて1-3。
「あぁ、やっぱり」。
スタンドにも、そういう空気が流れました。3-0からの1失点は、点差以上に嫌なものです。ここからもう1点入れば、本当に分からなくなる。

秋葉監督は後半17分、イアゴ・テレスとジョアン・ヴィクトルを同時に下げて太田龍之介と角昂志郎を投入。その後も小池直矢、加藤大育、川﨑一輝と、5人の交代枠を使い切って試合を締めにいきました。

そして、逃げ切り。
今節も「やったー!」と「ヤレヤレ」が、両方ありました。

ナイターのCFS。バックスタンドからはフィールドがこの近さ

栃木C 1-3 磐田|スタッツで見ると

項目 栃木C 磐田
シュート 12 14
枠内シュート 2 5
支配率 62% 38%
コーナーキック 3 7
警告 3 0

見ていただきたいのは支配率です。

栃木シティ62%に対して、磐田は38%。3点を取って勝ったチームのほうが、ボールを持てていなかったということです。

現地で観ていた実感とも、ぴったり重なります。後半のジュビロは、ボールを持てていませんでした。そして——正直に書きますが、後半はほとんどゴールの臭いがしませんでした。

一方で、枠内シュートは磐田5本、栃木シティ2本。少ないチャンスをきっちり決め切った、とも言えます。

入場者数は3,566人。曇り時々雨、気温20.7℃、湿度90%でした(主審は田邉裕樹さん)。

試合後の選手は、笑顔ではなかった

試合終了後、選手たちが挨拶に来てくれました。

勝ったのだから、さぞ晴れやかな顔をしているだろう——そう思って見ていたのですが。

試合終了後、アウェイスタンドへ挨拶に来た選手たち

試合結果|栃木C 1-3 磐田

試合結果|栃木C 1-3 磐田


違いました。疲労困憊、という表情だったんです。

もちろん勝った安堵はあったと思います。でも、あの表情は「やりきった」というより「耐えきった」に近いものでした。
それだけ、特に後半は厳しい戦いだったということなのでしょう。スコアは3-1でも、ピッチの上で起きていたことは、数字ほど楽な試合ではなかった。選手の表情が、それを物語っていました。

だからこその、教訓

この試合、振り返るとはっきりしています。

勝因は、ジュビロが流れを掴んでいた立ち上がりの時間帯に、しっかり2点を取れたこと。これに尽きます。

もしあの2分と5分を決めきれていなかったら。もし1点止まりだったら。後半のあの展開で、結果はどうなっていたか分かりません。押し込まれた45分を、リードの貯金なしで戦うことになっていたわけですから。

サッカーには、流れというものがあります。押している時間帯は、必ず終わります。
だから——

ゴールは、奪える時間帯に奪っておくべし!
今日いちばんの教訓は、これでした。

後半の内容には反省点が多い試合です。それでもアウェイで勝点3。天皇杯で宮崎に敗れた悔しさから中2日で、しっかり結果を出したことは評価したいと思います。
これで磐田は2勝1分1敗の勝点7で7位。上位が見えてくる位置まで戻ってきました。

次はホーム、ヤマハスタジアムです。

我らがジュビロ、この勢いのままヤマハで連勝といきましょう!

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第4節
日時 2026年8月29日(土)18:00キックオフ
会場 CITY FOOTBALL STATION
結果 栃木シティ 1-3 ジュビロ磐田
得点 2分 イアゴ・テレス(磐田)/5分 イアゴ・テレス(磐田)/43分 ジョアン・ヴィクトル(磐田)/57分 奥井諒(栃木C)
入場者数 3,566人
天候 曇り時々雨、気温20.7℃、湿度90%
主審 田邉裕樹
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【DAZN観戦】待望の初勝利は90+2分の劇的ヘッド!太田龍之介、開幕18秒の男が今度は最後に決めた|磐田 2-1 徳島

やっとこさ、です。
2026/27シーズン、開幕から3試合目。ヤマハスタジアムに徳島ヴォルティスを迎えた一戦で、我らがジュビロ磐田がついに今季初勝利を挙げました。しかも、後半アディショナルタイムの劇的なヘディング弾で。
私は今回もDAZN観戦。正直に白状すると、90分を過ぎたあたりまで「今日もドローで勝点1の痛み分けかな」と思いながら観ていました。

秋葉ジュビロ、3試合目の正直

ここまでの2試合を振り返ると、正直、苦しかった。
開幕戦は秋田を相手に、開始18秒の先制点を守り切れず1-1のドロー。続く第2節、53,973人が詰めかけた国立競技場では横浜FCに3失点を浴びて1-3。あの日の帰り道の重さは、まだ記憶に新しいところです。

この時点で磐田は勝点1の16位。今日の相手・徳島も勝点1で18位という、お互いに「そろそろ勝たないとまずい」という状況での対戦でした。

しかも徳島という相手には、いろいろと因縁があります。
昨季のJ1昇格プレーオフ準決勝、鳴門で1-1のドロー。上位が勝ち上がるレギュレーションによって、磐田はあの試合でJ1復帰の夢を絶たれました。さらに昨年10月18日、このヤマハで0-4の大敗。ヤマハでの徳島戦は2020年、2023年、2025年と3連敗中で、最後に勝ったのは2015年8月まで遡ります。

そして、もうひとつ。秋葉忠宏監督にとって、徳島は現役時代に在籍した古巣なんですよね。就任してリーグ戦3試合目で、いきなり古巣との対戦。何とも因縁めいた巡り合わせです。

スタメン|牲川がゴールマウス、乾と藤原が舵取り

この日の磐田は4-2-3-1。
GKは牲川歩見。最終ラインにダニーロ、桑原航太、吉村瑠晟。中盤は金子大毅、ユーリ・ララ、小原基樹に、キャプテンの藤原健介。そして乾貴士とイアゴ・テレスが前線を支え、1トップにジョアン・ヴィクトルが入りました。

対する徳島は3-4-2-1。GK北村海チディ、最終ラインに山田奈央、山越康平、モヨ・マルコム強志。中盤には鹿沼直生、児玉駿斗、杉本太郎、高木友也。前線はトニー・アンデルソンとルーカス・バルセロスという顔ぶれです。
ちなみに徳島の6番・鹿沼直生は元ジュビロ。2021年から磐田でプレーし、2024年夏に徳島へ移籍した選手です。昨年10月にこのヤマハで得点も決めています。古巣キラーには、今日はおとなしくしていてほしい……というのが正直な気持ちでした。

13分、イアゴ・テレスが押し込んだ

試合が動いたのは前半13分。
乾貴士のスルーパスに反応したジョアン・ヴィクトルが、ペナルティエリア右からシュート。これはGK北村にブロックされましたが、こぼれたボールに詰めていたのがイアゴ・テレス。中央から右足で押し込み、磐田が先制しました。

イアゴ・テレスは今夏、ブラジルのロンドリーナECから加入したばかりの選手。加入後の初ゴールが、こんな大事な試合の先制点になりました。

乾のパス、ジョアンの仕掛け、そしてイアゴの詰め。新加入組がしっかり絡んだ、いい形の得点でした。

43分、セットプレーで追いつかれる

ただ、リードは前半のうちに消えます。
43分、徳島の右サイドからのフリーキック。児玉駿斗が蹴り込んだボールに、ペナルティエリア中央で合わせたのは山越康平。ヘディングで叩き込まれて1-1。

...セットプレー。正直、ここは「またか」という気持ちにもなりました。前半のいい流れの中で、しかも折り返し直前の時間帯。嫌な失点の仕方です。

そしてこのとき、私の頭にはある言葉が浮かんでいました。

——開幕戦と、同じだ。

秋田戦も、開始18秒で先制しながら追いつかれての1-1。今日もまた、先に取って、追いつかれて。このまま勝点1の痛み分けで終わるんだろうな、と。

観ているこちらが、勝ちきる姿を想像できなくなっていたんです。

秋葉監督の采配が刺さった後半

しかし、後半の磐田は違いました。
54分、秋葉監督が動きます。先制点のイアゴ・テレスに代えて太田龍之介、ジョアン・ヴィクトルに代えて川合徳孟という2枚替え。得点者を下げるという、なかなか思い切った交代でした。
さらに66分に小原基樹→野澤零温、83分には桑原航太→川﨑一輝、藤原健介→井上潮音と、次々に手を打っていきます。

一方の徳島も、43分に得点した山越康平をハーフタイムで田中隼人に交代。66分にトニー・アンデルソンと高木友也、72分に柳澤亘、89分にルーカス・バルセロスと、こちらも総動員でした。

試合はそのまま1-1で進み、時計は90分を回ります。

私はもう、半ばあきらめていました。今日も勝点1。まあ、負けるよりはいい。そう自分に言い聞かせながら、画面を眺めていたんです。

そして90+2分、太田龍之介

後半アディショナルタイム2分。
左サイドで得たフリーキック。83分に入ったばかりの井上潮音が上げたボールに、ペナルティエリア中央で飛び込んだのは——太田龍之介。

ヘディングがゴール上部に突き刺さり、ヤマハが揺れました。

「やった~ぁ!」

思わず声が出ました。

ただ、そのあとすぐに込み上げてきたのは、「ヤレヤレ...」でした。

歓喜と安堵が、同じタイミングで押し寄せてくる。あんな不思議な気持ちは、なかなかありません。うれしいのに、力が抜ける。勝ったのに、ため息が出る。それだけこの3試合、勝利に飢えていたということなんだと思います。

思い出してほしいのは、開幕戦の秋田戦です。あのとき、開始18秒で先制点を決めたのも太田龍之介でした。シーズンで一番早い時間のゴールを決めた男が、今度は一番遅い時間のゴールを決める。しかも、この日は54分からの途中出場。

そして井上潮音も、投入からわずか7分での仕事。秋葉監督の交代策が、そのまま勝点3につながった格好です。

こういうゴールが決まるチームは、強いです。

磐田 2-1 徳島|スタッツで見ると

試合結果|磐田 2-1 徳島

試合結果|磐田 2-1 徳島

最終スコアは

磐田 2–1 徳島
(Goal: 太田龍之介)

項目 磐田 徳島
シュート 15 5
枠内シュート 6 2
支配率 52% 48%
コーナーキック 5 1
オフサイド 1 4
警告・退場 0 0

 

シュート15本対5本、枠内6本対2本。数字の上でも、磐田がしっかり試合を支配していたことが分かります。

そして注目したいのは失点がセットプレーの1本だけだったこと。国立で3失点を浴びた守備陣が、流れの中からはほぼ完璧に抑え込みました。徳島の枠内シュートはわずか2本です。

入場者数は14,235人。カードも両チーム0枚というクリーンな一戦でした(主審は御厨貴文さん)。

ヤマハでの徳島戦、11年ぶりの勝利

この勝利で、いくつかの記録が動きました。

  • 秋葉忠宏監督、就任後リーグ戦初勝利(しかも古巣・徳島から)
  • ヤマハでの徳島戦、2015年8月以来の勝利(3連敗をストップ)
  • 昨季のPOで昇格の夢を絶たれた相手からの白星

 

数字で見ると、ずいぶん重たい勝利だったことが分かります。

まだ3試合目。順位も、勝点も、これから積み上げていく段階です。それでも「勝ち方を知っているチーム」に戻りつつある感触は、確かにありました。アディショナルタイムに前へ出て、セットプレーで仕留める。あの時間にゴールを取りにいく姿勢そのものが、秋葉監督の言う「最後の1秒まで戦い抜くチーム」なんだと思います。

次こそ、ヤマハに足を運びたい。

我らがジュビロ、ここから連勝といきましょう!

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第3節
日時 2026年8月22日(土)19:00キックオフ
会場 ヤマハスタジアム(磐田)
結果 ジュビロ磐田 2-1 徳島ヴォルティス
得点 13分 イアゴ・テレス(磐田)/43分 山越康平(徳島)/90+2分 太田龍之介(磐田)
入場者数 14,235人
天候 曇り、気温28.4℃、湿度85%
主審 御厨貴文
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【観戦記】今季初の生観戦は悪夢の3失点…国立で涙の敗戦|横浜FC 3-1 磐田

行って参りました、国立競技場。
2026/27シーズン、今季初のジュビロ生観戦!
……だったのですが。
悪夢の3失点で、帰りの足取りは重く……(涙)

今季初、生観戦!

2026/27シーズンのJ2リーグが開幕しまして、我らがジュビロ磐田は開幕戦でブラウブリッツ秋田と1-1のドロー。
前節はDAZN観戦でしたが、今節はアウェイの横浜FC戦。
関東のアウェイですからね、もちろんスタジアムに行ってきましたよ!

私、今季初の生観戦。
もう家を出る前から、ワクワクが止まりません。
しかも今回は、ニッパツ三ツ沢球技場でも、日産スタジアムでもありません。

舞台は、MUFGスタジアム(国立競技場)!
横浜FCにとっては、クラブ史上初となる「MUFG国立でのホーム開幕戦」。
約6万枚のチケットが発券された特別な一戦で、実際の入場者数はなんと53,973人。

MUFGスタジアム(国立競技場)|横浜FC vs. 磐田

MUFGスタジアム(国立競技場)|横浜FC vs. 磐田


J2リーグとしても歴代2位となる大観衆が集まり、スタジアムの盛り上がりは最高でした。
横浜FC vs. 磐田|MUFGスタジアム(国立競技場)

横浜FC vs. 磐田|MUFGスタジアム(国立競技場)


いやぁ、こんな雰囲気の中でジュビロを生観戦できる。
これは期待しちゃいますよね!
横浜FCと言えば、ルキアンにアダイウトン、伊藤槙人と、元ジュビロの選手がいます。
そして監督は、前・藤枝MYFCの須藤大輔監督。
意識しない訳にはいきません。

絶対に負けられない戦いが、そこにはある!

先発は新生ジュビロらしい顔ぶれ

さて、気になるスタメンは……。
GKは牲川歩見。
最終ラインには川﨑一輝、ダニーロ、ユーリ・ララ、松原后。
ボランチには藤原健介と金子大毅の二人。
中盤には角昂志郎、川合徳孟、イアゴ・テレス。
そして前線には、開幕戦で開始18秒のゴールを決めた太田龍之介。

新生・秋葉ジュビロらしい顔ぶれで、国立での今季初勝利を狙います。
さぁ、キックオフ!

悪夢の3失点

試合序盤、まずは横浜FCがボールを握る時間が長く、ジュビロはなかなか攻撃の形を作れません。

そして前半28分。
横浜FCがペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。
これを髙江麗央が直接狙うと、右足から放たれたボールがゴール右下へ。

横浜FCに先制を許してしまいます。
横浜FC 1-0 磐田。

うーん……。
まだ1点。
ここから、ここからです。
ジュビロの反撃に期待しましょう。

しかし、なかなか流れを引き寄せられないまま前半終了。
1点ビハインドで後半へ。

数的優位になったのに……

後半、まずはジュビロが追いつきたいところ。
ところが、後半6分。
横浜FCのルキアンにPKを決められてしまいます。
横浜FC 2-0 磐田。
元ジュビロのルキアンに決められるというのも、なんとも複雑な気持ち……。

ところが後半22分に、横浜FCの岩武克弥が2枚目のイエローカードで退場。
ジュビロは数的優位に立ちます。

さぁ、ここから始まる、磐田の反撃!
1人少ない横浜FCを相手に、一気に反撃……といきたいところです。

ところが。
後半27分、横浜FCがカウンターから攻め込み、村田透馬のクロスに島村拓弥が合わせてゴール。
横浜FC 3-0 磐田。

……。
えっ、3点目?

数的優位に立ったのに、そこから追加点を許してしまうとは。
これは、さすがに厳しい。

PKで1点返すも……

それでもジュビロは諦めません。
後半も攻撃を続け、そして後半25分にはジョアン・ヴィクトルが投入されます。

すると後半32分。
ジュビロがPKを獲得!
キッカーはジョアン・ヴィクトル。

これをしっかり決めて、
横浜FC 3-1 磐田。
ようやく1点を返します。

さぁ、あと2点!
……と言いたいところですが、残念ながら、ここから逆転への道筋を作ることはできませんでした。

試合終了。

横浜FC 3-1 ジュビロ磐田

試合結果は、

横浜FC 3-1 ジュビロ磐田

試合結果|横浜FC 3-1 磐田

試合結果|横浜FC 3-1 磐田


得点:ジョアン・ヴィクトル(PK)

今季初の生観戦。
そして、国立競技場。
53,973人という大観衆。
これだけ舞台が整っていたのに……。
結果は、なんともほろ苦いものになってしまいました。

もちろん、かなり横浜FC寄りのジャッジに感じて、スタンドから見ていて「ん?」と思う場面もありました。
ただ、それでも……です。
PKだけの1点では、勝てません。
そして、数的優位に立ったにもかかわらず、そこからゴールを奪えなかったのも辛い。
相手が1人少なくなった時間帯こそ、ジュビロが試合をひっくり返すチャンスだったはずです。

サポーターからはブーイング

試合終了後。
ジュビロのゴール裏からは、選手たちに対して少々の拍手と、大きなブーイング。
今季初の生観戦で、こんな光景を見ることになるとは……。
選手たちも、サポーターの悔しさは十分に感じていることと思います。

開幕戦の秋田戦は1-1のドロー。
そして第2節は、3-1の敗戦。
まだシーズンは始まったばかりとはいえ、そろそろ今季初勝利が欲しいところです。
次節こそは、すっきり勝ち点3といきたいところ。
我らがジュビロ、ここから巻き返しましょう!

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【DAZN観戦】開始18秒で先制も…秋葉ジュビロ、開幕戦は死闘の末のドロー|磐田 1-1 秋田

今シーズンから秋春制が導入され、8月に開幕する新たなJリーグ。世界のサッカーカレンダーに合わせた形ということで、いよいよ「ここから、世界だ!」ですね。
開幕戦は、最後まで目が離せない熱戦の末、ドローとなりました。

秋葉ジュビロ、開幕!

2026/27 明治安田J2リーグが開幕しました。
今シーズンから秋春制が導入され、8月に開幕。欧州リーグなど、世界のサッカーカレンダーに合わせた形です。
「ここから、世界だ!」
そんな新しいシーズンの幕開けです。

さて、我らがジュビロ磐田は、今シーズンから新たに秋葉忠宏監督が就任。
熱い・熱い、魂のこもったメッセージを発するモチベーターですから、選手たちの気合も相当入っていることと思います。
開幕戦はホーム、ヤマハスタジアム(磐田)にブラウブリッツ秋田を迎えての一戦。

昨年は秋田にシーズンダブルを喫した(二敗)相手ですからね。油断できない相手です。
気になるスタメンは……。
GKに牲川を据え、ユーリ・ララ、ダニーロ、イアゴ・テレスを起用。FWには太田龍之介と、新生ジュビロらしいラインナップです。

開始18秒、いきなり先制!

試合はいきなり、動きます。

試合開始から、わずか18秒。
秋田GKのクリアボールがDFに当たり、太田龍之介の前へ。太田がそのままゴールに押し込んで、先制!
ラッキーもありましたが、幸先よく先制点を奪えました。
いやぁ、開幕戦でいきなり18秒ですよ。これは期待しちゃいますよね!

しかし、さすがは秋田。
前に向かう気持ちを感じる吉田サッカーは見ごたえがあります。
ジュビロが1点リードして終わった前半でしたが、気付けばシュート数は秋田の方が上回っていました。
1点リードしているとはいえ、まだまだ油断はできません。

熱闘・死闘の後半戦

後半開始からしばらくは、ジュビロがボールを支配する時間が長かったように感じました。

しかし、油断大敵!
後半16分、カウンターから秋田の半田が抜け出して、GK牲川と1対1。
これを決められて同点。
1-1となって、試合は振り出しに戻ります。

ここからはもう、正に熱闘・死闘でした。
目まぐるしく攻撃と守備が入れ替わる展開で、どちらに1点入ってもおかしくない。
正直、ホントにどちらかにもう1点、入るんじゃないかっていう臭いがプンプンしてましたよ。

ジュビロも終盤に猛攻。
あと一歩、あと一押し……。
しかし、どちらも決められず。

試合結果は、

試合結果|磐田 1-1 秋田

試合結果|磐田 1-1 秋田


ジュビロ磐田 1–1 ブラウブリッツ秋田
(Goal:太田龍之介)

両チーム、痛み分けとなりました。
うーん、最後の方はジュビロも猛攻だっただけに、決めきりたかったですね。

とはいえ、開幕戦から最後まで目の離せない熱戦。
新生・秋葉ジュビロのこれからが、ますます楽しみになってきました。

次節は国立へ!

さて、次節はアウェイFC横浜戦。
管理人、国立に馳せ参じますよ!
今シーズン初勝利を、この目で見届けてきます!!
今度こそ、勝ち点3を!!

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信じて良かった!プレーオフ進出決定、しかも5位♪|鳥栖 1-2 磐田

アウェイ鳥栖戦、勝利! そして奇跡が起きました。大宮も仙台も敗れて、5位でプレーオフ進出!

勝つしかない

明治安田J2リーグは、ついに最終節。
第37節を終えた時点での順位表を見てみますと、こんな感じ。

順位 チーム 勝点 得失点
1 V・ファーレン長崎 69 +19
2 水戸ホーリーホック 67 +19
3 ジェフユナイテッド千葉 66 +17
4 徳島ヴォルティス 64 +21
5 RB大宮アルディージャ 63 +22
6 ベガルタ仙台 62 +12
7 ジュビロ磐田 61 +7

まだ自動昇格の2チームが決まっていませんが、長崎・水戸・千葉の3つに絞られました。
プレーオフの3~6位に関しては、かなりの混戦。

7位のジュビロがプレーオフ圏内に入り込むためには、勝つことが絶対条件。
勝ち点という意味では引き分けでも仙台に並ぶ可能性がありますが、得失点差が仙台の方が思いっきり上回っているので、可能性は低いですね…

最終節はアウェイ、駅前不動産スタジアムに乗り込んで、サガン鳥栖に挑む一戦。
鳥栖と言えば昨年、同じく最終節で苦い思いをした相手ですね。今年はリベンジ!

今節のスタメンは…

先発メンバー
GK 1 川島永嗣
DF 4 松原后
DF 5 江﨑巧朗
DF 36 リカルドグラッサ
DF 52 ヤンファンデンベルフ
MF 6 金子大毅
MF 7 上原力也
MF 25 中村駿
MF 39 角昂志郎
MF 71 倍井謙
FW 9 渡邉りょう
控えメンバー
GK 21 三浦龍輝
DF 2 川﨑一輝
DF 3 森岡陸
MF 18 井上潮音
MF 33 川合徳孟
MF 79 ブラウンノア賢信
MF 8 為田大貴
FW 11 マテウスペイショット
FW 20 佐藤凌我

前節からのスタメン変更は1人のみ。ブラウンノア賢信が外れて角昂志郎くんが入る布陣。

なんと5位に!

試合結果から書きますと、

サガン鳥栖 1–2 ジュビロ磐田
(Goal:松原后, リカルドグラッサ)

前半は0-0で折り返し。
後半22分に井上潮音の右コーナーキックを渡邉りょうが頭で後ろに流して、それに松原がペナルティエリア中央からヘディングでゴール左下に決めて先制。

後半43分にペナルティエリア手前からドリブルで進入した鈴木がペナルティエリア中央から右足でゴール右上に決められて、万事休すかと思いきや...

すぐ後の後半45分。自陣のペナルティーアーク付近からのフィードを渡邉りょうが頭で前に送るとペナルティエリア手前でペイショットがスルーパスを送る。抜け出したリカルドグラッサがペナルティエリア右から左足でゴール右下に決めて、再びの勝ち越し。
で、そのリードを守り切って試合終了。

さて、後は他チームの動向次第。

レノファ山口 3–2 RB大宮アルディージャ
ベガルタ仙台 0–1 いわきFC

なんと、大宮も仙台も揃って黒星。

順位 チーム 勝点 得失点
1 水戸ホーリーホック 70 +21
2 V・ファーレン長崎 70 +19
3 ジェフユナイテッド千葉 69 +22
4 徳島ヴォルティス 65 +21
5 ジュビロ磐田 64 +8
6 RB大宮アルディージャ 63 +21
7 ベガルタ仙台 62 +11

なんとか6位に入り込むことができれば、なんて思っていましたが、5位でプレーオフ進出です。
信じて応援し続けて、良かった!そう思わずにはいられない結果ですね。

J1昇格プレーオフ準決勝は、12月7日(日)にアウェイで徳島と対戦。
兎にも角にも、あと2つ勝てば来期はJ1、これは確かなのですからあと2勝、何が何でも掴み取りましょう!

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首の皮一枚でつながってる!?後半ATの維持のゴールで勝ち点1!|磐田 2-2 山形

ホーム最終戦となる山形戦。取られて取って、再び取られて取っての展開で、2-2ドローでした。

リーグは残り2節

明治安田J2リーグは、今節で第37節。
今節はホーム、ヤマハスタジアム(磐田)にモンテディオ山形を迎え撃つ一戦。
最終節はアウェイなので、リーグ戦のホームゲーム最終戦となる一戦です。

なかなかプレーオフ圏内に入り込めずじまいですが、まだ数字の上では可能性がありますからね、諦めてはいませんよ!

(数字の上ではゼロではありませんが)仮にプレーオフに進出したとしても、アウェイゲームになる可能性が高く、実質的に今期のヤマハスタジアム開催最終試合、ということで行きましたよ、磐田に。

富士山|東名高速にて

富士山|東名高速にて

東名高速を関ジュビの関東メンバーで西に向かうと、綺麗な富士山が。これは吉兆!

磐田 vs. 山形|ヤマハスタジアム(磐田)

磐田 vs. 山形|ヤマハスタジアム(磐田)

というワケで行って参りました、ヤマハスタジアム(磐田)。

ヤマハスタジアム|磐田 vs. 山形

ヤマハスタジアム|磐田 vs. 山形

このフィールドの近さ、最高ですよねー。

今節のスタメンは…

先発メンバー
GK 1 川島永嗣
DF 4 松原后
DF 5 江﨑巧朗
DF 36 リカルドグラッサ
DF 52 ヤンファンデンベルフ
MF 6 金子大毅
MF 7 上原力也
MF 25 中村駿
MF 71 倍井謙
MF 79 ブラウンノア賢信
FW 9 渡邉りょう
控えメンバー
GK 21 三浦龍輝
DF 2 川﨑一輝
DF 3 森岡陸
MF 18 井上潮音
MF 33 川合徳孟
MF 39 角昂志郎
MF 8 為田大貴
FW 11 マテウスペイショット
FW 20 佐藤凌我

大逆転勝利だった、前節と同じイレブンとなりました。

後半AT、意地の同点弾!

結果から書きますと、

試合結果|磐田 2-2 山形

試合結果|磐田 2-2 山形

ジュビロ磐田 2–2 モンテディオ山形
(Goal:マテウスペイショット, ヤンファンデンベルフ)

前半9分に土居聖真のゴールで先制される、厳しい展開。
内容的にも、序盤は山形の方が人もボールも動いているように感じました。

で、結局、1点リードされて前半終了。
後半開始から選手交代を仕掛けるのは、リードされているジュビロ。ブラウンノア賢信に替えてペイショットを投入。

なかなかゴールネットを揺らせず、時間だけが過ぎていくもどかしい展開が続きますが、後半32分に歓喜が。
左サイドからファンデンベルフがクロスを入れるも誰にも会わず、右に流れる形に。それを川崎が折り返す形でクロス、それに反応したマテウスペイショットがペナルティエリア中央からヘディングでゴール右下に叩き込んで同点!
こういうところのペイ、強いですね!

スタジアムの雰囲気的にはもう、この勢いで逆転、と行きたかったのですが...
後38分に右サイドからの岡本のクロスに反応した高橋がペナルティエリア中央から左足でゴール左下に決め、再びリードされる展開。

ここからはホントに必死の反撃。プレーに気持ちが出てましたよ。
そして終了間際のアディショナルタイム、後半52分に右サイドからの角のクロスに反応したヤンファンデンベルフがペナルティエリア中央からヘディングでゴール左上に決めて、再び同点。
その後も、残り時間は短いながらも山形ゴールに攻め込む磐田でしたが、ドローでした。

「勝ちたかった」と「負けなくてよかった」、この二つが入り乱れている私がいます。

お礼のセレモニー|2025J2第37節

お礼のセレモニー|2025J2第37節

試合後は”お礼のセレモニー”で社長、キャプテンのGK川島の挨拶の後、選手が場内一周。

さーて、泣いても笑っても次節がリーグ最終戦。
今日の勝ち点1で、なんとか首の皮一枚つながっている、そんな感じの状況ですね。

昨年に続いてのアウェイ鳥栖戦なんて、サッカーの神様って意地悪!?
とにかくこの一戦に勝利して、他チームの結果を待つのみ、ですね。

これも今年最後かな

試合後は、今や静岡名物、”さわやか”の”げんこつハンバーグ”♪

げんこつハンバーグ|さわやか

げんこつハンバーグ|さわやか

磐田に遠征して、げんこつハンバーグ食べて帰る、これも今年ラストかなー。
大変美味しゅうございました。

ハーフタイムに集まれた、関西ジュビリスト・fbジュビリストのみなさま、ありがとうございました。
忘年会はちょっと厳しいかなー、新年会(?)できればと考えていますので、よろしくお願いいたします。

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最後まで諦めない!後半ATの歓喜で大逆転勝利!!|山口 1-2 磐田

アウェイ山口戦、先制されてなおも押し込まれる苦しい展開でしたが、終盤の2点で逆転勝利です!

まだ可能性はある

明治安田J2リーグは、今節で第36節。ついに残り試合が今節を含めて3試合となりました。
今節はアウェイ、維新みらいふスタジアムに乗り込んで、レノファ山口に挑む一戦。

山口と言えば残留争いの真っただ中、あちらはあちらで必死も必死で負けられないワケです。
しかもホームではジュビロ、レノファに0-1で敗れていますからね、なんとしても勝たねば。
絶対に負けられない戦いが、そこにはある!

今節のスタメンは…

先発メンバー
GK 1 川島永嗣
DF 4 松原后
DF 5 江﨑巧朗
DF 36 リカルドグラッサ
DF 52 ヤンファンデンベルフ
MF 6 金子大毅
MF 7 上原力也
MF 25 中村駿
MF 71 倍井謙
MF 79 ブラウンノア賢信
FW 9 渡邉りょう
控えメンバー
GK 21 三浦龍輝
DF 2 川﨑一輝
DF 3 森岡陸
DF 38 川口尚紀
MF 18 井上潮音
MF 33 川合徳孟
MF 39 角昂志郎
FW 11 マテウスペイショット
FW 20 佐藤凌我

勝利で終えられた、前節と同じイレブンとなりました。

大逆転勝利!!

Jリーグ公式HPによりますと、こんなスタッツでした。
この試合のシュート:山口:13本、磐田:8本/枠内シュート:山口:3本、磐田:1本/ゴール期待値:山口:1.14、磐田:0.77。

山口の方がシュートを打てていて、枠内にも飛んでいる。対してジュビロは枠内に1本しかシュートを打てていない。内容としては山口の試合であったことが見て取れるスタッツですよね。

では、結果はと言いますと...

試合結果|山口 1-2 磐田

試合結果|山口 1-2 磐田

レノファ山口 1–2 ジュビロ磐田
(Goal:オウンゴール, 金子大毅)

枠内シュートは1本でしたが、オウンゴールと合わせて相手ゴールを2回揺らすことができました。

スタッツのとおりなのですが、前半から山口のペースでした。磐田はゴール前に押し込まれる展開が多かったですから。
そんなこんなの前半40分に左右に振られてペナルティエリア内からの小澤のクロスに反応した山本桜がペナルティエリア中央からヘディングでゴール右下に決められて先制。
で、そのまま前半終了。

後半開始から、ブラウンノア賢信に変えてペイショットを投入するジュビロ。
とにかくゴールを奪いにいかないと、ですものね。

終盤になってようやく相手陣内に攻め込めるようになってきたジュビロですが、ゴールは遠く、時間だけが過ぎていきます。
そんなこんなの後半40分、左サイドの倍井がゴール前にクロスを送ると川崎一輝がヘッドで折り返し。ボールが落ちたところでゴール前にボールを入れたのは金子大毅、これを相手DFがクリアしきれずボールはゴールの中へ。オウンゴールで同点に!
攻め込む姿勢が生んだ、オウンゴールですね。

さらに後半アディショナルタイム、後半51分にジュビロのクロスがゴール前に入ったところで相手DFのクリアが中途半端な形となってペイショットに渡り、それを素早くゴール前の金子大毅へ。金子が切り返して相手DFを交わすと落ち着いてGKの逆を突いて左に突き刺して、逆転!

そのまま、試合終了で、見事に勝ち点3を得たのでした~。

いやぁ、ホントにドラマチックな逆転勝利でした。
上位が軒並み勝利したので、まだプレーオフ圏外ですが、まだまだ可能性は残っています。

残り二試合、勝利で終えるのみです。他チームのことなんか気にしたって仕方がないですもの、ネ。

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