ルキアンが累積警告、監督が検査入院
水曜日に天皇杯があったので、中二日となるジュビロの公式戦。
今日は、明治安田生命J2リーグ第36節。今節はアウェイ、Nack5スタジアムに乗り込んで、大宮アルディージャと対する一戦。
リーグ戦だけで見てみますと、直近5試合でジュビロは3勝2分け、負けなしではあるのですが、二試合連続のドローと、なかなか勝ち点を伸ばせずじまい。
対する大宮も、3勝1分1敗と、一時期は残留争いにいたのが、終盤戦に入って着実に勝ち点を伸ばし、残留争いから足を抜け出しつつある勢いです。
前節で頼みのエース、ルキアンがイエローカード4枚の累積となり、今節は出場停止。
おまけに、こんなニュースも飛び込んできました。
鈴木政一監督の体調について
なんと!チームをここまで首位に引っ張ってくれている政一監督が検査入院とのこと。
当面の間、服部年宏ヘッドコーチが暫定的に指揮とのことですが、これは大きな痛手です。大事に至らず、戻ってきてくれることを祈るばかりです。
エースと監督が不在の今節、さてさて、どうなりますことやら...
スタメンを見てみますと、
先発メンバー
GK 36 三浦 龍輝
DF 3 大井 健太郎
DF 6 伊藤 槙人
DF 38 山本 義道
MF 8 大森 晃太郎
MF 10 山田 大記
MF 14 松本 昌也
MF 17 鈴木 雄斗
MF 23 山本 康裕
MF 50 遠藤 保仁
FW 29 ファビアン ゴンザレス
前節からの変更は二人。
ルキアンの代わりには、FWとしてファビアンゴンザレス。あと、大津に代わって大森の布陣。
最後の最後で、逆転勝利!!
両チーム、様子を見ながらの序盤、でしたが、前半9分に大宮のフリーキック。
ジュビロ陣内中央のフリーキックを蹴るのば、馬渡。右足で精度の高いクロスを送ると、山越がジュビロDFの間に入り込んで、ヘディングシュート。これがボールネットを揺らして大宮が先制。
蹴った馬渡も、DFとの駆け引きに勝った山越も、お見事でした...
その後、何度かジュビロにもチャンスは訪れるのですが、決定機には至らず、結局、前半は大宮が1点リードで終了。
両チームともにハーフタイムでの交代はなく、後半開始。
今度は後半の序盤でジュビロにビッグプレー。
後半8分、大宮の低い位置でのボール運びに対して、前線の選手が連動してプレッシャーを掛けにいきます。
ペナルティエリア内でファビアン ゴンザレスが三門からボールを奪うと、遠藤へ。そこから、大森、ファビアン ゴンザレスとつないで、最後はゴール前に走り込んだ山本康裕がゴール右にダイレクトで流し込んで、ジュビロ磐田が同点に追い付く!
ラッソことファビアンゴンザレスがプレッシャーをかけて、前の方でボールを奪えたのが大きかったですね。もちろん、パスも綺麗でした。よりゴールへの確立が高いところへ流して、確実に山本コースケが決めた、ジュビロの理想的なパターンです。
同点になってから、なかなか両チーム、大きなチャンスはつくれず、時間が経過していきます。
金子翔太、大津祐樹、小川大貴、高野遼と、交代カードを切っていった後半ですが、ゴールには至らず。
アディショナルタイムは6分、もうホントに時間がない...
なんかホームの大宮、引き分けで良いの?ってくらいの戦い方、こりゃ引き分けかな、そう思いかけた後半53分のほぼラストのプレー。
最終ラインから山本義道がロングフィードを送ると、大井と山田が大宮のDFと競り合ってこぼれたボールが山田の下へこぼれる。山田大記がペナルティエリア手前の中央から左足でグラウンダーのシュートを放つと、ボールはDFの股を通過して、ゴール右に突き刺さり、土壇場でジュビロ磐田が逆転!!
そして、大宮がセンターサークルにボールを置いて、プレーを再開した直後に試合終了。
大宮アルディージャ 1–2 ジュビロ磐田
(Goal:山本康裕, 山田大記)
いやはや、なんとも劇的すぎます!
でもあきらめない姿勢が呼んだ勝利、これはもうお見事としか言えません。
次節は再びの水曜日、試合が続くのが心配ですが、勝ち点3を積み上げてくれることを祈っています。