新型コロナによる経済対策として、大々的に政府が肝いりで始めたのが「Go To キャンペーン」。
Go To キャンペーンってのは、コロナの流行の収束状況を見極めつつ、大きな影響を受けている観光・運輸業、飲食業、イベント・エンターテイメント業などを対象として、期間限定で官民一体となって需要喚起を目指すキャンペーンです。
各省庁のホームページからダウンロードできるようになっています。
まず、ここからGo To キャンペーン事業というのは、今年度、令和2年度の第一次補正予算を財源としているということがわかります。
そしてGo To キャンペーンは ・Go To トラベルキャンペーン ・Go To イートキャンペーン ・Go To イベントキャンペーン ・Go To 商店街キャンペーン
↑上記の4つの需要喚起キャンペーンと、それを一体的に周知する広報事業の5つの要素で構成されています。
Go To トラベルは、東京を除く46道府県で実施されており、この4連休で利用された、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
旅行サイトなどから旅行商品を購入したり、ホテルに宿泊したりすると、代金の半分相当をクーポン等(最大2万円/泊・人として、35%を宿泊割引、15%を飲食店や施設で使えるクーポン券で配布)としていただけるというもの。
Go To イートは、ポイント還元とプレミアム付き食事券の二本立て。
ポイント還元ってのは、「ぐるなび」「ホットペッパー」「食べログ」などの飲食店予約サイトで、キャンペーンに登録している飲食店の予約をして食事をすると、ポイントが付与されるもの。ランチで500円分、ディナーだと1,000円分ということです。
プレミアム付き食事券の方は、登録している飲食店で使えるお食事券に対して、国が販売額の25%を上乗して発行される食事券のこと。例えば、1万円で1万2,500円分の食事券を購入可能になるってことです(PR資料では2割という表現ですが、25%に落ち着きました)。
農林水産省は、Go To イートのポイント還元事業について、10月1日から順次開始することを明らかにしました。
また、政府は9月中にも感染地域の落ち着いたところから、Go To イートの食事券事業をスタートする方針です。
【注】あくまで新型コロナを取り巻く環境次第ですので、正式に開始が確定している訳ではありません。
Go To イベントについては、後述しますね。
Go To 商店街は商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等を実施するもの。
西村康稔経済再生担当相は22日、Go To 商店街については10月中旬に開始する方針を表明されました。
今月下旬に分科会を開いて、専門家に感染状況を分析・評価してもらって判断したいとのことです。
Go To イベントでGo To スタジアム!
Go To イベント事業というのは、チケット会社を経由して、イベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対して、2割相当の割引やクーポン等を付与するというもの。
こちらもGo To 商店街同様に、10月中旬開始を目指すとのことです。
原資が税金なので、過度の重複は歓迎されないと思いますが、巧く旅行とサッカー観戦を組み合わせることで、Go To トラベルとGo To イートと Go Toイベントを組み合わせた形も考えらえるかもしれません。
Go To トラベルで旅行の予約、現地ではGo To イートでその土地のものを堪能して、Go To イベントで観戦チケット購入、こんなこと、できるかも!?
(個人的な見解ではありますが)Go to トラベルキャンペーンで10月1日から東京も加わり、全国一律適用となることから、恐らくこのまま収束傾向が続いて、新型コロナの感染者数が再び増加傾向に転じるようなことがなければ、10月1日には”超”が取れた「厳戒態勢」の観戦スタイルとなり、アウェイサポーターもスタジアムに足を運べるようになるのではないでしょうか。