「スタジアム観戦」一覧

【観戦記】シュートは3本だけ。90+4分、首位仙台に力尽きる|仙台 2-1 磐田

最後の最後に、力尽きました。

数年ぶりのユアスタへ

2026年10月4日(日)15時、ユアテックスタジアム仙台。明治安田J2リーグ第9節、ベガルタ仙台戦です。

仙台は、数年前に2年間住んでいた街です。というわけで、遠征してきました。

01_ユアテックスタジアム仙台|仙台 vs. 磐田

01_ユアテックスタジアム仙台|仙台 vs. 磐田

泉中央の駅を出て、あの道を歩いてスタジアムへ向かう時間が、もう懐かしい。ユアスタは陸上トラックのない、ピッチと客席が近い専用スタジアムです。この「近さ」が、この日の90分にそのまま効いてきました。

天候は曇、無風。気温18.7℃、湿度64%。ピッチは全面良芝と記録されています。主審は池内明彦さん。キックオフは15時03分でした。

14,828人という数字

この日の入場者数は14,828人。

仙台の今季ホーム平均(この試合まで)が14,744人ですから、平均をわずかに上回る、いつもどおりの大入りです。でも「いつもどおりで14,700人」というのが、そもそもすごい。

02_スタジアムの中|仙台 vs. 磐田

02_スタジアムの中|仙台 vs. 磐田

熱いサポーターのいるクラブ同士の一戦でした。ゴール裏はもちろん、メインもバックも、仙台のサポーターでほぼ埋まっている。アウェイ側にも磐田のサポーターがしっかり集まっていました。

そしてこの日の仙台は首位。前節のいわき戦で今季初めて首位に立って、この試合はその座を守るか落とすかの一戦でした。対する磐田は、リーグ戦で5敗目を背負うことになる14位。立場がはっきり違う試合でした。

立ち上がり2分、セットプレーから

そして、始まって2分でした。

仙台が磐田陣内の右サイドでFKを獲得。キッカーの武田英寿が左足で入れたボールに、菅田真啓がペナルティエリア中央でヘディング。これは三浦龍輝がかき出しましたが、こぼれ球に反応した梅木翼が右足で押し込みました。

2分、1-0。梅木はこれで2試合連続ゴールです。

この時点でOptaが出していた数字が、ちょっと怖いものでした。仙台は今季のリーグ戦で先制した4試合、4勝0分0敗で勝率100%。先制を許すと、まず勝てない相手です。

10分、佐藤大樹が追いついた

ところが磐田も、すぐに返しました。

10分、左サイドの遠めからのFKの流れから、ペナルティエリア内でダニーロが落としたボールに佐藤大樹が反応。ゴール正面、中央から左足で蹴り込みました。

1-1。わずか8分で振り出しです。

セットプレーで取られて、セットプレーで返す。同じ入り方で殴り合った立ち上がりでした。

そして、ここから長い長い「耐える時間」が始まりました。

前半、磐田のシュートは1本

このあと前半が終わるまで、磐田はシュートを1本も打てていません。

つまり、前半の磐田のシュートは、10分の同点ゴールになったあの1本だけです。

前半終了時点(45+7分)のOptaの数字を並べます。

前半終了時点 仙台 磐田
シュート 18本 1本
枠内シュート 4本 1本
ゴール期待値(xG) 1.29 0.41

18対1。磐田のシュートは1本で、それが点になっている。言い方を変えれば、この1本の精度だけで前半を1-1にしていたということです。

Optaは10分の時点でもう「10分が経過するも、まだシュートに至るシーンを作り出せない」と出していました。そして磐田の最初のコーナーキックは、なんと38分。前半の37分間、セットプレーのチャンスすら作れていなかったわけです。

「仙台の圧」というのは、こういう数字になります。

乾貴士を、消しにきていた

この前半、仙台がいちばん徹底していたのが乾貴士への対応でした。

見ていても、乾にボールが入るたびに複数人が寄せてくる。前を向かせない。これは意図的だったことが、試合後の森山佳郎監督のコメントではっきりしました。

練習では「この選手が乾だぞ」と言っていたら、なんだかそれを気にしすぎてちょっと前に出る迫力がなくなったので、「そこまで気にするな」みたいな感じにはなりましたけど。「どこに乾がいるぞ」というのは常に声をかけあって、そこに(ボールが)入った時にはプレスに行けるようにというところです。
自由に動いて、本当に相手のいない場所を見つけてボールを受けて、前を向けたら本当にスルーパスとかクオリティーが非常に高い選手なので。そこを自由にさせないというのが今日一つの命題ではあったので、その前のところに入れさせないというところから、うまくできたかなと思います。

「そこを自由にさせないというのが今日一つの命題」。首位のチームが、わざわざ練習で名前を出して対策する選手。38歳の乾は、まだそういう扱いを受けています。

そしてここが残酷なところで、森山監督はこう続けています。

そこを自由にさせなかったことで、乾選手もそうですけど、前半の川合(徳孟)選手とか佐藤(大樹)選手にも、そんなにいいボールが入らなかったので、そこは非常に良かったです。

乾を止めると、その先の川合と佐藤にもボールが行かなくなる。磐田の攻撃が「乾を経由する設計」になっていることを、相手の監督が正確に言い当てていました。

後半、ペイショットと太田を同時投入

秋葉忠宏監督は、ハーフタイムで動きます。

後半開始から川合徳孟→マテウス ペイショット、ジョアン ヴィクトル→太田龍之介。長身2枚を同時に入れて、システムも3バックに変えました。

これは効きました。少なくとも、最初の15分は。

森山監督のコメントです。

後半には相手が大きな二枚を入れてきて、全くやり方を変えてくるだろうなというところでは予想通りでしたけど、最初の15分ぐらいはかなりそれで戸惑って。なかなかこっちのペースになりませんでしたけど、その後はまたこちらに流れを引き寄せたら、もうほぼ相手を圧倒していました。

「最初の15分ぐらいはかなりそれで戸惑って」。首位の監督に、はっきりそう言わせています。交代は当たっていたんです。

57分にはFKから仙台ゴールに迫りましたが、ゴールライン手前で石井隼太に止められました。あそこが入っていたら、という場面です。

ただ、「その後はまたこちらに流れを引き寄せたら、もうほぼ相手を圧倒していました」。後半の残り30分は、また仙台の時間に戻りました。

耐える時間が、長すぎた

Optaが刻んだ仙台のシュート累計を並べると、この試合の形がよく見えます。

時間 仙台のシュート累計 磐田のシュート累計
20分 11本 0本
40分 13本 1本
前半終了 18本 1本
65分 19本 1本
85分 25本 3本
試合終了 30本 3本

85分から試合終了までの約10分で、仙台はさらに5本打っています。終盤になっても落ちない。むしろ上がっている。

そしてここが一番つらい数字なのですが、磐田のゴール期待値(xG)は0.61で、後半はまったく増えていません。40分時点で0.61、試合終了時点でも0.61。つまり後半45分間の磐田の得点期待値は、ほぼゼロでした。

三浦龍輝のセーブが何度もありました。6分に岩渕弘人、41分に武田英寿、76分に髙田椋汰、82分に中島元彦、86分にマテウス モラエス。覚えているだけでこれだけあります。

耐えていた。ずっと耐えていました。でも、耐えるだけの時間が長すぎました。

90+4分、相良竜之介

そして、90分+4分でした。

ペナルティエリア手前から杉山耀建が出したパスに、相良竜之介が反応。ペナルティエリア中央から右足で、ゴール上に決めました。

2-1。残り時間はほとんどありませんでした。

03_スコアボードと仙台ゴール裏|仙台 2-1 磐田

03_スコアボードと仙台ゴール裏|仙台 2-1 磐田

決めた相良は88分に投入された交代選手で、これが今季初ゴールでした。

森山監督が、送り出すときの言葉をそのまま話しています。

ピッチに出るときは、相良には「相手は右足を警戒してくるから。お前は右足も左足も打てるから、相手は右足を警戒してくるのは頭の中に入れて、とにかく足を振れ」という話はしたのですけど、右足で決めてくれました。

相良本人のコメントも、短いけれど印象的でした。

(ゴールシーンは)うれしすぎてあまり覚えていないのですけれども、(杉山)耀建からパスが来て、ボールも少し跳ねていて打つまで時間があった中で、ふかさないように、枠に入れることだけを考えて打ちました。
時間も短かったですし、求められているのは得点だと思っていました。「とりあえず足を振ってほしい」ということだったので、振ったことが結果につながりました。

相良はキャンプから負傷で出遅れて、調子が上がってきたところでまた負傷して、ずっとメンバーに絡めていなかった選手だそうです。そういう選手が、2分だけの出場で決勝点を決めた。

仙台側から見れば、これ以上ないドラマです。磐田側から見れば、これ以上ない失点です。

数字で見る90分

試合全体のスタッツを並べます。J.League公式の試合記録と、J.Leagueサイトのスタッツ(Opta集計)でシュート数が大きく違うので、両方載せます。

【J.League公式の試合記録】

項目 仙台 磐田
シュート(前半/後半) 19本(11/8) 3本(1/2)
コーナーキック 14本 3本
フリーキック 14本 18本
オフサイド 3回 0回

【J.Leagueサイトのスタッツ(Opta集計)】

項目 仙台 磐田
シュート 30本 3本
枠内シュート 8本 1本
ゴール期待値(xG) 2.59 0.61
ボール支配率 53% 47%
チャンスクリエイト 24回 2回
クロス 23本 5本
アタッキングサードプレー 255回 90回
クリア 18回 48回
ブロック 16回 28回
タックル 9回 18回
ファウル 16回 14回
警告 2枚 6枚

シュート数が19本と30本で食い違っているので、ここは数字を一つに決めずに両方出しておきます。どちらを取っても、磐田の3本との差は変わりません。

そして注目したいのが下半分です。クリア48回、ブロック28回、タックル18回。これは全部、磐田が仙台を上回っている数字です。守る作業を、仙台の2倍以上やっていた。

八戸戦のときに「クリア43本の壁」と書きましたが(クリア42本の壁。24本打って、1点|磐田 1-2 八戸)、この日は磐田がその側に回っていたわけです。8日前に自分たちが崩せなかった壁を、今度は自分たちが作って、90+4分に崩された。

警告6枚という荒れ方

もう一つ気になったのが、カードの数です。

時間 選手 チーム
22分 井上潮音 磐田
29分 梅木翼 仙台
35分 佐藤大樹 磐田
38分 ジョアン ヴィクトル 磐田
47分 山﨑浩介 磐田
81分 マテウス ペイショット 磐田
88分 ユーリ ララ 磐田
90+6分 相良竜之介 仙台

合計8枚のうち、磐田が6枚。退場はありませんでした。

これは荒れたというより、止めるしかなかったということだと思います。シュート30本を打たれる展開で、ファウルでしか止められない場面が何度もあった。カードの枚数は、押し込まれていた時間の長さの裏返しです。

秋葉監督のコメントにも、その空気が出ています。

このスタジアムの圧がある中で、あれだけ球際に来る、ファウルも紙一重になるような戦いになりました。そこに対してはしっかりと逃げずに戦い続けてくれました。

「ファウルも紙一重」。現地で見ていて、まさにそういう90分でした。

ルヴァンで輝いた4人は、どこにいたのか

ここが、この試合でいちばん気になったところです。

5日前の9月29日、ヤマハスタジアムでルヴァンカップのジェフ千葉戦がありました(J1千葉に4ゴール、この勢いをリーグに!|磐田 4-2 千葉)。J1の千葉に4-2で勝った試合です。

あの試合で結果を出したのは、リーグ戦であまり出番のなかった選手たちでした。あの記事の最後に、「この4人がリーグ戦で使われるのか」と書きました。答え合わせです。

選手 ルヴァン千葉戦(9/29) 仙台戦(10/4)
西久保駿介 先発。6分に先制点、66分にアシスト ベンチ →74分から出場
マテウス ペイショット 先発。23分・66分に2得点 ベンチ →後半開始から出場
小原基樹 先発。2アシスト ベンチ →78分から出場
小池直矢 83分から出場。85分にJ初ゴール メンバー外

3人がベンチスタート、1人はメンバー外でした。

ただ、これを「使われなかった」と書くのは、たぶん違います。ペイショットは後半開始から45分フルに使われ、西久保と小原も終盤に入っている。3人とも、勝点を取りにいく局面で投入されています。

一方で、磐田の先発は前節・八戸戦から6人も入れ替わっていました。GKが川島永嗣から三浦龍輝に替わり、桑原航太、金子大毅、井上潮音、川合徳孟、ジョアン ヴィクトルが入る。これはこれで、かなり大きな変更です。

ターンオーバーはしている。交代カードも使っている。それでもシュートが3本。やりくりの問題ではなく、もっと根っこのところで止まっているのかもしれません。

三浦龍輝「やっとつかんだチャンスでした」

この日、ゴールマウスに立ったのは三浦龍輝でした。

セーブを何度も重ねて、それでも2失点。試合後のコメントが、読んでいて少しきつかったです。

仙台の圧を感じていましたし、守備の時間が多かったですけど、ゴール前に入られる回数や相手のシュートも多かった中で、ディフェンス陣は体を張って守ってくれていました。その辺りは次に生かしていかなければいけないと思います。

先制点については、こう話しています。

立ち上がりにセットプレーから失点してしまった部分は自分も責任を感じています。アップのときからグラウンドが予想以上に悪くて、ボールが変化することには気をつけていましたけど、予想以上に変化したという感覚がありました。それでも止めなければいけなかったと思います。

「それでも止めなければいけなかった」。公式記録のピッチ評価は「全面良芝」でしたが、立っている本人には違って見えていたようです。それでも言い訳にしていません。

そして、仙台との差を聞かれて。

仙台のほうが徹底していたと思います。同じサッカー、勢いのあるサッカーの中でも徹底していたと思いますし、必ずやり切ってくるという部分で僕らが苦労した試合だったと思います。

「徹底していた」。これがこの試合のすべてだと思います。やろうとしていることは似ている。やり切る量が違った。

最後の質問が、一番刺さりました。

── リーグ戦ではやっとつかんだチャンスでした。結果につなげられなかった思いは?
自分のプレーがどうこうよりも、必ず勝点3を取らなければいけない試合でした。その役目を果たせなかった責任は重いですし、それに尽きます。

「やっとつかんだチャンス」。自分のプレーの話を、一言もしていません。

秋葉監督「結果は監督である僕だけの問題」

秋葉忠宏監督の試合後のコメントは、ほぼ全部が選手への感謝と、自分への矢印でした。

このスタジアムの圧や空気感がある中、選手たちが最後の最後までファイトして、体を張って最後まで走り抜くというメンタリティーは素晴らしかったです。だからこそ、なんとか勝点1を持ち帰りたかったですけど、最後の最後まで戦い抜いてくれた選手には感謝しかありませんし、何も言うことはありません。
あとは僕自身がどうするか。これだけファイトしてくれる選手たちがいる中で、どのように勝ちに持っていけるか。そこだけだと思っています。

フラッシュインタビューでは、もっと直接的でした。

結果は監督である僕だけの問題

何があろうとやり続ける。打ちのめされようが何をされようがファイティングポーズを取り続けて、立ち向かって行き続ける。選手たちにはそのメンタリティーがあるので、あとは僕が何としても必ず勝利を引き出せるように必死になってやりたい

「打ちのめされようが何をされようがファイティングポーズを取り続けて」。

そして、こう締めています。

選手たちには胸を張って磐田に帰ってもらいたいですし、このあとどのように戦えるかが大事です。過ぎてしまったことは時を戻せないので、フットボーラーとしての人間力が問われていると思っています。
アウェイの地まで来てくれたサポーターとともに必ず逆襲するためにも、なんとか中断期間までに最低限、勝点5差まで持ってこられるように、また必死になって1週間準備したいと思います。

「中断期間までに最低限、勝点5差まで」。ここだけ、具体的な数字が出てきました。

試合後のゴール裏から、ブーイング

試合後、アウェイのゴール裏からブーイングが聞こえてきました。

磐田のサポーターは、どちらかというとおとなしいほうだと思っています。それが珍しく、はっきりとブーイングを送っていました。

04_試合後の選手|仙台 2-1 磐田

04_試合後の選手|仙台 2-1 磐田

3連敗ですから、無理もない。ここまで来て、この終わり方ですから。

選手たちはゴール裏の前に一列に並んで、深々と頭を下げていました。

05_試合後の挨拶|仙台 2-1 磐田

05_試合後の挨拶|仙台 2-1 磐田

八戸戦のあと、乾貴士がブーイングについてこんなことを話していました。「我々が憎いわけではない。勝ってほしい裏返し」。たぶん、この日も同じです。

そして秋葉監督の「アウェイの地まで来てくれたサポーターとともに必ず逆襲するためにも」という言葉は、この光景を見たあとの言葉だったのだと思います。

勝点5差まで ── 次は札幌、ヤマハで

第9節終了時点の順位表です。

順位 クラブ 勝点 得失点
1 ベガルタ仙台 20 +9
2 アルビレックス新潟 19 0
3 カターレ富山 17 +9
4 RB大宮アルディージャ 17 +9
5 横浜FC 17 +7
6 湘南ベルマーレ 16 +2
… … … …
14 ジュビロ磐田 10 -2

磐田は14位、勝点10(3勝1分5敗)、11得点13失点。首位の仙台とは勝点10差です。

リーグ戦の直近5試合を並べると、こうなります。

節 日付 相手 結果
第5節 9/6 富山(H) 0-1 ●
第6節 9/12 甲府(A) 1-0 ○
第7節 9/19 新潟(A) 1-2 ●
第8節 9/26 八戸(H) 1-2 ●
第9節 10/4 仙台(A) 1-2 ●

3連敗。そして3試合すべてが1-2です。1点は取れている。でも2点取られている。

次節は10月10日(土)18時、ヤマハスタジアム(磐田)で北海道コンサドーレ札幌戦。札幌はこの日いわきに2-1で勝って、開幕節以来8試合ぶりの白星を挙げました。勢いを持って乗り込んでくる相手です。

秋葉監督が言った「勝点5差」まで詰めるには、まず目の前の1試合。ホームで、3連敗を止めるところからです。

ユアスタの空気は、やっぱりすごかった。あの中で90分耐えた選手たちに、拍手を送りたい気持ちは本当にあります。

でも、次はヤマハで勝ちましょう。


※スタッツはJ.League公式の試合記録およびJ.Leagueサイトのスタッツ(Opta集計)に基づく、試合直後の数値です。J2では後日修正が入ることがあります。走行距離・スプリント回数は本稿執筆時点で未公開です。
※試合後のアウェイゴール裏のブーイングについては、筆者が現地で見聞きしたものです。各媒体の記事では確認できていません。
※磐田の選手コメントは、本稿執筆時点でJ.League公式に掲載されている三浦龍輝のみです。クラブ公式のインタビューが公開されたら、追記します。

The post 【観戦記】シュートは3本だけ。90+4分、首位仙台に力尽きる|仙台 2-1 磐田 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】甲府キラー、爆誕。19歳・川合徳孟が2年連続の決勝ミドル|甲府 0-1 磐田

去年と、同じでした。
同じスタジアム、同じ0-0、同じペナルティエリア手前。そして同じ背番号33の右足。
こんなことが、本当にあるんですね。

甲府駅に、フラッグが出ていた

珍しく、配偶者が「行きたい」と仰せになられました。

というわけで、いざ遠征。向かうのはJITリサイクルインクスタジアム、明治安田J2リーグ第6節、ヴァンフォーレ甲府戦です。

甲府駅に着いて、まず目に入ったのがこれでした。

01_甲府駅の歓迎フラッグ|甲府 vs. 磐田

01_甲府駅の歓迎フラッグ|甲府 vs. 磐田


「ジュビロ磐田 サポーターの皆様 甲府へようこそ」。ヴァンフォーレのエンブレムと、ジュビロのロゴが並んでいます。

甲府は、本当にアウェイに優しいチームだと思います。遠征してきた側が、駅に降りた瞬間に歓迎されている。この一枚を撮るために、少し立ち止まってしまいました。

雨は、キックオフ前に止んでくれた

心配していたのは天気でした。ポンチョも一応、鞄に入れてきています。

ところがキックオフのころには、雨はほぼ止んでいました。結局この日、ポンチョの出番はなし。よかった~。

公式記録は曇り、気温25.5℃、湿度84%。9月の甲府にしては、過ごしやすい夜でした。

02_バックスタンドからの眺め|甲府 vs. 磐田

02_バックスタンドからの眺め|甲府 vs. 磐田


この日はバックスタンドから、夫婦ふたりでの観戦です。

相手の監督は、2022年に磐田を率いた人

この試合、気になっていたことがもうひとつありました。

甲府の監督は、渋谷洋樹さん。

2022年に磐田のトップチームヘッドコーチを務め、その年の8月からはシーズン途中で監督に就任した方です。12月まで、磐田を率いていました。

こちらのことを、いちばんよく知っている人がベンチにいる。非常に怖い存在です。

※渋谷監督は甲府での在籍も長く、2010〜2014年にトップチームコーチ、2020〜2022年にヘッドコーチを務めています。2025年12月に甲府の監督に就任しました。

前半、東ジョンが立ちはだかった

出だしは磐田が甲府陣内に攻め込む展開でした。

12分、15分と太田龍之介。22分にイアゴ・テレス。相手ゴール前まで、何度も運べています。

ただ、そのたびに甲府のGK東ジョンが立ちはだかりました。入りそうで、入らない。

03_先発メンバーとジュビロサポーター|甲府 vs. 磐田

03_先発メンバーとジュビロサポーター|甲府 vs. 磐田


この展開、嫌な予感がするんです。取れるときに取っておかないと、カウンターを食らって失点。サッカーあるある、というやつです。

前半のシュートは磐田8本、甲府5本。コーナーキックにいたっては磐田7本、甲府1本。押しているのは間違いなく磐田でした。

それでも、0-0で折り返します。

あとで知ったことですが、東ジョンはこの試合についてこう話していました。

「太田龍之介選手の特徴は分かっていた。遠い位置からでも打ってくるので早めに準備をしていた」

読まれていたんですね。

「0-0のハーフタイムが、実は一番危ない」

私が前半に感じていた「嫌な予感」。あれは、ベンチでも同じだったようです。

秋葉忠宏監督が、ハーフタイムに選手へ伝えたことを明かしています。

「実は、こういう我々がペースを握っているように見えるゲームでも、甲府さんは粘り強く、辛抱強く守りながら、どこかでひと刺しする力を持っています。だから『これは甲府さんのペースでもある』と、はっきり伝えました」

「いい状態で点を取れず、0-0で迎えるハーフタイムが実は一番危ないと、選手たちにも釘を刺しました」

バックスタンドで「嫌だな」と思っていたことを、プロは言葉にして、対策にしていました。当たり前かもしれませんが、こういうのを読むと少し嬉しくなります。

飲水タイムが明けた、その1分後

後半は、両チームともにギアを上げそうで上げきれない、もどかしい展開でした。

時間だけが過ぎていきます。ゴールの匂いが、あまりしない。

61分、小原基樹に代えて川合徳孟。73分には乾貴士に代えて佐藤大樹、イアゴ・テレスに代えて為田大貴。秋葉監督が立て続けにカードを切ります。

そして72分、飲水タイム。

プレーが再開されて、その1分後でした。

川合徳孟。2年連続、同じスタジアムで

74分。

投入からわずか1分の為田大貴からボールが渡ります。受けたのは川合徳孟。ペナルティエリアの手前でした。

右足を振り抜いた瞬間の、低い弾道。ボールはGKの手前で一度バウンドして、伸ばした手も届かずゴールの中へ吸い込まれていきました。

バックスタンドから見ていて、声が出ました。

J.League公式の戦評は、このシュートをこう書いています。

「攻守の切り替えが激しい時間帯に川合 徳孟へボールが入ると、右足のアウトにかけたようなシュートがファーに決まって、磐田がついに均衡を崩した」

見出しはそのまま、「均衡を崩した川合徳孟の“ミドル”」。

そして、ここからが本題です。

私たちは去年も、このスタジアムで同じものを見ています。2025年10月4日、J2第32節のヴァンフォーレ甲府戦。

あの日も0-0のまま試合が進み、前半44分、川合徳孟がペナルティエリア手前から右足を振り抜いて、ゴール右上に突き刺しました。スコアは甲府0-1磐田。決勝点でした。

つまり、こういうことです。

試合 時間 シュート 結果
2025/10/4 J2第32節 44分 PA手前から右足 甲府 0-1 磐田
2026/9/12 J2第6節 74分 PA手前から右足 甲府 0-1 磐田

場所も、形も、結果も、まったく同じ。どちらもJITリサイクルインクスタジアムで、どちらもペナルティエリア手前からの右足、どちらも決勝点、どちらも1-0の勝利です。

しかも川合徳孟は、リーグ戦の通算得点が3。そのうち2点が、甲府から奪ったものです。

「甲府キラー」と呼んでも、怒られないと思います。

本人も、そう感じていたようです。試合後、「昨年の甲府戦でもゴールを決めました。いいイメージはありましたか」と聞かれて、こう答えています。

「昨年のいいイメージはありましたし、それが今日のゴールにもつながったと思います。しっかりと決め切ることができて良かったです」

ゴールの場面については、こうです。

「最初からゴールは意識していましたし、積極的にシュートを打とうという気持ちで試合に入りました。自分の得意な形だったので、シュートを打とうと決めて、あのようなゴールにつながって良かったです」

「シュートコースもしっかりと見えていましたし、練習でも意識してやっていたので、それを試合で出すことができて良かったです」

「自分の得意な形」。2年続けて同じ場所から同じ形で決めた選手が言うと、説得力が違います。偶然ではなく、狙って打っていた。

去年の彼は18歳でした。今年は19歳。そして今季から、磐田の副主将を務めています。

勝負の神様は、誰に微笑んだのか

試合前、私は「神様が味方をするのはどっちだろう」と思いながらスタジアムに入りました。

その答えらしきものが、秋葉監督のコメントの中にありました。

この日、決勝点をアシストしたのは為田大貴。前節の富山戦ではベンチ外だった選手です。なぜベンチに入れたのかと聞かれて、監督はこんな話をしています。

「前回の富山戦の2日前、1日前のトレーニングで、スプリントのときに『ここまで走ろう』と言っていた中で、少し抜いてしまっている選手が多かったんです。その中でも、タメや貴士、イアゴ、ダニーロという4人は最後まできっちりとやっていました」

「タメは常にどんなときも、メンバー外になろうと、ウォーミングアップだろうと、100%で本気でやってくれます。そういう選手に最後は勝負の神様が微笑んでくれると思いますし、勝負はほんの些細なことで決まると思っています」

「彼が頑張ってくれたところから、(川合)徳孟が持ち込んでのシュートでしたから、彼を選んで良かったと思っています。普段のトレーニングが本当に大事なんだと改めて実感できる、僕にとってもいい教訓になったゲームでした」

神様は、水曜日の練習を見ていたわけです。

73分に入って、74分にアシスト。ピッチにいた時間は、得点までわずか1分でした。

ようやく、今季初のクリーンシート

そのまま逃げ切って、試合終了。甲府0-1磐田。

「試合は、ようやく今季初のクリーンシートにできました。守備面では最後、理屈ではなく、『何が何でも守るんだ』『何が何でも点を取らせない』というメンタリティー、執念、執着を出してくれました」

今季初の完封。ここまで5試合で失点7、どこかで必ず1点は取られていたチームが、この日はゼロで終えました。薄氷の勝利ではありましたが、この「ゼロ」は大きいと思います。

GK牲川歩見も、この日は5本のセーブを記録しています。両ゴールキーパーが5本ずつ止めた試合でした。

その牲川のコメントが、また良かったんです。この日、彼には八田直樹選手と同じチャントが送られていました。

「先輩と同じチャントを歌っていただけたのは嬉しかったですし、こうやって結果を残すことで認められていくと思っていました。個人的には少し遅くなってしまったとは思いますけど、サポーターの皆様にクリーンシートを届けられて良かったと思っています」

「シンプルに嬉しいです。ゼロにできたことは、一つのきっかけとして大きいと思います。ただ、これを続けていくことが僕たちの次の課題になってくると思うので、そこにまたチャレンジしていくことを意識したいです」

この日の最終ラインには、山﨑浩介が初先発で入っていました。そのことについても、牲川はこう話しています。

「コミュニケーションの部分は日本語でやり取りができたので、すごく伝えやすかったですし、声をかけるところは意識していました」

初先発の選手を後ろから支えながらの、今季初完封。ゴールキーパーの仕事だなあ、と思います。

太田龍之介の、古巣戦

もうひとつ、この試合には見どころがありました。

1トップに入った太田龍之介にとって、甲府は古巣なんです。

前半の決定機は、ほとんど彼のところから生まれていました。12分のヘディング、15分のシュート。そのどちらも、東ジョンに止められています。

「本当にガス欠になるまでは、相手にとって一番危険な存在でした。彼の背後への抜け出し、キープ力、そしてフィニッシュ。(中略)ただ、古巣戦はどうしても力が入るところもありますし、最後のフィニッシュだけ少し力が入ってしまったのかなと思います」

力が入ってしまう。分かる気がします。

数字で見る、この90分

「どちらに転んでもおかしくなかった」というのが、見ていた私の実感でした。ただ、数字を見ると少し違う顔が出てきます。

項目 甲府 磐田
シュート 10 13
枠内シュート 5 6
ボール支配率 40% 60%
パス成功率 74% 80.7%
コーナーキック 2 11
ゴール期待値(xG) 1.11 1.47

コーナーキックが11対2。支配率も60%対40%。押し込んでいたのは、間違いなく磐田でした。

※ゴール期待値(xG)は、そのシュートがどれくらいの確率でゴールになるかを、位置や状況から数値化したもの。合計が1.47なら「平均的には1.5点入る内容だった」という意味になります。

ちなみに、川合徳孟の決勝点そのもののxGは0.03ほど。100回打って3回しか入らない、そういうシュートでした。

秋葉監督も、そこは正直に言っています。

「あとは、スタッツ通りにもっと点は取れると思います。前半から得点を取れていれば、このような苦しいゲームにはならなかったと思います。いつも言っていますけど、3点、4点、5点と取って、ゼロで勝つというフットボールを展開したいと思っています」

渋谷監督の言葉も引いておきます。

「前半に失点していれば得点差が開いた試合になっていたかもしれない」

相手の監督にそう言わせたということは、内容として悪くはなかったのだと思います。それでも1点しか取れなかったところに、課題が残ります。

1,000人を超えるサポーターが、甲府にいた

この日の入場者数は9,289人。そのうち、磐田から来ていたサポーターについて、秋葉監督がこう話しています。

「まずは甲府まで、1,000人以上の我々を愛し、共に戦ってくれるファン・サポーターの方々が来てくれたこと。本当に感謝しています。何なら5,000人くらい来てくれたんじゃないかと思うほど、ホームかと錯覚するような大きな声で、最後の最後まで我々を鼓舞してくれました。だからこそ、あのような劇的なゴールにつながったと思います」

バックスタンドから聞いていても、本当にそうでした。ゴール裏の声が、ずっと途切れない。

その中の1,000人のうちの2人が、私たち夫婦だったということになります。

8位、勝点10。次は新潟

試合結果|甲府 0-1 磐田

試合結果|甲府 0-1 磐田


これで6試合を終えて3勝1分2敗、勝点10で8位。得点8、失点7で得失点差はプラス1になりました。

甲府は2勝1分3敗の勝点7で13位です。

対甲府は、これで5連勝。通算でも17勝10分2敗と、大きく勝ち越している相手になりました。

※順位は9月12日時点のもので、第6節には未消化の試合が残っています。

次は9月19日(土)19時、アウェイでアルビレックス新潟戦。デンカビッグスワンスタジアムです。

川合徳孟は、次に向けてこう話していました。

「今季初のクリーンシートでしたし、点を取られないことは勝つために大事なことです。まずはそこを続けながら、内容にもこだわって、前半から90分を通してアグレッシブに守備をしていきたいです」

「もっと点を取れたシーンもあったと思うので、そういう場面を逃さず決め切れば、毎試合勝てると思います」

去年も、今年も。同じスタジアムで、同じ背番号33に救われました。

また来年も、ここに来ようと思います。

ハイライト

クラブ公式チャンネルに、DAZNのハイライトが上がっています。あの一撃は、ぜひ映像で。

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第6節
日時 2026年9月12日(土)19:00 キックオフ
会場 JITリサイクルインクスタジアム
スコア ヴァンフォーレ甲府 0-1 ジュビロ磐田(前半0-0/後半0-1)
得点 74分 川合徳孟(磐) アシスト:為田大貴
入場者数 9,289人
天候 曇/25.5℃/湿度84%
主審 山岡良介
警告 65分 イアゴ・テレス(磐)/90+5分 スタチオーリ ミケーレ(甲) 退場なし

※監督・選手のコメントは、ジュビロ磐田公式サイトの試合結果ページおよびJ.League公式の試合後会見録・インタビューから引用しています。

The post 【観戦記】甲府キラー、爆誕。19歳・川合徳孟が2年連続の決勝ミドル|甲府 0-1 磐田 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】今季初のクリーンシートは、リーグ戦に出られない11人が獲った|相模原 0-3 磐田

前半だけで、3点。
9月2日、ルヴァンカップの1回戦。アウェイの相模原ギオンスタジアムに乗り込んだジュビロ磐田は、35分に渡邉りょう、39分に山﨑浩介、45+3分に川﨑一輝と前半のうちに3点を奪い、そのまま0-3で勝利しました。
正直に書くと、試合の内容は決して盤石ではありませんでした。それでも前半で3点取れてしまったので、後半は安心して観ていられた——そんな夜でした。
……なのですが。帰ってから数字を調べてみたら、その「盤石ではない」という感覚の正体が、はっきり見えてきたんです。それは後半に書きます。

強いんだか、弱いんだか

ここまでの今季を振り返ると、ジュビロは不思議なチームです。

リーグ戦は8月22日の徳島戦、8月29日の栃木シティ戦と2連勝。これが今季初の連勝でした。ところがカップ戦のほうは、8月26日の天皇杯2回戦で、ホーム・ヤマハにJ3のテゲバジャーロ宮崎を迎えて0-1。延長後半5分に土信田悠生に決められて、8月のうちに初戦敗退が決まってしまいました。

強いんだか、弱いんだか。よくわからない今年のジュビロです(苦笑)

そして今日からルヴァンカップが開幕。しかも相手は、またJ3のクラブ。1週間前と同じ構図です。「今度こそ」という気持ちで、ギオンスに向かいました。

秋の気配のギオンス

会場は相模原ギオンスタジアム。正式には相模原麻溝公園競技場という名前で、JR相模線の原当麻駅から歩いて20分ほどの、公園の中にあるスタジアムです。

相模原ギオンスタジアム|相模原 vs. 磐田

相模原ギオンスタジアム|相模原 vs. 磐田


スタジアムに着いた頃には、もう夕暮れ。空が高い
着いた頃には、もう空が焼けていました。数週間前までの、あの暴力的な暑さがない。空が高くて、雲の筋が細い。ああ、秋が来たんだな、と思いました。
相模原 vs.磐田|相模原ギオンスタジアム

相模原 vs.磐田|相模原ギオンスタジアム


大型ビジョンにキックオフ告知。18:30、水曜のナイトゲーム
気温は27℃、湿度84%。数字だけ見ればまだ夏なのですが、体感はまったく違いました。

ウォーミングアップ。ゴール裏には、もうサックスブルーが集まりはじめていた
そしてスタンドには、ジュビロサポーターが多数、集結。水曜日の18:30キックオフ、しかもカップ戦の1回戦です。それでもこれだけ集まるんだなあ、と。

バックスタンドから|相模原 vs. 磐田

バックスタンドから|相模原 vs. 磐田


この日の入場者数は2,297人。決して大きな数字ではありませんが、ギオンスの規模を考えると、スタンドはしっかり埋まって見えました。

スタメン|11人、総入れ替えでした

大型ビジョンに映し出された磐田の先発11人

先発メンバー|相模原 vs. 磐田

先発メンバー|相模原 vs. 磐田


この日の磐田の先発は——
GKは三浦龍輝。最終ラインに松原后、加藤大育、山﨑浩介、川﨑一輝。中盤は上原力也、西岡健斗、井上潮音、佐藤大樹。前線にマテウス・ペイショットと渡邉りょうという11人でした。

スタンドで見た瞬間、「リーグ戦にあまり出ていない選手が多いな」と思ったのですが——調べてみたら、そんなレベルではありませんでした。
3日前の栃木シティ戦(J2第4節)の先発と、重複はゼロ。11人、まるごと総入れ替えです。
牲川、ダニーロ、桑原、吉村、金子、小原、ユーリ・ララ、乾、イアゴ・テレス、藤原、ジョアン・ヴィクトル。栃木で戦った11人は、この日ひとりもピッチに立っていません。

一方で、1週間前の天皇杯・宮崎戦の先発とは6人が重複しています。松原后、山﨑浩介、川﨑一輝、上原力也、井上潮音、そしてマテウス・ペイショット。GKだけが川島永嗣から三浦龍輝に代わりました。

つまり秋葉監督は、「リーグ戦組」と「カップ戦組」をはっきり分けているということです。そしてこのカップ戦組は、1週間前にJ3相手に負けた、まさにその11人に近い顔ぶれでした。

リーグ戦に出られない悔しさと、天皇杯で負けた悔しさ。両方を背負った11人が、この日のピッチに立っていたわけです。

対する相模原も、J3リーグで4試合連続先発だった攻撃陣が軒並みベンチスタート。お互いにメンバーを入れ替えての一戦でした。

35分|何が起きたのか、わからなかった

試合が動いたのは35分でした。
正直に告白します。この1点目、私にはまったく見えませんでした。ゴール前が混戦になって、人が何人も重なって、ボールがどこにあるのかもわからない。

「え!? 何? 入った?? 誰???」

スタンドで、こんな声が出ました。周りのジュビサポも似たような感じで、歓声と困惑が半々みたいな、不思議な盛り上がり方をしていたのを覚えています。

あとで確認したら、渡邉りょうでした。背番号9です。

渡邉りょうは今夏で加入から2年。2023年にはJ2で唯一の二桁得点を挙げた選手で、「9番」を自ら志願して背負っていると聞いています。この日のゴールが、今季の公式戦初ゴールになりました。

39分|FKのこぼれ球を、山﨑浩介

先制から5分も経たないうちに、2点目が入ります。

これもフリーキックからの流れで、また混戦でした。ボールが上がって、誰かが打って、跳ね返って、また誰かが押し込んで。

スタンドからは「ペイショットが決めた」ように見えたのですが、正確には最初にシュートを打ったのがマテウス・ペイショット、最後に押し込んだのが山﨑浩介でした。

この山﨑浩介のゴール、実はかなり価値のあるものでした。

彼は昨年12月に横浜FCから完全移籍で加入した30歳のセンターバック。これが磐田加入後、初ゴールです。しかも通算で見ても、直近の得点は2024年、サガン鳥栖時代のJ1リーグまで遡ります。

約2年ぶりのゴール。混戦の中の1点でしたが、本人にとっては大きな1点だったはずです。

45+3分|川﨑一輝、ペナルティエリアの外から

そして前半のアディショナルタイム。

この3点目だけは、はっきり見えました。ペナルティエリアの外、少し左寄りの位置から、川﨑一輝が右足を振り抜く。ボールはゴール左下へ、きれいに飛んでいきました。

前半終了間際の3点目です。スタンドの空気が、ここで完全に緩みました。「あ、これは今日、大丈夫だ」と。

川﨑一輝は28歳のサイドバック。実はこの日の先発11人の中で唯一、今季のリーグ戦4試合すべてに出場している選手です。それでもこの日がリーグ戦・カップ戦を通じて今季初ゴールでした。

前半だけで3-0。ハーフタイムのスタンドは、ちょっとした祝勝会みたいな雰囲気でした。

後半|ゴールの臭いは、あったのに

後半、磐田はハーフタイムに2枚替え。松原后に代えて増田大空、西岡健斗に代えて野澤零温を送り出します。その後も63分に渡邉りょうから佐藤凌我、78分に佐藤大樹から奥田悠真、80分にペイショットから石塚蓮歩と、5人すべてを使い切りました。

後半も、ゴールの臭いがするシーンは何度かありました。「あ、これ入るかも」という場面が。

でも、追加点は生まれませんでした。

4点目、5点目が欲しかったかと言われると、正直そこまで欲張る気持ちはありませんでした。それより大事なものが、この日はもうひとつあったので。

相模原 0-3 磐田|スタッツで見ると

項目 相模原 磐田
シュート 6 13
コーナーキック 3 12
フリーキック 10 12
ボール支配率 42% 58%
警告 1 0

……あれ?と思いませんか。私は思いました。

シュートは13対6で磐田。コーナーキックは12対3で磐田。支配率も58%対42%で磐田。数字だけ見れば、押していたのは完全に磐田なんです。

相模原のシュートはわずか6本。守備が破綻していたわけでは、まったくありませんでした。

でも私は、スタンドで「盤石ではないな」と感じていた。この差は何なのか。

「盤石ではない」の正体

答えは、たぶんここにあります。

この日の3ゴール、どれもアシストが記録されていません。

35分の渡邉りょうはゴール前の混戦から。39分の山﨑浩介はセットプレーのこぼれ球から。45+3分の川﨑一輝はペナルティエリアの外からのミドル。

つまり、3点とも「崩し切って取った点」ではないということです。混戦、こぼれ球、ミドル。どれも価値あるゴールですが、パスをつないで相手を動かして、最後にきれいに崩す——という形は、この日ひとつもありませんでした。

コーナーキック12本という数字も、裏返せば「最後まで持ち込めずに終わった攻撃が12回あった」ということでもあります。

だから、押していたのに盤石には見えなかった。ボールも場所も持っていたのに、崩し切る形がなかった。私がスタンドで感じていた違和感は、たぶんこれです。

もっとも、それでも3点入ったというのは、それはそれで力なんですよね。混戦を押し込める選手がいて、こぼれ球に詰められる選手がいて、外から打てる選手がいる。天皇杯で0-1に終わったチームと、同じ顔ぶれに近いメンバーで、です。

そして、今季初のクリーンシート

0-3。1st 0-3、2nd 0-0。前半で決まった試合でした

試合結果|相模原 0-3 磐田

試合結果|相模原 0-3 磐田


この日いちばん大きかったのは、実は3点より、こちらかもしれません。
ジュビロ磐田、今季の公式戦で初めての無失点です。

2026/27シーズンの公式戦を並べてみると、こうなります。

日付 大会 対戦 結果 失点
8/8 J2第1節(H) 秋田 1-1 1
8/16 J2第2節(A) 横浜FC 1-3 3
8/22 J2第3節(H) 徳島 2-1 1
8/26 天皇杯2回戦(H) 宮崎 0-1 1
8/29 J2第4節(A) 栃木C 3-1 1
9/2 ルヴァン1回戦(A) 相模原 3-0 0

開幕から5試合、ずっと失点していました。6試合目にして、ようやくゼロです。
しかもこれを達成したのが、リーグ戦にほとんど出ていない、天皇杯で負けた組だというのが、いいじゃないですか。

三浦龍輝、加藤大育、山﨑浩介、川﨑一輝、松原后。この日の最終ラインとGKは、リーグ戦ではなかなか見られない顔ぶれです。その5人が、今季初めてゼロで抑えた。

「悔しさをぶつけてほしい」と思いながら観に行きましたが、いちばんぶつかっていたのは、たぶん守備陣だったんだと思います。

試合後、選手たちがゴール裏へ

試合終了後、選手たちがアウェイのゴール裏まで挨拶に来てくれました。その様子を撮ってきたので、置いておきます。

かなり走りまわって疲れはあるものの、笑顔も観られました。平日の夜にも関わらずスタジアムに集結したサポーターとかわす笑顔、やっぱり素敵ですよね。

次は9月29日、アウェイの熊本

今季のルヴァンカップは大会方式が変わりました。1stラウンド(1〜4回戦)とプライムラウンドの2部構成で、1回戦はJ2・J3勢が中心。J1のクラブは2回戦から参戦してきます。

発表されている日程によれば、磐田の2回戦は9月29日(火)、アウェイでロアッソ熊本。熊本は1回戦で大分に2-0で勝っての勝ち上がりです。

天皇杯は8月に終わってしまいました。だからこそ、このルヴァンカップは長く戦いたい。今日の3点と、今日のゼロが、その最初の一歩になってくれたら嬉しいです。

それにしても、秋の空の下でサッカーを観るのは、やっぱりいいものですね。

次も、勝ちましょう。VAMOS、ジュビロ磐田!🔵

この日の記録

項目 内容
大会 JリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド1回戦
日時 2026年9月2日(水)18:30キックオフ
会場 相模原ギオンスタジアム(相模原麻溝公園競技場)
スコア SC相模原 0-3 ジュビロ磐田(前半 0-3/後半 0-0)
得点 35分 渡邉りょう/39分 山﨑浩介/45+3分 川﨑一輝
入場者数 2,297人
天候 曇のち晴 気温27.0℃ 湿度84%
主審 窪田陽輔
磐田先発 GK三浦龍輝/DF松原后・加藤大育・山﨑浩介・川﨑一輝/MF上原力也・西岡健斗・井上潮音・佐藤大樹/FWマテウス・ペイショット・渡邉りょう
磐田交代 46分 松原后→増田大空/46分 西岡健斗→野澤零温/63分 渡邉りょう→佐藤凌我/78分 佐藤大樹→奥田悠真/80分 ペイショット→石塚蓮歩
次戦 9月29日(火)ルヴァンカップ2回戦 vs ロアッソ熊本(アウェイ)
The post 【観戦記】今季初のクリーンシートは、リーグ戦に出られない11人が獲った|相模原 0-3 磐田 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【栃木遠征グルメ】小山駅は改札を出ずにパンが買える|リトルマーメイド VAL小山店

栃木シティ戦の遠征で見つけた、乗り換え駅のパン屋さん。
しかも、改札を出ずに買えるお店でした。
ジュビロ磐田サポーターの栃木シティ遠征に、おすすめしたい一軒です。

新川崎から小山まで、乗り換えなしの一本

2026年8月29日、明治安田J2リーグ第4節、栃木シティ戦。

我が家の最寄りは新川崎。CITY FOOTBALL STATIONの最寄りは両毛線の岩舟駅です。この日は「のんびりホリデーSuicaパス」を使って、鈍行だけで向かいました。

ありがたかったのが、新川崎から小山まで、乗り換えなしの一本で行けたこと。時間はたっぷりかかりましたが、荷物を持って階段を上り下りしなくていいというのは、それだけで遠征のストレスがぐっと減ります。

 【観戦記】開始5分で2-0!ゴールは奪える時間帯に奪うべし|栃木C 1-3 磐田
↑栃木戦の観戦記は、こちらをお読みくださいね。

小山駅で、両毛線に乗り換えます。ところがこの乗り換え時間が、30分以上。

キックオフは18時。初めて行くスタジアムなので、売店がどれくらい充実しているのか、どのくらい混むのかが分かりません。並んでいるうちにキックオフ、というのはいちばん避けたい。

だったら、この30分で買っておこう。そう思って駅の中を歩いていて、見つけたのがこのお店でした。

改札を出ずに買える、というのが最大のメリット

関連ランキング:パン | 小山駅

リトルマーメイド。全国に200店舗以上ある、おなじみのベーカリーです。

店舗外観|リトルマーメイドVAL小山店

店舗外観|リトルマーメイドVAL小山店


見慣れたお店なのですが、遠征先で見かけると、これがなんだか心強い。「ああ、ここなら間違いない」という安心感があるんですよね。

そして、このお店の何がいいって、駅ビルVAL小山の店舗でありながら、改札の内側にあることです。

この日の私は「のんびりホリデーSuicaパス」なので、途中下車しようと思えばできました。それでも、改札を一度も出ずに買い出しが完了したのは、やっぱり楽でした。乗り換え時間に改札を出入りするのって、地味に落ち着かないんですよね。時計を気にしながら、人の流れに逆らって歩くことになるので。

営業は朝7時から夜9時まで。朝いちばんの出発でも、試合帰りの乗り換えでも使えます。ちなみに小山駅の改札内には、ほかにベックスコーヒー、吉野家、ニューデイズもありました。

ショーケース|リトルマーメイドVAL小山店

ショーケース|リトルマーメイドVAL小山店


ショーケースを覗くと、「新発売」と「人気第◯位」の札が、あちこちに刺さっています。

これは目移りしますね。30分あるとはいえ、そんなにのんびりもしていられないのに。

買ったのは、この3つ

購入した3品|リトルマーメイドVAL小山店

購入した3品|リトルマーメイドVAL小山店


迷った末に選んだのが、こちらの3品です。

商品名 価格(税込) ひとこと
パニーニ(たまご&ハム) 388円 しっかりお腹にたまる主食枠
熟成博多明太子フランス 399円 当店の人気 第3位
甘栗デニッシュ 313円 新発売。デザート枠

 

3つで、1,101円。商品の合計と1円ズレてしまっていますが、外税方式のためです。
スタジアムでの晩ごはんとしては、なかなか優秀な価格だと思います。

パニーニたまご&ハム|リトルマーメイドVAL小山店

パニーニたまご&ハム|リトルマーメイドVAL小山店


まずはパニーニ(たまご&ハム)388円。あっさりとした平焼きパンに、キャベツ・ハム・たまごサラダをはさんで焼いたものです。

たまごもハムもたっぷりで、見た目のシンプルさとは反対に、満足度の高いパニーニでしたよ。

熟成博多明太子フランス(パッケージ)|リトルマーメイドVAL小山店

熟成博多明太子フランス(パッケージ)|リトルマーメイドVAL小山店


そして熟成博多明太子フランス399円。これが、この日いちばんの当たりでした。
使われているのは「食卓のやまや」の、168時間熟成させた明太子。パンのほうも、最大36時間かけて低温発酵させた「瑞(みずき)」という専用のフランスパンです。柚子こしょうと昆布が隠し味に入っているそうで、ただ辛いだけではない、上品な後味に仕上げてあります。

栃木まで来て、博多の明太子。しかも小山駅で。この巡り合わせが、なんだかおかしくて。

熟成博多明太子フランス|リトルマーメイドVAL小山店

熟成博多明太子フランス|リトルマーメイドVAL小山店


中はもちろんなんですけど、上にも明太子フィリングが塗ってあるんです。だから一口目から最後の一口まで、ずーっと明太子を堪能できました。
明太子の塩味が、素敵でしたよ。
甘栗デニッシュ|リトルマーメイドVAL小山店

甘栗デニッシュ|リトルマーメイドVAL小山店

最後は甘栗デニッシュ313円。アーモンドスライスがたっぷり乗った、見た目からして華やかな一品です。

きなこを隠し味にした香ばしいデニッシュ生地に、甘栗あんと甘栗かのこをごろごろと包んだもの。新発売の札が刺さっていました。
8月末とはいえ、この日の気温は20.7℃。秋の入り口のような涼しさでした。栗のパンを選んだのは、たぶんそのせいだと思います。

甘栗デニッシュ(断面)|リトルマーメイドVAL小山店

甘栗デニッシュ(断面)|リトルマーメイドVAL小山店

割ってみると、栗の粒がしっかり入っていました。栗のほくほく感があって、し・あ・わ・せ♪

スタジアムで食べる、という贅沢

岩舟駅からCITY FOOTBALL STATIONへ。キックオフまでの時間に、買っておいたパンを広げました。

小雨がぱらつく、気温20.7℃の夕方。目の前にはこれから試合が始まるピッチがあって、手元には小山駅で買ったパンがある。

この時間が、遠征のいちばん好きな瞬間かもしれません。

スタジアムグルメを楽しむのももちろん良いのですが、初めて行くスタジアムだと、売店の混雑具合も、売り切れのタイミングも読めません。乗り換え駅で、しかも改札を出ずに確保しておく。これは、かなり手堅い選択肢だと思います。

CITY FOOTBALL STATIONへの遠征を考えているジュビロサポーターの方は、小山駅の乗り換え時間を、ほんの少しだけ長めに取っておくといいかもしれません。

ごちそうさまでした。

▼ここに、いつもの宿泊予約バナー(栃木遠征の宿)を入れてください。

店舗情報

項目 内容
店名 リトルマーメイド VAL小山店
場所 VAL小山 3F(JR小山駅改札内)
営業時間 7:00〜21:00
電話 0285-21-2121
支払い 現金・電子マネー
訪問日 2026年8月29日(土)

 

The post 【栃木遠征グルメ】小山駅は改札を出ずにパンが買える|リトルマーメイド VAL小山店 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】開始5分で2-0!ゴールは奪える時間帯に奪うべし|栃木C 1-3 磐田 

行って参りました、栃木。
正直に言うと、ちょっと遠いです。関西からだと、なかなかの距離。それでも行くことにしたのは——行かないで後悔したくなかったから。それだけです。
結果は栃木シティ 1-3 ジュビロ磐田。
やった~! 遠征した甲斐がありました。
……ただ、手放しで喜べる内容だったかというと、そこはまた別の話でして。

鈍行で3時間、両毛線に揺られて

我が家の最寄りは新川崎。そしてCITY FOOTBALL STATIONの最寄り駅は、両毛線の岩舟です。

今回は「のんびりホリデーSuicaパス」を使って、鈍行だけで向かうことにしました。新川崎から岩舟まで、実に3時間以上。小山駅で両毛線に乗り換えます。
ちなみに岩舟駅はフリーエリア内なので、今回の行程は往復すべてこの1枚でまかなえました。大人2,850円。CFSへの遠征を考えている首都圏在住のジュビロサポの方は、覚えておくと便利かもしれません。

【おトクなきっぷ】「のんびりホリデーSuicaパス」を使って甲府遠征してみました
↑切符に関して、こちらの記事もお読みいただければ幸いです。

小山駅で乗り換え。ここから両毛線で岩舟へ

両毛線|栃木C vs. 磐田

両毛線|栃木C vs. 磐田


オレンジと緑の帯をまとった車両。行先表示には「両毛線」の文字。

この電車を見た瞬間、「遠くまで来たなあ」という実感が、じわりと湧いてきました。新幹線でびゅんと行ってしまうのとは、やっぱり違うんですよね。車窓を眺めながら、だんだんとアウェイの空気に入っていく感じ。これはこれで、遠征の醍醐味だと思います。

心配していた雨は、思ったほどでもなく

この日いちばん気がかりだったのは、天気でした。

予報では雨。アウェイ遠征で雨となると、気持ちの重さが違います。ところが実際に着いてみると、思ったほど強くない。ぱらぱらと降る程度で、後半には止んでいました。

気温20.7℃。8月末とは思えない涼しさで、むしろ観戦しやすいくらいでした。

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田


CITY FOOTBALL STATIONは、栃木シティの新しいホーム。今季からJ2に上がってきたクラブの、きれいで見やすいスタジアムでした。遠かったけれど、来てよかったと思える場所です。

キックオフ前のCITY FOOTBALL STATION。まだ小雨が残っていました

バックスタンドから|声が、聞こえる

この日はバックスタンドからの観戦でした。

これが、とても良かった。フィールドが近いんです。

試合の様子|栃木C vs. 磐田

試合の様子|栃木C vs. 磐田


どのくらい近いかというと、選手の声も、審判の声も、しっかり聞こえてくるくらい。コーチングの声、要求の声、笛の前後のやりとり。テレビ中継では絶対に届かないものが、ここにはありました。

生観戦の良さって、結局こういうところなんだと思います。

コイントスの「異変」

そして、キックオフ前に小さな出来事がありました。

コイントスのあと、いつもと攻撃する陣地が逆になったんです。
サッカーではよくあることですし、そのときは「へえ」くらいの感覚でした。ただ——今にして思えば、あれは「今日は何かが起きるぞ」という予兆だったのかもしれません。

そして本当に、何かが起きるまでに2分もかかりませんでした。

開始2分。そして5分。

前半2分。
ゴールを決めたのはイアゴ・テレス。徳島戦で加入後初ゴールを決めたばかりのブラジル人が、いきなりネットを揺らしました。

スタンドは沸きました。沸いたのですが——正直、私の心境は半々でした。
「今日は行ける」と「まだ、わからない」。
だってこれまでのジュビロは、先制してもすぐ追いつかれる展開が何度もありましたから。開幕の秋田戦だって、開始18秒の先制点を守り切れずに1-1。徳島戦も、先に取って43分に追いつかれています。
喜びきれない自分がいました。

ところが、前半5分。
またイアゴ・テレス。この日2点目、5分で2-0です。
さすがに「いつもとは違う」と思いました。思いましたが、それでもまだ落ち着けなかった。2-0のあとの1点がどちらに入るかで、試合の流れは大きく変わりますから。ここで返されたら、逆に苦しくなる。

サポーターというのは、勝手なものです(笑)

43分、3点目

前半43分。
今度はジョアン・ヴィクトル。3-0。
ここでようやく、スタンドの空気が変わりました。「さすがに今日は行けそう」——そんな、ふっと肩の力が抜けるような空気感です。

3点リードでハーフタイム。
御の字です。ハーフタイムのアウェイ側スタンドは、明るかった。

しっかり修正してきた栃木シティ

しかし、後半は違いました。
栃木シティが、明らかに修正してきたんです。

後半12分(57分)、セットプレーの流れからキャプテンの奥井諒に決められて1-3。
「あぁ、やっぱり」。
スタンドにも、そういう空気が流れました。3-0からの1失点は、点差以上に嫌なものです。ここからもう1点入れば、本当に分からなくなる。

秋葉監督は後半17分、イアゴ・テレスとジョアン・ヴィクトルを同時に下げて太田龍之介と角昂志郎を投入。その後も小池直矢、加藤大育、川﨑一輝と、5人の交代枠を使い切って試合を締めにいきました。

そして、逃げ切り。
今節も「やったー!」と「ヤレヤレ」が、両方ありました。

ナイターのCFS。バックスタンドからはフィールドがこの近さ

栃木C 1-3 磐田|スタッツで見ると

項目 栃木C 磐田
シュート 12 14
枠内シュート 2 5
支配率 62% 38%
コーナーキック 3 7
警告 3 0

見ていただきたいのは支配率です。

栃木シティ62%に対して、磐田は38%。3点を取って勝ったチームのほうが、ボールを持てていなかったということです。

現地で観ていた実感とも、ぴったり重なります。後半のジュビロは、ボールを持てていませんでした。そして——正直に書きますが、後半はほとんどゴールの臭いがしませんでした。

一方で、枠内シュートは磐田5本、栃木シティ2本。少ないチャンスをきっちり決め切った、とも言えます。

入場者数は3,566人。曇り時々雨、気温20.7℃、湿度90%でした(主審は田邉裕樹さん)。

試合後の選手は、笑顔ではなかった

試合終了後、選手たちが挨拶に来てくれました。

勝ったのだから、さぞ晴れやかな顔をしているだろう——そう思って見ていたのですが。

試合終了後、アウェイスタンドへ挨拶に来た選手たち

試合結果|栃木C 1-3 磐田

試合結果|栃木C 1-3 磐田


違いました。疲労困憊、という表情だったんです。

もちろん勝った安堵はあったと思います。でも、あの表情は「やりきった」というより「耐えきった」に近いものでした。
それだけ、特に後半は厳しい戦いだったということなのでしょう。スコアは3-1でも、ピッチの上で起きていたことは、数字ほど楽な試合ではなかった。選手の表情が、それを物語っていました。

だからこその、教訓

この試合、振り返るとはっきりしています。

勝因は、ジュビロが流れを掴んでいた立ち上がりの時間帯に、しっかり2点を取れたこと。これに尽きます。

もしあの2分と5分を決めきれていなかったら。もし1点止まりだったら。後半のあの展開で、結果はどうなっていたか分かりません。押し込まれた45分を、リードの貯金なしで戦うことになっていたわけですから。

サッカーには、流れというものがあります。押している時間帯は、必ず終わります。
だから——

ゴールは、奪える時間帯に奪っておくべし!
今日いちばんの教訓は、これでした。

後半の内容には反省点が多い試合です。それでもアウェイで勝点3。天皇杯で宮崎に敗れた悔しさから中2日で、しっかり結果を出したことは評価したいと思います。
これで磐田は2勝1分1敗の勝点7で7位。上位が見えてくる位置まで戻ってきました。

次はホーム、ヤマハスタジアムです。

我らがジュビロ、この勢いのままヤマハで連勝といきましょう!

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第4節
日時 2026年8月29日(土)18:00キックオフ
会場 CITY FOOTBALL STATION
結果 栃木シティ 1-3 ジュビロ磐田
得点 2分 イアゴ・テレス(磐田)/5分 イアゴ・テレス(磐田)/43分 ジョアン・ヴィクトル(磐田)/57分 奥井諒(栃木C)
入場者数 3,566人
天候 曇り時々雨、気温20.7℃、湿度90%
主審 田邉裕樹
The post 【観戦記】開始5分で2-0!ゴールは奪える時間帯に奪うべし|栃木C 1-3 磐田  first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】今季初の生観戦は悪夢の3失点…国立で涙の敗戦|横浜FC 3-1 磐田

行って参りました、国立競技場。
2026/27シーズン、今季初のジュビロ生観戦!
……だったのですが。
悪夢の3失点で、帰りの足取りは重く……(涙)

今季初、生観戦!

2026/27シーズンのJ2リーグが開幕しまして、我らがジュビロ磐田は開幕戦でブラウブリッツ秋田と1-1のドロー。
前節はDAZN観戦でしたが、今節はアウェイの横浜FC戦。
関東のアウェイですからね、もちろんスタジアムに行ってきましたよ!

私、今季初の生観戦。
もう家を出る前から、ワクワクが止まりません。
しかも今回は、ニッパツ三ツ沢球技場でも、日産スタジアムでもありません。

舞台は、MUFGスタジアム(国立競技場)!
横浜FCにとっては、クラブ史上初となる「MUFG国立でのホーム開幕戦」。
約6万枚のチケットが発券された特別な一戦で、実際の入場者数はなんと53,973人。

MUFGスタジアム(国立競技場)|横浜FC vs. 磐田

MUFGスタジアム(国立競技場)|横浜FC vs. 磐田


J2リーグとしても歴代2位となる大観衆が集まり、スタジアムの盛り上がりは最高でした。
横浜FC vs. 磐田|MUFGスタジアム(国立競技場)

横浜FC vs. 磐田|MUFGスタジアム(国立競技場)


いやぁ、こんな雰囲気の中でジュビロを生観戦できる。
これは期待しちゃいますよね!
横浜FCと言えば、ルキアンにアダイウトン、伊藤槙人と、元ジュビロの選手がいます。
そして監督は、前・藤枝MYFCの須藤大輔監督。
意識しない訳にはいきません。

絶対に負けられない戦いが、そこにはある!

先発は新生ジュビロらしい顔ぶれ

さて、気になるスタメンは……。
GKは牲川歩見。
最終ラインには川﨑一輝、ダニーロ、ユーリ・ララ、松原后。
ボランチには藤原健介と金子大毅の二人。
中盤には角昂志郎、川合徳孟、イアゴ・テレス。
そして前線には、開幕戦で開始18秒のゴールを決めた太田龍之介。

新生・秋葉ジュビロらしい顔ぶれで、国立での今季初勝利を狙います。
さぁ、キックオフ!

悪夢の3失点

試合序盤、まずは横浜FCがボールを握る時間が長く、ジュビロはなかなか攻撃の形を作れません。

そして前半28分。
横浜FCがペナルティエリア手前でフリーキックを獲得。
これを髙江麗央が直接狙うと、右足から放たれたボールがゴール右下へ。

横浜FCに先制を許してしまいます。
横浜FC 1-0 磐田。

うーん……。
まだ1点。
ここから、ここからです。
ジュビロの反撃に期待しましょう。

しかし、なかなか流れを引き寄せられないまま前半終了。
1点ビハインドで後半へ。

数的優位になったのに……

後半、まずはジュビロが追いつきたいところ。
ところが、後半6分。
横浜FCのルキアンにPKを決められてしまいます。
横浜FC 2-0 磐田。
元ジュビロのルキアンに決められるというのも、なんとも複雑な気持ち……。

ところが後半22分に、横浜FCの岩武克弥が2枚目のイエローカードで退場。
ジュビロは数的優位に立ちます。

さぁ、ここから始まる、磐田の反撃!
1人少ない横浜FCを相手に、一気に反撃……といきたいところです。

ところが。
後半27分、横浜FCがカウンターから攻め込み、村田透馬のクロスに島村拓弥が合わせてゴール。
横浜FC 3-0 磐田。

……。
えっ、3点目?

数的優位に立ったのに、そこから追加点を許してしまうとは。
これは、さすがに厳しい。

PKで1点返すも……

それでもジュビロは諦めません。
後半も攻撃を続け、そして後半25分にはジョアン・ヴィクトルが投入されます。

すると後半32分。
ジュビロがPKを獲得!
キッカーはジョアン・ヴィクトル。

これをしっかり決めて、
横浜FC 3-1 磐田。
ようやく1点を返します。

さぁ、あと2点!
……と言いたいところですが、残念ながら、ここから逆転への道筋を作ることはできませんでした。

試合終了。

横浜FC 3-1 ジュビロ磐田

試合結果は、

横浜FC 3-1 ジュビロ磐田

試合結果|横浜FC 3-1 磐田

試合結果|横浜FC 3-1 磐田


得点:ジョアン・ヴィクトル(PK)

今季初の生観戦。
そして、国立競技場。
53,973人という大観衆。
これだけ舞台が整っていたのに……。
結果は、なんともほろ苦いものになってしまいました。

もちろん、かなり横浜FC寄りのジャッジに感じて、スタンドから見ていて「ん?」と思う場面もありました。
ただ、それでも……です。
PKだけの1点では、勝てません。
そして、数的優位に立ったにもかかわらず、そこからゴールを奪えなかったのも辛い。
相手が1人少なくなった時間帯こそ、ジュビロが試合をひっくり返すチャンスだったはずです。

サポーターからはブーイング

試合終了後。
ジュビロのゴール裏からは、選手たちに対して少々の拍手と、大きなブーイング。
今季初の生観戦で、こんな光景を見ることになるとは……。
選手たちも、サポーターの悔しさは十分に感じていることと思います。

開幕戦の秋田戦は1-1のドロー。
そして第2節は、3-1の敗戦。
まだシーズンは始まったばかりとはいえ、そろそろ今季初勝利が欲しいところです。
次節こそは、すっきり勝ち点3といきたいところ。
我らがジュビロ、ここから巻き返しましょう!

The post 【観戦記】今季初の生観戦は悪夢の3失点…国立で涙の敗戦|横浜FC 3-1 磐田 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【ジュビサポ必見】伊藤菜々子さんの歌声に癒やされた夜|代々木ライブレポート

代々木で伊藤菜々子さんのライブ。初めて訪れたライブハウスでしたが、雰囲気も音響も素晴らしく、そして何より菜々子さんの歌声が最高の夜でした。

いざ、代々木へ

オールスター戦の記事を書いたばかりですが、実は先週は代々木で伊藤菜々子さんのライブにも行っていました。

ジュビロサポーターならお馴染みの伊藤菜々子さん。以前は浜松のコミュニティFM「FM Haro!」で放送されていた「山田大記のオフザピッチトーク」でアシスタントを務められていました。
所属事務所が関東にも拠点を構えたこともあり、最近は東京でのライブも増加中。関東在住の私としては嬉しい限りです。

そんな中、6月の平日に代々木でライブ開催との情報が。
「これは行きたい!」
と思ったのですが、その日は仙台出張。正直、間に合わないだろうと半ば諦めていました。

ところが、仙台での仕事が予想以上に順調に終了。16時31分発の新幹線「はやぶさ」に飛び乗ることができました。
これなら間に合う!
ということで、新幹線で東京へ。そして向かった先は代々木です。

今回の会場は「LIVE STUDIO LODGE」。

ライブハウスの入口|代々木LIVE STUDIO LODGE

ライブハウスの入口|代々木LIVE STUDIO LODGE


初めて訪れるライブハウスでしたが、代々木駅西口から徒歩1分ほどという抜群の立地。仕事帰りでも立ち寄りやすい場所にあります。
本日の3組|代々木LIVE STUDIO LODGE

本日の3組|代々木LIVE STUDIO LODGE


この日は伊藤菜々子さん、つじりおさん、長谷川萌美さんによる3組の対バンライブ。

つじりおさん、長谷川萌美さんはともに以前に原宿RUIDOで聴いたことがあり、こちらも楽しみにしていました。

階段|代々木LIVE STUDIO LODGE

階段|代々木LIVE STUDIO LODGE


1階で受付を済ませ、階段を下りるとライブスペース。

「LODGE」という名前のとおり、木の温もりを感じる空間が広がっていました。
ライブハウスというと黒を基調とした無機質な空間をイメージしがちですが、ここはまるでカフェのような雰囲気。とても居心地が良く、初めて訪れたのに不思議と落ち着きます。

この日のトップバッターは伊藤菜々子さん。
ライブが始まってまず感じたのは、音の響きの良さでした。

ステージ|代々木LIVE STUDIO LODGE

ステージ|代々木LIVE STUDIO LODGE


会場全体が優しく音を包み込むような感覚で、歌声がとても心地良く耳に届きます。
ステージと客席の距離も近く、演者さんの表情までしっかり見えるのも魅力。
そして何より、伊藤菜々子さんの歌声が本当に素晴らしかったです。

以前から何度も聴いていますが、この日の歌声は特に印象的でした。
会場の雰囲気や音響との相性も良かったのでしょうか。伸びやかな歌声が空間いっぱいに広がり、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
出演された3組とも、どこか気持ち良さそうに歌われていたのが印象的で、会場全体が温かい空気に包まれていました。

仙台出張からの強行軍。

正直なところ、体力的には少し迷いもありました。
それでも、終演後に感じたのは「来て良かった」の一言。
ライブハウスの雰囲気、音響、そして伊藤菜々子さんの歌声。
どれも期待以上でした。

ジュビロサポーターの皆さんで、まだ伊藤菜々子さんのライブに行ったことがない方がいたら、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと素敵な時間を過ごせると思います。

The post 【ジュビサポ必見】伊藤菜々子さんの歌声に癒やされた夜|代々木ライブレポート first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】17年ぶりのJリーグオールスター!MUFGスタジアムは最高のテーマパークだった

17年ぶりに復活したJリーグオールスターDAZNカップ。全60クラブのスター選手が集結したMUFGスタジアム(国立競技場)は、まるでサッカーのテーマパークでした。

17年ぶり

日本代表はワールドカップ北中米大会へと旅立ちましたが、国内組にはもう一つの大きなイベントが待っていました。そう、Jリーグオールスターです。
オールスターゲームが開催されるのは、なんと17年ぶり。かつてのJリーグファンには懐かしく、若い世代には新鮮に映る大会となりました。

今回は百年構想リーグを戦ったJ1 East、J1 West、J2・J3 East-A、J2・J3 East-B、J2・J3 West-A、J2・J3 West-Bの6チームによるトーナメント形式。Jリーグ全60クラブから選ばれた選手たちが集う、まさに夢の舞台です。
せっかくのお祭りですからね。行かない理由はありません。
ということで、MUFGスタジアム(国立競技場)へ行ってきました。

いろんなユニが|DAZNカップ

いろんなユニが|DAZNカップ


駅からスタジアムへ向かう通路にはショップが立ち並び、赤、青、黄、緑、そしてサックスブルー。様々なクラブのユニフォームを身にまとったサポーターが行き交います。
普段はライバル同士のサポーターが同じ方向へ歩いていく光景も、オールスターならでは。歩いているだけで気分が高まります。
オールスター60チーム|DAZNカップ

オールスター60チーム|DAZNカップ


今回はJ1、J2、J3の全60クラブから選手を選出。
クラブの垣根を越えて選手たちが集結する様子は、まさにオールスターという名前にふさわしいものです。
MUFGスタジアム|DAZNカップ

MUFGスタジアム|DAZNカップ


会場となったMUFGスタジアムも、とても良い雰囲気でした。
サッカー観戦というより、お祭りやテーマパークに遊びに来たような感覚。スタジアム全体が特別な空気に包まれていました。

カズさんが!槙野監督が!

さすがに第一試合のキックオフ時点ではスタンドも半分ほどの入りでしたが、時間が経つにつれてどんどん観客が増加。気が付けば満席に近い状態になっていました。

スタジアムの様子|DAZNカップ

スタジアムの様子|DAZNカップ


第一試合はJ2・J3 East-AとJ2・J3 East-Bの対戦。
J2・J3EAST-Bスタメン|DAZNカップ

J2・J3EAST-Bスタメン|DAZNカップ


ジュビロ磐田から選出された角選手は先発出場。
そしてスタメン発表の際、スタジアム内、思わず歓声が出た一瞬がありました。
「おー!カズさんだ!」
J2・J3EAST-Bスタメン|DAZNカップ

J2・J3EAST-Bスタメン|DAZNカップ


福島ユナイテッドFCの三浦知良選手が先発メンバーに名を連ねています。58歳になってもオールスターの舞台に立つ姿は、本当に凄いの一言。
角くんとカズさんが同じフィールドに、同じチームの一員としている、これを生で観れただけでも行った価値があったってものです。

さらにJ2・J3 East-Bを率いるのは藤枝MYFCの槙野智章監督。

現役時代から華のある選手でしたが、監督としても存在感は抜群。ベンチにいるだけで絵になります。

フィールドの様子|DAZNカップ

フィールドの様子|DAZNカップ


時間の都合で、第3試合となる5位・6位決定戦終了後にスタジアムを後にすることになりました。

それでも十分すぎるほど楽しめましたし、「来て良かった」と心から思える一日でした。

試合以外も楽しい

スタグル|DAZNカップ

スタグル|DAZNカップ


スタジアムグルメも充実していました。
気付けばフランクフルトとおつまみ豚タンを購入。
こういうイベントの日は、ついつい財布の紐が緩んでしまいます(笑)。
味も美味しく、観戦のお供としては最高でしたよ。

そして驚いたのが来場者プレゼント。
なんと先着30,000名にトートバッグを配布。
30,000名って凄いですよね。

トートバッグ|DAZNカップ

トートバッグ|DAZNカップ


帰宅後にバッグを開けてみると、オールスターのプログラムはもちろん、ヤマザキビスケットさんのルヴァンやチョコレートブレッド、さらに今流行りのぷっくりシールまで入っていました。
お土産までしっかり楽しめるのも、この大会の魅力だったと思います。

17年ぶりに開催されたJリーグオールスター。
試合そのものはもちろんですが、普段なかなか見られない選手や監督たちが一堂に会し、サポーター同士もクラブの垣根を越えて交流できる、本当に特別なイベントでした。
そして何より、MUFGスタジアム全体が「Jリーグのテーマパーク」のような空間になっていたのが印象的でした。

時間の関係で最後までは見られませんでしたが、それでも大満足。
17年ぶりの開催は大成功だったのではないでしょうか。
ぜひまた数年後、いや毎年でも開催してほしいと思える、最高の一日でした。

The post 【観戦記】17年ぶりのJリーグオールスター!MUFGスタジアムは最高のテーマパークだった first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【観戦記】2度のリードを守れず。反省点の残るPK戦敗戦|栃木C 3(PK3-1)3 磐田

アウェイ栃木シティ戦は、延長・PK戦までもつれ込む大熱戦。最後はPK戦で3人が失敗して敗戦となりました。なんとも反省点の多い試合です。

プレーオフラウンド

明治安田J2・J3百年構想リーグは、地域リーグラウンドEAST-Bグループを8位で終えたジュビロ磐田。
その結果、プレーオフラウンドでは29〜32位決定戦に回ることとなりました。

栃木C vs. 磐田|CITY FOOTBALL STATION

栃木C vs. 磐田|CITY FOOTBALL STATION

プレーオフラウンド初戦はアウェイ。CITY FOOTBALL STATION(CFS)に乗り込んで、栃木シティと対戦です。

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田

CITY FOOTBALL STATION|栃木C vs. 磐田

一応!?関東ということでね、行ってきましたよ、CFS。

岩舟駅|栃木C vs. 磐田

岩舟駅|栃木C vs. 磐田

新川崎から小山まで約1時間40分。さらに両毛線に乗り換えて岩舟へ。ちょっとした小旅行気分でした。

先発メンバー|栃木C vs. 磐田

先発メンバー|栃木C vs. 磐田

先発メンバーはJリーグ公式サイト等をご覧ください。

取って取られてPK戦へ

試合が動いたのは前半32分。
相手のオウンゴールでジュビロが先制。スタンドのジュビロサポーターからも、
「これは行けるかも」
そんな空気が漂っていました。
あくまで、このときは。

ところが、その4分後の前半36分。栃木シティのダヴィド・モーベルグに決められて同点。
先制しても流れを掴み切れない。
なんとなく歯車の噛み合わなさを感じ始めたのも、この辺りからでした。

前半は1-1で終了。

後半14分には、為田大貴のゴールで再びジュビロが勝ち越し。綺麗な崩しからの得点で、
「内容は完璧じゃないけど、このまま勝てるかも」
そんな期待も出てきました。

ただ一方で、「まだ安心はできないな」
そんな不安も正直ありました。

そして、その不安は的中します。
後半22分、齋藤恵太のゴールで再び同点。

結局、90分では決着がつかず延長戦へ。
本当は90分で終わって、そのまま帰る予定だったんですけどね……。

延長戦も一進一退。
延長後半7分、途中出場の乾貴哉に決められてリードを許す苦しい展開。

ところが、その直後。
延長後半9分、佐藤凌我が倒されてPKを獲得。

これをマテウス・ペイショットが落ち着いて決めて再び同点。
これで3-3。

最後まで決着はつかず、勝負はPK戦へと突入しました。

重く残る敗戦

PK戦はジュビロにとって厳しいものとなりました。

1人目、3人目、4人目が失敗。
対する栃木シティは2人目こそ外したものの、その後はしっかり成功。

試合終了。

試合結果|栃木C 3(PK3-1)3 1磐田

試合結果|栃木C 3(PK3-1)3 1磐田

栃木シティ 3(PK3–1)3 ジュビロ磐田
(Goal:オウンゴール、為田大貴、マテウス・ペイショット)

試合後の選手たちの表情は、とても硬かったです。

正直なところ、
「どこが悪かったのか」
を一言で片付けられる試合ではありませんでした。

守備だけでもない。
中盤だけでもない。
攻撃だけでもない。
DF、MF、FW、それぞれに課題が見えた試合だったように感じます。

もちろん、延長まで戦った末の敗戦なので簡単な話ではありません。
ただ、2度もリードして勝ちきれなかったことなど、PK戦以前の部分にも、反省点は多かったように思います。

次節はホーム。百年構想リーグ最後の試合です。
せめて最後は、気持ちよく勝利して締めくくってほしいですね。

The post 【観戦記】2度のリードを守れず。反省点の残るPK戦敗戦|栃木C 3(PK3-1)3 磐田 first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

【遠征研究】「青春18きっぷ」より遠征向き?『JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ』を調べてみた

「のんびりホリデーSuicaパス」や「休日おでかけパス」を使って、首都圏近郊のサッカー遠征を楽しんできた私。
便利なフリーきっぷって、探してみると結構あるんですよね。

大好きなジュビロ磐田の遠征や、静岡県内の移動で便利そうな切符はないかな?と調べていたところ、JR東海の面白そうな切符を発見しました。

JR東海+17私鉄が乗り放題

その名は、「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」。
JR東海の在来線全線に加えて、隣接する17の私鉄の普通・快速列車普通車自由席が乗り放題になるフリーきっぷです。
JRだけでなく、私鉄まで乗れるというのがかなり魅力的です。

東海道線|掛川駅にて

東海道線|掛川駅にて


さらに、別に特急券(急行券)を購入すれば、フリー区間内の特急・急行列車にも乗車可能。
しかも東海道新幹線は、熱海~米原間の「ひかり」「こだま」にも乗車できるとのこと。

これ、サッカー遠征とかなり相性が良さそうなんですよね。

青春18きっぷより遠征向き?

普通列車乗り放題の切符と言えば、「青春18きっぷ」を思い浮かべる方も多いと思います。
もちろん青春18きっぷには、

・全国で利用できる
・価格が安い
・鈍行旅そのものを楽しめる

など、大きな魅力があります。

ただ、サッカー遠征となると、試合後の移動がなかなか大変なことも。

アディショナルタイムが長くなったり、ヒーローインタビューを見たり、スタジアム周辺で余韻を楽しんでいると、気づけば結構遅い時間になっているんですよね。

そんな時に、

「帰りだけ特急」
「時間が厳しいので新幹線」

みたいな使い方ができるのは、かなり便利そう。

東海道新幹線|熱海駅にて

東海道新幹線|熱海駅にて


特に、東海道新幹線を組み合わせられるというのは、青春18きっぷにはない大きな魅力だと感じました。

土日遠征との相性も良さそう

この切符は、土休日を利用開始日として連続する二日間利用可能。

つまり、

・土曜日〜日曜日
・日曜日や祝日〜翌日の平日

といった形で使えます。
日帰り遠征だけでなく、泊まりがけの遠征ともかなり相性が良さそうです。

例えば、

・ジュビロ磐田
・藤枝MYFC
・名古屋グランパス
・FC岐阜

など、東海エリアのクラブを巡る遠征にも使えそう。
私鉄まで乗れるので、スタジアムアクセスでも便利な場面がありそうですね。

関東からだと熱海駅で買えば良さそう?

発売箇所は、フリー区間内のJR東海「きっぷうりば」がある駅や、サポートつき指定席券売機設置駅とのこと。
熱海駅については、「当社の新幹線乗換口のみ」で発売とのことでした。

私の場合、川崎から熱海まではSuicaで東海道線移動。
その後、熱海駅の新幹線乗換口で「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を購入する流れが便利そうかな?なんて想像しています。

サッカー遠征との相性が良さそうなのはもちろんですが、個人的には掛川の実家へ帰省するときにも便利そうだな…と感じました。

普通列車中心でのんびり移動しつつ、必要に応じて特急や新幹線も組み合わせられる。
そんな“ちょうど良さ”が、この切符の魅力なのかもしれません。

実際にはまだ利用していませんが、かなり面白そうな切符。
今後、実際に遠征で使ってみたいな…なんて考えています。

詳しくは、こちらをご覧ください。
JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ

使ったことあるよ!って方、もしいらしたらコメントなどいただけたら嬉しいです。

The post 【遠征研究】「青春18きっぷ」より遠征向き?『JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ』を調べてみた first appeared on ジュビロ磐田観戦記と遠征グルメ【関西ジュビリスト】.

スポンサーリンク
管理人おすすめ