そんな急には変わらないよね...|鹿島 2-0 磐田

監督交代、その変化はこれから

すみません、すっかり更新が遅くなってしまいました。
いろいろと忙しかったのと、どうも更新するだけのモチベーションが上がらなくて...orz
この一週間、いろいろありましたよねー。

名波が退任、秀人が就任

まず、前の記事の繰り返しとなりますが、
名波 浩監督 退任のお知らせ
名波監督が辞任。

そして監督に就任したのが...
鈴木秀人監督就任について
ヒデト。

まぁね、このタイミングで監督になってくれる人探しってなったら、内部昇格しかないですよね。
名波監督時代のコーチですから、基本路線は大きく変わらず、と言ったところでしょうか。

天皇杯はまさかの乱打戦!

鈴木秀人監督体制となって初めての采配は天皇杯。
天皇杯二回戦の対戦相手はJFLの雄、ホンダロック。

いくらなんでも、さすがに快勝かと思いきや...

ジュビロ磐田 5-2 ホンダロック (Goal:中山仁斗3,森谷,森下俊)
結果だけ見ると快勝ですけど、一時は2-2の同点にもなりましたからね、安泰の勝利ではありませんでした。

とは言え、他のJ1チームさんを見てみますと...

松本山雅 2-3 ヴァンラーレ八戸
北海道コンサドーレ札幌 2-4 Honda FC
湘南ベルマー 0-4 ヴィアティン三重
名古屋グランパス 0-3 鹿屋体育大学

油断は禁物、J1チームが下位リーグのチームや大学にジャイアントキリングを喫してしまっていますからね...

リーグ戦初采配の結果は...

ヒデト監督、リーグ戦初采配は後半戦の初戦となるアウェイ鹿島戦。
鹿島サッカースタジアムに乗り込んでの対戦は、天皇杯でハットトリックを達成した中山仁斗がスタメン入り。

入りは良かったんですよね、ボールはそこそこ支配していたし、ロドリゲスを中心にシュートも打てていたし。
でも、押していながらも前半の29分、ゴール前でアントラーズのFK。
ニアで鹿島のレアンドロが流したボール、コースが変わったところに幸か不幸か新里が走りこんでいてクリアしようとしたボールはジュビロゴールの中へ...オウンゴール。

さらに前半40分に白崎とのワンツーで抜け出した小池が左サイドの敵陣深くから左足で蹴りこむと、大きく弧を描いてカミンスキーの頭上を越えてゴールの中へ...0-2...

結局、後半もゴールは奪えず、

鹿島アントラーズ 20 ジュビロ磐田
ノーゴールで敗戦。

ま、まだ仕方ないですよね、変わって一週間ですから。
そんなに大きくは変わりませんよね。

これから始まる、磐田の反撃。
目指せ、残留!


パロマカップ2019第34回日本クラブユース選手権東海大会 全国大会出場決定戦

7月6日(土) @名古屋市テラスポ鶴舞

vs藤枝東FC(静岡県) ×2-2PK(5-6)
得点者:山藤大夢、坂本海晴

目標だった全国大会出場はなりませんでした。
4試合闘って13期生の良さも悪さも観ることができました。
冬の高円宮杯で更なる成長を見せよということだと思いましょう。

3回戦では2年生(14期生)の保護者の方がバスを借りて応援に来てくれたり、今日の試合では4期生、6期生、7期生、8期生、9期生の保護者の方々が観に来てくれました。(気づかなかったOB親さんいたらすみません)
FCVはこうありたいという姿に保護者の方を通じて成ってきていると嬉しく思いました。

そして最後の写真の選手たち、この姿がチームスポーツをやっている大切さだとFCVとしては考えています。
1期生のOB2人が13期生と一緒になって応援する姿を見て有難さしか感じなかった。
でも君たちは次の大会ではベンチ入りそして試合出場することを目指してまだ頑張るぞ!

また試合後のKYBスタジアムでのキッズイベント、エンジョイリーグ、テクニッククリニック、GKクリニックでも多くの方から、『惜しかったね。』、『ずっとツイッターでチェックしてハラハラしてたよ。』、『どうだった?』という関心の声をいただきました。

こういうことが可児市に、中濃地区にFCVがある存在価値やサッカー文化の醸造に繋がっていくと思えました。

悔しいですが、13期生の大会はまだあるし、FCVの歴史もまだまだ紡いでいきます。

キッズイベント、テクニッククリニック、GKクリニックで観ているこどもたちがいつかFCVの金色のユニフォームで全国大会へ行くかも。

まだまだ考えて頑張っていきます!
Volharding(粘り良く)



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ついに...|磐田 1-3 川崎

いやぁ、きついです、厳しいです、悲しいです、辛いです...
えっとですね、今日はあまり語りたいことがありません。

ついに再開、そしてついに...

明治安田生命J1リーグ、第17節。今日の試合でちょうど半分、折り返し。

精度が違う、レベルが違う...

結果から書きますと...

ジュビロ磐田 13 川崎フロンターレ (Goal:上原)
アダイウトンがリーグ戦では2試合ぶりの先発復帰、久しぶりに荒木大吾を投入、動き回ってかき回せってことでしょうね。
で、その作戦は悪くはなかったですよ、だってそれなりに押し込む展開もありましたもん。

でもね、精度が違うの精度が。
パス一つ、シュート一つ見てみても、やっぱりターゲットの円の大きさが違いました。

フロンターレはピンポイントでココ!って場所にパスが通るし、シュートはゴールの枠の中。
対してジュビロは、大凡このくらいの大きなターゲットがあるって感じ。シュートも、なんとなく枠周辺みたいな...

で、ジュビロの時間帯が続いてひょっとした先制!?なんて期待が持てそうな展開の前半29分に小林悠のヘッド。見事に叩きつけるシュートで先制されちゃいました...。
後半開始早々に追加点を奪われ、後半45分には3点目...

唯一の救いは...

アディショナルタイムに上原力也が執念のゴールを奪ったこと。

ついに、このときが来てしまった...

今日の敗戦と他チームの結果を併せ持って、ついにジュビロ磐田、最下位に転落。
そして...

J1磐田名波浩監督が辞任を発表、最下位低迷の責任
ついに、名波監督が辞任。
結果が問われる世界、致し方なし...ですね。寂しいですけど

ここから始まる磐田の反撃!そう信じて応援し続けます。
目指せ、残留!




FM

6月30日(日) @広見

vsフォレスタ関 1-1 0-0 2-0
得点者:石尾海七飛、棚橋奎斗、山元敦琥



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13海七飛:ゴールシーン、あれを1タッチでアウトで入れれるキックはさすが。守備の内絞りでどこのスペースから守っているのかが大切。2トップではもう少し前向きを使って背後を狙いたい。キープ力は上がってるのでいい。

14昂也:次を観ながら受けていた。相手が対応できないタイミングで入れたい。相手が絞ってから見ていた味方に預けるときつい。中盤ダイヤモンドでは意味を解りながら上手くやれていた。

17大翔:システム毎に求められているものが変化することを次回は頭に入れてプレーしたい。外して受けてはがして受けてを繰り返したい。

18聖太:もうちょっとサイドのポジションのとりかたを高低考えるとより賢く次のプレーが楽になるかな。守備で逆サイドにボールがある時に右CBとどこにいるのか考えて話して動きたい。

19尋音:足元に来たボールは絶対にミスるな、それくらいの高い技術はあるのだから。捨てていい状態で高い位置で受けて決定的なパスを通したい。

20祥規:気持ちが入っているのはいいこと!間ではがしを要求OK!上手かった。

26海晴:カットインからの左のシュートは前話した感じにしんと。逆サイドにボールがある守備時はCBの隣から出れるように。

33健人:上のシュート、膝から落ちるな。しっかりと最後まで観て対応せんと。ビルドアップは逆サイド、CF観て、逆足コントロールから選びたい。

35杏介:考えて伝えるOK。そしてそこに動いたかどうかの結果が一番大切。縦パスいいが、バレバレでひっかるなら捨てて受け直そう。

36紘路:すこしだけスペースに戻ってから守備することをできるように。攻撃は前に引っ掛けるな。そして最後まで攻守にプレーする。そこが一番肝心だ。

38虎太郎:中へ入ってワンツーしたい。縦突破から結果を残したい。SB時はしっかりとCBの隣から守備すること。

2019/06/21 コパ・アメリカ グループステージ ウルグアイ 2-2 日本

コパ・アメリカ グループステージ
2019/6/21(金) 8:00 試合会場: アレーナ ド グレミオ
ウルグアイ 2-2 日本代表


・GK
川島 永嗣
・DF
杉岡 大暉
植田 直通
冨安 健洋
岩田 智輝
・MF
柴崎 岳
板倉 滉
中島 翔哉
三好 康児
・FW
安部 裕葵
岡崎 慎司
・控え
小島 亨介
大迫 敬介
原 輝綺
菅 大輝
立田 悠悟
中山 雄太
渡辺 皓太
伊藤 達哉
松本 泰志
久保 建英
前田 大然
上田 綺世


――――――――岡崎――――
――――安部――――――――
中島――板倉――柴崎――三好
杉岡――冨安――植田――岩田
――――――川島――――――

4-2-3-1とか4-4-2というよりは、4-4-1-1。

ウルグアイのメンバーは省略。
ダブルボランチ型4-4-2で、
ヒメネス、ゴディン、カセレスなどがいるものの
2トップのルイススアレスとエディンソンカバーニにどうしても目が行く。


組織力よりは個人能力でなんとかしようぜ感が攻守にあったウルグアイに
真っ向から日本らしさを出しながら戦って、
内容でも結果でも十分に渡り合えたかな、
というのが全体的な感想です。

ウルグアイの特に前線の2枚、スアレスとカバーニは
やっぱり個人能力がすごく高くて
崩していない非効率的な攻撃が多かったにも関わらず
シュートまで持ち込まれたり
ペナルティエリアに侵入して
無理矢理チャンスを作っていました。

助かったのは、連動性が非常に低かったこと。
前線で孤立していても、一人でボールを収められることは
日本にとって脅威になった一方、
選択肢がかなり限定的でスローダウンするような攻撃だったので
守備アプローチやチャレンジは比較的しやすかったと思います。

一方の日本は、前向きで仕掛けるシーンでの中島や三好は別として
ウルグアイのように個人でキープできるかというと、やっぱり厳しい。
だからこそボールを味方に落とすプレーや
周囲のランニングでのボールマンフォロー、
そして縦横のワンタッチパスを使いながら攻撃を成立させる。


ウルグアイの2トップの守備意識が低くプレスバックにも来ないので
簡単に中盤中央にボールを通すことができ
ポイントを作れたことが大きかったです。

中央から2トップへの縦パスを抑えなければならない都合、サイドが空く。
日本はサイドバックが幅をとる役割で、
ウルグアイのゾーンのサイドとセンターの間、
いわゆるハーフスペースを空けておいて
そこで中島と三好がボールを受けてからの仕掛けが狙いでした。


そして中島と三好は、自ら仕掛けてカットインして自ら決定機を作れる選手
ハーフスペースを使って直接的にシュートチャンスを演出できる日本に対して
押し込んでからサイドバック起点にしてサイド奥を取る形から
最終的にはクロスボールという形が多かったウルグアイなので
そのへんの非効率さは結構気になりました。
もちろんこれは結果論で、
クロスから中の高さを使われて失点を重ねることも考えられたわけですが
川島の好セーブもあってなんとか凌げた日本でした。

ウルグアイと引き分けに終わった日本は
内容も良くて、十分に勝ち切れる試合でしたが
ここで気を緩めずに、この試合のプレー強度をデフォルトにしてもらいたいと思いました。
ウルグアイ並みの個人能力に、組織力が加わるのが世界の強豪チーム。
このウルグアイ相手の結果と内容で、
なんとなく良かった感が強すぎると
この日の引き分けが、求める結果を残せなかったいという事実が、霞んでしまう。
いい意味でこれを成功体験にしないでほうが
この日の引き分けも価値あるものになるはず。
この経験をそうやって生かしていけるような若いメンバーだったとも思っています。


日本代表 MVP 三好康児

2ゴールの活躍。
ボールを持って仕掛けるプレーだけでなく
スペースを使ったり、チャンスに顔を出したりと
オフザボールでも精力的に幅広く動き、決定機に絡み続けた。
初のA代表での出場にも関わらず
三好自身が最も得意とする役割とポジションを与えられ、
そこでしっかり結果を残しアピールできた。

 


攻撃スイッチとスピードの差を思い知らされた|C大阪 2-0 磐田

ふぅ...川崎から大阪に一泊二日の遠征。ま、旅行は楽しいのですが、負け試合の後ってのは、更新するモチベーションを発生させるのに苦労しますネ。

スイッチがあるチームとないチーム

行って参りました、ヤンマースタジアム長居

ゴール裏席からの眺め|ヤンマースタジアム長居

心配された天気予報もなんとか持ちこたえ..と思ったら開門と時を同じくして、怪しい灰色の雲で覆われるスタジアム...一雨来ちゃたけど、まぁ、通り雨で良かったです。

ヤンマースタジアム長居|2019 明治安田生命J1リーグ 第16節|C大阪 vs. 磐田

ヤンマースタジアム長居|2019 明治安田生命J1リーグ 第16節|C大阪 vs. 磐田

対するは、少しずつ調子を上げてきているセレッソ大阪
FW陣を見てみると、ブルーノメンデス、清武弘嗣、水沼宏太と、息の良いのがそろっていて怖い存在です。

アウェイに乗り込んだ磐田。
ロドリゲスと中山仁斗の2トップが先発。おっと、アダイウトンを先発から外してますね。
↑そう言えば最近、なんとなくアダのキレがいつもほどでないような気がします...

下手したら0-3だった前半...

試合開始からセレッソ大阪ペース。なんていうかスピードが違います。
ジュビロのサッカーって、パスを出して受けた側が一旦、止まって考えるんですよね、なんかそこで一度、止まるの。
表現すると直線で一次元的

でもね、セレッソのサッカーって、もちろん止まるときもあるんだけど、ダイレクトでつなぐことが多い訳。
おまけのパスのバリエーションも多いワケ。真ん中、右、左、逆サイドに大きくロビングのパス...こちらはもうね、面を通り過ぎて立体、三次元的
正に次元が違いましたですよ。

そんなこんなの前半12分、セレッソのコーナーキックからマテイヨニッチが高い打点で頭に当てる。ゴール前に入っていた丸橋が左足でゴールに押し込んで先制...と思ったらオフサイドの判定に救われました。

後でDAZNで見直したら確かにオフサイドではありましたけど、なんかジュビロのDFが全然ついて行けてないんですよね。トラップをしかけたんじゃなくて、たままたオフサイドになっただけって感じ。

その流れをそのままに前半20分、左サイドのハーフウェーライン付近から最終ラインの裏にロングパス。
斜めに走りこんだブルーノメンデス、右足でシュートを放つと一度はカミンが弾くも、こぼれ球に素早く詰められてゴールの中へ...セレッソが先制

その後も27分、フリーキックからブルーノメンデスのシュートがゴールネットを揺らして...おっと、これまたオフサイドの判定。

戦術的に取っていたポジションからではなくて、たまたま発生したオフサイドで2点は救われたワケです。
下手したら0-3でしたよ、前半だけでね。

後半も良いところなし...

後半開始から中山仁斗に替えてアダイウトンを投入

でも後半もセレッソペースで始まり、そんなこんなの後半6分、セレッソの左サイドの敵陣深くからロングスロー。ファーサイドに流れたボールに水沼が反応して追加点...

リズムを変えようと選手交代を早めに選手交代で仕掛けたところでこの展開はきつかったですね。
ここから始まる磐田の反撃!...と行きたかったところですが、なんか単調で変化なく、セレッソの良いところばかりが目立っていたように感じました。

あれ?ところでジュビロって、シュート何本???
公式記録を見ると、セレッソ大阪 10本 : ジュビロ磐田 17本ってなってるけど、そんなに打ってたっけ?
あと、ロドリゲスとアダイウトン以外の選手、シュートを打たなすぎ、って感じてしまいます。

結局…

試合結果|C大阪 2-0 磐田

試合結果|C大阪 2-0 磐田


セレッソ大阪 02 ジュビロ磐田

これで12節のベガルタ仙台戦の勝利から、Fマリノス戦 0-4ヴィッセル戦 1-1ガンバ戦 0-0、そしてセレッソ戦が0-24試合勝利なし。しかもこの4試合で1ゴールとは、なんとも悲しいです...

何せこんな展開続きですからね、ジュビロ側ゴール裏からはブーイング。ま、今日の内容と結果からすると、致し方なしです。

毎度おなじみ!?反省会

試合後は西田辺まで歩いて、反省会

反省会|2019 J1 ヤンマースタジアム長居の後

反省会|2019 J1 ヤンマースタジアム長居の後

あぁ、祝勝会が遠いですねぇ...
もうね、他チームの戦績がどうこう言っていられません。とにかく勝たないと!

目指せ、残留!!!

覆面調査ミステリーショッパーのファンくる




2019/06/14 J1第15節 川崎フロンターレ 1-1 北海道コンサドーレ札幌


明治安田生命J1リーグ 第15節
2019年6月14日(金)19:03KO
等々力陸上競技場

川崎フロンターレ 1-1 北海道コンサドーレ札幌
鈴木 武蔵 39'
小林 悠 69'

川崎フロンターレ

スターティングメンバー
GK 1 チョン ソンリョン
DF 7 車屋 紳太郎
DF 4 ジェジエウ
DF 5 谷口 彰悟
DF 2 登里 享平
MF 6 守田 英正 86'
MF 10 大島 僚太
MF 41 家長 昭博
MF 16 長谷川 竜也
FW 9 レアンドロ ダミアン 46*'
FW 20 知念 慶 77'
控えメンバー
GK 21 新井 章太
MF 19 齋藤 学 77'
MF 22 下田 北斗
MF 28 脇坂 泰斗
MF 34 山村 和也 86'
MF 8 阿部 浩之
FW 11 小林 悠 46*'
監督
鬼木 達

北海道コンサドーレ札幌

スターティングメンバー
GK 25 ク ソンユン
DF 3 進藤 亮佑
DF 20 キム ミンテ
DF 5 福森 晃斗
MF 26 早坂 良太
MF 27 荒野 拓馬
MF 8 深井 一希
MF 2 石川 直樹 66'
MF 9 鈴木 武蔵
MF 18 チャナティップ 78'
FW 48 ジェイ 72'
控えメンバー
GK 1 菅野 孝憲
DF 15 濱 大耀
MF 17 檀崎 竜孔
MF 19 白井 康介 66'
MF 30 金子 拓郎 78'
MF 6 中原 彰吾
FW 11 アンデルソン ロペス 72'
監督
ペトロヴィッチ


試合レポート

ホーム川崎フロンターレは、田中碧が代表で不在。
2試合連続で右サイドバックに車屋。
好調の長谷川達也を左に置き
2トップはレアンドロダミアンと知念慶、
小林悠はベンチスタート、中村憲剛はメンバー外。

アウェー北海道コンサドーレ札幌は、岩崎・菅が代表で不在。
さらに駒井と宮澤をケガで、ルーカスフェルナンデスを出場停止で欠く苦しい布陣。
後ろはそのままに、右ワイドに早坂、左ワイドに石川。
負傷で欠場も噂されていた鈴木武蔵は何とか間に合い、シャドーで出場。


立ち上がりこそ川崎ペースでしたが、
徐々に札幌が主導権を握った前半でした。

札幌はいつも通り、GKを使いながら低い位置でのボール回しを厭わない。
そして川崎のファーストプレスを突破すると
迷わずジェイへの楔を選択します。

オーソドックスな4-4-2システムを敷く川崎は
サイドに大きく張る札幌の両ウイングバックを監視することでゾーン横幅が広がり、
最前線のプレスを突破されて受ける状態だとさらにゾーンの縦幅までも広がってしまう。

そうして縦横の圧縮が弱まったところに
下りてくるジェイに楔が通り、収まっていました。

そこから左サイドへの展開が狙い。
この日、菅大輝に代わって左ウイングバックに入るのは
今シーズン初先発の石川直樹。
サイドバック適正こそあるものの
どちらかというとストッパーというかDF的な色の強い石川ですが
自らボールを保持して仕掛けたりするタイプではないのが
結果的に生きたかもしれません。

対面は不慣れな右サイドバックを任される車屋でした。
石川が高い位置を取ることで
車屋は石川を当然チェックします。
それをいつもどおり後方援護するのは、
左足クロスで決定機を作れる左ストッパー福森。
布陣上は、福森のオーバーラップには
右サイドハーフの家長が戻って対応せざるを得ませんが、
ここへの守備対応が追いつきません。

ジェイに楔が収まった後に、
高い位置で置石として機能する石川を経由し、
最後は福森からのクロス、
という流れで、
左サイドを攻略しながらペースを握った札幌でした。

川崎からすれば、長谷川が左サイドからチャンスを作れていたこと、
そして相変わらずのキープ力を発揮する家長が
右サイドで持てば押し込めてしまうこと、
などの、希望の光が多少見えていた分だけ、
根本的な対応策の実行が遅れたのかもしれません。

前半は互いにPKを獲得。
川崎はレアンドロダミアンがクソンユンに防がれるが
札幌は鈴木武蔵がきっちり決めて、札幌が先制。
いつものミシャ式システムでペースを握ったうえで
折り返すことができた札幌ですが、
後半は完全に川崎ペースでした。


周囲とかみ合わなかったレアンドロダミアンに代えて
小林悠を後半開始から投入。
ポジショニングに優れ、
ゾーンの間で受けてから個人でも打開できる上に
周囲ともうまく連携できる小林悠の影響は大きかったと思います。
前線に流動性が生まれ、
相手陣地でボールを回せるようになったことで、
札幌を完全に押し込む。

さらに、窮屈そうだった右サイドバック車屋を
左サイドバックの登里とポジションチェンジ。
本来の左に移った車屋はもちろんですが
右に移った登里も奮闘しサイドで優位に立つと、
攻め手になっていた札幌の左サイドが機能不全に陥ってしまう。

押し込まれて全体の重心が低くなることで
味方フォローが無くなる状態であっても
無理やりマイボールにしてしまうジェイは流石でしたが、
それにも限度があるし、そこからの攻撃も続かない。

裏に鈴木武蔵を走らせるくらいしか
後半の札幌には攻め手がありませんでした。


川崎は札幌を完全に押し込んで圧倒。
長谷川と家長を中心にして決定機を量産。
小林悠の同点弾は生まれますが、
その他は札幌のDF陣とGKがギリギリで防ぎ切る。

本望ではなかったと思いますが
札幌が後半をなんとか凌ぎ切り
1-1のドローで決着しました。

川崎は、後半に圧倒しながらも1得点に終わったのは単なる結果論な気がします。
求めるならば、前半の劣勢を前半中に修正できなかったことでしょうか。


そして札幌。
オーソドックスな4-4-2システムで
ボールを持ちたがる川崎は、
ミシャ式の得意とする相手のはずで、
事実前半は効果的だった。
そこで得点もできて、リードして折り返せた。
それでも後半には巻き返されてしまう。

こういう試合展開でも結果を残せるかどうか、
川崎のようなJリーグトップクラスの力を持つチームに対して結果を残せるのか、
トップ3を目指すために札幌は問われるんだろうなと思いました。
とりあえずシュート本数を増やしたいですね。
代表選手やケガ人が戻ってきたときが注目です。

川崎フロンターレ MVP:長谷川竜也

この日も好調をキープ。
左サイドから数えきれないほどのチャンスを作った。
得意のドリブル突破だけでなくディフェンス面でも大きく貢献。
試合終了まで技術も運動量も存在感も全く衰えなかった。
先制点のチャンスとなるPKも獲得した。

北海道コンサドーレ札幌 MVP:ク・ソンユン

PKストップも含め、何度もビッグセーブを見せた。
特筆すべきはキャッチングが非常に多いこと。
二次攻撃はもちろん、こぼれ球からの被決定機も許さなかった。
唯一の失点は彼にとってはもしかしたら処理ミスかもしれないが
そうだとしても責められない。


FM

6月16日(日) @美濃加茂西中学校

vsフォスタ(滋賀県) 1-2 5-0 0-0 3-0 1-0 0-0
得点者:柏木康介、青山幹汰、石田翔也、山元敦琥5、棚橋奎斗、西部智貴



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