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元経産省系独法職員が勝手に妄想!|Go To キャンペーン

新型コロナウィルスの感染拡大により、3月末くらいから外出自粛傾向。
この4連休、少しは人の動きがあり、多少は経済が動いたようですが、コロナ前に比べれば、まだまだですよね。

そもそもGo Toキャペーンとは?

新型コロナによる経済対策として、大々的に政府が肝いりで始めたのが「Go To キャンペーン」。
Go To キャンペーンってのは、コロナの流行の収束状況を見極めつつ、大きな影響を受けている観光・運輸業、飲食業、イベント・エンターテイメント業などを対象として、期間限定で官民一体となって需要喚起を目指すキャンペーンです。

GoToキャンペーンのPR資料|経済産業省などより


↑こんな資料、見たことありますでしょうか?
前職で、散々見た(っていうか場合によっては一部資料を作成した)のですが、その名も「PR資料」って言います。

パワポで1枚、A4用紙で1枚に事業の内容をすべて収める必要があります。
で、これを何に使うかと言いますと、「概算要求」のときに使うものです。
概算要求...名前は聞いたこと、あるんじゃないかと思いますが、各省庁、例えば経済産業省なり農林水産省がそれぞれの次年度の事業費を要求する作業のこと。
PR資料は、概算要求時に各省庁が内閣府に説明するときに使う資料となります。

令和2年度補正予算の事業概要(PR資料)
↑現物は、ここ。

各省庁のホームページからダウンロードできるようになっています。
まず、ここからGo To キャンペーン事業というのは、今年度、令和2年度の第一次補正予算を財源としているということがわかります。

そしてGo To キャンペーン
・Go To トラベルキャンペーン
・Go To イートキャンペーン
・Go To イベントキャンペーン
・Go To 商店街キャンペーン
↑上記の4つの需要喚起キャンペーンと、それを一体的に周知する広報事業の5つの要素で構成されています。

Go To トラベルは、東京を除く46道府県で実施されており、この4連休で利用された、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
旅行サイトなどから旅行商品を購入したり、ホテルに宿泊したりすると、代金の半分相当をクーポン等(最大2万円/泊・人として、35%を宿泊割引、15%を飲食店や施設で使えるクーポン券で配布)としていただけるというもの。

Go To イートは、ポイント還元とプレミアム付き食事券の二本立て。
ポイント還元ってのは、「ぐるなび」「ホットペッパー」「食べログ」などの飲食店予約サイトで、キャンペーンに登録している飲食店の予約をして食事をすると、ポイントが付与されるもの。ランチで500円分、ディナーだと1,000円分ということです。
プレミアム付き食事券の方は、登録している飲食店で使えるお食事券に対して、国が販売額の25%を上乗して発行される食事券のこと。例えば、1万円で1万2,500円分の食事券を購入可能になるってことです(PR資料では2割という表現ですが、25%に落ち着きました)。

農林水産省は、Go To イートのポイント還元事業について、10月1日から順次開始することを明らかにしました。
また、政府は9月中にも感染地域の落ち着いたところから、Go To イートの食事券事業をスタートする方針です。
【注】あくまで新型コロナを取り巻く環境次第ですので、正式に開始が確定している訳ではありません。

Go To イベントについては、後述しますね。

Go To 商店街は商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等を実施するもの。
西村康稔経済再生担当相は22日、Go To 商店街については10月中旬に開始する方針を表明されました。
今月下旬に分科会を開いて、専門家に感染状況を分析・評価してもらって判断したいとのことです。

Go To イベントでGo To スタジアム!

Go To イベント事業というのは、チケット会社を経由して、イベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対して、2割相当の割引やクーポン等を付与するというもの。
こちらもGo To 商店街同様に、10月中旬開始を目指すとのことです。

【情報更新】令和2年度「需要喚起キャンペーン事業(Go Toイベント事業)」に係る委託先の募集(企画競争)について
経済産業省の「Go To イベント事業について」を見てみますと、

GoToイベントの範囲|経済産業省などより

GoToイベントの範囲|経済産業省などより


スポーツの試合観戦も対象とのこと。

恐らくですが、この事業が実施される辺り、つまり10月中旬頃を目途にアウェイ観戦も解禁されるのではないかと個人的に想像しています。
もちろん、あくまで新型コロナを取り巻く環境が、収束傾向が続くことが必要条件となりますが。

対象となるチケット販売事業者等は、イベント主催者等から委託されたチケットを消費者に販売する事業者や、イベント主催者等にチケット販売システムを提供する事業者、自ら主催するイベントのチケットを消費者に販売するイベント主催者などを幅広く想定。

↑とのことです。

この文章をそっくりそのまま読みますと、
・Jリーグチケットでチケットを買って、販売額の2割を割引もしくはdポイントでポイントバック
・ジュビチケでチケットを買って、販売額の2割を割引、もしくはサポーターズクラブポイント付与
↑こんな感じになりそうです。

原資が税金なので、過度の重複は歓迎されないと思いますが、巧く旅行とサッカー観戦を組み合わせることで、Go To トラベルとGo To イートと Go Toイベントを組み合わせた形も考えらえるかもしれません。
Go To トラベルで旅行の予約、現地ではGo To イートでその土地のものを堪能して、Go To イベントで観戦チケット購入、こんなこと、できるかも!?

あぁ、こうやって妄想していると、ホントになおさらに、アウェイスタジアムの遠征に行きたくなりますね。

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