3年ぶりの静岡ダービー
一昨年、昨年とJ2に甘んじていた、我らがジュビロ磐田。
晴れてJ1に戻ってきまして、今節の対戦相手は清水エスパルス。
そう、同じ静岡県に置くチーム。三年ぶりの「静岡ダービー」となりました。
やはり同じ地元のチーム、否が応でも絶対に負けたくないワケですよ、お互いに。
盛り上がりますよ、静岡ケンミン、静岡出身者、そして両チームのサポーターからしますと。
というワケで、今節のチケットも完売御礼!
行きましたよ、私も。久しぶりのECOPA。
天気は快晴、気分は高揚!
絶対に負けられない戦いが、そこにある。
GK 21 三浦龍輝
DF 6 伊藤槙人
DF 3 大井健太郎
DF 2 山本義道
MF 14 松本昌也
MF 17 鈴木雄斗
MF 23 山本康裕
MF 50 遠藤保仁
MF 8 大森晃太郎
MF 40 金子翔太
FW 9 杉本健勇
お!先発メンバーに、清水から移籍の金子が入ってます。
気合が入っていることでしょーね!
得点差以上の力の差
さすがは静岡ダービー。いつもはスロースタートの両チームも、ギアが一段か二弾、上がっている感じ。気迫のこもったプレーが続きます。
こういうときは、一瞬の判断が勝負を分けるんだよなー、なんて思いが頭をよぎった前半9分。
清水の神谷が自陣でこぼれ球を拾うと、鈴木唯へパス。鈴木唯がうまく山本義と入れ替わると、そのままドリブルでペナルティエリア中央へ進入。GK三浦と1対1になり、落ち着いて右足でシュート...これがゴール右へ突き刺さり、清水エスパルスが先制...
あっ!って思った時にはもう、ドリブルで走っていて、GKの動きも落ち着いてみられて決められてしまいました...
ホント、こういう刹那の判断が失点につながるんだよね...当然、J2よりもJ1の方が、そのリスクは高くなるワケで...
でも慌てなかったジュビロ磐田。落ち着いて細かくパスをつないで、反撃のタイミングを見計らっていました。
そんなこんなの前半23分。大井がハーフウェーライン付近から前線へ柔らかいパス。ペナルティエリア右へ走り込んだ鈴木雄斗が直接右足で合わせると、ループ状のシュートは清水GK権田の頭を越えてゴールの中へ。ジュビロ磐田、同点!
いやー、これ見事でしたよ。触るだけでも精いっぱいって感じの山なりのボール。鈴木雄斗、よく触りました。よくゴールに向けて蹴りました。執念のゴールです。
このまま、同点で前半終了。
一瞬のミスを突かれた失点でしたが、前半のうちに追いつけたのは良かったですね。
そうそう、シーズンタイアップアーティストは一昨年・昨年に続いて、スピラ・スピカさん♪
今年も幹葉さんの、あの真っすぐな歌声が聞こえます。
両チームともにハーフタイムでの選手交代はなく、後半開始。
大事な大事な静岡ダービー。磐田も清水も気合を入れなおして、前半よりもさらにギアが一段上がった感じ。
でも、どちらかというと流れは清水だったかな。なんかジュビロって、攻撃が止まるんですよね、途中で。パスを受けて、一旦止まって、パスを出す場所を探す...と言った感じでした。
そうこうしているウチの後半22分に清水がカウンター攻撃を展開。神谷が敵陣浅い位置から斜め左へつなぐと、受けた中山がカットイン。中山がドリブルを入れてペナルティエリア手前の左から右足でシュート。これがゴール右隅へ決まって、清水エスパルスが勝ち越し...
これはね、中山が見事でしたよ。パスを受けてからシュートまでの一連の流れ、よく相手を見ていました。
絶対に負けられないこの戦い。
ジュビロは金子に代えてファビアンゴンザレス、杉本に代えてジャーメイン良と、攻撃的な選手交代を仕掛ける伊藤監督。
ただそこから、アクシデントというか、なんというか...
後半29分に山本義道にイエローカード。前半にも一枚、貰っていたので、二枚目で退場。
さらに後半33分には、ファビアンゴンザレスが危険プレーで一発レッド。
なんと、1点ビハインドの状況にも拘わらず、9人で戦わなくてはいけないことに...
結局、必死の攻撃も実らず...
ジュビロ磐田 1–2 清水エスパルス
(Goal:鈴木雄斗)
うーん...9人になったというのもありますけど、印象としては、11人で戦えていたとしても結果は変わらなかったかな、なんて感じました。
一瞬の判断、攻守の切り替え、パスの精度・タイミング...どれをとっても、まだジュビロはJ1のサッカーに馴染めていないのかな、なんて悲しい現実を見せつけられてしまったように感じてしまいました。
ま、まだ二試合目です。
長いシーズン、まだまだ修正は可能です。昨年のJ2だって、前半戦はいまひとつ、流れに乗れませんでしたからね。
これからの修正に期待です!