2019/06/01 J1第14節 ガンバ大阪 1-1 鹿島アントラーズ


明治安田生命J1リーグ 第14節
2019年6月1日(土)19:03KO
パナソニック スタジアム 吹田

ガンバ大阪 1-1 鹿島アントラーズ
13'食野 亮太郎(ガンバ)
43'土居 聖真(鹿島)

ガンバ大阪

スターティングメンバー
GK 1 東口 順昭
DF 5 三浦 弦太
DF 19 金 英權
DF 27 髙尾 瑠
DF 34 福田 湧矢
MF 8 小野瀬 康介 81'
MF 10 倉田 秋
MF 21 矢島 慎也
MF 29 髙江 麗央 87'
FW 9 アデミウソン 76'
FW 40 食野 亮太郎
控えメンバー
GK 23 林 瑞輝
DF 13 菅沼 駿哉
DF 14 米倉 恒貴
MF 15 今野 泰幸 87'
MF 6 田中 達也 81'
MF 7 遠藤 保仁
FW 16 ファン ウィジョ 76'
監督
宮本 恒靖

鹿島アントラーズ

スターティングメンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 16 山本 脩斗 74'
DF 5 チョン スンヒョン
DF 39 犬飼 智也
DF 22 安西 幸輝
MF 20 三竿 健斗
MF 6 永木 亮太 83'
MF 13 中村 充孝 65'
MF 41 白崎 凌兵
FW 8 土居 聖真
FW 18 セルジーニョ
控えメンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 28 町田 浩樹 74'
MF 10 安部 裕葵 65'
MF 11 レアンドロ 83'
MF 25 遠藤 康
MF 30 名古 新太郎
FW 14 金森 健志
監督
大岩 剛

試合レポート

ガンバ大阪は、3バックが右から高尾、三浦、キムヨングン。
アンカーに矢島、インサイドハーフに高江と倉田、
ウイングバックは右に小野瀬、左に高尾。
2トップは、ファンウィジョを控えにして、アデミウソンと食野。
前々節の大阪ダービーからの3バックで鹿島を迎え撃つ。

鹿島アントラーズは未だに最適解が見つからない右サイドバックに山本、
ボランチに三竿と永木、右ハーフに中村、左ハーフに白崎、
2トップがセルジーニョと土居。
安部はベンチスタート。

ガンバは3バック+アンカー矢島を中心にビルドアップ。
鹿島は当然アンカー矢島を抑えに来るのだけれど
その役目が中盤の選手で、
特にボランチの一枚が出てくることが多い立ち上がり。
セルジーニョと土居の2トップは
わりと3バックを見るイメージでした。

3バックに2枚くるので、ガンバからすると一枚余るから
前を向くチャンスが出てきますが、
そこからのビルドアップで、
アンカー矢島(とそれを監視する鹿島マークマン)をデコイに使い、
その両脇に、インサイドハーフの倉田と高江が下りてきて楔を受ける。

4-4-2ゾーン系で中央にボールが入ると
ゾーンの横圧縮が起こってサイドにスペースができるので
そこをガンバが利用していく。

立ち上がりからこの形がハマりガンバがペースを掴むと
前半12分、小野瀬の右からの仕掛けの流れで、食野のシュートで先制する。
これ以降も、前半は基本的にガンバのパス回しが
鹿島のプレッシャーを上回りました。

とはいえ、ゲームの開始から終了までの90分間で
完全にガンバがボールを支配し続けることは難しい。
特にアンカー型3-5-2は
ただでさえ受けに回ってしまうと脆さが出やすい上に
肝心のアンカーが攻撃面に特徴のある矢島です。

前半の終盤、鹿島がボールを回す展開の中でガンバを押し込むと
大きなサイドチェンジにガンバのアプローチが追いつかず
小野瀬がヘディングしようとジャンプしたところで対応ミス、
サイドを取られてからの折り返しに
土居が合わせて同点に追いつく。

劣勢の中、内容で盛り返せないとしても
最低限の結果を手に入れる鹿島らしい動きで前半を折り返すと、
後半の鹿島はガンバのボール回しに対して
中盤の選手ではなく土居に矢島をマークさせる形で
ガンバのリズムを崩すことに成功します。

上手くいかないからと焦れて下がってくるアデミウソンの動きもあり
ガンバの勢いが失われると、
それに対応して安西を左から右に置いたり
安部を途中したりで鹿島が攻勢を強める。

ガンバも負けじと食野が決定的な形を作り押し返しますが
1-1のまま試合終了となりました。

Jリーグでは比較的少ない3バック+アンカーという形で
しかも矢島をアンカーに置くという
結果が出ずに下位に沈むチームとしては
比較的チャレンジングなスタイルを選んだガンバですが、
立ち上がりが良かったのが大きかったものの
大いに可能性を感じさせる出来でした。

この日ベンチスタートとなった遠藤や今野も含め
能力値が高い選手を並べることが多かったチームです。
若手を積極起用しながら新しいガンバに生まれ変われるか。

鹿島は、なんだかんだ最後帳尻を合わせてくるあたりは
流石だなと思うのですが
守備の強度や決定力などの面で結構危うい展開でした。
レオシルバと安部の2枚が入ればもちろん違うと思いますが
ポイントはDFライン、特にセンターバックのチョイスかな、と。

ガンバ大阪 MVP 食野亮太郎

ストライカーとしても非凡だが、
判断の速さとテクニックを生かしてタメを作ったり、
球際の強さや精力的なプレスバックも披露。
精神的に充実しているのがよく伝わります。
両チームのプレーヤーの中で最も危険な存在として
鹿島の脅威となり続けました。

鹿島アントラーズ MVP 土居

同点弾のシーンに象徴されるように
この日はボールタッチやボディシェイプがいつも以上に良く
技巧的なターンやファーストタッチで
激しくアプローチに来る相手の逆を取り続けた。

公式はこちら

https://www.jleague.jp/match/j1/2019/060108/live/

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