佐藤大樹一覧

【グラフトンで観戦】新潟は7本で2点、磐田は15本で1点|新潟 2-1 磐田

アウェイ、デンカビッグスワンスタジアムに乗り込んでのアルビレックス新潟戦。
久しぶりの対戦なので遠征しようと考えていたのですが、断念しました。

シルバーウィークに、ライブが重なった

まず、シルバーウィークです。そこに新潟市内でライブが重なって、宿が高騰。

調べれば調べるほど「これは無理だ」という値段になっていきました。悔しいけれど、今回は見送りです。

ただ、家でひとり画面に向かうのも寂しい。そう思っていたところに、ちょうどいいイベントを見つけました。

かわりに、五反田へ

東京・五反田の英国風パブ「THE GRAFTON」で、この試合の観戦+生解説イベントが行われるというのです。

オーサキ監督イベント看板

オーサキ監督イベント看板

ゲストはオーサキ監督。東京外国語大学サッカー部の監督を務めていて、ジュビロ磐田の試合を毎節、戦術の面から分析している方です。

行ってきました。

オーサキ監督イベント会場の様子

オーサキ監督イベント会場の様子

目の前での解説、とても参考になりましたし、何より面白かったです。

ひとりで見ていたら「なんで今そこ?」で終わっていた場面に、その場で理由がつく。試合の見え方が変わる体験でした。

立ち上がり15分は、完全にジュビロの時間だった

2026年9月19日(土)19時、デンカビッグスワンスタジアム。明治安田J2リーグ第7節です。曇り、気温25.7℃、湿度84%、無風。主審は吉田哲朗さん。

磐田は4-2-3-1。GK牲川歩見、最終ラインは川﨑一輝・山﨑浩介・ダニーロ・松原后。ボランチに小原基樹とユーリ ララ。前に乾貴士、藤原健介、イアゴ・テレスを並べ、1トップにジョアン ヴィクトル。

立ち上がりは、完全に磐田の時間でした。

4分イアゴ・テレス、6分ダニーロのヘディング、8分藤原健介、10分乾貴士、13分ジョアン ヴィクトル。最初の13分で5本です。

オーサキ監督は「最初の17分間」と言っていましたが、体感としてもまさにそのくらい。珍しく、と言っては失礼ですが、セカンドボールも磐田が拾えていました

J.League公式の戦評も「15分までに5本のシュートを放つ」と書いています。見ていた印象と、記録がぴたりと合っていました。

前半、磐田12本・新潟1本。そして0-1

今になって思えば、この時間帯に先制点を奪えなかったのが、すべてだったのだと思います。

そして30分。新潟のこの日はじめてのシュートが、そのままゴールになりました。

加藤徹也のクロスを磐田がクリア、そのこぼれ球を大西悠介が拾ってワンタッチで送り、マテウス モラエスがダイレクトで左足。0-1です。

前半の数字が、この45分を残酷なくらい正確に表しています。

前半終了時点 磐田 新潟
シュート 12 1
枠内シュート 2 1
ゴール期待値(xG) 1.16 0.06
パス成功率 84% 65%
コーナーキック 4 0
得点 0 1

※ゴール期待値(xG)は、そのシュートがどれくらいの確率でゴールになるかを位置や状況から数値化したもの。1.16対0.06というのは「平均的には磐田が1点は取れていた内容で、新潟はほぼ何も起きていない」という意味になります。

12本打って0点、1本打って1点。数字だけ見ると、何かの冗談みたいです。

ハーフタイムに、3枚替え

後半開始から、秋葉監督は一気に3枚を代えました。

  • 小原基樹 → 川合徳孟
  • ジョアン ヴィクトル → 太田龍之介
  • 松原后 → 吉村瑠晟

甲府戦で決勝ゴールを決めた川合徳孟を入れて、前線も左サイドも入れ替える。「取りに行く」という意思がはっきり見える交代でした。

新潟の後半2本目が、2点目になった

ところが、です。

49分にイウリ カスティーリョのシュートを牲川歩見がセーブ。これが新潟の後半1本目。

そして60分。早川史哉のサイドチェンジから、加藤徹也を経由して白井永地が左からクロス。イウリ カスティーリョがヘディングで合わせて0-2。

新潟の後半2本目のシュートが、そのまま2点目になりました。

この試合の新潟のシュートは、90分を通して7本。そのうち2本がゴールです。

88分、佐藤大樹。磐田でのリーグ戦初ゴール

67分にイアゴ・テレスに代えて佐藤大樹、乾貴士に代えて小池直矢。

そして88分。藤原健介からボールを受けた小池直矢が左サイドからクロスを上げ、佐藤大樹がファーサイドでヘディング。1点を返しました。

佐藤大樹は今年6月にブラウブリッツ秋田から加入したばかり。これが磐田でのリーグ戦初ゴールです。

ただ、時すでに遅し。2-1のまま、試合終了でした。

秋葉監督「たった一度の攻撃で失点してしまった」

試合後の秋葉忠宏監督のコメントが、見ていた私の気持ちとほとんど同じでした。

「率直にもったいないゲームだったと思っています。あれだけの内容を見せながらも勝点1も持ち帰れなかったのは、本当にもったいないですし、痛かったです」

「特に前半にビッグチャンスを生かせず、たった一度の攻撃で失点してしまったのが非常にもったいなかったです。点を取れないのであれば、我慢して取らせないことももっと必要でした

決めるべきところで決めないと、決められてしまう。そして、決められないなら決められないなりの守り方がある。そういうことなのだと思います。

「ビッグスワンの魔力」

後半についても、監督は正直に話しています。

「後半は自分たちでイライラしてしまい、前半のように冷静にプレーできれば問題なくひっくり返せたと思っています。それなのに、ビッグスワンの魔力みたいなものや空気感、判定も含めて、セルフコントロールができず、慌ててしまいました

「こういったビッグマッチでの経験や、90分間のメンタルコントロールをまだまだ積む必要があると感じた試合でもありました」

この日の入場者数は20,708人。警告は前半45分にイアゴ・テレス、68分に小池直矢、そして試合終了後に乾貴士。数字にも、その「慌て」は出ていました。

相手の監督は、新潟OBで秋葉監督の後輩

この試合、もうひとつ書いておきたいことがあります。

新潟の船越優蔵監督は、秋葉監督と2002年から2004年まで新潟でチームメイトだった方です。2013〜14年には群馬で、秋葉監督のもとコーチも務めています。

その船越監督が、試合後にこう話していました。

「ゲーム自体は、はっきり言って磐田さんとの差があるなと。内容のところではまだまだ満足できません」

「本当に素晴らしいチームだったと思いますし、次はコテンパンにやられるのかなという恐怖心すら感じています

「秋葉監督と僕の勝負ではなく、チーム同士の勝負なので。でも、負けたくなかったですし、本当に素晴らしい人間で、素晴らしい指導者です。僕はいつもあの人の背中を追いかけていて、まだまったく追いつけていないですし、追い越そうと頑張っています」

勝った側の監督が、ここまで言う。負けたのは悔しいけれど、この言葉は素直に嬉しかったです。

数字で見る、この90分

項目 磐田 新潟
シュート 15 7
枠内シュート 3 4
ボール支配率 61% 39%
パス本数(成功率) 579(77.4%) 280(61.1%)
コーナーキック 6 0
得点 1 2

コーナーキックは6対0。パスの本数は倍以上。それでも1-2です。

※シュート数には2系統あり、主審記録ベースの公式記録では磐田12本・新潟5本となっています。船越監督も会見で「シュート数こそ5対12で」と話していました。上の表はトラッキングデータによる数値です。

9位、勝点10。次はホームで八戸

これで7試合を終えて3勝1分3敗、勝点10で9位。得失点差はゼロに戻りました。

一方の新潟は5勝0分2敗の勝点15で、今季初の単独首位。ただし得失点差はマイナス1です。船越監督は「この時期の首位は全く意味がない」と言っていました。

対新潟は通算15勝12分7敗。直近5試合は3勝2分と負けていなかったので、久しぶりの対戦で止まった形になります。

次は9月26日(土)17時、ホームのヤマハスタジアムでヴァンラーレ八戸戦です。

12本打って0点だった前半を、ホームでひっくり返してほしい。

ハイライト

J.League公式チャンネルにハイライトが上がっています。

この日の記録

項目 内容
大会 2026/27 明治安田J2リーグ 第7節
日時 2026年9月19日(土)19:00 キックオフ
会場 デンカビッグスワンスタジアム
スコア アルビレックス新潟 2-1 ジュビロ磐田(前半1-0/後半1-1)
得点(新) 30分 マテウス モラエス(アシスト:大西悠介)/60分 イウリ カスティーリョ(アシスト:白井永地)
得点(磐) 88分 佐藤大樹(アシスト:小池直矢)
入場者数 20,708人
天候 曇/25.7℃/湿度84%/無風
主審 吉田哲朗
警告 45分 イアゴ・テレス(磐)/59分 マテウス モラエス(新)/64分 船越優蔵監督(新)/68分 小池直矢(磐)/試合終了後 乾貴士(磐) 退場なし

※監督コメントおよび試合データは、J.League公式の試合ページ(戦評・ライブテキスト・スタッツ)、新潟日報、スポーツナビから引用・参照しています。

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