2019年06月一覧

耐えて、耐え忍んで、痛み分け|磐田 0-0 G大阪

カミン様様、かろうじてスコアレスドロー

代表ウィークの中断があり、二週間ぶりのJ1。
今日のジュビロ磐田は、雨交じりのヤマハスタジアムにガンバ大阪を迎え撃つ一戦。

そこそこ押しながらもゴールのない前半

ジュビロのスタメン、新里亮は累積警告で出場停止、大南拓磨はトゥーロン国際大会に参加しているため欠場。最終ラインには今季のリーグ戦初出場となる森下俊が起用されてのキックオフ。

そこそこ押していて、先制すれば流れを掴めるかなー、くらいの展開の中の前半26分、ガンバ大阪が左奥深いところでフリーキック。キッカーの中村がクロスを供給すると、ニアサイドに走りこんだ三浦が頭で合わせて、ゴールネットを揺らして先制...と思ったら、オフサイドの判定でした。ひゃー、危ない、危ない

片やジュビロはアダイウトンが動き回ってくれていました。29分にはドリブルで中に切れ込んで、スピードを上げてペナルティエリア内に進入してシュート!GKの正面でしたが、おっ♪さすがはアダ!と思わせるプレーでした。

結局、前半はゴールが生まれることなく、折り返し。

後半はとにかく耐える展開

両チーム選手交代なく後半のキックオフ。

ホームも磐田がギアを一つ上げてくるのかな、なんて思っていたら、ガンバの方が攻撃的に。
ファンウィジョに良い形でボールが渡るパターンが多くなって、何度もカミンスキーに助けられていたジュビロでした。

対する磐田も中山仁斗に代えてロドリゲス、山本康裕に代えて上原力也、山田大記に替えて大久保嘉人と、三枚とも攻撃的な交代。
↑この交代、点を取りに行ってるよね、勝ちに行ってるよね。’

でも決定機と呼べるほどのチャンスは少なく、耐えて耐えて、耐え凌ぐ展開。
カミンスキーがいなかったら、2点くらい取られていたかも、でした。

結局...

ジュビロ磐田 00 ガンバ大阪
長チームゴールを奪うことができずに、スコアレスドロー。

下位に沈んでいるジュビロにとっても、ガンバにとっても、痛み分けですね...降格圏にどっぷりで、そこから抜け出すことができずじまい。
両チーム、勝ち点3がどうしても欲しい試合でしたが勝ちきれない...というかゴールを奪えないのを見てしまうと、この順位にいるのは妙に納得ですね...

15節終了で勝利は僅かに3試合、勝ち点は14と1試合で勝ち点1つ積み上げることすらできていない計算になります。
次節は大阪、関ジュビにとってはホーム!?馳せ参じます。

目指せ、残留!

ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン


埼玉遠征

6月9日(日) @埼玉県さいたま市レッズランド

vs浦和レッズ 2-0 2-1 1-1
得点者:北原拓真、山藤大夢、内木璃斗、山元敦琥、棚橋奎斗



0609riku.jpg

0609hyouma.jpg

0609taiki.jpg

0609daigo.jpg

12幹汰:相手バイタル付近での上手さと速さは良くなっていて、上手さだけでなく怖さも出てきた。

13海七飛:コントロールミスも減り、自陣では上手く味方とサッカーしている。相手陣でキックの上手さを発揮できる状況を創りたい。

14昂也:途中から入ってまず受ける、ゆるりとするのか、捨ててもう一度か、どちらが自分のリズムを創りやすいかを考えて入りたい。守備はもっと予測+激しくやらんと。

15翔也:縦パスの魅力は絶対武器だが、ばれててなおかつそこで前線の選手が後ろ向きで孤立するならアンカーや横GAPのCBを狙いたい。逆サイドやCFへの横からの配球は高いボールもできるようになってる。

18聖太:守備の準備時にもうちょっと内側ともうちょっと外側のポジショニングを考えたい。局面での駆け引きは非常に良かった。次の選手が非常に有利な状態にできていた。

20祥規:前線からの追い方、ルーズボールへの守備〇。またスペースで受けてスピードに乗る、ターンで前向く、トラップからシュートまでの速さ良かった。あとはサイドで抜け出してからニア上とファーへのシュートをたくさん練習しよう。

21康介:スルーパスは受けてと相手DFの準備状態(ヘソの向きなど)を見てテンポ速い方がいいのにって時が2本ほどあったかな。

23龍玖:攻守に効いてました。しかし2トップへのポストの守備と縦関係になる時の受け渡しはもっとできる!

24拓真:ナイスゴール!ポストもしっかりと収めて味方を前向きにしていた。そしてターンしてからの配球も悪くなかった。

25裕瑚:攻守に非常に効いていました。ふわっとしたWIDEへのパスもあるとよりいいし、SBが同サイドのみしかプレーしてない時に逆サイドへのプレーを促したい。

26海晴:SBでは1vs1に絶対に負けない準備と球際を発揮したい。もっとできる!攻撃のパスの操り方は非常に上手かった。またオーバーラップからの要求も良かった。

27涼介:翔也との連携で相手を固める、そしてキレキレのドリブルでの突破OK。カットインからの左足シュートは新しい発見。

28夏輝:攻守に効いていました。しかしSBのカバーにいつ中から出ていくのかはもっとタイミングを図れるはず。

29比呂:パスorドリで上手く左サイドの攻撃を創っていました。アーリークロスは高さとコースが良くなかったが、観ているタイミング、コースは成長している。守備ではもっとWIDEを操りたいね。

30彪眞:抜群の攻撃を自陣で魅せました。あとは本来の特徴である相手陣での決定的なパスの精度。でもドリで自分で行ってシュートを撃った場面は怖さのある成長した局面でした。

32智貴:抜け出しの上手さと球出しの上手さがしっかりと観えました。もう1テンポ味方と速めにタイミングを合わせると上手くいきそうです。

33健人:守備範囲の広がりは最近感じる良い部分。明らかに失点が減っている。

34哉太:DFラインに出る出ないのコーチングをもう少し出来るといい。

37大夢:SBとのプレスバックはもっと激しく狩り取りたい。しかし攻撃面ではタメてくれる場面と突破する場面と非常に良かった。康介とのコンビネーションもさすがだった。

38虎太郎:思いに応えるパフォーマンスを自陣では上手く魅せれた。そして相手陣では前向きに中盤の選手が持っているなら背後を走ってとるのか、足元に入れさせてからとるのかをもっともっと要求したい。そして相手陣逆サイドのボールへの関わりを中に入りながら足なのか、裏に抜けるのか、アーリークロスを待っているのか、明確にしたい。






crazy boys

0609oya.jpg

0609oya2.jpg

2019/06/08 J2第17節 ヴァンフォーレ甲府 2-2 モンテディオ山形

明治安田生命J2リーグ 第17節
2019年6月8日(土)14:03KO
山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府 2-2 モンテディオ山形

51'阪野 豊史(山形)
62'宮崎 純真(甲府)
67'阪野 豊史(山形)
90+3'佐藤 洸一(甲府)

ヴァンフォーレ甲府

スターティングメンバー
GK 1 河田 晃兵
DF 41 武岡 優斗
DF 22 小出 悠太
DF 6 エデル リマ 81'
MF 50 田中 佑昌
MF 40 小椋 祥平
MF 14 横谷 繁
MF 39 内田 健太
FW 28 橋爪 勇樹 68'
FW 9 ピーター ウタカ
FW 10 ドゥドゥ 41'
控えメンバー
GK 31 岡西 宏祐
DF 3 小柳 達司
MF 21 荒木 翔
MF 25 森 晃太 81'
MF 8 新井 涼平
FW 18 佐藤 洸一 68'
FW 19 宮崎 純真 41'
監督
伊藤 彰

モンテディオ山形

スターティングメンバー
GK 21 櫛引 政敏
DF 23 熊本 雄太
DF 19 松本 怜大
DF 35 野田 裕喜
MF 36 柳 貴博
MF 14 本田 拓也
MF 17 中村 駿
MF 6 山田 拓巳
FW 18 南 秀仁 86'
FW 11 阪野 豊史 77'
FW 10 井出 遥也 46*'
控えメンバー
GK 30 佐藤 昭大
DF 29 ホドルフォ
MF 27 坂元 達裕 46*'
MF 7 岡﨑 建哉
FW 13 大槻 周平 86'
FW 16 北川 柊斗
FW 9 ジェフェルソン バイアーノ 77'
監督
木山 隆之

試合レポート

ホームのヴァンフォーレ甲府は
前節負傷した曽根田に代わって
橋爪をそのままシャドーの位置で起用。

アウェーのモンテディオ山形は
いくつかメンバーチェンジがありますが
ワントップが阪野で、ジェフェルソンバイアーノがベンチスタート。
3バック中央を務めていた負傷の栗山に代わり、
ガンバから急遽獲得した野田をいきなり先発起用。

甲府の攻撃は、中央を回避してサイドから。
3バックからサイドに展開し、
バイタルエリアで構える前線3枚への斜めのパスと、
そのままサイドから突破やクロス、
という2択を迫るようなやり方で、
もちろん後ろからピーターウタカへのロングボールでも最悪良いかな、という感じ。

山形の攻撃は、逆に、必ず中央経由。
ダブルボランチがPA幅でボールを動かしながら
前線3枚への縦パスを狙いつつ、
甲府を押し込みきったり
あるいは縦パス警戒で中央密集したら
そのタイミングで」両サイドの柳や山田を使っていく。

攻撃のやりかたは結構違うものの
共にクラシカルな3-4-2-1システムなので
一定回数以上のボール回しを許すと
5-4-1系で押し込まれてしまいます。

そこから重心を前に持っていくリカバリーが
山形のほうが圧倒的に速かったことが一つのポイントでした。

立ち上がりから、両チームの出来は対照的。
甲府はピーターウタカが孤立し、
シャドーの橋爪とドゥドゥもボールの収まりが悪く
効果的にゲームに関与できない。

一方の山形は、阪野がポストでボールを収め、
井出と南がゾーンの間で受けて仕掛けられていました。

足元へのショートパスやゾーン間への楔がリズムよく回るようだと
全体が前向きのベクトルを持ちやすい。
それが出来ていた山形と、できなかった甲府でした。

決定機自体は、2度、甲府が先に手に入れますが
櫛引のセービングで得点にはつながらない。
その後前半41分にでドゥドゥが負傷交代、
代わって入る宮崎が甲府の攻撃を活性化しますが
それでも多くの時間で上手くいっていたのは
モンテディオ山形だったと思います。

山形がコーナーキックから先制するも
甲府は宮崎の得点で追いつきます。
しかし、そのすぐ後に、
山形のボランチ本田が左奥へのサイドチェンジ。
ペナルティエリアのギリギリ外、
甲府はボール処理できそうでしたがもたついてしまい
山田が入れ替わってペナルティエリア内にドリブルで侵入、
そこで倒されてPK。

このシーンも山形が甲府を押し込んでいるから起きるわけですが、
押し込まれてしまうシーン、
そして押し返せないシーンが目立つ甲府でした。

終盤、やっとボールが収まるようになったピーターウタカをポイントにして
ゲーム展開を多少持ち直すと
後半アディショナルタイムに甲府が追いつき、2-2のドロー決着。

上位同士の対決らしく、互いに球際は激しく(ジャッジが不安定でしたが…)、
特徴を出せていた好ゲームでしたが、
それでも、山形のほうが思い通りに進められていた試合だったように思います。

ヴァンフォーレ甲府MVP 宮崎純真

前半途中にアクシデントから急遽出場。
劣勢の厳しい展開の中で
受けてからゴールに向かって自ら仕掛ける積極的なプレーで
数少ない突破口となり、ゲームの流れを引き寄せ、得点という結果も残した。
ゲームから消えてしまう時間帯もあったが
今日の甲府のプレイヤーの中では最も得点の匂いがした。

モンテディオ山形MVP 本田拓也

中村とのダブルボランチは効いていた。
攻撃面では長いサイドチェンジのパスや
急所を突く縦に早いパス、
守備面では厳しいタックルなどを見せたが、
セカンドボール回収からの再展開という面での貢献度が大きい。


2019/06/01 J1第14節 ガンバ大阪 1-1 鹿島アントラーズ


明治安田生命J1リーグ 第14節
2019年6月1日(土)19:03KO
パナソニック スタジアム 吹田

ガンバ大阪 1-1 鹿島アントラーズ
13'食野 亮太郎(ガンバ)
43'土居 聖真(鹿島)

ガンバ大阪

スターティングメンバー
GK 1 東口 順昭
DF 5 三浦 弦太
DF 19 金 英權
DF 27 髙尾 瑠
DF 34 福田 湧矢
MF 8 小野瀬 康介 81'
MF 10 倉田 秋
MF 21 矢島 慎也
MF 29 髙江 麗央 87'
FW 9 アデミウソン 76'
FW 40 食野 亮太郎
控えメンバー
GK 23 林 瑞輝
DF 13 菅沼 駿哉
DF 14 米倉 恒貴
MF 15 今野 泰幸 87'
MF 6 田中 達也 81'
MF 7 遠藤 保仁
FW 16 ファン ウィジョ 76'
監督
宮本 恒靖

鹿島アントラーズ

スターティングメンバー
GK 1 クォン スンテ
DF 16 山本 脩斗 74'
DF 5 チョン スンヒョン
DF 39 犬飼 智也
DF 22 安西 幸輝
MF 20 三竿 健斗
MF 6 永木 亮太 83'
MF 13 中村 充孝 65'
MF 41 白崎 凌兵
FW 8 土居 聖真
FW 18 セルジーニョ
控えメンバー
GK 21 曽ヶ端 準
DF 28 町田 浩樹 74'
MF 10 安部 裕葵 65'
MF 11 レアンドロ 83'
MF 25 遠藤 康
MF 30 名古 新太郎
FW 14 金森 健志
監督
大岩 剛

試合レポート

ガンバ大阪は、3バックが右から高尾、三浦、キムヨングン。
アンカーに矢島、インサイドハーフに高江と倉田、
ウイングバックは右に小野瀬、左に高尾。
2トップは、ファンウィジョを控えにして、アデミウソンと食野。
前々節の大阪ダービーからの3バックで鹿島を迎え撃つ。

鹿島アントラーズは未だに最適解が見つからない右サイドバックに山本、
ボランチに三竿と永木、右ハーフに中村、左ハーフに白崎、
2トップがセルジーニョと土居。
安部はベンチスタート。

ガンバは3バック+アンカー矢島を中心にビルドアップ。
鹿島は当然アンカー矢島を抑えに来るのだけれど
その役目が中盤の選手で、
特にボランチの一枚が出てくることが多い立ち上がり。
セルジーニョと土居の2トップは
わりと3バックを見るイメージでした。

3バックに2枚くるので、ガンバからすると一枚余るから
前を向くチャンスが出てきますが、
そこからのビルドアップで、
アンカー矢島(とそれを監視する鹿島マークマン)をデコイに使い、
その両脇に、インサイドハーフの倉田と高江が下りてきて楔を受ける。

4-4-2ゾーン系で中央にボールが入ると
ゾーンの横圧縮が起こってサイドにスペースができるので
そこをガンバが利用していく。

立ち上がりからこの形がハマりガンバがペースを掴むと
前半12分、小野瀬の右からの仕掛けの流れで、食野のシュートで先制する。
これ以降も、前半は基本的にガンバのパス回しが
鹿島のプレッシャーを上回りました。

とはいえ、ゲームの開始から終了までの90分間で
完全にガンバがボールを支配し続けることは難しい。
特にアンカー型3-5-2は
ただでさえ受けに回ってしまうと脆さが出やすい上に
肝心のアンカーが攻撃面に特徴のある矢島です。

前半の終盤、鹿島がボールを回す展開の中でガンバを押し込むと
大きなサイドチェンジにガンバのアプローチが追いつかず
小野瀬がヘディングしようとジャンプしたところで対応ミス、
サイドを取られてからの折り返しに
土居が合わせて同点に追いつく。

劣勢の中、内容で盛り返せないとしても
最低限の結果を手に入れる鹿島らしい動きで前半を折り返すと、
後半の鹿島はガンバのボール回しに対して
中盤の選手ではなく土居に矢島をマークさせる形で
ガンバのリズムを崩すことに成功します。

上手くいかないからと焦れて下がってくるアデミウソンの動きもあり
ガンバの勢いが失われると、
それに対応して安西を左から右に置いたり
安部を途中したりで鹿島が攻勢を強める。

ガンバも負けじと食野が決定的な形を作り押し返しますが
1-1のまま試合終了となりました。

Jリーグでは比較的少ない3バック+アンカーという形で
しかも矢島をアンカーに置くという
結果が出ずに下位に沈むチームとしては
比較的チャレンジングなスタイルを選んだガンバですが、
立ち上がりが良かったのが大きかったものの
大いに可能性を感じさせる出来でした。

この日ベンチスタートとなった遠藤や今野も含め
能力値が高い選手を並べることが多かったチームです。
若手を積極起用しながら新しいガンバに生まれ変われるか。

鹿島は、なんだかんだ最後帳尻を合わせてくるあたりは
流石だなと思うのですが
守備の強度や決定力などの面で結構危うい展開でした。
レオシルバと安部の2枚が入ればもちろん違うと思いますが
ポイントはDFライン、特にセンターバックのチョイスかな、と。

ガンバ大阪 MVP 食野亮太郎

ストライカーとしても非凡だが、
判断の速さとテクニックを生かしてタメを作ったり、
球際の強さや精力的なプレスバックも披露。
精神的に充実しているのがよく伝わります。
両チームのプレーヤーの中で最も危険な存在として
鹿島の脅威となり続けました。

鹿島アントラーズ MVP 土居

同点弾のシーンに象徴されるように
この日はボールタッチやボディシェイプがいつも以上に良く
技巧的なターンやファーストタッチで
激しくアプローチに来る相手の逆を取り続けた。

公式はこちら

https://www.jleague.jp/match/j1/2019/060108/live/


2019/05/26 J2第15節 モンテディオ山形 0-0 ツエーゲン金沢

明治安田生命J2リーグ 第15節
2019年5月26日(日)14:03KO
NDソフトスタジアム山形

モンテディオ山形 0-0 ツエーゲン金沢

モンテディオ山形

スターティングメンバー
GK 21 櫛引 政敏
DF 23 熊本 雄太
DF 3 栗山 直樹
DF 19 松本 怜大
MF 6 山田 拓巳
MF 14 本田 拓也
MF 17 中村 駿
MF 29 ホドルフォ 69'
FW 27 坂元 達裕 82'
FW 9 ジェフェルソン バイアーノ
FW 18 南 秀仁 88'
控えメンバー
GK 30 佐藤 昭大
DF 36 柳 貴博 69'
MF 10 井出 遥也 82'
MF 7 岡﨑 建哉
MF 8 アルヴァロ ロドリゲス
FW 11 阪野 豊史 88'
FW 16 北川 柊斗
監督
木山 隆之

ツエーゲン金沢

スターティングメンバー
GK 23 白井 裕人
DF 24 長谷川 巧
DF 27 廣井 友信
DF 2 山本 義道
DF 16 毛利 駿也
MF 13 大石 竜平
MF 6 大橋 尚志
MF 8 藤村 慶太
MF 17 加藤 大樹 70'
FW 7 清原 翔平 74'
FW 9 小松 蓮 90'
控えメンバー
GK 1 後藤 雅明
DF 4 石尾 崚雅
DF 45 沼田 圭悟
MF 14 金子 昌広 70'
MF 32 島津 頼盛 74'
MF 33 梅鉢 貴秀
FW 11 杉浦 恭平 90'
監督
柳下 正明

試合レポート

首位のモンテディオ山形と、7位のツエーゲン金沢とのゲームは、
前半からツエーゲン金沢が主導権を握りました。
縦にすばやく、サイドの数的有利を生かす。
徹底して、山形3バックの脇、ウイングバックの裏を付く。

特に左サイドからの仕掛けがうまくいっていました。
2トップの一角に入った清原翔平 が
山形の右センターバック熊本雄太の前に立ってピン止めすることで
金沢から見た左サイド奥のスペースを確保すると、
左サイドハーフの加藤大樹が作られたスペースを突く。
サイドで深さを作ると、すかさず左サイドバック毛利駿也がフォローし
複数人で左からゴールに迫ります。

この日の山形右サイドはいつもの三鬼海ではなく
このところ左サイド起用の山田拓巳だったので
そういうところも影響したかもしれません。

押し込まれる展開の山形は
不利なシチュエーションでも
個人能力で無理やりポイントを作れる
ワントップのジェフェルソン・バイアーノが頼み。
後半、ジェフェルソン・バイアーノが
ボールに触れる機会が増えることで
山形が多少持ち直せていました。

ボランチの本田拓也・中村駿がセカンドを拾って
左右にボールを振ってからの攻撃。
最後は2シャドーに入る南秀仁と坂元達裕が関わることができる。

南はフリーランニングでスペースを作りながら
自らが決定的なスペースに侵入したり
味方へのラストパスを出せていました。
坂元は相変わらず斜め45度からのドリブルで金沢ディフェンス陣を切り裂く。

しかし、この試合はスコアレスドロー。
シュートが少ない試合になりました。

試合全体では金沢ペースだったように思うのですが
決定機の数というか、可能性を感じたのは山形だったのかなと。

山形は、チャンスはあったので
結果論では得点できていれば良かったのですが
この日の金沢のような
堅い守備+サイドに縦に早い相手に対する回答が
ちょっと見えにくかったのが気がかりです。

金沢は前半の優勢時に得点できなかったことが悔やまれます。

モンテディオ山形 MVP ジェフェルソン・バイアーノ

ゲーム全体で効いていたのは南だったと思いますが
決定機を逃しているのが減点材料。
一方でジェフェルソン・バイアーノは
得点の匂いこそさほどしませんでしたが
劣勢の中で味方サポート無しでも
なんとかポイントを作り、山形の攻撃を成立させていました。

ツエーゲン金沢 MVP 毛利 駿也

サイドに流れてくる坂元のドリブル突破にこそ苦戦したが、
山形右サイドの山田には仕事をさせず、
左サイドを加藤と共に制圧。
仕掛けるプレー自体は加藤のほうが目立つものの
毛利のサポートと状況判断が良く
前半ペースを握り続けることが出来た要因と言える。

公式はコチラ

山形vs金沢の試合結果・データ(明治安田生命J2リーグ:2019年5月26日):Jリーグ.jp


2019/06/01 J1第14節 FC東京 3-1 大分トリニータ

明治安田生命J1リーグ 第14節
2019年6月1日(土)14:03KO
味の素スタジアム

FC東京 3-1 大分トリニータ
30'橋本 拳人(東京)
39'久保 建英(東京)
59'オナイウ 阿道(大分)
90+1'久保 建英(東京)

FC東京

スターティングメンバー
GK 33 林 彰洋
DF 2 室屋 成
DF 32 渡辺 剛
DF 3 森重 真人
DF 25 小川 諒也
MF 15 久保 建英
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 18 橋本 拳人
MF 10 東 慶悟 87'
FW 9 ディエゴ オリヴェイラ 81'
FW 11 永井 謙佑 68'
控えメンバー
GK 1 児玉 剛
DF 5 丹羽 大輝
DF 6 太田 宏介
MF 45 アルトゥール シルバ
FW 17 ナ サンホ 87'
FW 21 ユ インス 68'
FW 23 矢島 輝一 81'
監督
長谷川 健太

大分トリニータ

スターティングメンバー
GK 1 高木 駿
DF 5 鈴木 義宜
DF 29 岩田 智輝 81'
DF 39 庄司 朋乃也
MF 4 島川 俊郎 58'
MF 7 松本 怜
MF 19 星 雄次 58'
MF 40 長谷川 雄志
FW 10 藤本 憲明
FW 14 小塚 和季
FW 45 オナイウ 阿道
控えメンバー
GK 31 ポープ ウィリアム
DF 16 岡野 洵
DF 3 三竿 雄斗 81'
MF 20 小手川 宏基
MF 23 高山 薫
MF 44 ティティパン 58'
FW 9 後藤 優介 58'
監督
片野坂 知宏

試合レポート 

1位FC東京と4位大分トリニータの直接対決、
代表活動期間による中断前の試合、
大分トリニータには岩田、
FC東京には室屋と橋本と久保(に加えて、この試合の後に追加召集のされる永井も)と
代表選手が複数出場、
などで注目度の高い試合。

戦前から、FC東京の出方がポイントかなと思っていました。

というのも、大分トリニータは
おそらくいつも通り
後方からGK含めたビルドアップで
相手を自陣におびき寄せて
それをいなしてスペースを突く戦い方で来るはずで、
そして、実際にそうでした。

それに対するFC東京は、
いつも通り4-4-2ゾーンで固く守るベースのままに
だいぶ大分トリニータを意識してきたように見えました。

ディエゴオリヴェイラと永井の2トップが中央を閉めることで
大分トリニータのパス回しをサイドに誘導。
サイドへのパス展開が少しでも甘くなれば、
すかさず対面の久保or東のサイドハーフがアプローチにいく。
これをスイッチにしっかり連動してFC東京は前からのプレッシャーをかけていました。

これを、大分トリニータは攻略できない。
ボールを前になかなか運べず、ショートカウンターを受け続けました。

ロングボールを割り切って選択することもありましたが、
これも跳ね返されてしまう。
追い詰められてからの苦し紛れのボールであることに加え
そもそも訓練されていない形、
さらにターゲットはオナイウ阿道のみ。
屈強なFC東京守備陣のほうが明らかに分が良い。

なんとかプレスを乗り切ってボールを前進できたとしても、
自分たちのスタイルに自信があるのでしょう、
無理せずいったんやり直そうという思惑が強く
バックパスを選ぶことが多かったです。

これが結構な問題で、
FC東京の帰陣からの4-4-2ゾーン形成を容易に許してしまう。
低い位置でゾーンを構えることと
そこからの縦に早いカウンターが、FC東京の元々の強みです。
大分トリニータはFC東京のゾーンの外側で
ボールを回し続けることしかできず
せっかくプレス回避ができたとしても
相手の強みが出てしまう展開に。

大分トリニータが得意とする
後方からのビルドアップに対しては
前からのプレスで圧倒、
万が一そこを突破されても
まだ自分たちの得意な土俵で戦いができる。
FC東京が完全にゲームを支配していました。

FC東京は攻撃面でも充実、
3-5-2に対する4-4-2の攻撃のお手本ともいえる
サイドの数的有利を使う形が多く出せていました。
特に久保が右サイド奥まで侵入して深さを作れるので
後方の室屋には時間とスペースの余裕があった。
先制点はこの形から生まれています。


どうしても久保2ゴールばかりが取り上げられてしまいますが、
FC東京の地力と対応力が、大分の練度を上回った、
そういうゲームでした。

大分トリニータは、
質的優位を出して押し切れるチームではないので
スカウティングされて対応されていく
ここからが勝負所かもしれません。

自分たちのやり方を突き詰めて練度を上げるのか、
それともBプランを用意して対応力を上げるのか。
一定の成果は残せていると思いますが
真価が問われるのはこれからです。


FC東京 MVP 久保建英
中に入ってバイタルで受けて叩く動き、
PA内の急所を狙うスルーパス、
右サイドを押し込んで深さを作る、
さらにはプレッシングのスイッチ役にもなり
攻守に躍動、2ゴールという結果まで残した。

大分トリニータ MVP オナイウ阿道
後半立ち上がりに選択した
多少割り切って早めにオナイウ阿道を使ってくる戦い方が
この試合の中では最も脅威となった。
攻め手が無い中、数少ない突破口となり、なんとか一点を返す。

公式はこちら
https://www.jleague.jp/match/j1/2019/060103/live/


なんとか、かろうじてのドロー...|磐田 1-1 神戸

今日の明治安田生命J1リーグ、ジュビロ磐田はホームでヴィッセル神戸を迎え撃つ一戦。

神戸逃げ切れず、磐田勝ちきれず...

会場は静岡スタジアムエコパ。多分、ヴィッセル神戸のヴィジャ、イニエスタ、ポドルスキのVIPトリオ見たさにお客さんが来るだろうと読んだのでしょうけれど、結局、来たのはヴィジャだけ...ちょっとお会計の計算が狂ったかな???(苦笑)

開始早々、いきなりのPKで失点...

磐田の先発、前節の後半途中からピッチに立った山本康裕が、今シーズンリーグ戦では初のスタメン出場
前線は相変わらずのロドリゲスとアダイウトン。

対する神戸、イニエスタとポドルスキがいないとは言え、ヴィジャにウェリントンに西大伍...怖いメンバー目白押し。

で、試合ですが、様子を見る間もないくらいの開始そうそう、前半3分にPKを献上...
ダビドビジャに冷静にゴール右に流し込まれて、神戸が先制...

何せ選手層が違いますからね、せめて前半は0-0で、くらいのプランがあったでしょうし、完全に計算が狂った感じ。

さて何点取られるのやら、なんて不安に思いながらのテレビ観戦でしたけど、なんとかこらえているジュビロ。
それなりに攻撃も形になっているのですが、決定機と呼べる程のチャンスは少なかったかな。

で、0-1の神戸リードで前半終了。

声を繋ぎ仲間の方へ、パスを繋ぎゴールの方へ♪

ハーフタイムには足立佳奈ちゃん(岐阜県海津市出身)のスタジアムライブ♪

声を繋ぎ 仲間の方へ ohohoh
パスを繋ぎ ゴールの方へ ohohoh
声を繋ぎ 仲間の方へ ohohoh
心のままに 勝利を目指そう ohohoh

そうそう、パスをつないでゴールへ。
↑えっと、”ゴールの方”ではなくて、あくまでゴールへ!!


楽天やAmazonでCD購入できますよ♪

かろうじて追いついた終了間際

後半に入り、良い形になりかけるジュビロ。
特に後半はボールの支配率はかなり高かったように見えました。

とは言え、決定機というほどのチャンスの数は相変わらず少なく...数少ない枠に行ったシュートも、後半23分のロドリゲスのシュートはクロスバーに嫌われるなど、ゴールネットを揺らせずに時間だけが過ぎて行く展開。

このまま神戸が逃げ切ってしまうのか...と思われた後半アディショナルタイムの48分、神戸のダンクレイが触らなければゴールというシーンで、完全に手で防いでしまい、一発レッド。そしてジュビロがPKを獲得。
PKを蹴るのはロドリゲス。

ゴール左に蹴ったシュートは神戸のGK吉丸のセーブに遭うも、ゴール前にこぼれたボールを自ら押し込んで、同点!

そのあと数分の攻防はどちらもゴールを奪うには至らず。

ジュビロ磐田 11 ヴィッセル神戸(Goal:ロドリゲス)

どちらも勝ち点3を取り損ねた試合

結果として両チームが勝ち点1を積み上げたワケですけど、試合後の選手は両チーム共に笑顔はなし。

神戸からすれば、1-0で逃げ切れた試合だったでしょうね。それに追加点、取れそうで取れませんでしたから。
あのPKのシーンはおそらくレッド覚悟のプレーだとは思います。触らなかったら完全に入っていましたから。

磐田からすると、チャンスはありつつも同点ゴールがなかなか奪えませんでした。
かろうじて最後の最後でPKを得て、同点に追いつきましたが、その前にゴールを奪っておかなくてはいけない試合でした。

勝って気持ち良く中断に入りたかったところですが、この中断でチーム状況が良くなることを祈るばかりです。
目指せ、残留!




2019/05/25 J2第15節 愛媛FC 0-1 水戸ホーリーホック

愛媛FC 0-1 水戸ホーリーホック
明治安田生命J2リーグ 第15節
2019年5月25日(土)17:03KO
ニンジニアスタジアム

愛媛FC

スターティングメンバー
GK 1 岡本 昌弘
DF 25 竹嶋 裕二
DF 23 林堂 眞 72'
DF 5 前野 貴徳
MF 7 近藤 貴司 78'
MF 16 田中 裕人
MF 33 山瀬 功治
MF 39 下川 陽太
FW 14 吉田 眞紀人
FW 19 藤本 佳希 63'
FW 10 神谷 優太
控えメンバー
GK 31 パク ソンス
MF 11 神田 夢実
MF 30 禹 相皓 72'
MF 6 野澤 英之
MF 8 長沼 洋一 63'
FW 18 西田 剛
FW 9 有田 光希 78'
監督
川井 健太

水戸ホーリーホック

スターティングメンバー
GK 50 松井 謙弥
DF 23 外山 凌
DF 5 伊藤 槙人
DF 4 ンドカ ボニフェイス
DF 7 志知 孝明
MF 18 白井 永地
MF 6 平野 佑一 82'
MF 8 前 寛之
MF 27 茂木 駿佑 90'
MF 32 黒川 淳史
FW 9 ジョー 52'
控えメンバー
GK 21 村上 昌謙
DF 3 浜崎 拓磨
MF 25 平塚 悠知 82'
MF 45 浅野 雄也 90'
FW 11 村田 航一
FW 14 清水 慎太郎 52'
監督
長谷部 茂利

レポート

愛媛FCは3-4-2-1。
中盤の竹嶋を右CBに落とし、ボランチに山瀬。
近藤を右ウイングバックに置き、
ワントップ藤本の下に、神谷と吉田が並ぶ。

好調の水戸ホーリーホックは4-4-2。
いつもとちょっと違っていて、
ジョーのワントップ、下がり目に黒川、右に平野、左に茂木。
センターバック細川淳矢がウォーミングアップ中に負傷、
変わってンドカボニフェイスを入れた布陣で試合に臨む。

好調の勢いそのままにゲームに入った水戸ホーリーホックは
前への勢いが非常に強く、それが立ち上がりに結果を生む。
ペナルティエリア内深くにドリブルで進入した黒川淳史の
後ろへの戻しを、走りこんできた茂木駿佑があわせて、
前半3分にして先制点を奪いました。

愛媛は後方からのビルドアップに拘り続けるが、
展開が非常に小さく、止まった足元へのショートパスばかり。
前からのプレッシャーを継続する水戸に
DFとボランチのパス交換を狙われ続け、
前半はハーフウェーラインをほとんど超えられず、シュート無し。

後半、依然としてボール保持してのビルドアップにこだわりますが
ハーフタイムにやり方をしっかり再確認してきたのか
縦への仕掛けの速さと各選手の立ち位置が大きく改善し、
ハーフスペースへの長い楔のパスが通るようになり
展開を五分に持ち直す。
しかしセンターバック伊藤と
急遽出場となったンドカボニフェイスが
愛媛の攻勢を防ぎ続けると
試合が徐々に間延びする展開の中で
前線の活動量やプレッシャーが持続し続ける水戸が
またもゲームの主導権を握り、ゲームをクローズ。
安定のウノゼロでの勝利を収めました。

愛媛は、この試合に限るならば
後半入りの持ち直した時間帯に得点したかった。
オーソドックスな4-4-2ゾーンに対して
ポジショナルプレー的というか、5レーンというか、
ハーフスペースを楔で狙っていくプランは理解できますが
水戸のゾーンの強度と比べると、愛媛の錬度が低かった。

そういう意味では、立ち上がりの失点癖を無くせるかは
戦術とは別のレベルで、年間勝ち点に直結してくる大事なポイントです。
愛媛が、J2上位陣に対してもこのサッカーを志向するなら
追う展開ではどうしても分が悪いなとも感じてしまいました。

水戸は、内容的には追加点が欲しかったものの
この日も攻守に安定。
一昔前のJ2の4-4-2での錬度の高さは
組織化された4-4の2ラインゾーンを指しましたが、
重心が前線にあって、前線駆動に合わせて成り立つ
アグレッシブな4-4-2ゾーンがJ2にあって、結果を出していること、
そしてそれが水戸であることには、
勝手に感慨深いものがあります。

MVP

愛媛FC MVP:竹嶋裕二

立ち上がりの失点シーンでは自らのエリアを破られてしまうが
試合前提を通してみると
前後左右にカバーリングし
空中戦・地上戦を問わずに水戸の攻撃陣と渡り合う。
後半は前線やサイドへの中距離パスや
スペースへの持ち上がり等も披露、
中盤の選手らしい攻撃センスを見せた。

水戸ホーリーホック MVP:茂木駿佑

抜群の安定感を見せたセンターバックの伊藤槙人や
精力的に活動した黒川淳史らも十分に候補だが
その中でも分かりやすい結果を残した茂木駿佑を選びたい。
元来の攻撃的なセンスを前面に押し出しつつ
黒川と共に前線からの圧力を掛け続け、愛媛を自陣に釘付けにした。

 

公式はコチラ
https://www.jleague.jp/match/j2/2019/052508/live/


スポンサーリンク
管理人おすすめ