2019年秋ドラマ-俺の話は長い一覧

俺の話は長い 最終回 感想|岸辺家と秋葉家にしかない"家族の愛の形"

 

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其の十九「すき焼きと引越し」

 

最終回にして、満(生田斗真)の面倒くささと

家族でのやり取りがパワーアップ(笑)

オリンピックの開会式と閉会式は同じ場所でやるもんだろ!

引越し先でやるなんて井之頭公園でやるのと一緒だ!という暴論wから始まり、

重箱の隅をつつくトークフェンシングなら優勝出来るだの、

遺影に水をあげなかったら虐待だの、次々と飛び交う話題の尽きなさが楽しすぎる。

しかし、その時間はいつまでも続かない…

 

岸辺家と秋葉家の食卓を後ろからそっと映すカットに、

一気に切なさが押し寄せてきてしまいました。

ああ、もうお別れの日が近づいているんだな。

人生で最後になる料理があるように、本作の場合も続編がなければ

もうこれで最後なんだな…と、笑い飛ばした展開からの反動が大きく、

感慨深いものがありました。

 

変わらないように見えて、少しずつ変わっていく家族。

前回ではラジオパーソナリティになると言った春海(清原果耶)に心動かされ、

光司(安田顕)はタクシードライバーになると宣言。

 

「探し物を見つけようと思っている時に見つからない」と言っていた満は

大きなパズルを完成させる。今の姿に"ピリオド"を打ったと思わせられるシーンでした。

 

其の二十「コーヒーとマラソン

 

からの…ああ、まさか、スーツ姿の満が面接に行くだけで泣かされてしまうとは。

 

「3ヶ月ありがとうね」と照れ臭そうに感謝する綾子(小池栄子)、

ラソン場での応援歌演奏、明日香(倉科カナ)のささやかなエール…

いろんな形の愛を受け取り、選手と共に長い道のりを歩み出す満のラストに、

いつもの主題歌が重なり更にグッと来ます。

ラソンがこんな風に絡められるとは思わなかったなぁ。

 

綾子があそこまで気持ちを晒け出すようになったのも、

喧嘩しながらも次第に打ち解け合える関係になれた過程や、

満が春海の良き理解者だったエピソードを紡いで、家族の変化を描いてきたから

何ら違和感がありません。今までの思い出の積み重ねによる集大成を見たお話でした。

 

就職出来たかどうか曖昧なまま、面接シーンで終わらせたのも良かったですね。

普通に続編が作れそうな感じ。

…自己PRじゃなくて「俺頑張って準備したんだよ!」「俺今日早く起きたんだよ!」

という自慢になっていたのは笑いましたがw

 

もし本当に議員秘書になったら「俺の話は長い 議員秘書編」として

新たな舞台で活躍する満が見られそうですし、

逆に、「まだ結婚できない男」みたいに、一度就職はしたものの結局ニートに戻って

再スタート…なんて展開の仕方もアリですよね。

 

いずれにしても、また屁理屈を言いまくる満にお会いしたい。

 

 

***

 

主婦同士で近所の家族の噂話をするように、視聴者がどこかに存在するかもしれない

1つの家族を覗き見しながら楽しむ…そんな作品でした。

 

家族の形は様々だから、ルールも違えば教育の仕方も違ってくる。

だからやっぱり、余所の話は「あるある〜」と頷く所もあれば、ギャップもあり、

聞いていて飽きないし面白い。

でも、全てに共通しているものは「家族はやっぱり家族なんだ」という所。

 

岸辺家&秋葉家もまた、そこだけにしかない愛の形があり、

親子で気まずい時期があっても、喧嘩しても、家族という歴史が長ければ長くなるほど

いつだって元の関係には戻れるんだといった、

一種の温かみを教えてくれたような気がします。

 

最初は、屁理屈ばかり言う満や、ぶっきらぼうな対応をする綾子を見て

これはちょっと今後ギスギスして来ないか…?と不安に思ったりもしたけれど、

回を重ねるにつれて愛らしいとさえ感じるようになりました。

どちらも素敵な家族でした。

 

満のキャラクターが「令和」らしさなら、

昔ながらの街並みや我が家は「昭和」らしさが感じられ、

尖った作りにする訳でも一昔の時代にありがちなドラマにする訳でもなく、

新旧が織り混ざって、丁度良い塩梅の斬新なホームドラマ

見事に仕上がっていたような気がします。

 

関ジャニ∞の主題歌「友よ」も良かったです。(CD…買っちゃった♪)

劇中でのシーンと曲がかかるタイミングのシンクロ具合の絶妙さもさる事ながら、

ある時にはしんみりとした切ない気持ちにさせられ、

ある時には何か希望の光が見えるような、前向きな曲にも感じられ…で、

2つの顔を見せてくれる所に新鮮さがあり、インパクトに残る曲となりました。

 

個人的には…土10枠に引っ越してから初めてアタリだったんじゃないかな?

今までにも面白い作品はいくつかあったけど、序盤が微妙だったり、

ちょっとここが惜しかったなぁ〜と引っかかる要素が見受けられたりしたので…

本作に関しては、最初から最後まで面白かったですもん。

 

SPとして帰ってくるのが一番あり得そうですけど。

少なからず、続編を作らないなんて勿体ないですよ!!

それくらい良いドラマでした。楽しい時間をありがとう。

 

 

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俺の話は長い 9話 感想|経験と年月を重ねて成熟して行くものさ。

 

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其の十七「トンカツと占い」

 

高校に行かないでラジオパーソナリティになりたいと言い出す春海(清原果耶)。

早く背伸びしたい気持ちも分かるし、高校に入って何の役に立つの?と思うのも分かる。

でも…満(生田斗真)の言う通り、そこでしか経験出来ない事ってあるんですよねぇ。

 

高校進学は今や義務教育の延長線上になってますし、

周りからどう捉えられるかの"肩書き"にもなると思うのです。

顔は見えないし、普段友達や家族と会話するのと同じような事だからと

その夢を選んだ部分もあるのかもしれませんが、

リスナーが自ら「この人どんな学校出たんだろう?」とわざわざ調べなくても

言葉の表現や受け答えの仕方で自然と「学歴」って出ちゃうんですよね。中卒なら尚更。

高校、大学と通う学校が増えれば、それだけ人生における経験値も増えるし、

リスナーと共有出来る話題も増える。

うちの職場でもラジオが流れてるんですが、試しにいつも聴いてる番組のパーソナリティを

wikiで調べてみたら、みんなそれなりに名の知れてる大学出身の方々ばかりでした。

つまり、そういう事。ある程度の教養は必要って事ですね。

 

ラーメン屋で流れた「おじいさんが杖で相手の鼻の骨を折った」なんて投稿は

良い話というよりむしろ大丈夫か!?とツッコミたくなるものですが、

大勢が聞くラジオで投稿するくらいだから、リスナーは「これは誰かに話したいな」

「あんな事あったなぁ〜」と当時の出来事を思い出話に変えられた訳で。

そんな懐の深さも、年齢を経験を積み重ねて培われていくのだ…と

春海も最終的に気付けて良かったです。

 

ところで、とんかつのお肉の分厚さったら。

すっごい飯テロだったなぁ…家だと芯まで火を通すのは中々難しいんじゃないの?

 

食べられないでラップされるとんかつは気の毒ですが(笑)、

我が孫の一大事だからと最優先に動く岸辺家と秋葉家は理想の家族過ぎます。

満もなんやかんや言いつつ、結局しっかり相談にのってくれますしね。

春海は幸せ者です。うん。

 

 

其の十八「ラーメンとフリーマーケット

 

駒野(杉野遥亮)の「小学校の初恋を引きずっている」も、 

明日香(倉科カナ)の伝言「やれ」も超的確。

 

満も能天気に過ごしたいだけのニートではないし、働く気が全くない訳ではない。

ただ…プライド=理想が高過ぎるって話。

「いつまでもあると思うな親と金」もそうですが、

我が子を養う母親がずっと何十年も生きているとは限らないし、

やっぱりどこかでは自分で生活費を稼がなきゃいけない"時"は来るんですよね。

 

最初が良かったから次も…と求め続けて、

また失敗を繰り返したくないから、御託を並べて長い話をして「これは自分には無理」と

思い込ませる彼の姿は心当たりがあり。

ダメだなぁ〜と思いつつも、ちょっとグサッとくる話ではありました(笑)

でも、介護士の仕事の様子をじっと見ていたけれど、

それは ほんの軽い気持ちでは長続きしない職業の1つですからねぇ。

2度目も短い期間で退職しちゃったら再々就職は絶望的。

あっさり決めるのも優柔不断過ぎるのも体に毒…なお話でした。

 

最終回をどう落とし所つけるのか気になりますね。

家族的にも満の将来にとっても働きに出るのが一番なんでしょうが、

その反面、満にはニートでいて欲しい気持ちも少しあったり。

だって、家族間に流れる温かい、どこか懐かしい空気が好きなのに、

満は自立して、母親は秋葉家の所へ…なんて、バラバラになってしまうのは寂しい。

「俺の話は超長い」「俺の話はすごく長い」というパワーアップした続編が作られる

可能性がほぼゼロになっちゃうじゃないですか(笑)

 

今回は秋葉家が新築完成を待っている間、岸辺家に居候する…という設定があったので

時間軸も現在と同じで3ヶ月間ではありましたが、

本当は1年間で見ていたいですよねぇ。

夏休みとか入学・卒業シーズンとか、イベントはまだまだたくさんですし。

 

 

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俺の話は長い 8話 感想|魔性の母と魔性のコタツ。

 

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其の十五「ゆで卵と福引き」

 

牧本(西村まさ彦)さんも「当たり前のものがなくなって欲しくない」点では、

満(生田斗真)と同じなんだろうなぁ。

 

最初は美味しいコーヒーなんてどこにでもあるじゃんと言っていた満が、

約30分の短い放送時間内で自らBarクラッチに出向く形で考えを変える様子は、

描き方次第では都合のいい展開だと捉えてしまいがちなものの。

以前は毎朝コーヒーを出してあげていたほど大切な存在である房枝(原田美枝子)の

牧本に対する想いを聞いて…というのは勿論、

前回の「ジンライムと商店街」での、実家を売ることに反対する…といったエピソードのお陰で、

今回の満の行動に説得力を持たせているようにも思えました。

今までのエピソードの積み重ねが効いています。

 

房枝が出ている吹き矢大会なのにあまり応援している様子もなく、

満vs綾子(小池栄子)の会話がヒートアップし、

あ、牧本さん優勝してる…とようやく気づく

春海(清原果耶)のシーンには笑わせられました。

 

満くん、その分析能力と情報収集能力…ニート生活だけじゃ本当に勿体無いと思う(笑)

 

其の十六「ミカンとコタツ

 

この回を見終わって一言。

ああ、"なんか良い"。

もっと見ていたい…。

 

これだけじゃ感想にならないのでもう少し書き足すとすると、

家族間でのやり取りにクスッとさせられてからの、さりげない「家族愛」で

視聴後にじんわりとした余韻を残す作りが、今回が一番抜群だったこと。

雰囲気がガラッと変わる展開になんの違和感も覚えさせない所は、本当によく出来ています。

 

出世払い〜♪なんて酷い歌詞でも、それを光司(安田顕)と春海が今でも覚えていて歌っている事から、

ケンカしても口をきかない時期があったとしても、長年の付き合いで築く家族の関係は

根本的にあるものとしてずっと変わらないままなんだろうな…という深さを感じさせる妙。

 

歌を口ずさむ二人も、動画を見せる房枝も、それを見て泣いてしまう綾子も、ラジカセを買い換える春海も…

「変わらない」を描きつつも「一歩前進していく」という変化も同時に描かれているのも良かったです。

 

 

***

 

前半はしんみりさせられる話が多かったですが、後半からは会話劇が楽しい話が増えてきた傾向にある本作。

後半の中では、個人的に8話はピカイチだった気がします。

 

「コタツって、戦争をなくす秘密兵器だよね〜」と言う満。確かに一理あります。

でも、現実でもどこかで実際に言っている人がいそうな言葉に感じられるのがまた面白い(笑)

男性に好かれちゃうタイプの房枝さんが魔性の女性だとするなら、

タツも人をダメにする点では魔性ですねぇ。

 

ニートブラザーズを結成して、ミカンの歌をノリノリで歌う時の生田斗真さんと安田顕さん。

心から楽しそうだったなぁ。素で笑っているようなところも良かった。

 

会話がいちいちツボにはまるドラマは、良いドラマ。

「財布の歌」はぜひ配信して欲しい!!

 

 

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俺の話は長い 7話 感想|挫折も失恋も全て受け入れてくれるのが実家。

 

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其の十三「ジンライムと商店街」

 

綾子(小池栄子)の言う通り、誰にも相談せず勝手に家を出て行った者が

人の家庭事情に口出す資格はないと思うし、

むしろ、新居で一緒に暮らす計画を既に想定していて、

母親が孤独死にならないで済む事に感謝すべきではあるんですよね。

 

しかし、満(生田斗真)の「ルンバの充電=実家」論も

例えとしてかなり飛躍し過ぎているものの、

実家があるから自分は頑張れるという考えにも共感出来て。

要は「当たり前にあったものが突然消える」のが怖いんですよ…。

今までの回を見ていれば、満にとって唯一屁理屈を気の済むままにぶつけられるのも、

それを受け入れてくれるのも実家なのは伝わるから、

いつまでも「生きる糧」であって欲しかったんだと思います。

 

でも、口出しした事がきっかけで思わぬカミングアウトがあったり、

一人でショックを受けたり、結果的に自分の想いを打ち明ける形で

夫婦で仲直りしたり…という、次の行動の読めない所が家族の面白さでもあって。

 

実家も親も永遠にある(いる)訳ではないのに、それを手放したくないという

人間のズルさを描きつつも、綾子&光司(安田顕)夫婦を通して

しみじみと「家族って良いな」と思えるまとめ方が自然に感じられるお話でした。

 

其の十四 「カレーライスと実家」

 

俺は陸(水沢林太郎)と同じだったかもしれないのにな…と

満は言っていたけれど、個人的には陸と明日香(倉科カナ)がそうなんじゃないかなぁ。

 陸が春海(清原果耶)を振った理由は詳しく明かされはしなかったものの

「自分のために人生を犠牲にして欲しくない」のが2人の共通の考えだと思うんですね。

 

明日香にとって満のカレーはとても美味し過ぎて、

使用しているスパイスがかなり本格的で、

時間をかけてじっくり作ってくれたんだろうなぁ…というのも

一口食べてすぐ分かった。

だから、その全力を自分のためだけに全て使い切るのは勿体ない…といった優しさが

「逃げずに次の夢を探して欲しかった」の言葉の真意なのかもしれません。

ストレートに「専業主夫になる=逃げ」とは言っていない。

 

しかし、明日香の言い分も分かりますが、

満のあの涙は少なくとも嘘ではなかったと思います。

ノートに嫌ではない事を書き留める行為からして、

明日香の人生をサポートする生き方に充実感を覚え始めた上での

本気の決断だっただろうから。

もう、明日香とはこれっきりなのかなぁ…と思うと、ちょっと切ないです。

 

具材が違くても我が家のカレーはいつも同じ味だと言う満の言葉にも妙に納得。

いつからなのかは分かりませんが、子供から大人まで好きな料理といえばカレーで、

具材ごろごろルーはドロドロ…が「家庭的」だというイメージが

勝手に作られちゃってるんですよね。

 

満のカレーと房枝(原田美枝子)のカレー。

そこには作り手の愛情が込められていて、食べた者の心を満たしてくれる所は同じでも、

前者は失恋、後者は童心に帰ったような安心感を覚える…という

真逆の結末となっているのが面白かったです。

 

 

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俺の話は長い 6話 感想|満が家出。新たな一歩となるかどうか?

 

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其の十一「毛蟹と体温計」

 

食に関して団結力があり過ぎの岸辺家&秋葉家(笑)

分かる。分かるさ。誰かが熱出して上で寝込んでいる所に

人数分ちょうどのカニが送られてくる…

独り占めしたい気持ちが芽生えてきちゃいますよねぇ。

 

我が家もかつて兄が家にいた頃は、食に興味がない人だったから

デザートとかで呼んでも「いらない」って返す事が多くてさ。

だから時々「どうせいらないって言うだろうから食べちゃおうか」って言って

残りを食べる事、あったあった(笑)

そのエピソードを自然と思い出しましたよ。

まぁ、こちらでは、カニ雑炊として食べさせようって事になりましたけどね。

(春海(清原果耶)と光司(安田顕)の件がなければ、光司の分はなかったと思うけど。)

 

風邪回はやっぱり好きで。

光司がカニ雑炊を噛みしめるように食べる姿を見て、心がほだされてしまう春海…

いつもは多分しないのに、食器洗いや買出しを率先してやる春海…

で、ちょっかい出す満(生田斗真)との関係性…

光司なりの優しさも含めて、改めて家族って良いなぁと

見ていてニンマリしてしまうお話でした。 

 

其の十二「モンブランと亀」

 

満の家出は最終章あたりまで引っ張るだろうと思っていたので、

まさか前回で明日香(倉科カナ)と知り合って、

次でもうそんな展開になってしまうとは意外でした。

 

愛情があるかないかでヒモかどうかが決まると言っていた満。

でも難しいですよねぇ…ヒモの定義って。特にこのご時世は。

家に住み着いていて家賃は払わず、ただご飯をもらうだけなら

それはハッキリと言ってヒモですけど、

家事をしているのなら主夫とも言えるし、

プラスお金をもらっていれば、もしかしたら契約結婚なんて形にもなるかもしれない。

 

一見同じようなパターンだったとしても、

食器は洗ってるし、給料はもらわないし、愛情はあるんだと

「前とは違う自分」をとにかくアピール。

でも「前とは違う」って事は少なからず満にとっては大きな一歩だと思うので、

親からの自立を考えれば、ちょっとでも変われた彼を応援してあげたいかな。

 

騒がしい家族であればあるほど、別れは物凄く寂しい。

満への依存が見える母・房枝(原田美枝子)も心配だけど、

見送る時の春海の何とも言えない表情にやられる…

清原果耶さん、大袈裟じゃなく、本当に将来大物になる予感。

 

 

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俺の話は長い 5話 感想|家族と満の新たな一面を知る、変化球の回。

 

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其の九「銀杏と爪切り」

 

大切な我が子だし、優秀な高校に入っても今の状態に至る満(生田斗真)を

間近で見てきた訳だから、

偏差値の高い高校に行かせたい綾子(小池栄子)の気持ちはとても分かる。分かるよ。

でも…母親としてのその想いは届かず、

親でも兄でもない満の高校時代の話の方が、

春海がすんなり聞き入れちゃうというのがまた切ない。

 

友達と一緒に受けていた野球の名門校に自分だけが受かったものの、

結局甲子園には出られないまま終わってしまい、

逆に普通の高校へと行った友達の所属する野球部が決勝進出にまで勝ち進むという

満の話がとても面白かったです。

なんて理不尽なって思うんですけどね。

でも、そんな「昔はこうだったなぁ…」と自ら笑い話にする程の経験を重ねて

生きている人の方が多いのかもしれませんよねぇ。

 

銀杏を割る音と爪を切る音が同時に響き続ける中での、

満と綾子の会話、そこに途中から参加する春海のシーンも印象的でした。

言い返して、喧嘩して、ご飯を食べて落ち着いて…の繰り返しをするのが家族だという事が

今までのエピソードで描かれてきましたが、

今回はそれとは別の方向から「家族のあり方」を提示していたような気がして、

ただ思い出話で盛り上がっているだけなのに

なぜだか見ていて心が温かくなってしまった回でした。

 

其の十「シャンパンと合い鍵」

 

これから恋愛方面の話も繰り広げられてきそうな感じを仄めかす

明日香(倉科カナ)の登場は意外でしたね。

でも、折り返し地点なのを考えると、"家族以外の別の顔を持つ満"という点で

所謂マンネリ化を防いできたような印象で、これはこれでアリ…なんて。

 

しかし、満は将来、明日香の家に世話になるつもりなんでしょうかね。

最後のシーンで「文句があるなら家から出てったら」と言う春海の言葉が

妙に引っかかってしまいました。

 

仮に一緒に過ごす事になったとしても、

はたまた、明日香から資金をもらう形で、再び喫茶店を立ち上げる決意をしたとしても、

母・房枝(原田美枝子)の元から旅立ってしまうのには変わりなくて。

秋葉家の3人が住む新築がもうすぐ出来上がるらしく、

それと同時に出て行く日も刻々と近づいてきている訳で、

更に満も…となると、相当寂しくなりますよね。

 

いつかまた夢をまた見つけて欲しいと思う反面、

賑やかな家族をずっと見ていたいとも思えるジレンマ。

自立するためなら、親の元を去る運命も避けざるを得ないのかな。

 

 

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俺の話は長い 4話 感想|"小さな幸せ"を求める夜と、"小さな希望"を求める朝の話。

 

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其の七「アイスと夜の散歩」

 

面白いわ。金子茂樹さんの引き出し、凄いわぁ…。

どの家庭でも経験してそうな「アイス食べたでしょ」「食べてない」の

何気ない会話なのに、それがコメディホームドラマとして成立出来ちゃうとは。

 

名探偵気取りの満(生田斗真)、綾子(小池栄子)の事をさり気なく言いながら

彼女がコラー!!と追いかけてくる様は、まるでサザエさんとカツオの関係性を

見ているようでツボなシーンでした(笑)

 

しかし、ただの笑い話にならない所が、またよく出来てるなぁと思わされて。

満が「誰がアイスを食べたか」を熱心に語っている姿を見て

春海(清原果耶)もアイスを食べたくなり、光司(安田顕)が一緒に

コンビニに行こうかと誘って、距離が近づけた事にじわっと温かくなる流れ…

コメディからハートフルな物語への切り替え具合がとっても自然。

 

春海が言っていた「あいつも」の「も」は、多分登場人物だけでなく

この世の全ての人にかかっているんじゃないかな…と。

満はとっておきのアイスを味わえる時間を。

綾子は社会人&母親生活の中で唯一、自分のために使える時間を。

母・房枝(原田美枝子)は父の死という心のぽっかりを埋めるために、

牧本(西村まさ彦)を通して第三の居場所を作る。

そして、光司は春海の気持ちを知れた事に嬉しい表情を隠せず、

アイスを食べながら一人で反芻する幸せを味わう。

 

みんなどこかで「小さな幸せ」を求めている。

物思いに耽ったり、しんみりしたりしてしまうのは夜の時間…

そんなお話だったと思います。

 

其の八「バーニャカウダと犬の散歩」

 

満、凄い勢いで渡利(間宮祥太朗)を論破しにかかってくるじゃん…

と思っていたら、まさか遠回しに彼を鼓舞していたとは。

いや、分かりづらいわ!! 私も渡利と同じように涙目になってしまうかも(笑)

 

1・2話の時よりも屁理屈な所が強くなってきた満ではありますが、

同時に「同じ道を辿って社会人になれた人」へのリスペクトも感じられる

優しい心の持ち主なんだという事もまた新たに知れ、

彼への興味と魅力が更に増したお話でした。

 

しかし、渡利に話していた「動物園のライオンは戦ってないように見えて戦っている」論。

これ、満も「客に笑われて指さされた」経験を味わった事があるんじゃないか?

渡利のような時期があったんじゃないか?と想像してしまいました。

 

光司にもエールを贈るラスト…

今は人混みのサラリーマン達とは正反対の方向へと歩み出す満ですが、

いつか夢と孤独の戦いから抜け出して、

自分なりに次のステージへと進めたら良いなぁ、なんて願ってしまいますね…。

 

 

***

 

「アイスと夜の散歩」「バーニャカウダと犬の散歩」

今回はどっちも散歩の話なので、

どう対比させていくのかな?と思いながら見ていましたが、

前者は夜を主体とした話で、後者は朝を主体とした話なのだという印象を受けました。

 

上に書いた事と多少被りますが、

一人悶々と今日の出来事を考え込んでしまったり、

プチ贅沢の時間を与えたりするのが「夜の時間」。

一方で、心機一転頑張ろう、何か良い事があると良いなと

自分を奮い立たせるのが「朝の時間」。

別に、夜だけor朝だけで動く話だった訳ではないのですが、

各物語の向かうオチがその時間だったので…(この文章で伝わるかどうか…(汗))

今回は時間軸の捻りを効かせた点で、2つの物語を楽しんだ気がします。

 

しかし、ぱっと見は気軽に笑えるコメディですが、

実はどの世代にも共感出来るし、

どの人も間違っていないという背中を押してくれる作りにも思えるので、

話の奥には何が秘められているのか?とつい考えてしまうんですよねぇ。

 

私は満ほどではないものの、お暇していた時期があった事から

主に満の視点になって見ていますが、

将来家庭を持ったら、綾子や房枝の視点になって見るようになるんだろうなぁと思います。

二度でも三度でも楽しめそうな作品。ちゃんと録画を残しておこう…。

 

 

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俺の話は長い 3話 感想|人の家を覗き見している感じが堪らない…

 

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其の五「カボチャと喫茶店

 

前回でも前々回でも話の筋は通ってるんだよなぁと感心してしまった

満(生田斗真)ですが、今回は極論が面白過ぎる。

ハロウィンとヘロインを一緒くたにするって!!

終いには、武器を持っていたら戦争が始まるとか!!

次々発せられる満の言葉にツッコミっぱなしでした(笑)

 

しかし、屁理屈を言っていても、意地でもカボチャをもらおうとしていても、

母・房枝(原田美枝子)は息子の本当の気持ちを見抜いていたようで。

やっぱり、子供が大人になったとしても、いつまでも親には敵わない…

そんな「親子あるある」なお話だったと思います。

 

他に印象に残ったのと言えば、ラジオで自分の投稿が読まれた時の

春海(清原果耶)のソワソワしたシーン。可愛らしかったなぁ。

しばらく立ち上がりっぱなしだったり、それからどうして良いか分からず

カーテンをぎゅっと掴んでみせたり、今度は座り直したり…という

落ち着かなさが妙にリアルでさ。

(これではないけど、私も興奮したら部屋中歩き回る事があるので気持ちが分かる。)

心を閉じ込めてしまいがちなナイーブな年頃の女子高生を、

何の飾りっ気もなく演じる清原さん。本当に良い役頂いたなぁ…なんて。

毎回褒めている気がするけど(笑)それくらい上手いんですもん。

 

 

其の六「酢豚と墓参り」

 

前半パートに満と父の関係性が垣間見える「カボチャと喫茶店」を

持ってきたのはしっかり意味があったのだなぁ…と思えるお話。

 

「カボチャ」が過去ならば、「酢豚」は現在。

「親子が当時どんな風に接していたか」を示してから

「残された子供は今どんな心境で過ごしているのか」を描く。

この流れのお陰で、家族の背景が徐々に見えてきたような気がしました。

…と同時に、満は満で、綾子(小池栄子)は綾子で、

父から与えられた愛情を自分なりに受け止めているのだとも伝わる作り。

 

言い合いになってその場がギクシャクしたとしても、反論出来なくて困ったとしても、

父が好きだったという酢豚餡かけチャーハン(=同じ釜の飯)を食べれば

結局は家族に戻ってしまう。

怒って、泣いて、ご飯を食べて、気持ちが落ち着いて…

家族でいる以上、そんな繰り返しの日々なんだという

さり気ない教訓も込められていて、温かいながらも考えさせられる内容でした。

 

個人的には、素直じゃなくて意地っ張りな性格の満の事を考えると、

お見舞いに行ったのは1回だけじゃないんじゃないかなぁと思うんですけどね。

優しい子扱いで褒められるのが恥ずかしくて、それを隠すために…とかあり得そうな。

どうなんでしょう。

 

 

***

 

茶店や中華屋と、今回は「景色」「街並み」を映す引きの画が多い印象でしたね。

今までもホームコメディとして充実した出来でしたが、

その演出によって更に「人の家を覗き見している感じ」が出ていて

面白みが増した気がします。

 

どこか懐かしいような雰囲気は、ホームドラマおなじみの「昭和らしさ」ですが、

社会人への道を閉ざしたニートの設定、マシンガントークが見所となっている点は

「令和らしさ」で、昔と今が交わりあった作りも楽しい。

 

コメディ部分もドラマ用に面白おかしく作ってるギャグではなく、

神頼みのアドバイスを信じちゃう春海とか、綾子の悪口につい乗っかる光司(安田顕)とか、

免許を取ろうとする牧本(西村まさ彦)がズバッと言われちゃう所とか。

ささいな日常から生まれる会話&やり取りから笑わせるのが良いですよねぇ。

 

光司と高校生との仮装バトル(?)も気になるし…

既に1クールじゃ短いんじゃないかという気持ちにさせられています(笑)

 

 

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俺の話は長い 2話 感想|話の筋は通る満と、依存し合う家族

 

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其の三「焼きそばと海」

 

ニートだと早く働けよと思っちゃうし、あれこれ言っても生意気にしか聞こえなくて

基本的にその人が好きになるって事がないんですけど、

なんでしょうね、満(生田斗真)は全然憎めないのです(笑)

例えがめちゃくちゃでもぶっ飛んでても、話の筋は通ってるんですよねぇ…

前回なら「ビジネスの基本として相手の好きな物をリサーチする事が大事」とか、

今回なら「どうしても出たくない授業に出るからこそ、

吹っ切れた事になるんじゃないの」とか。

だから前回の感想のサブタイは「屁理屈」じゃなくて敢えて「理屈」にしました。

 

春海(清原果耶)が不登校だったのは、気になっていた男の子と失恋したからだと。

最初はそんな気はなかった。

友達が彼が気になってるんだという話をただ聞いていただけだった。

しかし、聞いていくうちに恋が芽生え始めてしまった…。

彼女は人生でおそらく初めてであろう「苦い経験」を覚えた。

 

「大抵の事は傷ついて覚えるしかないんだよ」

「たまに教えてくれる人もいるんだけど、

聞いてる時はそんな大事な事って気付かないもんでさ」

海を見て、なぜ失恋した時はそこに行きたがるのかが何となく分かった春海。

満の1つ1つの言葉が胸に染み渡り、徐々に心が開いていく変化が伝わる

清原果耶さんの演技が素晴らしかった。

 

会話劇はどれも面白いんだけど、やっぱり、満と春海の間に流れる空気が好きだな…

と改めて感じられた回でした。

お二人、似た者同士ですよね。

 

其の四「コーヒーと台所」

 

こちらはまた何とも切ないお話。

 

母・房枝(原田美枝子)が 息子が再び立ち直ってくれるようにと期待している気持ちを

綾子(小池栄子)は知っているから、

母を想うばかりか、「コーヒーを淹れて貰うことと息子が定職に就くこと、

どっちがお母さんにとって幸せか分かるでしょ?」と

満につい突っぱねた言い方をしてしまった。

満は彼女の強さに押され、じゃあ良いよ!と言い残し部屋を出て行ってしまった。

 

しかし朝の5時半…房枝はいつも通りに起床。

足音が聞こえてきて、ついつい振り返るけれど、そこには綾子の姿があった。

「自分がお願いした事ではない」とやんわり言いつつも、

息子のコーヒーと愛情で満たされる「小さな幸せ」をどこかで欲していた房枝。

お茶を待っている姿を見て、自分がその幸せな時間を壊してしまった事に気付いた綾子。

 

壊してしまったのに気付いたなら、本来なら満の所に謝りに行って

母のためにコーヒーを淹れてくれないかと頼むべき流れなのでしょうが、

その行為をしたら満のニート生活は終わらない事になる訳で。

でも、いつもの朝が来ないかと期待してしまっている矛盾と葛藤…

家族は結局、誰かの優しさを求めて、依存し合って生きていくものなのだという

皮肉が込められた、ライトに見えて考えさせられるような回でした。

 

相手がいればありのままの気持ちをぶつけられるけど、

自分の事となると素直になれない満。

家族の前ではコーヒーに未練があるなんて言わない。言えない。

直接的には分からないけど、箱を捨てないって事はそういう事でしょう?

コーヒーを淹れる時の眼差しは真剣に見えるのに…意地を張って売ってしまった。

本当にそれで良いの?全然吹っ切れた感じはしませんでした…。

 

話は戻っちゃいますが、房枝が席に着いた時にかかり始めた主題歌のタイミングが絶妙で。

温かいけれど少し哀愁も感じられるような曲調に、ああ…この作品にしっくり来るな…

とも感じられました。

 

 

***

 

本作は2話構成なのもあり、今回から感想も2つに分ける事といたしました。

 

前回は想像していたのと違う戸惑いがあり、

あまり良さを見出せられないまま終わりましたが、

「本作はこのスタイルで行くんだ」と知った上で今回を視聴してみた所…

おや?意外と面白いんじゃないか?意外と深い内容なんじゃないか??と

本作への好感度がじわじわ上がってしまう結果に。

 

会話劇も好きですが、個人的には不憫な役の安田顕さんがお気に入りです。

どこか頼りなくて、へなっとしてる所が愛らしいのです(笑)

ギター、残している事綾子にバレなくて、

そしてバーに置いてもらえるようで良かったねぇ…買い直したら高いしね。

 

房枝の喫茶店にやってきた男の子の真意も気になる所ではありますが、

バーテンダーの家族が金持ちかどうかも気になります。

4LDKオーシャンビューが庶民的な部屋…

経営してるバーは集客率が極めて高い訳でもなさそうですし、

親が大手企業の社長だったりするんですかね?恩恵を受けているとか?

 

 

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俺の話は長い 1話 感想|「俺の理屈は長い」の間違いじゃ?

 

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今期、変わった主人公の話が多い気がしますなぁ(笑)

同じ偏屈なら火9がそうですし、変わり者でくくるなら月9や水10も入ってくる。

秋ドラマが始まったばかりなので、まだまだ出て来そう…

 

という余談は置いときまして。

そうですね〜…まずは「俺の話は長い」というより「俺の理屈は長い」主人公に映った

初回だったかと思います。

上に貼ってある公式画像にズラーッと文章が書かれているデザインが面白くて、

これと同じように、オチのない話(長台詞)を早口で一人語りしまくる主人公として

描かれていくのだろうと期待していた分、

想像していたのとはちょっと違う感じだったかな?という印象が残りました。

 

また、本作は「コメディホームドラマ」との事ですが、

今回が2話ともほっこり目のオチなのと、家族団欒のシーンが多いのを見ると、

ホーム色が強くてまだまだコメディらしい弾けっぷりは足りない気もしましたね。

まぁ、事前情報で「もみ消して冬」のスタッフが

再集結する事を知っていた上での視聴だったため、その分戸惑いを隠せないまま

見終えてしまったというのもあります…。

 

満(生田斗真)と綾子(小池栄子)のやり取りは

「もみ冬」の姉弟の関係性を彷彿とさせる

ブラックジョークを絡めたものになっていたと思いますが、

こちらの場合は二人とも我が強く妥協もしないので、

下手したら笑いよりもギスギスした雰囲気が勝ってしまいそうですし、

視聴者の好き嫌いが分かれるポイントにもなってしまいそうです。

個人的には笑えた方ですが、老若男女見やすい「家族」「日常から生まれる笑い」の物語を

土曜日に…というコンセプトで制作している以上、

「強さ」と「笑い」のバランス調整は重要になってくるのかもしれません。

 

あとは、珍しい試みである2本立て構成ですが、

「本来1話1時間で描くものを2つに分けただけ」という続きモノの印象が強かったですかね。

初回は人物や状況紹介を兼ねているので、そうなってしまうのも多少は

仕方ない事ですが、回を重ねるごとに「サザエさん」のようなオムニバス形式で遊べたら

もっと楽しい作品になるのではないかと思いました。

 

色んな意味で期待していたのとは違かったので、

今回は個人的に「あれ?」と感じた部分を並べた感想となってしまいましたが。

全体的には、経験を積んだ役者陣による会話劇(特に満と春海(清原果耶)のお二人)

の安定感や間は良く、1つ1つの台詞も癖があって、間延びする事なく楽しめました。

まぁ、次回以降かな…?

日テレドラマは何かしら惜しい所が多いので、

今度は普通に面白いものになると良いけども…

 

 

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