2020年夏ドラマ-妖怪シェアハウス一覧

妖怪シェアハウス 8話(最終怪) 感想|清々しさしか残らない神回!

 

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いや、泣いた。愉快なコメディなのに凄くジーンと来た…。

今期のドラマの最終回満足度ランキングで堂々の1位ですわ!これは。

まだ終わっていない作品もあるけど、もう揺るぐ事はないでしょう。

本作が、1位です(きっぱり)

 

原島大東俊介)か水岡(味方良介)のどちらかと結ばれてちゃんちゃん♪

では終わらないだろうとは思っていました。

でもそうなると結末が見え過ぎていて、個人的には澪(小芝風花)の痛快なお仕置きっぷりが

印象的だった3話までがやはり面白かったなぁ…という内容にもなりかねない。

しかし、それらを軽々と吹っ飛ばしてみせた最終回!

「やりたい事を見つけたから…」と新しい目標に逃げるでもなく、

2つのシミュレーションをして「やっぱり私には結婚生活向いてないから…」と

自分を否定するでもなく、

あそこまで「妖怪になって何が悪い!」と、世間体という名のしがらみを

ぶった斬る着地点になっていたのが良いですよね。

しかも、結婚も、仕事第一の生活も、妖怪化も、どの道を選んでも

自分が充実していると感じるならそれで良い…というメッセージ性も内包されている。

振り切るならとことん振り切れ!そんな"スカッとドラマ"の模範例を提示したかのよう。

 

今の澪に最も必要なのは自己肯定感だった訳で、

一番見たかった姿が最終回で見られたのも、

"主人公の成長物語"をブレずに書き上げた作りにも満足。

「私、妖怪になります。」その時の顔つきは、妖怪達と楽しそうに踊っている時や

数々のクズ男を成敗している時よりも光り輝いていたなぁ…。

もう、美しい。だからこそ、別れは寂しい…。

 

空気を読み過ぎるあまりに自分を押し殺して、誰かに甘えるのが下手な

そんなどこにでも必ず存在する一人の女性を、

最後まで嫌味なく、かつ辛気臭くなり過ぎずに消化してみせた小芝風花さん。

やっぱりポテンシャルのある女優さんでした。

「怖い役をやらせたら安心」みたいな印象を付けられていた松本まりかさんに

新たに「チャーミングなみんなのママ」というイメージも持たせるのも成功していたと思いますし、

大倉孝二さんをオチ要員に持ってきたキャスティングも抜群。

妖怪らしいおどろおどろしい雰囲気を作り上げるのに一役買っている座敷童子池谷のぶえ)。

ツンツンツンデレな優男っぷりが堪らなかった酒呑童子(毎熊克哉)。

どのキャラクターも粒揃いな上に、走馬灯のように回想を見せられたら

もう泣くしかないでしょう。

 

妖怪との生活を通して"答え"を出した…という終わり方だと

続編は難しくなって来るのかもしれませんけど、

SPでも良いので、後日談的なお話が見たいですね。

またこの面々にお会いしたい。

テレビ朝日さん、よろしくお願いします!!

 

 

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妖怪シェアハウス 7話 感想|似てる!って言わせる為のキャスティングもアリw

 

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そう…役者の顔を中々覚えられない人なんで、

実は私、池谷のぶえさんの事を最初は「峯村リエさんかな〜」と思いながら

見ていたんですよね。(自信がないので、あくまでも「かな〜」(笑))

だから、今回のゲストにはびっくりしちゃった。そう来たか!!と。

大阪のおばちゃんに合わせて白塗りのコテコテなメイクだし、

座敷童子池谷のぶえ)も本性を現すとそんな感じだし…

多分、役がいきなり交代になっても気づけなかったかもしれませんw

 

大阪の街並みをバックに2人が熱唱するシーンをガッツリ映すのなんて、

視聴者に「似てる!」って言わせる気満々だったんでしょうけど、

たまにはキャスティングにそんな遊び心がある回も良いな♪とも思っちゃいました。

ふくよかな肉付き&微笑むと目が三日月っぽくなるのが池谷さんで、

顔がシュッとされてるのが峯村さん…見分け方はこれで覚えていこう_φ(・_・

(後でGoogleで画像検索しました(笑))

 

内容の方は…ああ〜ちょっと想像していたのと違う方向に行っちゃったなぁという感じ。

ここ最近、原島大東駿介)をイケメンに見せる演出と、

彼にメロメロになってしまう澪(小芝風花)のくだりが続いたため、

妖怪達との絡みは楽しいけどう〜ん…という違和感を抱えていたんですよね。

個人的に、本筋に恋愛要素が絡んでくると、今までと雰囲気が変わって

「どうやって結ばれるか・誰と三角関係になるか」を重点的に描く事にシフトしていく

印象があるから、あんまり好みではないんです。

まぁ、いきなりモテ期が到来する展開は最終回前らしいと言えばらしいんですけど。

それにしても、妖怪化を防ぐためには人間と結婚しろって…凄い少女漫画設定。

 

流れにのっとって、原島と水岡(味方良介)のどちらと結ばれるのが良いか考えるとしたら、

水岡の方が澪にとって、色々とメリットがあるんじゃないでしょうか。

神主で妖怪達を住まわせているから、家庭を持ってもいつでも会えるでしょうし、

妖怪化しつつある事を秘密にする必要もない。

それに、何かあったら今回みたいに悪霊退散して、体を張って守ってくれそう。

一方で、原島も優しい性格で素敵だなぁとも思っていたんですけど、

「彼女の意見を尊重する」と言っている辺り、まだまだ吹っ切れていない感じがするんですよね。

 

まぁ、私が水岡の方を押したい一番の理由としては…

率直な想いが澪には微妙〜に届いていないっていう、ちょっとマヌケな姿を

応援したくなる気持ちに駆られる所にあるんですけども。

告白してもガン無視されたり、勘違いされて終わったりする空回りな感じが一々面白くて。

今になって魅力的なキャラクターになって来ましたぞ。

 

 

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妖怪シェアハウス 6話 感想|澪、またフラれる…の巻。

 

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原島大東駿介)の件、既婚者なのは予想がついていたので、

あえて「SNSアカウントの"しらはま"が実は別の人だった」で最後にズッコケるオチが

来るんじゃないかな〜と踏んでいましたが、ストレートに終わりましたね。

うちの母も指輪はしていないし、良い歳だし、奥さんがいるのかと疑わない時点で…

本当にピュアピュアな性格ですよ、澪(小芝風花)は。

離婚危機にある事が分かった途端、私だったらちょっとでも「もしかしたらチャンスかも?」

なんて不純な心が働くのに…(笑)

だから、妖怪達に可愛がられているのにとても説得力があります。

 

今回も、というか4話以降はザ・勧善懲悪の作風じゃなくなりましたけど、

それでもスッキリとした心地で見終える事が出来たかも。

なんでだろう?って考えた時、ああ、社会風刺をコミカルに織り混ぜる話の上手さ以前に、

基本的にポジティブ思考の妖怪のキャラクター描写が好きなんだなぁ…

今頃になって気づく。

昔話で語られる妖怪の立場は悲しくて気の毒なものだけれど、

現世ではそんな素振りを見せようとせず、

人間に対しても真剣に応援してくれる明るい所に好感が持てます。

今回の場合、最もそれを顕著に表したのは山姥(長井短)ですよね。

「同じ時代に生きて恋をするって、めちゃめちゃ奇跡なんだから!」という言葉に

無性にジーンと来てしまって…。

周りを巻き込んではどんどん自分の世界を作り上げていってしまう人だからこそ、

1つ1つの言葉に歯止めが効かない"勢い"が含まれていて、

その"勢い"に圧倒されっぱなしになっていく感じが堪らなかったです。

でもって、本人はギャル姿になって彼に気づいてもらえるように、

1000年以上待ち続けているという。

澪よりも一途で純粋な妖怪がいた。

これは愛らしく思わずにはいられないじゃないですか(泣)

 

最後のパラパラパーティーも楽しかったなぁ。

洒落た服でも絶妙に垢抜けていないような"ぎこちなさ"が残る澪から、

ノリノリで踊りまくる澪まで、いろんな小芝風花さんが見られて眼福でしたわ。

着実にコメディエンヌの道を進んでいるけど、某事務所を辞めていく人が増えた今、

彼女に仕事が集中して体調を崩す…なんて事がないと良いな。

 

で…ギャルメイクでもぬらりひょん大倉孝二)だけあまり変わっていないし、

むしろインド人っぽいと思っていた所、

次回予告でカレーを配っているのには笑っちゃいましたw

 

 

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妖怪シェアハウス 5話 感想|ぬるっと活躍・イズ・ベスト

 

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冒頭からドラマに関係ない方の話出してすみません。

わたしゃ〜、後妻業っぽい悪女・香澄(寺田尚子)が

最後まで菜々緒さんに見えちゃいまして…(笑)

菜々緒さんの方が顔は強めなのは分かっているんですけど、

黒髪ロングな所とか、ハイヒールとか、若い子を威圧するキャラクターだとか、

色々似ている要素が多くて、つい重ねちゃっていたんですよねぇ。

だから、スカッとジャ○ンを見ているような錯覚にも陥ったし、

ぎゃふんと言わせるオチにも期待はしていたけれど…

なるほど、ぬらりひょんだけに「ぬるっと攻撃してじわじわと呪いをかける」

そんな脱力系の内容があっても良いなぁと思えるエピソードになっていました。

 

中々尻尾を出さない香澄。実は九尾の狐ではないんじゃないか?と疑っていました。

が、結果的にはやはり…でしたね。

こんこん、ひょんひょん言わせてお仕置きとはなんて可愛らしい呪いなんだと

最初は思いましたけど、ああいう歯止めの効かないものが地味に一番恐ろしかったりするのかも。

そういった意味では、「ぬら〜り上手く世渡りして行って、たまにヒョンと活躍すれば良い」

と言うぬらりひょん大倉孝二)の考えは的を得ている。

でも…本性を現した時に、尻尾が浮き出ている演出は見てみたかったなぁ(笑)

予算の問題なんでしょうかね。

 

いつも以上に自分を犠牲にして仕事に精を出す澪(小芝風花)と、

自分のペースで、自分なりのやり方で彼女の抱える問題に介入していくぬらりひょんの、

"変化"と"不変"で真逆の道を行く描写も面白かったです。

個人的に大倉孝二さんは、コメディエンヌはコメディエンヌでも、

視聴者から根強い人気を得ているバイプレイヤーの括りじゃなくて、

そこにぽつんといるだけでなんか可笑しい…みたいなスルメ的な存在感を残すタイプの

役者さんだと考えているので、とぼけた声で独特な雰囲気を作る

ぬらりひょんという役はとても合っているし、

今回のゆるコメディな結末も

大倉さんの演技がなければ成立しなかったんじゃないかとも思いました。

良いねぇ…あのテンポ。彼のような生き方がどんなに理想か…なんて、和みもしちゃいます。

 

最後に。一つ"異質だな"と感じたのは、澪と原島大東駿介)の恋愛匂わせ描写。

たまにふと見せていたのが、急にイケメンっぷりを発揮してきましたよね。

少女漫画全開の状況を思い出してはキュンキュンする澪…

次回はラブストーリー開幕との事ですけど、

恋に悩める澪を妖怪たちが応援するという展開が強めに出てしまったら、

今までの路線とはガラッと変わってきてしまいそうな気が…?

 

 

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妖怪シェアハウス 4話 感想|真の手のひら返しは女性社員2人でしょ。

 

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おやおや、脚本家が変わると山場がここまで変わるものなのか…

ゲス男の元に妖怪が現れる→ホラーな昔話が始まる→謎の歌が流れ始めると

主人公が妖怪化してお仕置き…という流れは、水戸黄門みたいに

定着させる訳でもないんだなぁと思った4話。

 

個人的には、いつもはなよなよしている澪(小芝風花)が

最後には別人になったように相手に立ち向かう姿

(と、澪をカッコ良く魅せるドラマチックな演出)が好きなので、

今回それを見せてもらえなかった所にはちと物足りず。

話の内容にしても、なんでそれで炎上になる?とか、

いくら「手のひら返し」だとしても、イラストを載せたらさっきまで批判していたのが

急にマルチクリエイターなどと持ち上げるなんて、SNS利用者の描写が単純過ぎないか?とか、

少々荒削りな部分が目立ったのが気になりました。

まぁでも、次回はまた西荻脚本に戻るので、たまにはこんな回もあるよね…

と思えば良いんですよね。

 

しかし、「本当に怖いのは妖怪ではなく人間」というメッセージ性を

ブレずに貫き通した作りになっているのは凄い。

それも説教臭くなくて、社会風刺を自然に取り入れられているし、

アマビエを登場させるのもこのご時世にピッタリ。(クセ強かったなぁ…(笑))

今作られるべくして作られたドラマだなぁと思っています。

先程、SNS利用者の描写が単純だとは書いたけれど、

注目されているツイートやネット記事にいちいち反応しては

相手を敬わない自分勝手なリプライをする所は、

今の状況で言うと、新規感染者の行動履歴が発覚すると

その背景も知らずに誹謗中傷して叩く図と似ている。

そして、最後は「他人は所詮他人、自分は自分だから、見えない他人の評価は気にするな」

という締め。

コロナ禍に相応しいオチでした。

 

それにしても、澪の職場の女性社員2人は、最後まで変わる事はないんでしょうかねぇ…。

ここが唯一不快感を覚えてしまう(笑)なんで採用したのか疑問でしかない。

ゲス男を成敗するのも良いですが、コロコロ対応変える"真の手のひら返し"な2人を

ぎゃふんと言わせる話も見てみたいものです!!w

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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妖怪シェアハウス 3話 感想|もう安定感しかない!

 

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何気に楽しみにしているドラマ。

いやぁ…3話目にして、もう安定感しかないですね。

自分を苦しめたクズ男を妖怪達と共に撃退するという今までの気軽に笑える話から、

今回は鬼の角を生やした澪(小芝風花)が親友を助けるという

ガッツリ人情話になった変化球っぷりも面白いですし。

妖怪達を誰一人"モブ"にはせず、物語全体の必ずどこかで

見せ場を用意する形で描き切る脚本にも好感が持てます。

 

酒呑童子(毎熊克哉)の特徴である「骨董品の真贋を見分ける目」が、

澪目線だと詐欺師を見抜いた所、

視聴者目線だと「藍(松田るか)は本当に親友なのか?出資を求めるよう頼むフリして

実は詐欺師とグルなんじゃないか?」などと見極める所の

2つにかかっていた話になっていたのもまた上手い。

私はと言うと、途中までは後者の方で彼女を見てしまっていたので、

ピュア過ぎる澪が人間不信になるほど落ち込むなんて結末にならなくて良かったなぁ。

(そうなると妖気が増して、ますます妖怪化して元の姿に戻り難くなりそうな気がするし…)

 

松本まりかさん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、毎熊克哉さんという

名だたるキャストにも引けを取らず、

コメディエンヌとして存在感をしっかり残せている小芝風花さんは

凄いなぁ…とも思いながら見ています。

愛想笑いを織り交ぜながらおろおろと困惑した表情をさせたら

今の所右に出る者はいないでしょうし、最早彼女にとっての名人芸かもしれませんけど、

今回の場合は「鬼の形相で噛み付いた時」と「普通の女の子の時」の演技の

メリハリが効いていて、感情スイッチのオンオフを切り替えられる点では

確実に伸びてきているんじゃないかとさえ感じさせられますね。

さっきと同じ子?なんて一瞬本当に信じられない気持ちになりました。いやぁ、びっくり。

 

OP映像でお祭りのようにはしゃぐ澪&妖怪達も実に夏らしくて好きなんですけど、

個人的には、どことなく90年代アニメっぽさが漂うタイトルロゴがお気に入り。

 

次回はアマビエが登場。ここも、今だから&本作だからこそ出来る設定。

今までの妖怪モノには出てきた印象がないので、昔話を聞けるのもレア…

アマビエが生まれたルーツに興味津々です。

 

 

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妖怪シェアハウス 2話 感想|就ハラ男を皿投げで撃退!の巻。

 

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高い声の持ち主の佐津川愛美さん演ずる、アイドル風のお菊さんが可愛い。

お岩さん(松本まりか)とはしゃぐ時の二人の姿が可愛い。

恋バナを繰り広げて乙女ポーズをする妖怪たちが可愛い。

ああ、このドラマ、凄い癒される(笑)

2話の時点でそれぞれのキャラクターが確立されている、

役者陣のコメディエンヌっぷりが光ります。

 

勿論、妖怪なので、ただ愛らしいだけでなく

人間を脅かす本来の顔もしっかり魅せる。

「妖怪」というモチーフ、今回の方がより消化出来ていましたね。

澪(小芝風花)の周りに集う妖怪達…

宗像(蕨野友也)に対する怒りを、変貌を遂げながら

自分なりの言葉でぶつけながら皿を投げる様子…

パンダみたいなホラーメイク…

彼らの醍醐味である「近づいたら元の世界には戻れない恐ろしい存在」を

上手く醸し出せていたと思いました。

 

妖怪版「半沢直樹」とまで行くかどうかは分かりませんが、

顔芸というより喜怒哀楽を表情でコロコロ表してみせる

役者の皆さんの楽しそうな演技を堪能する所だとか、

勧善懲悪がはっきりしていてエンタメ的で見やすい構成だとか、

最後は主人公が成敗する姿をドラマチックに映す演出だとか。

所々その作品に通ずるものがあります。

今回は「就活ハラスメント」という社会風刺まで盛り込まれていて、

ただ気軽に笑って楽しめるだけじゃない内容に仕上がっていたのも好感度高いです。

「髪飾りが回るのどうでも良くない!?」

ぬらりひょん大倉孝二)のこの率直なツッコミもツボ(笑)

 

澪の顔が霊に取り憑かれているようにやつれているのには

妖怪達に原因があるのだとしたら、あの勾玉ネックレスは彼女が

妖怪に転生してしまわないためのお守りアイテムになるのかもしれません。

で、彼らが無意識にでも自分の体力を奪っている事に気付いたら、

最終的に別れの道を選んでホロリ…な結末もあり得そう。

でも、本作に出てくる男は恐らくゲスな人ばかりなので、

神主・水岡(味方良介)が果たして命を救ってくれる良い人なのかどうかも不明ですけど…

とりあえず、そこらへんの伏線はきっちり回収してくれる事を期待しています。

 

次回は酒呑童子(毎熊克哉)メイン回。

正直、今回でも、一番澪のお相手(?)に無頓着そうに見えて

お仕置きする時には「女を泣かせるなんてそれでも男か!」と

誰よりも怒りを露わにしている所にグッと来てしまったので…♪

どんな風に活躍してくれるのか、楽しみです。

 

 

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妖怪シェアハウス 1話 感想|新たな眼帯枠、現る。

 

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松本まりかさんが楽しそうに演じられているのが伝わる時点で

視聴継続しようと決めていたのですが、

劇画タッチの漫画風エピソードから謎歌ミュージカルへの転調っぷりを見て

その気持ちは確信に変わりました(笑)

妖怪の見た目は怖いものの、人間以上に世話焼きで温かい心の持ち主である点で

ギャップを感じさせるところとか、

お岩さん(松本まりか)の付けている眼帯から出るキラキラのエフェクトのチープ感とか、

子供も楽しめるような見やすい作りに仕上がっていながらも。

夜空の青と鮮やかな光のライティングの対比を効かせた映像、ゆらゆらとさせた照明など、

妖怪ならではのおどろおどろしい世界観もちゃんと作りこまれている所が良いですね。

 

最終的には誰の力も借りず、主人公の澪(小芝風花)が自身で相手を成敗する所も痛快さがあり、

今後もダメんず達(ダメんず限定なのかな?w)を

やっつける流れになるのかどうか分かりませんが、役者の方々のイキイキとした演技や

妖怪と人間でのやり取りだけでも十分に楽しめそう。

 

強いて言うなら、妖怪の出番がある時はコメディらしさが出せているものの、

そうでない時は真面目でちょっと堅めな印象が出てしまっているので、

主人公が一人で活躍する場面も含めて、全体的に振り切った演出になってくれると

ホラーコメディとして成立した作品になるかなぁと思います。

例えば、これはベタですが、元彼をスリッパで叩いて終わりではなく、

アソコを蹴って「チーン…」というSEを追加してみたりだとか。

もっと随所に遊び心を取り入れても良いのかもしれません。

 

とは言え…これは視聴決定!

前作に引き続き偶然にも眼帯枠が誕生しましたけど、同じあざといキャラながらも

こちらの方がいやらしさを感じさせない所も好みです。←比べるでない(笑)

 

 

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