2021年春ドラマ-着飾る恋には理由があって一覧

着飾る恋には理由があって 10話(最終回) 感想|誰かのために着飾る人生

 

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放送開始15分の時点で先は読めていたけれども…いや〜、爽やかな最終回でしたね。

みんなそれぞれに、自分なりのスタートを切っていく。

この展開が単純に予定調和で終わったと思わなかったのは、

煮え切らない想いとか、挫折とか、悩みに悩んで出した決意とかが

最終回までにいろんな形で提示されて、

そこから生まれる価値観や生き方を否定せず、支えようとする人々の姿が描かれてきたから。

 

お見送りのシーンはド定番でもちょっと変化球で、

葉山(向井理)に感謝の気持ちを伝えるために走る真柴(川口春奈)は

とんでもなくかっこよかった。

彼女に対して「片思いだった」と過去形で話す彼も、

普通だったら、好きだった相手に振られて

可哀想な"当て馬"に見えてきてしまうかもしれないけど、

全くそうは感じず、むしろ新たな道を進む彼の目が輝いているように映ったのも新鮮でした。

 

真柴が葉山からもらった言葉を道標にして、

抱いていた憧れを"恋心"ではなく"尊敬"に昇華させていくように、

葉山も真柴と駿(横浜流星)が夢に真剣に向き合っている姿に背中を押されて

一歩踏み出していく。

そして、駿も同じで、真柴が自分を奮い立たせてくれた言葉を時々思い出しては、

彼女に影響を受けながら、大きな賭けに挑んでみる。 

本作における恋愛は「人生のゴール」「最大の幸せ」ではなく、

あくまでも人生を豊かにするための手段の一つとして描かれていく所に好感が持てました。

 

最初は「着飾る=悪」で、身の回りの飾りを少しずつ取っ払っては

シンプルな恋を目指す2人の関係を描く

物語になっていくのかな?と思っていましたが、全然違っていて。

大切な人のために着飾る事を肯定する作品だと、途中から気づかされましたね。

「リコカツ」もそうでしたが、違う場所について行く訳でも、今の仕事を諦める訳でもなく、

相手が好きでいてくれる自分になるためにお互いに新天地で頑張るというオチは、

平成時代だったら考えられなかったかもしれません。

あとは、初回の感想でSNSの扱い方についてこう書いていたんですが↓

せっかくSNSがモチーフとして取り扱われているので、

そこで良い写真を一生懸命投稿して、フォロワーが増えて得る幸福感、

つまりSNSならではの特徴を悪く捉えた安直な描き方にならない事を願いたいです…。

人々の心を掴む技を身につけている事、時代に見合ったコンテンツを作れるって

十分誇れる仕事だから。

SNS界のインフルエンサー」「インスタ映え」は小馬鹿にされるなど

ネガティブなツールにされがちなSNSも、良い面も描きつつ、

かつ意見を発信する事の怖さや不安も…といった

さじ加減に落とし込まれていたので良かったです。

 

火10枠の恋愛ドラマは基本的に主人公が自己中で共感出来ず、

恋愛描写を優先させようとして仕事パートが雑になってしまう作品が多かったため

リタイアしがちだったんですが、

若者をターゲットにした作風は共通していても、

こんなに見応えのある作品に出会えたのは久しぶりだった気がします。

いつだ?どっちにかかるんだ!?と翻弄させられる

星野源さんの「不思議」タイムも楽しかったです(笑)

 

そして、これまた個人的な印象ですが、

今までなんとなく良作が少ないように感じた川口春奈さんや、

"旬の俳優"と呼ばれて以降は作品に恵まれていなかったイメージのある横浜流星さんにとって

1つの代表作になったんじゃないでしょうか。

特に川口春奈さんについては、水10のお仕事系ドラマで

バリバリ働く変わり者の役も見てみたい。

同じ涙でも似通う事なく、全く違うものに感じさせる演技が素晴らしかった。

脚本家の金子ありささんにも、

新しい視点の入ったオリジナル作品も描かれるんだ!という驚きがありました。

 

いろんな意味で"可能性"を感じさせた作品だったと思います。

次作は期待度薄なんですが…さて、どうかな?

 

 

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着飾る恋には理由があって 9話 感想|相手にかけてあげる言葉の難しさ

 

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怒りを引きずらず、間に合わなかった件についてすぐに謝れて、

電話した事やその電話番号が駿(横浜流星)だと気づかなかった事もきちんと共有して、

お詫びにご飯作りました!今度こそ2人で出かけよう!と自然な流れで次の予定も立てて…

2人の間に心のすれ違いを生じさせる形で話を引き延ばす展開にしないの、

恋愛ドラマではかなり珍しいし、本当に潔くて良いなぁ。

前回の感想にも似たような事を書いたけれど、駿を一度好きと決めたら

その気持ちにブレがないんだもんな…真柴(川口春奈)は。

 

確かに、視聴者には登場人物の心境を早いうちに分からせて、

それが意中の相手にはまだ伝わっていない(あえて描こうとしない)所に

歯がゆい感情を抱えさせて、

「本当は違うのに!」「早く想いを告白しちゃえば良いのに!」などと言わせて

盛り上げる恋愛ドラマだって全然アリ。

それはそれで登場人物に感情移入して、

応援する事に熱中してしまいたくなる面白さがあるから、否定はしない。

でも、全てのカップルが先延ばしにするタイプだとは限らないだろうし、

2人みたいにあっさりと想いを打ち明けられるカップルがいたって良いじゃん♪って思ってます

シェアハウスの住人同士で、部屋も隣だから…っていう共通点のお陰でもあるかもしれませんね。

そもそも、真柴と駿がぶつかるべき問題はそこではないですし。

 

にしても、おしゃれな物に囲まれて着飾る事を辞める真柴に、

将来を考えて画家になる事を諦めようとする羽瀬(中村アン)ねぇ…。

2人の描写を見ていると、ちょっと「コントが始まる」と重なってしまいました。

(一度でも)注目の的になった者、長い間日の目を浴びなかった者で状況は違うんですが、

どちらの作品の登場人物にしても「キラキラ輝いている世界に入る事を夢見ていた自分」

「いつしか"現実"ばかりを目の当たりにするようになり挫折を覚えてしまった」点では

似ている気がします。

 

で…未来人でもない限り、こういう時はどんな言葉をかけてあげるべきか、

彼女にとってどんな選択が正しいのかなんて分からない。

でもさ、陽人(丸山隆平)の場合、

「せやったら」から始まるプロポーズは違うなぁ…と思っちゃいます(泣)

言葉は言い方1つで結構変わる。

弱っている羽瀬を想って言ったのは理解出来るけれども、

その言い方だと逃げ道を作っているかのように聞こえるので…これは羽瀬の方に同情します。

 

一方で、駿の方は"あえて言葉を濁す"のが焦れったい。

でもそれは、真柴が最終的に自分らしい決断をしてくれる事、彼女を信じている証拠でもある。

真柴は彼から「じゃあ一緒に逃げちゃおうか」って言葉が欲しかったのかもしれないし、

元々は自分と違って何も持たない所に惹かれて好きになったんだけど、

彼も同じように、過去からずっと逃げていた自分に前を向いて歩き出す力をもらって

今こうして新たな道を切り開いて行けているから、

その成長をずっとそばで見ていれば、「求めている言葉をくれる=優しさ」ではない事には

気づくはずなんですよね。

 

インフルエンサーを諦めて北海道に行くか、それとも東京で頑張り続けるか…

最終回前に恋人が転勤するくだりは王道でも、この2つの選択肢で揺れ動く所は

実に本作らしいなぁと思います。

そして…今回も星野源争奪戦は葉山(向井理)の勝利。

あれはずるいさ。駿派の私でも、通行人に泣いている姿を見せないように

そっと隠すシーンにはやられましたよ。

しかも、「俺が今隠してあげてるぜ!」じゃなくて

「あれ…もしかして、隠してくれてる…?」って薄々気づく程度のさり気なさ。

しかーし!もう遅い。残念ながら、来週で終わりなので、当て馬になってもらわなくては…

 

 

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着飾る恋には理由があって 8話 感想|星野源争奪戦は葉山元社長が勝利!

 

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こちらもこちらで、攻めるなぁ。

ラストシーンには翻弄されっぱなしだ。

この手のドラマでは約束の日が大抵破られるのと同じで、

登場人物が振り返ったように見せて実は違う人の方に顔を向けていた…なんて

冷静に考えれば分かる事じゃないか!と思うんだけれども、

駿(横浜流星)が下の名前を呼んだから少し期待しちゃったじゃないよぉ(泣)

真柴(川口春奈)の顔の動きをスローモーションで見せるという、

思わせぶりな演出にもまんまとやられる。

そして、葉山(向井理)サイドで初めて主題歌がかかったのもあって、

「大サビはどっちが取るんだ!?」で盛り上がる(笑)

あ〜楽しかった。本作を見てきてようやく胸が高まる展開でした。

 

スマホの電源が切れていて、おまけに連絡先も交換していなかった駿。

知らない番号だからと電話を切ってしまった真柴。

90年代ではよくあった繋がらない事による「すれ違い」も、

現代ではスマホが普及されたのもあって流石にもう描かれないだろう…と踏んでいたけど、

ミニマリストという設定が説得力を持たせているんですね。

常に持ち歩いていないのだから、

肝心な時にヘマをやらかす流れになってしまうのに無理がない。

 

背中に頭をくっつけてぐりぐりさせて

彼を励ましている関係性も、もはや最初の頃とは形勢逆転してます。

それだけ、彼を支えようとする意思は堅いんだな…というのが、彼女から伝わってくる。

 

新しい人を好きになった段階で片思いだった相手が現れ、三角関係になる展開も王道で、

そうなると主人公は心が揺らいでウジウジした性格にさせがちなんですが、

本作の場合はここは違っていて。(個人的にラブコメで苦手な描写の1つ)

恋愛にうつつを抜かして仕事を疎かにしている訳でもないし、

人に向ける笑顔でも、葉山の前ではあくまでも"社長に憧れる部下"らしさを

滲み出ている所に好感が持てました。

 

本作を見続けている理由は、やっぱり主人公の凛々しさが大きいんだろうなぁ…と

改めて気づかされる内容でしたね。

主題歌も、いつもの"駿目線"のくだりも、葉山の圧倒的な存在感で奪われてしまったけど、

彼女がいる限り、想い合う根本的な部分が崩れる事はないと信じたいです。

 

 

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着飾る恋には理由があって 7話 感想|駿、可愛い所あるじゃんか(笑)

 

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今回は真柴(川口春奈)の実家が舞台の話なのに、

"ひょんな事から"駿(横浜流星)も葉山(向井理)も島にやって来ちゃう展開…

ザ・少女漫画っぽい!(笑)(まぁ、本作はオリジナルなんですけど)

 

でも、初島の持つ広い海や、隔たりのない近所付き合い、

貝殻を存分に使った商品といった自然の豊かさが、

今の仕事に向き合う"原点"を改めて知る真柴と、

母・すみれ(工藤夕貴)や葉山の前では自分の気持ちに素直になれる駿の2人の変化を

大らかに見守っていてくれている感じがして、

こういうメインの場所から離れた所で展開される物語もアリだなぁ…と思わされました。

 

葉山の話に頷きながらも妬いているのが分かりやすかったり、

真柴にはちょっと憧れてる部分がありますって言ったり、←そんなの初めて聞いたよ(笑)

「いつでも隣で見てるんで裏知ってます」ってマウントとったり、

彼女の事になるととことん一途な駿が可愛らしくて、今までの中で一番魅力的に映る。

終盤ですみれに言われた事を自慢気に話すものだから、

今回の駿目線のラストで何があったのか気になって仕方なかったです。

葉山の宣戦布告ねぇ…本格的な勝負が始まる段階で、

一歩リード出来た感覚がたまらなく嬉しかったんでしょうね。

 

残りの展開は元カノの件と、真柴・駿・葉山の三角関係がメインになってくるのでしょうが、

個人的には、もう真柴と駿が付き合っちゃえば良いのにな〜と思いながら見ております。

彼女への想いに気づいていながらも、平然なフリして直向きに隠そうとする駿に対して、

「あんな顔初めて見た」「嫉妬してたの分かったよ」ってはっきり返してくれる真柴の関係性、

漫才コンビ(?)らしい安定感があるというか、結構長く続きそうな気がするんですけども。

 

最初は真柴が着飾っていたモノを1つずつ脱ぎ捨てていく物語として本作を見ていましたが、

今回の内容で、脱ぎ捨てられないモノをたくさん抱えていて、

そこから自由になろうとしているのは駿の方なんだと確信。

ミニマリストなのは、むしろ真柴の方かもしれませんね。

タイトルの「着飾る恋」って、主人公だけを指しているんじゃないんだとようやく気づかされた所で、

今後の展開がちょっと楽しみになってきました。

 

最後に超余談ですが…島、行きたくなっちゃったなぁ。

母が島出身で、毎年夏になるとその島に家族旅行に行って、

海で泳いだり美味しい海鮮料理食べたり色々してくるんですけど、

今年も無理そうだよなぁ…コロナめ…(泣)

 

 

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着飾る恋には理由があって 6話 感想|餃子パーティ、ブームなのか?

 

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登場人物同士の心の距離を近づける手法として、

バーベキュー&Wデートで表現するのはよく見かけるけども…

先週の火曜日の「まめ夫」からの、この前の「コントが始まる」からの、

そして今回の本作…で、割と短いスパンで餃子パーティのくだりを見せられている気がする。

コロナ禍だからか?おうち時間を楽しむ事をさり気なく推奨しているのか??

は分かりませんけど(笑)こんな偶然ってあるんですね。

奇しくも、カオスな餃子パーティ、楽しい餃子パーティ、複雑な餃子パーティで、

同じモチーフでも全く違う描かれ方になっている所が面白いです。

 

内容の方は、ミニマリストである事を"着飾っている"駿(横浜流星)メインの話に

突入したって感じでしょうか。

でもなぁ…正直、後半戦になって

「今更1人の登場人物(準主人公)の風呂敷を広げるの?」とは思ってしまいますね。

レストランを潰した過去があった。

そのきっかけは、他の店員と意見が割れた事が始まりだった。

夢も野心も捨て、でも料理は好きだから、

自分だけの店を持ってマイペースに営業を続ける事にした。

ここまで明かされた過去だけでも、今の彼になった理由に納得出来るもんですけど。

まぁ、今更と言えば…初回以来久しぶりに絡む事になるであろう、

母・すみれ(工藤夕貴)の親子関係のくだりもそうなんですけどね。

 

「まだ6話だから…」と好意的に捉えた方が良いのかもしれませんが、

個人的には、葉山(向井理)の言動や、

彼と駿両方に優しく接するどっちつかずな状態の真柴(川口春奈)に対して

わだかまりを抱えてしまっている駿が、想いを言葉にして伝えるという

心情変化を前面に押し出す展開に踏み切った方が、

最終回まで上手くまとまりそうな気はします。

 

あと、1つ引っかかるのは、駿の幼稚な性格ですね。

真柴にはしっかりものを言うけど、自分の事となるとすぐ感情的になるし、

何言われても受け入れようとしない。

最小限で丁寧な暮らしをする「ミニマリスト」と「他人の考えを否定」は

イコールにはならないでしょう。

余分な物を捨てて初めて心にゆとりを持つようになる人の事を指すと

思っているんですが、違うんですかね?

 

一方で、羽瀬(中村アン)の方は、なんかもう怖いです(苦笑)

最初の頃は、髪をバッサリ切られて、本作が新境地になるのかな〜なんて

期待を寄せていましたけど…妊娠騒動以来、自己中なイメージが強くて、

共感しづらいのが残念。(本人ではなく、役のせいです)

唐突にキスした後、陽人(丸山隆平)の反応も見ず

満足気に去っていく姿には…キュンは訪れなかったな…w

 

 

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着飾る恋には理由があって 5話 感想|駿か社長かで揺れ動き始める豆柴真柴…

 

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誰かに警察に連絡してと頼むより、真柴(川口春奈)のいる会社に真っ先に向かっても、

ワゴンで遠くへ逃げるような人じゃなくて良かったですね(笑)

ブコメだから、そこらへんはマイルド。

駿(横浜流星)も陽人(丸山隆平)を呼んであげて、優しい世界で溢れている。

個人的には、その役目は真柴にやらせた方が自然だったかな〜…とは思いますけども。

だって、今の仕事に迷いを見せる舟木(黒川智花)の想いに同感したのは彼女の方ですし、

いくら見かけた事がある人だったとしても、いきなり盗難行為させられたら

自分の身に危険を感じて、周りに助けを求めてしまうもんじゃ…ないんですかね?

私がもし駿だったら、「どうした?大丈夫?」じゃなくて「えっ!この人やばい!!」

って気持ちが勝ってしまいそうですw

 

舟木と陽人の関係性を通して真柴の成長を描きたかったのは分かるから、

シェアハウスの住人達の物語に、外部の人間の事情が差し込まれる展開になるのは

いらない要素だったとは思わないけど。

真柴の仕事経験談と重ねるんだったら、もう少し視聴者が察しやすいように

彼女の抱える背景を以前からチラ見せしてみても良かったんじゃないかという気もしました。

彼女についてよく知らないのに、今回でいきなり"苦しい心境"を見せられても…ですし。

 

で、相手との距離が縮まりつつあるタイミングで

昔好きだった相手が戻ってくるという王道パターンを、5話でやってしまうんですね。

真柴が葉山(向井理)にもまだ気持ちがあると、何となく気づいていた駿。

だから一歩引いている感じなんですが…じゃあなんでキスしたのかは分からない(笑)

更に言ってしまえば、「もっと知りたいと思えるうちは、一緒にいるって決めた」なんて

告白に近い言葉を真柴は投げかけてからピクニックに出かけたのと、

雨の中で葉山と再会したのは、

時間軸で言えばどっちが先だったのかもちょっと分かりづらい。

まぁ…駿の隣に寝かせていたってなると、後者が後の出来事で良いんですかね。

 

ちなみに、毎回描かれる駿目線の話は、今回のが一番重要性を感じさせました。

彼女が聞き逃した部分で本音を語るくだりもお馴染みでも…

ああ〜、なんでそこは聞かなかったんだ〜…ってじれったくなっちゃうもんなんですよねぇ。

 

 

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着飾る恋には理由があって 4話 感想|デリカシーのなさがどうも気になる…

 

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真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)の距離が徐々に近くなっていく様子に

胸がときめく話だったでしょうが…

個人的には、妊娠検査薬と検査を控える羽瀬(中村アン)に関する描写がどうも気になって、

きゅん!というよりかは、えぇ…?の印象の方が残ってしまいました。

何というか、デリカシーのなさを無視して進んでいく展開にモヤッと。

うーん、いくらひとつ屋根の下で暮らす同居人とは言え、

顔見知りの女性にお願いするのも勇気が要りそうな妊娠検査薬の購入を、

買い物に同行する男性にもはっきり伝えて一緒に探すようなものなのか?

女性同士でコソコソやっているのに気づいて男性が参加する形じゃなくて、

最初からオープンにするものなのか?

そして、検査薬の結果ってそんなに他人に見せられるものなのか?

(そもそもばっちいし…)

私だったら誰にも見られたくないから、自分の部屋でこっそり確認するけどな。

そこら辺がイマイチ理解しづらかったです。

 

前回も気になっている部分はあって、感想の流れに合わないと思って結局書かなかったんですが、

カウンセリングで得た個人のプライバシーを同居人にあっさり口外する

"プロ"のカウンセラーの描かれ方にも疑問が残りました。

羽瀬を全力で支えようとする陽人(丸山隆平)、同居人に助けを求める羽瀬、

真柴(川口春奈)がピンチな時に協力する2人、恋が芽生える真柴と駿、

そんな若者を大人の視点でしっかりまとめ上げる香子(夏川結衣)と、

恋に、友情に、悩みに…をシェアハウスの仲間内で育んで解決して、

徐々に関係性を深めていく今回の描かれ方自体は最も"らしさ"が感じられて良かっただけに、

エピソード選びにはもう少し慎重であって欲しいと思ってしまいました。

 

次回以降はラブコメの王道というか、葉山(向井理)と

レストラン時代に献身的に支えていたらしい駿の元カノが

2人の前にそのうち現れそうな予感をさせましたが、

それともう1つ注目しているのが「駿はなぜ真柴を好きになったのか?」。

真柴が彼を好きになるのは分かりますが、

彼の場合は初回のラストで彼女が放っておけないと感じさせる描写があっただけで

動機などはまだ不透明…。

以前に出会っていて、駿が一方的に知っていたんでしょうかね?

 

 

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着飾る恋には理由があって 4話 感想|デリカシーのなさがどうも気になる…

 

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真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)の距離が徐々に近くなっていく様子に

胸がときめく話だったでしょうが…

個人的には、妊娠検査薬と検査を控える羽瀬(中村アン)に関する描写がどうも気になって、

きゅん!というよりかは、えぇ…?の印象の方が残ってしまいました。

何というか、デリカシーのなさを無視して進んでいく展開にモヤッと。

うーん、いくらひとつ屋根の下で暮らす同居人とは言え、

顔見知りの女性にお願いするのも勇気が要りそうな妊娠検査薬の購入を、

買い物に同行する男性にもはっきり伝えて一緒に探すようなものなのか?

女性同士でコソコソやっているのに気づいて男性が参加する形じゃなくて、

最初からオープンにするものなのか?

そして、検査薬の結果ってそんなに他人に見せられるものなのか?

(そもそもばっちいし…)

私だったら誰にも見られたくないから、自分の部屋でこっそり確認するけどな。

そこら辺がイマイチ理解しづらかったです。

 

前回も気になっている部分はあって、感想の流れに合わないと思って結局書かなかったんですが、

カウンセリングで得た個人のプライバシーを同居人にあっさり口外する

"プロ"のカウンセラーの描かれ方にも疑問が残りました。

羽瀬を全力で支えようとする陽人(丸山隆平)、同居人に助けを求める羽瀬、

真柴(川口春奈)がピンチな時に協力する2人、恋が芽生える真柴と駿、

そんな若者を大人の視点でしっかりまとめ上げる香子(夏川結衣)と、

恋に、友情に、悩みに…をシェアハウスの仲間内で育んで解決して、

徐々に関係性を深めていく今回の描かれ方自体は最も"らしさ"が感じられて良かっただけに、

エピソード選びにはもう少し慎重であって欲しいと思ってしまいました。

 

次回以降はラブコメの王道というか、葉山(向井理)と

レストラン時代に献身的に支えていたらしい駿の元カノが

2人の前にそのうち現れそうな予感をさせましたが、

それともう1つ注目しているのが「駿はなぜ真柴を好きになったのか?」。

真柴が彼を好きになるのは分かりますが、

彼の場合は初回のラストで彼女が放っておけないと感じさせる描写があっただけで

動機などはまだ不透明…。

以前に出会っていて、駿が一方的に知っていたんでしょうかね?

 

 

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着飾る恋には理由があって 3話 感想|"悩めるもの"が多過ぎるキャンプ旅

 

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「そう言うのは信じる」「せっかく来たんだから」「デジタルデトックス

そう…今回のキーワードは恐らくデジタルデトックスで、

たまには"いつもの日常"を忘れて自分らしさを開花させよう…がテーマだったと思うのですが、

要素を盛り込み過ぎたために、

結果的にこれも、何をメインで描きたかったのかが薄まってしまった気がしました。

 

もちろん、メインが、シェアハウスの住人達と交流する形で描かれる

羽瀬(中村アン)の成長物語だというのは何となく分かってはいますが、

真柴(川口春奈)の"悩めるもの"が

シェアハウスの「仲が深まっていく」醍醐味をかき乱してしまっているんです。

仕事、恋愛、葉山(向井理)の事…で、羽瀬の事。

これら、キャンプ旅の最中に全部悩んでいる事です。とにかく多いんですよね。

 

早乙女(夏川結衣)の誤爆によって2人をその気にさせて、

どこかわだかまりが残ったままの状態にするくだりは

別に今回でなくても描けた内容だと思いますし。

大体、「SNSゾンビ」と呼ぶほど、四六時中暇さえあればスマホを触る真柴を気にしているのに、

最初に久しぶりのオフである事を投稿して、そこから流れるように仕事の電話に応対して、

有給中でもスマホをずっと握って仕事に取り憑かれているのを察した時点で、

「今日はそういうの休み!」などと言ってスマホを取り上げなかった

駿(横浜流星)の描き方に少し違和感。

既にここでLINEの通知を切る場面・展開に変えてもアリでしたね。

強制的に仕事をシャットダウンさせる事で、今日はありのままの自分でいよう、

自然体で周りに接しようと決意する真柴だけれども、

逆にそれが羽瀬を傷つける形になってしまって、

ありのままの自分に自信が持てなくなって落ち込んでいる時に

あの露天風呂に連れて行くシーンへと結びつける展開にしても良かったんじゃないでしょうか。

 

ベタなりにメインの部分を興味深く見られているからこそ、

今回のはちょっと勿体なく感じてしまいました。

あまりあちこちに飛ばない方が、本作の面白味が出てくると思います。

 

 

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着飾る恋には理由があって 2話 感想|ドラマ版テラスハウスのような趣。

 

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指切りげんまん、掃除中に頭と頭がぶつかりそうになるほど近くなる、

腕を交差させて冷蔵庫の中から物を…で、そのままの勢いでキス…

心が汚れている私からしたら、んなアホな…wって若干冷ややかな目線で見てしまうんですけど、

終盤の方の展開になってくると、

やっぱりもう少し見続けてみようかなという気持ちが働いてしまうんですね。

 

真柴(川口春奈)の部屋は欲望と雑念のごった煮な一方で、

駿(横浜流星)の部屋はミニマル志向。

で、今回で出番が増えた羽瀬(中村アン)は芸術家の卵で、

陽人(丸山隆平)はまだ詳しくは分かりませんが…

とりあえず誰にでも親身になって接する人という印象。

 

ここまで書いてみると価値観も性格もバラバラな感じはしますが、

駿の過去を見る限り、みんな「着飾っている(いた)」点では

似た者同士なのかな?という気がしてきました。

だって、駿の持ってくる食材や冷蔵庫、器具、どれも料理好きの範疇を超えている

こだわりの強そうなものばかり。

それは仕事=義務じゃなくて、心から好きだから出来る事であって、

真柴の「良いって思う物を共有したい」が純粋な気持ちから来ている所とリンクしています。

 

個人的には、数ある胸キュンテクよりも「あなた天才よ」と相手を労う台詞にキュン。

そして、ネイルからすっぴんの爪へ、パンプスからスニーカーへと

着々と自分に合った装備に変えていく真柴の過程が面白い。

SNSやめちゃえば?」じゃなくて「好きなら良いんじゃない?続ければ」というオチに

落とし込んだのも安心。

苦い過去を抱えていてはそれを受け止め、"今の姿"を肯定してくれる事で

心を打ち解け合える関係になる…やはり、そんな物語になっていきそうな予感はさせました。

 

前回の後半みたいな内容だったからか、真柴のお仕事パートが今回は極端に少なくなり、

シェアハウスでの日常パートが多くなっていたのも本作らしさが出ていたと思います。

個々の動きや心情も絡めてきて、まさに「ドラマ版テラスハウス」といった趣。

そう考えると…前回のアバン、駿との出会い〜シェアハウスに招待されるまでの流れを

だらだらやり過ぎたのが惜しかったですかねぇ。

そのお陰で、シェアハウスの物語<真柴と駿のラブコメという印象の方が強くて、

実はどことなく物足りなさを感じていたので。

まぁ、2話で少し良くなったので、もう終わった事ですけども。

 

 

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