2020年秋ドラマ-危険なビーナス一覧

危険なビーナス 10話(最終回) 感想|何も感情が湧かない最終回も珍しい。

 

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昨日に引き続き、強引なハッピーエンド。

しかし、ちゃぶ台を返したくなるほどでもなく、ガッカリするのでもなく。

「ふーん」「まぁそうだよね」としか言えない、

最終回で真相に辿り着いても何にも感情が湧いてこなかったのも、随分珍しい作品でした。

あ…でも、伯朗(妻夫木聡)の妄想が最後に叶った事だけは解せなかったけれども(笑)

 

この1時間で展開されてきたのは

遺産相続とはあまり関係のない「研究記録」にまつわる話。

しかも、その真相に辿り着くきっかけとなった描写も、今まであちこち話を膨らませたり、

楓(吉高由里子)と共に家を調査したりしてきたくだりをナシにして、

最終回になっちゃったからもうこの流れで良いだろうと言わんばかりに

「随分、あっさり見つかったなぁと思って…」という一言で済ませて終わり。

これなら最終回まで引っ張るべきではなかったですよ。

犯人はキャスティングの時点で、初回から分かりきっていた事だからさ…

せめて"紆余曲折"の部分が面白ければ良いんですけど、

女性同士の修羅場や色恋で肉付けして、どうでも良い内容でだらだら引き延ばしていった結果、

東野圭吾ならではの独特の世界観を薄めた作品になってしまったのが残念でなりません。

 

以前の感想で「5話くらいで良い」と書きましたが、

あれだけあっさり解決させるのであれば、お正月の2時間半スペシャルにした方が

原作の持つスピード感が活きた内容になったのではないでしょうかね。

オリジナルエピソードや妄想を追加したりして尺を埋める手間が省けますし、

短時間なら、豪華キャストで"曲者"だらけという所に新鮮味を感じたまま

最後まで見終える事が出来る。

作り手も視聴者も、原作ファンもメリットしかない。

まぁ…連ドラ向きではなかったって事です。

 

いくつもの謎を引っ張っては、最終回で強引に回収。煽る演出。

本筋とは関係ないネタで引き延ばす。

ここらへんは同じ枠で放送されていた「テセウスの船」と共通していますが、

そちらの方は、ドラマでは珍しい雪山が舞台になっていた点、

過去を変えてしまうという禁忌を犯すタイムスリップを扱っていた点が

緊迫感を生んでいたのに対して、

本作は現在進行形の話で、後は妄想しか取り柄がないですからね(苦笑)

 

テセウスの船」の反響に味をシメた結果、本作が放送される事になったんでしょう。

どんなにグダグダでも、数字がそれなりに取れたのは「日曜劇場」というブランドの"お陰"。

しかし…ブランド力が高い枠だからこそ、

もっと作品の選定には慎重になっていただきたいです。

 

 

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危険なビーナス 9話 感想|通常放送時間内で描き切れる感じがしない。

 

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面白味があるようでない…つまり、盛り上がりに欠けるって事ですな。

 

明人(染谷将太)の行方と、誘拐犯が誰かは最終回まで引っ張ってもおかしくないとは言え。

「価値あるモノ」、禎子(斉藤由貴)の死の真相、楓(吉高由里子)の正体…

最終章だから流石にどれか1つでも進展するだろうと考えていただけに、

結局、話をあっちこっちに広げたまま終わってしまうとは思いもしませんでしたよ。

隠し子の件。まるで伯朗(妻夫木聡)を取り合っているかのような

楓と元美(中村アン)のドロドロシーン。

お陰で…主人公の存在感が霞む霞む(苦笑)

 

いや、一応最後ではしっかり出していましたし、所々で介入したりもしていたんですけど、

後者に関しては、矢神家や元美がいて初めて自分の意思を伝えられたからであって。

先導している誰かについて行くか、翻弄されるかに過ぎないんですね。

明人の話し方に似せて康治(栗原英雄)に語りかけるシーンは良かったですよ?

でも、個人的に伯朗で印象に残ったのと言えば…元美がリストアップしてくれた"謎"で

何が一番引っかかったかを聞かれた時に、楓の裏切りを選んだ所。

母が殺されたかどうかよりも、継父の研究よりもそっちかい!

とツッコむでしょ、これは(笑)

「風呂上がり」な事がよっぽど気に障ったらしく、

勇磨(ディーン・フジオカ)にも感情むき出しな様子だったのがちょっとウケる。

それでいて、元美には手作りのシフォンケーキを渡す。

「蔭山さんの方がお似合い」って言うけどさぁ…

からしたら、付き合えればどっちでも良い感じだと思いますぜw

 

冒頭で挙げたいくつかの真相は勿論ですが、それら以上に気になる部分もありますよ。

山下容莉枝さんがただの焼き鳥屋店主で終わるはずがなくて、

元美の言う通り、口裏合わせはしているんでしょうし。

小日向文世さんをキャスティングした意図があるのかどうかも。

どう見ても一番怪しい牧雄(池内万作)&祥子(安蘭けい)がそのまま

明人の誘拐犯でした!という展開になるのは面白くないので…

重要な場面で是非活躍していただきたいです。

(以前も、伯朗が禎子に関する話を順子(酒井美紀)に尋ねた時、

途中で話題を遮るような発言をしてましたしね。)

そして、終盤のシーンで康治が伯朗を明人だと勘違いしていた件も、

もし今までもそうだったのだとしたら、「あきとにうらむな」のメッセージも

また違う意味に捉えられそうなんですよねぇ。

 

これだけ"モヤモヤ"があるんですよ。真相も色々残ってるんですよ。

隠し子&康治が亡くなった以外は全然話が進んでいない。

来週…通常通りの45分でまとめられるの?という不安しかないです。

日曜劇場なのに25分拡大しないんですって。

ぶっちゃけた話をすると…こんなダラダラ進むんだったら

評判高めな裏のSPを見れば良かったかなぁと後悔していますw

 

 

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危険なビーナス 8話 感想|バカ正直な伯郎にイライラ

 

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前々回と前回はようやく本題に踏み込んだ面白さがあったのに…

また1つの謎を提示したままだらだら引っ張り、

本作お得意の"人間関係のもつれ"を描いて終わってしまった。

今回新たに分かったとすれば、フラクタル図形が後天性サヴァン症候群によるもので、

禎子(斉藤由貴)は誰かからその価値のあるモノとやらを受け取っていた…くらいでしょうか。

それ以外は特に進展はなし。

もうクライマックスに近づいているのに、

動物病院パートに本筋と同じくらいの尺を割く必要はあるのかな?と疑問でしかありません。

 

で、今まで本作に対して何がモヤっとするって、

横道に逸れるばかりで話が全然進まない事もそうなんですけど、

どの登場人物もピュア過ぎるところ。

興信所で調べてもらう発想になるの…遅くない?

資産を持っているのになぜ最初から調べない??←前回の感想もこんな事書いたけれど。

悪知恵を使ってカッコつけているように見せておいて、

そういうところには頭が働かない矢神家の一族が謎。

伯郎(妻夫木聡)においては、迂闊を通り越してバカだと思う。

彼の言動を見て、言葉は悪いですけど「え?バカなの?」って何度ツッコんだ事か(苦笑)

交換条件として自分にもメリットになる秘密を教えてちょうだいと頼まれたら

別に言わなくていい事まで正直に話すし、

大体、何か気づいたら逐一楓(吉高由里子)に報告するなんて

社会人の報連相じゃないんだからさ。

佐代(麻生祐未)の「なんで信じてんの?」という言葉がごもっともですよ。

最初は義妹だから信じていて、人に言われる形で途中でちょっと怪しいとは思うものの、

一緒にいるうちに自分のした行動に罪悪感を覚えて、結局最後は謝って元通り…

この流れ、毎回一緒。

毎回一緒だから、そろそろ楓に

「この人チョロいな」と思われても仕方ない気がしてきましたw

 

終盤のハグのくだりも、ダメ男まっしぐらですね。

部下を抱きしめる事で問題を解決しようとしている所がもうアウトでしょ。

顔がイケメンなの関係なしに、あれはセクハラ案件。

今更ながら、伯郎が妻夫木聡さんでなければならない理由は何だったのか…考えちゃいますよ。

妄想ばっかりしているし、面食いだし、仕事は疎かにしているし、

全体的に良いとこなしな主人公じゃないですか(笑)

私の場合、演じた役でその方のイメージが暫くついちゃうから、

放送が終わったら妻夫木さんに対して良い印象が持てなくなるかもしれないw

妄想シーンもねぇ…まさか、最後の展開で妄想か現実か曖昧に見せて

視聴者の気を引かせるために何度も挿入していた、とかじゃないですよね?

 

まぁ………………あと2話ですって。

やっぱり10話は長いよ。

 

 

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危険なビーナス 7話 感想|院長のクセがスゴイ。

 

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毎回必ず1回は入れなきゃいけない決まりでもあるんか!!と思う妄想シーンを

冒頭で入れてくるという変化球(苦笑)

まぁ、はい…先に済ませてくれたお陰で話のテンポが崩れる事なく、

次々と明かされていく"真相"に集中してのめり込めた…と考えましょう。

 

さて、やっぱり前回から内容に面白味は出てきました。

物語を進めていくにあたって、伯郎(妻夫木聡)の家族にまつわる謎に絞った事、

主人公が積極的に動き出すようになった事が大きいです。

特に後者においては、睨みを効かせながら佐代(麻生祐未)に

直球な質問を投げかけるシーンを中心に、

"主人公らしさ"が存分に発揮された場面が今回で最も増えていて、

「やっとか…」という安堵さえ感じました。

 

最終回に向けて着々と準備を…というよりかは、前半4話分の内容は無視した形で

そろそろ片付けなきゃやばい!と急ピッチで進めている印象を受けた作りからするに。

これは前々から書いてきた感想と被りますが、

全10話にしなくても良かったのに…と思ってしまいますね。

なんて惜しい構成にしたんだろうか。

原作&東野圭吾さんファンからしたら、「ようやく東野圭吾作品らしくなってきた!」

って感じなんでしょうかねぇ。

 

そして、山積みにされていた謎の一つ"院長の存在"もしれっと明かされましたね。

胸にしまわれたバラに、重低音が響く渋い声に…院長にしてはクセが強過ぎた(笑)

遺産が絡んでいないのに、そんなに引っ張るほどのものではなかったよね…などと

少しモヤりはしましたが、もう解決したのでここは軽く受け流す事にして。

 

それにしても…みんなが口を揃えて言う「楓(吉高由里子)は只者じゃない」件。

今までの彼女の行動を見てきた視聴者には分かっているので、

登場人物が疑う事自体は何も不思議ではないんですよ。

むしろ、あれだけ大豪邸で資産も蓄えてそうな家なら、誰か一人でも探偵を雇う形で

楓の素性を調べる人はいないのかな?とはずっと思っていますけども。

 

 

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危険なビーナス 6話 感想|(朗報?)明人は妄想シーンのみの出演じゃなかった!

 

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前回の作りにあまりにも"引き延ばし感"を感じた分…

いや、今までの話と比較してみても、今回が一番物語が動いていて

面白くなった気がしますな。

(相変わらず、妄想とか痴話喧嘩とか、無駄な部分はあるんですけどね。)

「遺産相続」を書くにあたって最も重要になってくるのは

ミステリーあるあるの誰かの失踪や殺人事件、揉め事ではなく

「禎子(斉藤由貴)の死」と「明人(染谷将太)を誘拐した犯人は誰か?」の

2つだと思うからさ…

そこをようやくガッツリと描き進めていったのは良かったです。

っていうか、6話でこんなに動くのであれば、

小出しにしたままになっている数々の謎(楓(吉高由里子)が本当に明人の妻なのか、

兼岩家が怪しい件、叔父が言うお宝、池田院長の存在の有無など)を一まとめにして

初回2時間で放送しても良かったんじゃないでしょうかね?

 

そして、前回の義父・康治(栗原英雄)に続き、今回も明人との関係性を深堀りしていく形で

伯郎(妻夫木聡)が"遺産相続に興味を持ってくれるようになった"と感じさせる

描写になっているのも良い流れだと思います。

最初から変な妄想や解説を挟まずに、遺産相続の根本的な謎に踏み込んで、

回想だったとしても登場人物とのやり取りを描きつつ

主人公を 真相を積極的に突き止めるキャラとして前面に押し出していれば、

本作に対する印象も変わったかもしれないのに…勿体ない限りですよ。

 

拘束された明人が登場した最後のシーンも、妄想じゃないって事でOKですよね?

まぁ…3話で楓を突き落とした犯人が遺産相続とは関係ない人物だったのを考えると、

文章を読ませている長身の男性が新キャラな可能性は高そうですけども。

 

話が進んだ今、次回は"お宝"とやらにも進展がある事を微かに期待してみます。

 

 

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危険なビーナス 5話 感想|一番怪しいのは波恵説…

 

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後半戦に突入する重要な回だと言うのに、物語の途中まで"無駄な部分"が多過ぎてなぁ…。

ガッツリねじ込まれる伯郎(妻夫木聡)の妄想シーンに関しては

ここ最近の感想でも触れているのでもう何も書きませんけど、

少年時代の回想の多用と、祥子(安蘭けい)の計画内容説明の映像化は

どうしても時間を割いてまでやるべき事だったのか…と思えてしまいます(特に後者)。

映像による状況紹介を所々に盛り込む作りになっていたお陰で、

今まで以上に真相を引っ張っている感が満載でした。

極論を言ってしまえば、今回の話は

最初の10分と最後の約30分を繋げても成立出来たんじゃないでしょうかね?

 

ミステリーとしても中途半端で、

なぜあそこまで「祥子達3人が犯人である事」が分かりやすい展開にしたのかも謎。

CMに入る前にやる"煽り演出"をこのエピソードでは入れないんだ?と。

いつものように一足先に情報を入手するために動く楓(吉高由里子)を

スタンガンで襲う時の犯人の手… ←ってか、どうやって抜け出してきたん…

酸素の量を調整するダイヤルを回す時の犯人の手…

全貌じゃなくて一部分を切り取った演出にすれば、推理する楽しさが増して

引き延ばし感も薄まったかもしれないのに。魅せ方が下手なんですよねぇ。

 

しかし、後半からは義父・康治(栗原英雄)と伯郎による「親子の物語」が

軸になった話だっただけに、

個人的にもう一つ気になっていた"主人公の存在感の弱さ"が改善され、

康治の想いに気づく形で 矢神家の遺産相続争いに参加"しようとしている"という

姿勢の変化を感じさせる内容でまとまっていたのは良かったです。

ただ、いらぬ口出しをするならば…

子供の時に、実験のため脳が丸見えの猫が檻に閉じ込められている姿を目撃してしまった事が

康治を「お父さん」だと認めなくなったきっかけだったと言っていたし、

その夢を今でも見るほどトラウマな記憶らしいのに、

獣医の道に進むのはちょっと矛盾していないか?とは思うんですけども。

まぁ、2人の関係が少しずつ元通りになるのなら…別に良いのか?(笑)

 

そして、祥子の言っていた「この家に真実なんて一つもない」

伯郎の心を動かしたのも、母・禎子(斉藤由貴)が殺害された件も、

全ての鍵は波恵(戸田恵子)が握っている感じがするんですよねぇ。

今夜康治が狙われるのを知っているなら、わざわざ伯郎に託さずに

自らの力で守った方がリスクは少ないでしょうし。

アルバムの写真だって、「ページをめくってごらん」と勧めたのもそうですけど、

回想での3人の写真とつい最近?の伯郎の写真の2枚が都合良く入っていたのが不自然で…

彼を動かすために意図的に仕込んだものかもしれませんし。

禎子を殺した犯人も、多分、彼女ですよね。

 

次回はいよいよ明人(染谷将太)が登場するらしいんですが…

妄想だと疑う事にしていますので(笑)

そこらへんにはあまり期待せずに見ますよ。

 

 

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危険なビーナス 4話 感想|修羅場の次は不倫話で引っ張るって…

 

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原作は読んでいませんが…前回と今回の話はオリジナルだと予想。

だって、大筋は遺産相続と関係ない内容になっちゃっているからね。

好きな人を巡っての修羅場の次は、不倫ネタ。

(恐らく)全10話分膨らませるのが大変なのは分かってはいるんですけどねぇ…

それにしても話がグダグダ過ぎて、「楓(吉高由里子)が本当に妻なのか?」を含めて

真相を最後まで引っ張る形で、残り話数を潰そうとしている感じしかしないんですよ。

 

まぁ、今回の場合は、このまま祥子(安蘭けい)が薬で殺されそうになっていた事も知らずに

謎に良い人キャラで終わらなかったので、まだ面白味はあったんですけども…

でも、本性を現すシーンまでの人物描写が雑で、本当に間延びしていたから

「どんでん返しキターーーーー!」と気持ちが盛り上がるまでには至らず(汗)

 

以前の感想でも触れましたが、伯郎(妻夫木聡)の存在意義も相変わらず分かりません。

伯郎が調べている所で、楓や矢神家の人々は既に情報を掴んで先に動いている訳ですし。

大体、隆司(田口浩正)に真相を問い詰める重要なシーンも、楓がその役割を担っていて

彼はただ後ろで座っているだけっていうのは何だかなぁ…と思うんです。

終盤の展開を除けば、主人公がいなくても成立出来てしまう話になっているのがツライ(泣)

違う視点で考えるとすると、今回のどんでん返しを演出するための

"時間稼ぎ要員"としてしか扱っていないって事になるんでしょうかね。

 

それにしても、見知らぬ人状態の楓をあそこまで信用出来る根拠が欲しい所です。

あと、前回の感想で、軽い冗談のつもりで書いた

「明人(染谷将太)が監禁されているシーンは妄想じゃないよね?」が

まさか当たってしまうとは…(苦笑)

妄想を予告に使うのは卑怯ですよ。

テンポが崩れる事も、視聴者は気付いているのに…

 

 

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危険なビーナス 3話 感想|第2の"テセウス"を目指してます?

 

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あの〜…そもそも遺産相続の話ですよね。

前回からただでさえ、遺産相続とは直接関係ない「誰が突き落としたのか?」という

探偵が犯人探しをするようなミステリー路線になっていて軸がブレて来ているのに、

そこに関係者以外の話を盛り込む必要はあったのかと

疑問に思わずにはいられない内容でした。

 

他の感想記事でも時々言及した事があるかもしれませんが、

正直、公式の相関図にも載っていない新キャラが犯人っていうパターン…萎えるんですね。

考察力が弱くても、自分なりに今まで推理してきた事が無駄にされた気がするから。

今回の話は原作通りなのでしょうか?

それとも、全10話だと考えて、尺を埋めるためだけに追加されたオリジナルなのでしょうか?

前者だったら話の展開の仕方が勿体ないで終わりますが…

もし後者だったとしたら、あれこれ脇道に逸れて"引き延ばし感"満載の作りにするよりかは、

最近増えつつある全5話構成とか、あるいは潔く2時間SPの特番で作ってみた方が

原作の持つ面白さが引き立ったと思うのです。

3話の時点で新キャラのエピソードを持って来るとなるとなぁ…

もうネタ切れなんでしょうかね(汗)

 

他にも"引き延し感"を覚えたのは演出。

これは邪推なので軽く流して欲しいんですけど、

「テセウスの船」のような煽る路線で行って欲しいと

上層部から頼まれているのかな〜なんて思ってしまう部分が多く見受けられるんです。

今回で言えば、楓の元に謎の男が手を近づけようとしているシーンで

スリリングな劇伴を差し込みながらCMに入る流れ。

いくつかの謎を散りばめる事で、視聴者に考察させる"機会"を作る内容。

特に目立つのは伯朗(妻夫木聡)の妄想シーン。

…あれ、毎回やらなくても良いんじゃないのかな?

あまりにも壮大な展開が続くから、妄想だと分かりやすくて緊迫感がないし。

割と長めに時間を割いているから

「それに費やすんだったら本題を進めてよ!」ともツッコみたくなってしまうし。

童貞設定なのは初回で提示したので、毎回ガッツリ挟まなくても

主人公はそういうキャラだと理解してくれていると思うんですよ。

 

中華屋のくだりで、3人の座る位置を

それぞれ着ている赤白黒の衣装と

後ろの壁の色にが同じになるように合わせた引きのカットだけは、

芸術作品らしい美しい画になっていて印象的でしたけど。

予告の明人(染谷将太)が監禁されてるっぽいシーンは…

まさか妄想じゃないですよね?

 

 

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危険なビーナス 2話 感想|勇磨が主人公の方が良かったんじゃない?

 

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良くも悪くもミステリーっぽい作り。

前回よりも登場人物が絞られてきたので、相関図と照らし合わせないと混乱する頻度が減り

全体的には見やすくなりました。

そして、いくつかの謎を提示したまま終わらせる事で、次回も気になるという

視聴者への"引き"の役目も果たせているんだと思います。

 

ただ…これらが面白いかどうかはまた別で。

逆に言ってしまえば「開かずの扉」「楓(吉高由里子)は明人(染谷将太)の妻なのか?」

「牧雄(池内万作)を押した犯人は誰か?」は

色々仮説を並べ立てただけで、全く状況に進展はないのです。

だから、終盤で勇磨(ディーン・フジオカ)を

伯朗(妻夫木聡)が窮地に追いやったように見せた展開になるまでは

ちょっと退屈に思えてしまいました。

まぁ、拡大放送になっていたのが余計に冗長感を生み出していたのかもしれませんが、

それにしても話が進まな過ぎです。

 

今回はディーン・フジオカさんの出番が多く、

彼が登場するだけで画面に一気に華を添え、物語を引き締めていたのが

唯一良かった所でしょうか。

シャーロックらしい鋭い洞察力、真海さんらしい燃えたぎる野心家っぷりを

両方併せ持っている感じがザ・おディーン。

自分でどういうキャラクターに仕立て上げたら様になるのか

もう魅せ方が分かっているのでしょうね。

浮世離れした佇まい。目的を果たすためならどんなに汚い手も利用する

潔い役柄を演じさせたらピカイチ。

※10/18 20時頃追記:読者様のご指摘により、この部分の文章を一部修正しました。

どちらの作品も黒岩勉脚本だから

黒岩さんも扱い方が分かっているのだろうという旨の感想を残しましたが、

そういえば「シャーロック」は井上由美子脚本でしたね。お恥ずかしい(汗)

 

だからこそ…1つ気づいてしまったんですよねぇ。

役者自身を指していないのを前提に言っておくと。

正直、伯朗が主人公である事に必要性を感じないのです。

そもそも資産争奪戦に積極的でない、巻き込まれた立場にいるから

仕方ないのかもしれませんが、

勇磨に煽られて初めて自分の意思を見せる、楓の指示のもとに動く…

結果的に"受け身"になっているのが

"主人公らしさ"で考えたらパンチが弱くなってしまうのだと思います。

誰かがいないと活躍出来ないんだったら、

最初から楓と勇磨の二人体制でも成立したんじゃない?と。

 

吉高由里子さんは可愛らしいんですけど…

相手を惑わす女性よりかは、どうしてもビールを飲みながらふにゃふにゃ楽しそうに

笑っている役の方がしっくり来る気がしてしまうんですね。

動物病院パートも特にお仕事している様子はないので、そんなに尺はいらないし。

中村アンさんだったら適役だったのかしら…?

 

 

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危険なビーナス 1話 感想|いろんな意味で"賭け"に出た感じ。

 

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「24 JAPAN」に続いて、こちらも相関図と照らし合わせながら

見なければいけない案件…(笑)

しかも、本作の場合は一族の話なので尚更ややこしい。

とりあえず、波恵(戸田恵子)と祥子(安蘭けい)が異母姉妹である事、

養子同士の勇磨(ディーン・フジオカ)と佐代(麻生祐未)がどう見ても恋人関係で

7話辺りで物語を大きく動かすキーパーソンになりそうな予感しかしないって事だけは

頭に入れておきました。

しかしまぁ…おディーンさんと洋館の組み合わせは、何度見ても絵になるわ。

 

大ヒットドラマ「半沢直樹」の次回作って事で、プレッシャーがかからざるを得ない本作。

でもこの枠にしては、かなりイレギュラーな世界観で挑んで来ましたね。

日曜劇場で今まで放送されてきた作品は基本的に

「大衆受けしやすいかどうか」が軸になっているイメージがあって、

そこから悪者を懲らしめる勧善懲悪や、1話完結型、

涙を誘う感動要素などいろいろ派生させて行っている傾向にあるんですが、

初回を見た限りでは、本作にはそういった"分かりやすさ"はないように思いました。

(あ、今度は誰が退場するんだろう?という楽しさはあるかな?)

集中して見ないと肝心な内容を逃してしまいそうな連続ミステリー。

複雑過ぎて困惑する登場人物の関係性。

これでも12%程の高視聴率が取れるのかどうか…

あの人気コンテンツが終わった今、日曜劇場のブランド力を保つために

大きな賭けに出ているのかもしれませんね。

 

もっとシリアスでドロドロした雰囲気になるのかと思っていたけれど、

伯朗(妻夫木聡)が結構不純だったり、谷間だったり、

軽めのピアノ調の劇伴やSEが主に前半に使われていたりと、

ある意味フジテレビのドラマを彷彿とさせる"ユルさ"が垣間見える作りも珍しい。

共同テレビが関わっていると知って、納得しましたが。

 

個人的には、小日向文世さんがただの良い人キャラで終わらない所にも期待してみたいです。

ちょっと小難しいですが、相関図を頼りに今後も見ていきます♪

 

 

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