2021年夏ドラマ-ボイスⅡ 110緊急指令室一覧

ボイスⅡ 110緊急指令室 2話 雑感|ひかり(真木よう子)頼み感が否めない

 

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いや、なんでやねん…な展開ばっかりですねぇ。

2週連続で子供誘拐ネタという話の引き出しの少なさ。

息子が再び誘拐されたかと思ったら、CM明けになったらいつの間にか3日経っていて

保護出来たという中途半端な引っ張り方。

人物描写においてもツッコミ出したらキリがないんですが、

爆弾を抱えた白塗りJr.(←勝手に命名)に「撃つならここね〜」って言われて

言葉通りに心臓部分を撃つバカ正直な刑事だとか、

何の疑いもなしに息子が拘束されている場所に侵入するハマの狂犬とか、

エグい演出でドラマチックに仕立てるのを優先し過ぎて

細部やリアリティな部分を捨てている感が否めません。

前者の透(増田貴久)の場合、"大人の事情"で闇落ちさせる形で

また見せ場を作りたいって所なんでしょうが…

足を狙えば相手の身動きを防げて、手錠をかける事だって出来たはずですよね?

 

ひかり(真木よう子)の超能力者っぷりにしても、前回から思っていましたが、

ECUは前作以上に、彼女がいないと機能しない組織に成り果てていて。

そうなってくると、前回今回と、たまたま1つの事件が終わって次の事件に移ったから

対応出来たけれど、もし事件が同時に起こったら…?という疑問が当然出てきます。

ECUの他のメンバーはただの電話番に映るし、1人の超能力者に頼りっぱなしの状態で

ロールモデルになった意味が分からない。

樋口(唐沢寿明)も自ら捜査しているというよりかは、

彼女の勘に従って動いている感じ(前作はもう少し二人三脚だったような…)。

つまり、あれだけの人数を揃えといて、実質刑事らしい仕事をしているのは1人だけ。

彼女の判断力と分析力に"絶対にミスがない"前提で描かれている所なんかは、

もはやAIでしかありません(苦笑)

 

うーん、ファンタジーな世界観なら受け入れられたんでしょうけど…

現実世界をベースとした話でここまで警察官を下げる無茶苦茶な設定が続くと、

話も引き込まれませんね。

正直に言ってしまうと、今期の土曜日はNHKの次回作の発表がないし、

「オシドラサタデー」の新作も毎回感想を書くタイプの作品ではない気がしたので、

本作だけでも書くつもりでいたんですが、

やっぱり前作でも微妙に感じた作品を「続編だから」と言って

無理して書く必要はないと思えてきました。

 

したがって、(後は「ザ・ハイスクール ヒーローズ」の出来次第ではありますが)

土曜日はのんびりさせていただく事になるかもしれません…

とは言っても、ここ最近の休日は時間にルーズな投稿が多いですね。

待ってくださっている方には申し訳ありません。

特に今期は、感想を書くモチベーションが湧かないドラマが多くって…(滝汗)

 

 

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ボイスⅡ 110緊急指令室 1話 感想|今度の黒幕は白塗り野郎

 

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「タイムリミットサスペンス」をうたう割にはCMがちょこちょこ差し込まれるから

緊迫感が削がれるんですよねぇ…。

で、前作でも思いましたけど、〇〇野郎のネーミングもね。

白塗り野郎って、何さ。野郎を付ける事で一気にダサさが増すわ(笑)

カチカチ野郎の場合は、響き渡る足音も、歯を鳴らす癖も

全体的に"音"がもたらす不気味さで、登場するたび恐ろしく感じられたけれども、

今度の白塗り野郎の特徴は"炎が燃え上がる中で踊るダンス"だけで…

怖がらせようとして逆に迷走していっている気もします。

なので…透(増田貴久)の「なんだあいつ」発言には激しく共感w

せめてゴム手袋をはめる時に大きく立てた音からあだ名を付けて欲しかったです。

まぁ、どちらにせよダサいけど。 

 

廃病院にしては時計の針は正確な時間を刻んでいる所とか、

ひかり(真木よう子)の超能力を強調するためなのか、

あの大きな犬の鳴き声なら耳を澄ませば聞こえそうなものを

なぜか現場に辿り着いてやっと気づく様子を見せたりだとか、

車移動している間にしたの!?と思える

悪役なのが分かりやすい女性のロッカー風メイクだとか、ツッコミどころも相変わらず満載。

 

ネットニュースによると、唐沢寿明さんご本人は

某数字ドラマが大コケした汚名返上のために

本作の続編を日テレスタッフに持ちかけたらしいんですが…

少なからず、本作より全く別ジャンルの新作の方がイメージアップに繋がったでしょうし、

放送する時期も"今"ではなかったですよねぇ。

唐沢さん単体のシーンだとその作品と被ってしまう上に、

「レッドアイズ」の時に「ボイス」の既視感を覚えたように、

半年が経って、今度は「ボイス」の時に「レッドアイズ」が脳裏に浮かんでしまう。

こうなってくると、内容を真剣に見るよりかは、

もういろんな意味でツッコみながら楽しむしかないんですよ(笑)

 

でも、「レッドアイズ」と似ているようで違う所は、

黒幕が誰かは最終回辺りまで引っ張られる…って所ですかね。

前作は伊勢谷友介さんだと早い段階で分かりました。

今回は…加工された声や口元を見る限りは、安藤政信さんだったりするんでしょうか?

役者の方々の怪演が印象に残った「あなたの番です」出演者の1人だから、

この手の作品に出演されるのも不思議ではないはず。

で…変な踊りの振り付けはシッキンの増田昇太さん?

(って事は、実は生きていて、白塗り野郎の関係者という可能性もあるのか?)

2連続で「サイコパスでした!」展開も安易過ぎてどうかと思いますし、

今度はそれなりの殺害動機を持ってもらいたいもんです。

 

 

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