2021年春ドラマ-いいね!光源氏くん し〜ずん2一覧

いいね!光源氏くん し〜ずん2 4話(最終回) 感想|急に詰め込んだ感満載の最終回…

 

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「それはまた随分急な…」by 中将(桐山漣

最終回の内容、全てこの台詞で言い表せそうでしたな(苦笑)

うーん…やっぱり全4話じゃ足りなかったんじゃないですかね?

 

紫さん(壇蜜)は源氏物語の作者で、

光源氏千葉雄大)と中将が現代の世界に迷い込んだのも、

カイン(神尾楓珠)が平安時代にタイムスリップしたのも

彼女が趣味感覚で書いた小説が原因だった!っていうのは分かるんだけど、

前作のフィリップ(厚切りジェイソン)のような手の込んだからくりを期待していた分、

最後の方でポッと出てきて説明台詞で今までの真相を打ち明ける展開には

ちょっと肩透かしを食らってしまった感じがしました。

沙織(伊藤沙莉)の恋のライバルとして描かれていた紫の上(紺野彩夏)も

いつの間にかいなかった存在にされて、あちらの世でしれっと幸せそうにしていて…

じゃあ初回の頃の意味深な夢オチ演出は何だったのかと思いますし。

 

そして、一番不思議だったのは、沙織の心境の変わりよう。

さっきまで「生きるってファンタジーじゃない」「現実を突きつけられた」などと

光源氏と暮らす事は難しそうな旨を話し、その後で一条(一ノ瀬颯)から告白された事を呟いて

迷っていた様子を醸し出していたのにもかかわらず、

一条にはきっぱりと断りの返事をして、

場面転換したら光源氏からのプロポーズを受け入れてハッピーエンド。

誰との幸せを選ぶか?に向き合うまでの過程がなさ過ぎて、

この急展開っぷりにもちょっとついて行けず。

話数が多かったら、光源氏と離れていた数日間も描けたんでしょうねぇ。

 

前作はファンタジーとリアルのギャップで楽しめた作品だったように記憶しているんですが、

本作は何と言うか…うじうじ、イライラしていた2人の描写が多くて、

(結婚式のくだりも含めて)ベタなラブコメに落ち着いてしまった気がします。

これは前作でもそうなんですけど、実は私、沙織のそういった姿はあんまり好きじゃなくて(汗)

サバっとツッコむ所とか、ぱっと見は姉御っぽくても可愛げがある性格とかが

魅力的なキャラクターだと思っていたので、今回は素直に応援出来ませんでした…。

光源氏への当たりがキツくて、彼に同情してしまいたくなる時もあったし。

短くやるにしても、単発か前後編くらいがちょうど良かったのかな?

 

 

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いいね!光源氏くん し〜ずん2 3話 感想|紫の上ではなく紫さんと再会

 

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和歌教室の先生は紫の上…ではなくて紫さんでした。

後ろ姿がほっそいな〜と思っていたら、壇蜜さんだったんですね。

久しぶりにお見かけしましたな。紫の着物が似合いますなぁ…。

ただ1つ気になるのは「沙織殿にずっとお会いしたかった」という件。

沙織(伊藤沙莉)もあっちの世界に存在していた人物だったのかどうかも気になります。

そこらへんも、次回では触れてくれるのだろうか。

 

そして、今回は恋のすれ違いよりも

光源氏千葉雄大)と中将(桐山漣)の絆の深さにグッと来ました。

後ろでキラキラ光る夜景がもう、ラブシーンの"それ"でしょ…。

ここでも和歌!と思ったけど、源氏物語を最後まで読んでいて、

以前にも自身が脇役だったと知った事で仲違いになった経験があるからこその気持ちですよね。

現代でも喧嘩したくない。ずっと仲良い友達でいたい。

だから、詩織(入山杏奈)から、沙織が紫の上に会いに行く話を既に聞いていても、

また離れ離れになるのを恐れて強くは言えなかったんでしょうねぇ。

でも、光源氏も"たった1人とたった1人の結びつきを重んじる"大切さを

理解出来る人になっていて良かったです。

お陰で沙織の元に駆けつける決心がついたようで。

中将、ナイスサポート!

 

一条(一ノ瀬颯)との事は、もう少し話数があったら

沙織の心が揺らいで、下手したら付き合ってしまう…というくだりがあったのかもしれませんね。

彼は潔く諦めた。

…「俺自信あるから待ってるよ!」って言っちゃうくらい強気な姿勢なので

特に可哀想とは思わなかったけど(笑)

まぁ、話数の短さも影響しているのかな。

 

次回はもう最終回で、何があろうとも2人は正式に結ばれる事になるんでしょうが…

まずは常識力と生活力から鍛えないとですよねぇ。

仕事してある程度の自立が出来なければ、ずっとヒモになっちゃいますし…

そもそも、若い人が住むのは屋敷=一軒家じゃなくて、

マンションとかアパートの方が多いんですよ(笑)

 

 

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いいね!光源氏くん し〜ずん2 2話 感想|カインくんと紫の上は合いそう

 

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なるほど〜…現代の世で生活を続けていったら、それはそれで問題が山積みですな。

戸籍を持っていないとあらゆる方面で支障が出る。

家も買えない、保険証もない、免許もそもそも住民票が発行されていないから取れない…

身分証明書で一番身近にとれるものとして

パスポートやマイナンバーカードがあるけど、それもない。

今は沙織(伊藤沙莉)の居候しているから良いけど、

仮に1人でいて職質されたらたまったもんじゃないじゃないだろうなぁ。

中将(桐山漣)も…よくここまで生活出来てましたね。

って、なんか文章が真面目な方向に行っちゃったな(笑)

 

現代にいるから何もおかしい事ではないんでしょうが、

中将の口から「行きつけのヘアサロン」という言葉が出たのには笑っちゃいました。

そして、ヘアサロンでもなりふり構わず和歌を披露する光源氏千葉雄大)…

「烏帽子で人前で取るなんてありえん!」「ここでそれ言う?」

「うぅん…」のちょっと泣きそうな子供っぽさも…

サ◯ヤ人みたいな金髪、三つ編み、中将の接客で鍛えられた感じの美容師も…

あそこのシーンはどこもかしこもツボ!

おすすめされるがまま、ヘッドスパもやってもらって、

肌もツヤツヤにしてもらって帰って来たら高額で

沙織に怒られるくだりも見てみたかった気がしなくもないです。

全4話という短さだから仕方ないけど、

平安時代とのギャップに驚きつつも、それを心から楽しんでいる様子が

ひしひしと伝わって来る所から滲み出る可笑しみも本作の魅力の1つだったので…

早くも"すれ違い"モードに突入してしまうのには寂しさがありますね。

 

おまけに、カイン(神尾楓珠)は紫の上(紺野彩夏)に一目惚れ。

まさかこっちの恋愛も描くとは。

タイムスリップした事に気づかず、

撮影場所だとポジティブに受け入れてしまうほどの懐の広い彼と、

今まで穏やかな生活を過ごしてきた彼女は相性が良さそうな予感はしますが…

一条(一ノ瀬颯)も含めたら五角関係を描かなければなりませんし、

残り2話で果たして収まるのか!?

が気になります。

 

 

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いいね!光源氏くん し〜ずん2 1話 感想|帰ってきた情報量過多の世界

 

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前作から約1年ぶりの続編。

まず…先週まで放送されていた「きれいのくに」との振り幅の大きさに面喰らう。

そして、初回からこんなに情報量過多だったっけ!?(笑)

と思ってしまったけれども、

よくよく考えてみれば前作だって、いきなりハワイに飛ぶとか、

妙に練りこまれたタイムスリップの設定だとか、

中将(桐山漣)と出会ってオホホホホが2倍になるだとか、

割とカオスな事は詰め込まれてきたんだもんなぁ。

あちこち飛び交うネタにクスクスと笑わされながら

あっという間に見終えてしまった感覚は、当時も一緒だ。

 

いや、面白いけどそんなに続けるの!?と疑問だった和歌対決は、

実は沙織(伊藤沙莉)に紫の上(紺野彩夏)が現代に来ている事を知らせるための

重要シーンだったんですね。

そして、謎にルー大柴臭を醸し出す一条(一ノ瀬颯)もライバルとして参戦。

前作を見ている身としては、第一印象の強烈さでは

光源氏千葉雄大)も中々負けていないのに(むしろパッと見なら強いのに)、

一条のいちいち癖の凄い喋り方のお陰で

光源氏の方がまだ丸く見えてしまうんだから、慣れって怖い(笑)

新キャラを引き立たせるために、よりピュアな"悩める学生"風に描写して

差別化を図ったとも言えるでしょうか。

 

前作ではタイムスリップならではの面白さを。

本作ではこじれた人間関係を中心に描くといった感じ。

全四絵巻と話数は短いですが、短いからこそ

1つの物事を集中的に描ける…といった利点はありそうな気がしています。

 

とにかく、個人的にはお気に入りの、

サバっとしつつも切れ味の鋭い伊藤沙莉さんのツッコミや、

眉をピクピク動かしながら楽しそうに演じる千葉雄大さんのコメディアンっぷりを

初回で十分にお見かけ出来たので、それだけでも「帰ってきた」満足感は味わえました。

話数も展開もジェットコースターのように突き進む本作、楽しみますぞ!

 

 

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